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時の継承者 ファンタシースターIII - (2010/10/17 (日) 12:44:14) の1つ前との変更点

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*時の継承者 ファンタシースターIII 【ときのけいしょうしゃふぁんたしーすたーすりー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000148E1W)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1990年4月21日|~| |価格|8,700円(税抜)|~| |分類|''ガッカリゲー判定''、''シリーズ異色作''&br()一覧は前者に指定|~| |ポイント|3作目のジンクス|~| **概要 -時の継承者がタイトルでファンタシースターIIIがサブタイトル。 -PSO以前のアルゴル太陽系シリーズだが、アルゴル太陽系との関連はあまり無い。 -IIでのSF的な雰囲気から180度変わったファンタジー的な雰囲気と退廃的な世界観、王家や民族をテーマにしたストーリーなど、他のシリーズ作とは内容が大きく異なる。 -結婚システムにより、三世代に渡る壮大なストーリーが展開される。 **不満点 -キャラクターデザインは前作のアニメタッチで描かれたキャラクター達に対して、本作のキャラクターは油絵調に描かれ、陰影が強めに表現されている。 --この変更により前作からのファンは不満を持った。 -町や人のデザインも、場所や世代を越えてもほとんど変わりばえがしない。 -モンスターのデザインが全体的に奇妙というか不気味というか、形容しがたい容姿のものが多い。''悪夢的''と評されることも。 --電子回路のような敵、''道路標識に手足が生えたようなロボット''、巨大で不気味な人面岩、''下半身が無く頭の上に謎のオブジェを乗せた裸のガチムチ兄貴''などが筆頭か。 ---そして前作ではとても滑らかに動いていた敵のアニメーションが大幅劣化。画像が二枚だけしか用意されておらず、しかも動くのは、肘から先だけ、手首から先だけ、''指先だけ''といったありさま。前述の敵の最後の二体は順に''両耳が動くだけ''、''胸筋がピクピク動くだけ''というもはや狂気としか思えないアニメーションである。 -結婚によりシナリオの流れが変わるマルチエンディングであるが、変わるのは2世代目のみで(進むルートも変わる)、3世代目は仲間の1人・ルナの成長タイプが変わったりライアの立ち位置が変わることや、主人公の出発時のイベントを除いては最終的にみんな同じ展開となり全く差がない(エンディングのみ変化する)。 --ストーリーの大筋は評価すべき点もあるが、開発期間・容量の制約のためか、説明不足が目立つ。 --第一世代から既に黒幕の魔の手が及んでいたのだが……その手段に関しては疑問が残る点が多い。 --一応四種類のマルチエンディングを取っていながら、セーブデータが二つしかないという残念な仕様。 -本作の世界はIIの物語中の惑星パルマ崩壊が発端になって誕生したとされるが、II本編中のパルマ崩壊イベントの前後の流れを考えると無理がある。 --本作中では「当時パルマはダークファルスに支配されており、パルマ爆発直前に事前に用意していた移民船で脱出」とされているが、IIの同イベントではダークファルス復活直後に人工衛星が落とされ、直後にパルマが爆発しているためそんな暇はないはずである。 --この点については次回作『千年紀の終わりに』においてフォローされていたが、後述の事から本作の物語自体は無かった事になっている模様。 -そもそも本作中にダークファルスが存在すること自体、シリーズの核といえる千年紀の設定に矛盾している。 --本作のダークファルスはパルマから脱出した移民船を追いかけてきて1000年前に封印されたことになっているが、次回作『千年紀の終わりに』はIIの千年後が舞台になっており、IIの最終決戦後に封印されたことになっている。 ---そもそもIIの最終決戦の時点でアルゴル太陽系にダークファルスがいたことや、IIIの過去の時代でダークファルスと戦ったオラキオやライアの時代のキャストの年齢が1000年に満たないなど、IIとは勿論、(千年紀の設定を守るならば)III単体でも辻褄が合わない。 //『千年紀の~』でアルゴルのダークファルスは完全に消滅したため、本作が『千年紀の~』の後の時代であるとも考えにくい。 //↑アルゴル太陽系から消滅しただけであって、アルゴル太陽系から離脱した(と思われる)PS3の舞台ではダークファルスは生き残っていた、という解釈はだめかな?あんまりPSに関する知識がないので自信はないけど。 //一応、この作品からIIの地球人とのかかわりが見えてくるエンディングも存在する。 -習得出来るテクニックの中に他のシリーズでは通常戦闘で使えるのに、このゲームではある条件で使うだけと言うものがある。 //-他のシリーズと設定がかみ合わないためかSEGA AGES2500でシリーズがリメイクされる際に今作は無視された。 //↑途中で方針が変わって「リメイク」から「移植」に変わっただけじゃないかな?一応移植はされてます。 -フィールドでの歩行速度がともかく遅い。エンカウント率はさほど高くないが、これのおかげでイライラする。(PS2版では改善) **評価点 -後のファンタシースターシリーズに登場する「アンドロイド」や、「ラッピー」が今作で初登場した。年を取らないアンドロイド二人が最後まで仲間として付き従うなど、きちんと設定は活かしている。 -音楽の評価は高い。中でもフィールド音楽はパーティーが一人増えるごとに演奏パートが一つずつ増えていき、最大人数の5人パーティーになると非常に豪華なものになる。 -主人公の結婚による3世代にわたるシナリオ分岐をドラゴンクエストVに先駆けて行っている点は評価できる。 --実際ストーリーの大筋は評価されているので、うまくリメイクすれば化けるのではないかという意見もあったほど。 -主人公が美形ぞろいのためかアルゴル太陽系シリーズ中最も女性人気の高い作品でもある。 **余談 -セガの人気作品は「3作目でこける」と言われている。本作もその法則に当てはまってしまった作品といえる。 -続編も出ているが、題名に『IV』の数字は付いていない。今作を無かったことにしたかったのか、それとも……。 -とはいえ、PSO設定資料集によるとPSOに本作のキャラであるシーレンが登場する予定があり、PSOの設定的にもIIIとのリンクを思わせる部分があるなど、~ 全くの黒歴史ともいいがたい。 -黒歴史的な扱いながら、SS版ファンタシースターコレクション・PS2版コンプリートコレクション・WiiのVCで遊ぶ事が可能。 --入手のしやすさ・セーブデータが四つに増加・歩行速度が1、2、4倍速に設定可能なPS2版がベストか。名作とよべるPSI・II・IV(千年紀の終わりに)も遊べるし。
*時の継承者 ファンタシースターIII 【ときのけいしょうしゃふぁんたしーすたーすりー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000148E1W)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1990年4月21日|~| |価格|8,700円(税抜)|~| |分類|''ガッカリゲー判定''、''シリーズ異色作''&br()一覧は前者に指定|~| |ポイント|3作目のジンクス|~| **概要 -時の継承者がタイトルでファンタシースターIIIがサブタイトル。 -PSO以前のアルゴル太陽系シリーズだが、アルゴル太陽系との関連はあまり無い。 -IIでのSF的な雰囲気から180度変わったファンタジー的な雰囲気と退廃的な世界観、王家や民族をテーマにしたストーリーなど、他のシリーズ作とは内容が大きく異なる。 -結婚システムにより、三世代に渡る壮大なストーリーが展開される。 **不満点 -キャラクターデザインは前作のアニメタッチで描かれたキャラクター達に対して、本作のキャラクターは油絵調に描かれ、陰影が強めに表現されている。 --この変更により前作からのファンは不満を持った。 -町や人のデザインも、場所や世代を越えてもほとんど変わりばえがしない。 -モンスターのデザインが全体的に奇妙というか不気味というか、形容しがたい容姿のものが多い。''悪夢的''と評されることも。 --電子回路のような敵、''道路標識に手足が生えたようなロボット''、巨大で不気味な人面岩、''下半身が無く頭の上に謎のオブジェを乗せた裸のガチムチ兄貴''などが筆頭か。 ---そして前作ではとても滑らかに動いていた敵のアニメーションが大幅劣化。画像が二枚だけしか用意されておらず、しかも動くのは、肘から先だけ、手首から先だけ、''指先だけ''といったありさま。前述の敵の最後の二体は順に''両耳が動くだけ''、''胸筋がピクピク動くだけ''というもはや狂気としか思えないアニメーションである。 -結婚によりシナリオの流れが変わるマルチエンディングであるが、変わるのは2世代目のみで(進むルートも変わる)、3世代目は仲間の1人・ルナの成長タイプが変わったりライアの立ち位置が変わることや、主人公の出発時のイベントを除いては最終的にみんな同じ展開となり全く差がない(エンディングのみ変化する)。 --ストーリーの大筋は評価すべき点もあるが、開発期間・容量の制約のためか、説明不足が目立つ。 --第一世代から既に黒幕の魔の手が及んでいたのだが……その手段に関しては疑問が残る点が多い。 --一応四種類のマルチエンディングを取っていながら、セーブデータが二つしかないという残念な仕様。 -本作の世界はIIの物語中の惑星パルマ崩壊が発端になって誕生したとされるが、II本編中のパルマ崩壊イベントの前後の流れを考えると無理がある。 --本作中では「当時パルマはダークファルスに支配されており、パルマ爆発直前に事前に用意していた移民船で脱出」とされているが、IIの同イベントではダークファルス復活直後に人工衛星が落とされ、直後にパルマが爆発しているためそんな暇はないはずである。 --この点については次回作『千年紀の終わりに』においてフォローされていたが、後述の事から本作の物語自体は無かった事になっている模様。 -そもそも本作中にダークファルスが存在すること自体、シリーズの核といえる千年紀の設定に矛盾している。 --本作のダークファルスはパルマから脱出した移民船を追いかけてきて1000年前に封印されたことになっているが、次回作『千年紀の終わりに』はIIの千年後が舞台になっており、IIの最終決戦後に封印されたことになっている。 ---そもそもIIの最終決戦の時点でアルゴル太陽系にダークファルスがいたことや、IIIの過去の時代でダークファルスと戦ったオラキオやライアの時代のキャストの年齢が1000年に満たないなど、IIとは勿論、(千年紀の設定を守るならば)III単体でも辻褄が合わない。 //『千年紀の~』でアルゴルのダークファルスは完全に消滅したため、本作が『千年紀の~』の後の時代であるとも考えにくい。 //↑アルゴル太陽系から消滅しただけであって、アルゴル太陽系から離脱した(と思われる)PS3の舞台ではダークファルスは生き残っていた、という解釈はだめかな?あんまりPSに関する知識がないので自信はないけど。 //一応、この作品からIIの地球人とのかかわりが見えてくるエンディングも存在する。 -習得出来るテクニックの中に他のシリーズでは通常戦闘で使えるのに、このゲームではある条件で使うだけと言うものがある。 //-他のシリーズと設定がかみ合わないためかSEGA AGES2500でシリーズがリメイクされる際に今作は無視された。 //↑途中で方針が変わって「リメイク」から「移植」に変わっただけじゃないかな?一応移植はされてます。 -フィールドでの歩行速度がともかく遅い。エンカウント率はさほど高くないが、これのおかげでイライラする。(PS2版では改善) **評価点 -後のファンタシースターシリーズに登場する「アンドロイド」や、「ラッピー」が今作で初登場した。年を取らないアンドロイド二人が最後まで仲間として付き従うなど、きちんと設定は活かしている。 -音楽の評価は高い。中でもフィールド音楽はパーティーが一人増えるごとに演奏パートが一つずつ増えていき、最大人数の5人パーティーになると非常に豪華なものになる。 -主人公の結婚による3世代にわたるシナリオ分岐をドラゴンクエストVに先駆けて行っている点は評価できる。 --実際ストーリーの大筋は評価されているので、うまくリメイクすれば化けるのではないかという意見もあったほど。 -主人公が美形ぞろいのためかアルゴル太陽系シリーズ中最も女性人気の高い作品でもある。 **余談 -セガの人気作品は「3作目でこける」と言われている。本作もその法則に当てはまってしまった作品といえる。 -続編も出ているが、題名に『IV』の数字は付いていない。今作を無かったことにしたかったのか、それとも……。 --とはいえ、PSO設定資料集によるとPSOに本作のキャラであるシーレンが登場する予定があり、PSOの設定的にもIIIとのリンクを思わせる部分があるなど、~ 全くの黒歴史ともいいがたい。 -黒歴史的な扱いながら、SS版ファンタシースターコレクション・PS2版コンプリートコレクション・WiiのVCで遊ぶ事が可能。 --入手のしやすさ・セーブデータが四つに増加・歩行速度が1、2、4倍速に設定可能なPS2版がベストか。名作とよべるPSI・II・IV(千年紀の終わりに)も遊べるし。

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