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仮面ライダーBLACK 対決シャドームーン - (2013/03/12 (火) 11:55:18) の1つ前との変更点

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*仮面ライダーBLACK 対決シャドームーン 【かめんらいだーぶらっく たいけつしゃどーむーん】 |ジャンル|横スクロールアクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ ディスクシステム|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|ヒューマン|~| |発売日|1988年4月15日|~| |定価|3,300円|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|笛吹けど踊らず&br()微妙に原作と違う各種設定&br()''おのれゴルゴム!''|~| |>|>|CENTER:''[[仮面ライダーゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/961.html#]]''| **概要  石ノ森章太郎原作の特撮番組『仮面ライダーBLACK』を原作とした横スクロールのアクションゲーム。記念すべき『仮面ライダー』シリーズ初のゲームである(SDではない、リアル頭身のゲームとしては)。プレイヤーは仮面ライダーBLACKとなり、暗黒結社ゴルゴムの怪人や猛獣軍団と戦い、ラスボスのシャドームーンとの決戦に向かう。  ステージは全6種。そのうち第2ステージと第4ステージは愛車のバトルホッパーを駆り進む。 **特徴  横にスクロールし、雑魚敵(怪人のモチーフになった動物)を避けたり倒したりして奥へと進み、怪人と対決する。これが1ステージにつき三回あり、ボス級の怪人を倒すと次のステージに進む。 **問題点 -あまりにひどい操作性。 --ボタンを押してもなかなかBLACKは動いてくれず、さらにライダーパンチやライダーキックといった技を放つにはボタンの同時押しが必要だが、少しでも遅れると失敗する。 ---敵怪人の放つ遠距離攻撃は「見てからよける」などということは''まず不可能''で、発射されるのを予測して条件反射で躱すしかない。 --歩行速度も''カメかナマケモノの改造人間かと思うほど遅く''、画面端まで向かうのに20秒ほどかかる。 ---ジャンプ→パンチかキックを繰り出したほうが数段早くなるため基本的に移動はこれを繰り返すことになる。 --そのくせ''敵の怪人は端から端まで一秒足らずで移動可能なスピード''を持ち、明らかにバランスがおかしい。 --当たり判定は''絶望的に小さく''、組み合った状態ではパンチもキックも当たらない。必殺技のライダーキックも、的確な位置に当てなければ自分にダメージが返ってくるばかり。 -もちろん回復アイテムなどあるはずがない。スコアに応じて戦闘終了後にHPが回復するシステムこそあるが、それ以外の回復方法など存在しない。 -攻撃を受けた後に生じる『無敵時間』と呼ばれるゲームのお約束が、''本作では存在しない''。 --しかも、ボス敵には『無敵時間』が短いながらも存在する。''えっと…このゲームの主人公って誰だっけ?'' -第2ステージのバイク移動では道中に岩が転がっているが、これをよけずに破壊するにはBボタンを押してパンチする必要がある。''腕長すぎだろ''。 -第4ステージには水中戦がある。スタッフは''『仮面ライダーX』((仮面ライダーシリーズ第3作。深海開発用に作られたサイボーグ・Xライダーが活躍する。この作品ではバイクが平気で水中を進むシーンがあるが、無論『BLACK』にそんな設定はない。))のゲーム''を作りたかったのだろうか? --さらにこのステージには、「ジャンプしなければ回避不可能な地雷」が、屋根が恐ろしく低い洞窟に設置してある(つまり100%踏む)という無茶なトラップがある。 -ラスボスの前座として、ゴルゴム三神官ビシュム、ダロム、バラオムが登場するが、発売時期の都合上真の姿は見せてくれない。 --この二番目に戦わされる大神官ダロムがまた鬼畜な強さを持つ敵で、不可視の衝撃波を放ってBLACKを攻撃してくるのだが、その範囲はなんと''画面の半分''。動きの遅いBLACKでは当然よけることは無理で、よほど遠くから攻撃してこない限り、大半この技を喰らうこととなる。前述したように本作には無敵時間がないため、ダロムからは''『ずっと俺のターン』的なハメ殺しに遭う''こともある。 -ラスボスのシャドームーンは、なぜか''紫色で目も赤い''(本当は銀の体と緑色の目)。 --これはまだシャドームーンが登場する回が放送される前にこのゲームが制作されたからであり、仕方ないと言えば仕方ない((もっとも特撮版のシャドームーンも本来はBLACKと瓜二つの姿であるのだが、改造中の不慮の事故によって眠りについてしまい姿が変わったという設定なので、これはこれで間違いではない。))。 --また、石ノ森章太郎による漫画『仮面ライダーBlack』では、秋月信彦はBLACKと同じ姿のバッタ怪人として登場している。ちなみに漫画ではシャドームーンという名称ではない。 -ラスボスのシャドームーンは三神官がまだノロマに見えてくるほど素早く、こちらの技は全て使用可能。言うなれば全スペック同じで素早さは段違いなコピーと戦うようなものであり、難易度は異常に高い。 --シャドームーンに負けるとゲームオーバーではなく「シャドームーンが創世王になり地球はゴルゴムに征服される」というバッドエンド扱いとなり''コンティニューはできない''。つまり、どれだけ苦労してこのステージにたどり着いても、''ラスボス戦で敗北すれば全てパーになる''。 ---一応、手前のステージでゲームオーバー時にセーブしておけばのそのステージの最初から再開は可能。 -タイトル画面以外、日本語が一切流れない。 **評価点 -スタート画面の光太郎から仮面ライダーBLACKに変身するエフェクトは原作に忠実で、かっこいい。 --ただし最中に猛烈なポケモンフラッシュ(強い光が点いたり消えたりする現象)が起きるためあまり目にはよくない。 -バイクステージはスピードが速いためにスタイリッシュな戦闘が可能。 --ボス戦でもバイクから降りず、怪人も''轢き殺す''(一応「ダイナミックスマッシュ」という技名がある)。 -ステージボス戦ではHPを犠牲にして必殺技の威力を上げる「バイタルチャージ」が可能であり、これを利用すれば敵のHPをガッポリ減らすことも夢ではない。 --ただし増やせるのは''技一つにつき一回きり''であり、外せばHPをドブに捨てたも同然ということになる。 -崩壊するゴルゴム基地からロードセクター(バイク2号)で脱出するというエンディングは、奇しくもまだ放映されていなかったTV版最終回と全く同じである。そのあと表示されるエピローグ(英語)は、漫画版を読んでいる人には余韻が残る文章となっている。 **総評 昔ながらのバンダイのクソゲー、といった内容。まあシャドームーンのデザインの差異などは仕方ないとしても、操作性の悪さと絶望的な難易度は明らかに子供を対象とした番組のゲームのものではない。倒す方法も一敵一つのいわゆる「覚えゲー」になりがちであり、それすらも敵の圧倒的な強さによりひっくり返りかねない。~ 『仮面ライダーBLACK』のゲームのはずなのにゴルゴム怪人にライダーがボコボコにされる難易度…もしやこれは''ゴルゴムの仕業か!?''
*仮面ライダーBLACK 対決シャドームーン 【かめんらいだーぶらっく たいけつしゃどーむーん】 |ジャンル|横スクロールアクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ ディスクシステム|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|ヒューマン|~| |発売日|1988年4月15日|~| |定価|3,300円|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|笛吹けど踊らず&br()微妙に原作と違う各種設定&br()絶望的なラスボス戦br()''おのれゴルゴム!''|~| |>|>|CENTER:''[[仮面ライダーゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/961.html#]]''| **概要  石ノ森章太郎原作の特撮番組『仮面ライダーBLACK』を原作とした横スクロールのアクションゲーム。記念すべき『仮面ライダー』シリーズ初のゲームである(SDではない、リアル頭身のゲームとしては)。プレイヤーは仮面ライダーBLACKとなり、暗黒結社ゴルゴムの怪人や猛獣軍団と戦い、ラスボスのシャドームーンとの決戦に向かう。  ステージは全6種。そのうち第2ステージと第4ステージは愛車のバトルホッパーを駆り進む。 **特徴  横にスクロールし、雑魚敵(怪人のモチーフになった動物)を避けたり倒したりして奥へと進み、怪人と対決する。これが1ステージにつき三回あり、ボス級の怪人を倒すと次のステージに進む。 **問題点 -あまりにひどい操作性。 --ボタンを押してもなかなかBLACKは動いてくれず、さらにライダーパンチやライダーキックといった技を放つにはボタンの同時押しが必要だが、少しでも遅れると失敗する。 ---敵怪人の放つ遠距離攻撃は「見てからよける」などということは''まず不可能''で、発射されるのを予測して条件反射で躱すしかない。 --歩行速度も''カメかナマケモノの改造人間かと思うほど遅く''、画面端まで向かうのに20秒ほどかかる。 ---ジャンプ→パンチかキックを繰り出したほうが数段早くなるため基本的に移動はこれを繰り返すことになる。 --そのくせ''敵の怪人は端から端まで一秒足らずで移動可能なスピード''を持ち、明らかにバランスがおかしい。 --当たり判定は''絶望的に小さく''、組み合った状態ではパンチもキックも当たらない。必殺技のライダーキックも、的確な位置に当てなければ自分にダメージが返ってくるばかり。 -もちろん回復アイテムなどあるはずがない。スコアに応じて戦闘終了後にHPが回復するシステムこそあるが、それ以外の回復方法など存在しない。 -攻撃を受けた後に生じる『無敵時間』と呼ばれるゲームのお約束が、''本作では存在しない''。 --しかも、ボス敵には『無敵時間』が短いながらも存在する。''えっと…このゲームの主人公って誰だっけ?'' -第2ステージのバイク移動では道中に岩が転がっているが、これをよけずに破壊するにはBボタンを押してパンチする必要がある。''腕長すぎだろ''。 -第4ステージには水中戦がある。スタッフは''『仮面ライダーX』((仮面ライダーシリーズ第3作。深海開発用に作られたサイボーグ・Xライダーが活躍する。この作品ではバイクが平気で水中を進むシーンがあるが、無論『BLACK』にそんな設定はない。))のゲーム''を作りたかったのだろうか? --さらにこのステージには、「ジャンプしなければ回避不可能な地雷」が、屋根が恐ろしく低い洞窟に設置してある(つまり100%踏む)という無茶なトラップがある。 -ラスボスの前座として、ゴルゴム三神官ビシュム、ダロム、バラオムが登場するが、発売時期の都合上真の姿は見せてくれない。 --この二番目に戦わされる大神官ダロムがまた鬼畜な強さを持つ敵で、不可視の衝撃波を放ってBLACKを攻撃してくるのだが、その範囲はなんと''画面の半分''。動きの遅いBLACKでは当然よけることは無理で、よほど遠くから攻撃してこない限り、大半この技を喰らうこととなる。前述したように本作には無敵時間がないため、ダロムからは''『ずっと俺のターン』的なハメ殺しに遭う''こともある。 -ラスボスのシャドームーンは、なぜか''紫色で目も赤い''(本当は銀の体と緑色の目)。 --これはまだシャドームーンが登場する回が放送される前にこのゲームが制作されたからであり、仕方ないと言えば仕方ない((もっとも特撮版のシャドームーンも本来はBLACKと瓜二つの姿であるのだが、改造中の不慮の事故によって眠りについてしまい姿が変わったという設定なので、これはこれで間違いではない。))。 --また、石ノ森章太郎による漫画『仮面ライダーBlack』では、秋月信彦はBLACKと同じ姿のバッタ怪人として登場している。ちなみに漫画ではシャドームーンという名称ではない。 -ラスボスのシャドームーンは三神官がまだノロマに見えてくるほど素早く、こちらの技は全て使用可能。言うなれば全スペック同じで素早さは段違いなコピーと戦うようなものであり、難易度は異常に高い。 --シャドームーンに負けるとゲームオーバーではなく「シャドームーンが創世王になり地球はゴルゴムに征服される」というバッドエンド扱いとなり''コンティニューはできない''。つまり、どれだけ苦労してこのステージにたどり着いても、''ラスボス戦で敗北すれば全てパーになる''。 ---一応、手前のステージでゲームオーバー時にセーブしておけばのそのステージの最初から再開は可能。 -タイトル画面以外、日本語が一切流れない。 **評価点 -スタート画面の光太郎から仮面ライダーBLACKに変身するエフェクトは原作に忠実で、かっこいい。 --ただし最中に猛烈なポケモンフラッシュ(強い光が点いたり消えたりする現象)が起きるためあまり目にはよくない。 -バイクステージはスピードが速いためにスタイリッシュな戦闘が可能。 --ボス戦でもバイクから降りず、怪人も''轢き殺す''(一応「ダイナミックスマッシュ」という技名がある)。 -ステージボス戦ではHPを犠牲にして必殺技の威力を上げる「バイタルチャージ」が可能であり、これを利用すれば敵のHPをガッポリ減らすことも夢ではない。 --ただし増やせるのは''技一つにつき一回きり''であり、外せばHPをドブに捨てたも同然ということになる。 -崩壊するゴルゴム基地からロードセクター(バイク2号)で脱出するというエンディングは、奇しくもまだ放映されていなかったTV版最終回と全く同じである。そのあと表示されるエピローグ(英語)は、漫画版を読んでいる人には余韻が残る文章となっている。 **総評 昔ながらのバンダイのクソゲー、といった内容。まあシャドームーンのデザインの差異などは仕方ないとしても、操作性の悪さと絶望的な難易度は明らかに子供を対象とした番組のゲームのものではない。倒す方法も一敵一つのいわゆる「覚えゲー」になりがちであり、それすらも敵の圧倒的な強さによりひっくり返りかねない。~ 『仮面ライダーBLACK』のゲームのはずなのにゴルゴム怪人にライダーがボコボコにされる難易度…もしやこれは''ゴルゴムの仕業か!?''

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