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アトランチスの謎 - (2011/12/15 (木) 00:17:21) の1つ前との変更点

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*アトランチスの謎 【あとらんちすのなぞ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068H56)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|サンソフト(サン電子)|~| |発売日|1986年4月17日|~| |定価|4900円|~| |分類|''バカゲー、クソゲー判定?(良い評価をする人もいる)''&br()※一覧では後者として扱う|~| |ポイント|理不尽要素多すぎ(蝙蝠の糞にあたっただけで石化等)&br()ワープとしか思えない面構成&br()自殺で面移動?&br()明らかに&bold(){繋ぎ忘れた面}がある&br()エンディングが無い&br()キーワード:名古屋&br()''42th ZONE!''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[いっき]]』から『リップルアイランド』まで全方向に渡ってファミコンでの迷作を輩出しているサンソフトの野心作で、ある意味ではメジャータイトルとも言える。~ 内容は横視点の探索型アクションゲーム。~ スーパーマリオや悪魔城ドラキュラ、メトロイド等の名作を輩出しているジャンルではあるが、この作品はどれにも似ていて、どれとも違っている。 **問題点 -まずタイトルが「アトランティス」ではなく「アトランチス」という点からして既に地雷臭がする、という意見も少なからず聞かれる。 --しかしながら、お陰で検索エンジンでは非常に探しやすかったりもする。~ インターネット世代まで及ぶ将来性を見据えたナイスタイトルである、と強引に結論出来なくもない。 -行方不明になった師匠を助けに行くというストーリーだが、その師匠というのがなぜか『いっき』の主人公「ゴンベ」である。 -この作品のクソゲー要素を簡潔にまとめると「爽快感がなく、理不尽な要素てんこ盛りのムズゲー」である。~ 主人公の操作、敵、時間制限、ステージ構成と全ての方向で隙が無い。 -主人公の操作、特に多用するジャンプの制御がかなり難しい上に、穴に落ちると即死。~ そしてその穴がやたらと多く、ステージによっては足場の方がむしろ少ないという苛烈なバランスである。 --一応、無敵化アイテムもあるのだが、落下死や時間切れは防げない上に、死ぬと取ったアイテムもいくつか消えてしまう。 -武器は爆弾。~ 敵を倒したり扉を開けたりするのに使うのだが、強化アイテム無しではそもそも死角だらけな上、ボタンを押してから敵を倒せるまでのタイムラグのせいで、これまたジャンプ同様非常に制御が難しく、そもそも攻撃で楽に進行できたり爽快感があったりといった、この手のアクションゲームがおおよそ持っているべき要素が欠如している。~ ひたすら地味。 -各所に落ちている「宝箱」を開けると得点になり(100万点から1点まで非常にバラバラ)、ゲームの目的の一つでもあるはずなのだが、それ自体はゲームの進行そのものにはまったく関係しない。~ (現実的に入手できるかどうかは別として)合計200個あり、ゲームオーバー時に入手数が表示される。 --100000点ごとに1UPするため全く無駄だというわけではない。~ また、機数が9機でカンストしてしまうためあえて宝箱を取らずに先に進み、機数が減ってから逆走して宝箱を取りに行くというテクニックもある。 -全100ステージという、この世代としては広大な設定は良いのだが、特定のアイテムが無いと常人ではとても攻略できない(アイテムがあってさえかなり難しい)ステージも多数存在し、また、最初は見えない扉や、通常なら死ぬ「穴」の中にある見えない扉、特定の場所でわざと自爆することでしか入れない扉、加えて入っただけでゲームオーバー確定になる(延々落ちて死ぬだけの)ステージなどなど、いくらなんでも不条理すぎる要素がいたるところに存在する。 --しかも「繋ぎ忘れ」と思われるステージが3つ(55,59,84)あり、裏技のステージセレクトを使わなければ行く事はできない。 --最終ステージを攻略する(だけ)なら、たった10面分通るだけで攻略可能。最短ルート探しも不条理ながら熱かった。 -アイテムの能力が「画面全体攻撃」や「無敵化」などの極端すぎるものがあるかと思えば、「爆弾で暗黒ステージを一瞬だけ明るくできる」という(無いと地獄だが)微妙に楽しくないアイテム、あるいは十字キーの上を押すと3点ずつ入ったり、IIコンのマイクで敵の動きが止まったりなど効果が微妙すぎるものまで、バランス面で不条理なものがいろいろ存在する。 -クリアしても結局のところ「謎」が何なのやらさっぱり不明。~ さらに「エンディング」がそもそも存在せず、ゲームもそのまま続行できるのだが、だからといって何をすればいいのかよく分からないという微妙な展開に。 --あるステージでは、空にスタッフ名のクレジットが浮かんでいる。スタッフロールが存在しないため、その代わりだろうか? **余談 -基本的にクソゲーに分類して差し支えないタイトルなのだが、複雑に繋がった多数のマップを探索するステージクリア型アクションゲームというのは他に類例が希少で、それに加えて理不尽ながらも高い難易度と自由度を併せ持つ作品でもあるので、一部のファンからはむしろ高く評価されていたりもする。 --しかし常人にとっては(ry -また、BGMはファミコンのこの世代としてはかなりの完成度で(宝箱を取る時にその効果音で途切れてしまうが)この部分の評価も非常に高い。~ ステージのBGMは3曲しかないけど。 //-サン電子(当時)の次回作は『かんしゃく玉投げカン太郎の東海道五十三次』。この作品と同じ探索型横スクロールゲームであり、後の『水戸黄門』に繋がるようなゲームである。こちらは正統派アクションゲームとしてかなりの進化を遂げた良作と言ってもいい出来だが、相変わらず難しい。 //裏街道は裏ステージと呼べるだけのもので、ジャンル的に探索ゲーではないと思うんだが。
*アトランチスの謎 【あとらんちすのなぞ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068H56)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|サンソフト(サン電子)|~| |発売日|1986年4月17日|~| |定価|4900円|~| |分類|''バカゲー、クソゲー判定?(良い評価をする人もいる)''&br()※一覧では後者として扱う|~| |ポイント|理不尽要素多すぎ(蝙蝠の糞にあたっただけで石化等)&br()ワープとしか思えない面構成&br()自殺で面移動?&br()明らかに&bold(){繋ぎ忘れた面}がある&br()エンディングが無い&br()キーワード:名古屋&br()''42th ZONE!''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[いっき]]』から『リップルアイランド』まで全方向に渡ってファミコンでの迷作を輩出しているサンソフトの野心作で、ある意味ではメジャータイトルとも言える。~ 内容は横視点の探索型アクションゲーム。~ スーパーマリオや悪魔城ドラキュラ、メトロイド等の名作を輩出しているジャンルではあるが、この作品はどれにも似ていて、どれとも違っている。 **問題点 -まずタイトルが「アトランティス」ではなく「アトランチス」という点からして既に地雷臭がする、という意見も少なからず聞かれる。 --しかしながら、お陰で検索エンジンでは非常に探しやすかったりもする。~ インターネット世代まで及ぶ将来性を見据えたナイスタイトルである、と強引に結論出来なくもない。 -行方不明になった師匠を助けに行くというストーリーだが、その師匠というのがなぜか『いっき』の主人公「ゴンベ」である。 -この作品のクソゲー要素を簡潔にまとめると「爽快感がなく、理不尽な要素てんこ盛りのムズゲー」である。~ 主人公の操作、敵、時間制限、ステージ構成と全ての方向で隙が無い。 -主人公の操作、特に多用するジャンプの制御がかなり難しい上に、穴に落ちると即死。~ そしてその穴がやたらと多く、ステージによっては足場の方がむしろ少ないという苛烈なバランスである。 --一応、無敵化アイテムもあるのだが、落下死や時間切れは防げない上に、死ぬと取ったアイテムもいくつか消えてしまう。 -武器は爆弾。~ 敵を倒したり扉を開けたりするのに使うのだが、強化アイテム無しではそもそも死角だらけな上、ボタンを押してから敵を倒せるまでのタイムラグのせいで、これまたジャンプ同様非常に制御が難しく、そもそも攻撃で楽に進行できたり爽快感があったりといった、この手のアクションゲームがおおよそ持っているべき要素が欠如している。~ ひたすら地味。 -各所に落ちている「宝箱」を開けると得点になり(100万点から1点まで非常にバラバラ)、ゲームの目的の一つでもあるはずなのだが、それ自体はゲームの進行そのものにはまったく関係しない。~ (現実的に入手できるかどうかは別として)合計200個あり、ゲームオーバー時に入手数が表示される。 --100000点ごとに1UPするため全く無駄だというわけではない。~ また、機数が9機でカンストしてしまうためあえて宝箱を取らずに先に進み、機数が減ってから逆走して宝箱を取りに行くというテクニックもある。 -全100ステージという、この世代としては広大な設定は良いのだが、特定のアイテムが無いと常人ではとても攻略できない(アイテムがあってさえかなり難しい)ステージも多数存在する。また、移動のための扉には見えないものも多い。空中で爆弾を爆発させないと出現しない、通常なら死ぬ「穴」の中にある、特定の場所でわざと自爆することでしか入れないなどというものもざらで、加えて入っただけでゲームオーバー確定になる(延々落ちて死ぬだけの)ステージにつながっているものすらある。こういったあまりにも不条理すぎる要素がいたるところに存在する。 --しかも「繋ぎ忘れ」と思われるステージが3つ(55,59,84)あり、裏技のステージセレクトを使わなければ行く事はできない。 --最終ステージを攻略する(だけ)なら、たった10面分通るだけで攻略可能。最短ルート探しも不条理ながら熱かった。 -アイテムの能力が「画面全体攻撃」や「無敵化」などの極端すぎるものがあるかと思えば、「爆弾で暗黒ステージを一瞬だけ明るくできる」という(無いと地獄だが)微妙に楽しくないアイテム、あるいは十字キーの上を押すと3点ずつ入ったり、IIコンのマイクで敵の動きが止まったりなど効果が微妙すぎるものまで、バランス面で不条理なものがいろいろ存在する。 -クリアしても結局のところ「謎」が何なのやらさっぱり不明。~ さらに「エンディング」がそもそも存在せず、ゲームもそのまま続行できるのだが、だからといって何をすればいいのかよく分からないという微妙な展開に。 --あるステージでは、空にスタッフ名のクレジットが浮かんでいる。スタッフロールが存在しないため、その代わりだろうか? **余談 -基本的にクソゲーに分類して差し支えないタイトルなのだが、複雑に繋がった多数のマップを探索するステージクリア型アクションゲームというのは他に類例が希少で、それに加えて理不尽ながらも高い難易度と自由度を併せ持つ作品でもあるので、一部のファンからはむしろ高く評価されていたりもする。 --しかし常人にとっては(ry -また、BGMはファミコンのこの世代としてはかなりの完成度で(宝箱を取る時にその効果音で途切れてしまうが)この部分の評価も非常に高い。~ ステージのBGMは3曲しかないけど。 //-サン電子(当時)の次回作は『かんしゃく玉投げカン太郎の東海道五十三次』。この作品と同じ探索型横スクロールゲームであり、後の『水戸黄門』に繋がるようなゲームである。こちらは正統派アクションゲームとしてかなりの進化を遂げた良作と言ってもいい出来だが、相変わらず難しい。 //裏街道は裏ステージと呼べるだけのもので、ジャンル的に探索ゲーではないと思うんだが。

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