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ノックアウトピープルズ ~ちょっと残酷な博覧会~ - (2013/06/16 (日) 10:35:17) の1つ前との変更点

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*ノックアウトピープルズ ~ちょっと残酷な博覧会~ 【のっくあうとぴーぷるず ちょっとざんこくなはくらんかい】 |ジャンル|マルチシナリオ アドベンチャー|~| |対応機種|ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)|~| |発売・開発元|バーンハウスエフェクト|~| |配信開始日|2010年8月18日|~| |価格|500DSiポイント|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1箇所|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|シュールで残酷なテキストアドベンチャー&br()''薄い、薄すぎる…''|~| **概要 下請け開発中心のメーカー、バーンハウスエフェクトがリリースしたニンテンドーDS(DSiウェア)ソフト。同社によるDSiウェアソフトは今現在、本作のみである。~ ジャンル的にはテキストアドベンチャーがメイン。それに加えて、若干のおまけゲームも収録されている。~ オートセーブ方式。 **ストーリー 擬人化された動物達が暮らす、現在社会風の世界で起こる物語。 めんどくさがり屋で食欲旺盛な「ブタ」は、周囲の迷惑お構いなしにゴミを撒き散らしながら生活しています。~ 空気の読めないブタの行く先には、当然の如く様々なトラブルが発生します。プレイヤーはこのブタ視線となり、それらを適任な行動で回避しなければなりません。~ もし、トラブル回避の手段を誤ってしまうと、彼の命は消え去ってしまうでしょう…。 **主なルール -ゲームの流れ。 --従来のテキストアドベンチャーと全く同じ方式でゲームが進んでいく。 ---シナリオ中のテキストを進めると、時折ニ~三択の選択肢が現れる。タッチペン操作で選択肢を選べば次のテキストに進める。 ---本作における大きな目的は、正しい選択肢を選び続けてハッピーENDを迎える事にある。 ---もし誤った選択肢を選んでしまうと、バッドEND(ブタ死亡)となりシナリオが即終了となってしまう。 --シナリオ中のシステム周りは「バックログ」「テキストスキップ」「テキスト中断後の再開」といった機能が搭載されている。 -クリア後の特典について。 --シナリオをハッピーENDでクリアすると、おまけのミニゲームがプレイできる。 ---ミニゲームは「シナリオ中に登場したモブキャラを操り、ゴミを撒き散らすブタを撃退する」という目的の簡易なアクションゲームとなっている。 ---なお、ミニゲームをクリアしてもこれといった特典はない。 **問題点 -''あまりにも薄いボリューム'' --本作における最大の問題点がこれ。''この内容で500円相当は正直ぼったくりとしか思えないレベル''。 ---ハッピーENDを迎えるまでにかかる時間は''おおよそ5分程度の短さ''。&br()しかも、選択肢が「あからさまな地雷か否か」という分かりやすさも相まって、初見プレイでハッピーEND到達という状況もあり得る。 ---信じられない事に''この簡単に到達できるハッピーENDを迎えるだけで、すべての隠し要素が解禁できてしまう''。 ---全バッドEND遭遇を目指すプレイでも、''総プレイ時間は1時間もかからない''。どうあがいても本作で楽しめる範囲はその辺が限界である。 ---おまけのミニゲームに関しても、「いくらおまけでもこれはない」というべきショボさで、ほとんどあってない様な存在である。 --「''やっつけ気味に作った超短編テキストアドベンチャーのフリーゲームを500円で発売''」といえば、本作のボリュームの薄さがお分かり頂けるだろうか? -システム周りが微妙に不親切。 --シナリオ中におけるシステム周りに関しても不便な面が目立つ。 ---「もっさりとしたテキスト送り」「任意セーブができず、エンディングに到達する度に最初からやり直さなければならない」と、地味にプレイ環境が悪い有様。 ---しかも残念な事に、''上記のプレイ時間は、このシステム周りの不親切さも視野に入れた上での計算である''。 --今時のテキストアドベンチャーにあるべきものも搭載されていない。 ---「エンディングリスト」「イベントスチル・BGM鑑賞」は一切未搭載。常識的な感覚だと、この位は普通入れるものと思うのだが…。 **評価点、及び賛否が分かれそうな点 -シナリオ内の舞台設定に関しては悪くない。 --ブタを筆頭とする擬人化された動物達が住む空間は、何ともいえぬ独特の雰囲気を醸し出している。 ---絵本風に描かれたイベントスチルの数々も味があっていい感じ。さらにはシーンが切り替わる度に専用のスチルが表示され、スチルの使い回しがほとんどない。 ---「どんな危険な環境に陥っても無気力な姿勢を崩さず、終始無表情で覇気がまるでない」という、脱力感溢れるブタの容姿が舞台設定のシュール色に拍車を欠けている。 ---立ち絵の類は一切用意されておらず、イベントスチルしか専用絵がないのは寂しいところ。しかし、シナリオそのものが短すぎる故に、立ち絵を入れる意義が皆無という皮肉さが泣ける。 -割と多彩な「ブタの死に様」。 --多くのプレイヤーはハッピーENDを目指すよりも、バッドENDにおける「ブタの死亡シーンの数々」に面白みを見出すだろう。 ---死に方の一例としては「ナイフで刺殺される」「化学物質に触れて溶かされる」「理性を完全に失い、そのままゴミ施設へと処理される」など、結構陰湿かつ現実的なシチュエーションで死んでいく。 ---しかし、所詮はCERO:B指定のゲームなので、その手では有名な海外アニメ「サウスパーク」や「ハッピーツリーフレンズ」並((双方共に、可愛らしいキャラ達が容赦なく惨殺されまくる事で有名な作品。前者に関しては日本でアニメ映画上映された際、余りの過激さの為にR-15指定(15歳未満の観覧禁止)にされた程。))の豪快な死に様は控えめに収まっている。 ---本作の残酷描写に関しては、「適度なグロさが堪能できる」とも「中途半端にグロさがオミットされて物足りない」ともとれ、この辺は賛否が分かれるかもしれない。 **総評 はっきりいってしまうと、「DSiウェアを有料公開のフリーウェアと勘違いしているのでないのか?」と思える出来。いくら500円相当でも、このボリュームの薄さは到底抱擁できない次第。~ とはいえ、ボリュームの薄さ以外での致命的な問題点がなく、「絶対的なクソゲー要因」というものに欠けている。せめてボリュームを現状の数倍に増強すれば、値段相当の作品になっていたかもしれない。
*ノックアウトピープルズ ~ちょっと残酷な博覧会~ 【のっくあうとぴーぷるず ちょっとざんこくなはくらんかい】 |ジャンル|マルチシナリオ アドベンチャー|&image(ノックアウト.png)| |対応機種|ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)|~| |発売・開発元|バーンハウスエフェクト|~| |配信開始日|2010年8月18日|~| |価格|500DSiポイント|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1箇所|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|シュールで残酷なテキストアドベンチャー&br()''薄い、薄すぎる…''|~| **概要 下請け開発中心のメーカー、バーンハウスエフェクトがリリースしたニンテンドーDS(DSiウェア)ソフト。同社によるDSiウェアソフトは今現在、本作のみである。~ ジャンル的にはテキストアドベンチャーがメイン。それに加えて、若干のおまけゲームも収録されている。~ オートセーブ方式。 **ストーリー 擬人化された動物達が暮らす、現在社会風の世界で起こる物語。 めんどくさがり屋で食欲旺盛な「ブタ」は、周囲の迷惑お構いなしにゴミを撒き散らしながら生活しています。~ 空気の読めないブタの行く先には、当然の如く様々なトラブルが発生します。プレイヤーはこのブタ視線となり、それらを適任な行動で回避しなければなりません。~ もし、トラブル回避の手段を誤ってしまうと、彼の命は消え去ってしまうでしょう…。 **主なルール -ゲームの流れ。 --従来のテキストアドベンチャーと全く同じ方式でゲームが進んでいく。 ---シナリオ中のテキストを進めると、時折ニ~三択の選択肢が現れる。タッチペン操作で選択肢を選べば次のテキストに進める。 ---本作における大きな目的は、正しい選択肢を選び続けてハッピーENDを迎える事にある。 ---もし誤った選択肢を選んでしまうと、バッドEND(ブタ死亡)となりシナリオが即終了となってしまう。 --シナリオ中のシステム周りは「バックログ」「テキストスキップ」「テキスト中断後の再開」といった機能が搭載されている。 #region(選択肢一例。放送禁止用語含むので、隠し) &image(選択肢.png) #endregion() -クリア後の特典について。 --シナリオをハッピーENDでクリアすると、おまけのミニゲームがプレイできる。 ---ミニゲームは「シナリオ中に登場したモブキャラを操り、ゴミを撒き散らすブタを撃退する」という目的の簡易なアクションゲームとなっている。 ---なお、ミニゲームをクリアしてもこれといった特典はない。 **問題点 -''あまりにも薄いボリューム'' --本作における最大の問題点がこれ。''この内容で500円相当は正直ぼったくりとしか思えないレベル''。 ---ハッピーENDを迎えるまでにかかる時間は''おおよそ5分程度の短さ''。&br()しかも、選択肢が「あからさまな地雷か否か」という分かりやすさも相まって、初見プレイでハッピーEND到達という状況もあり得る。 ---信じられない事に''この簡単に到達できるハッピーENDを迎えるだけで、すべての隠し要素が解禁できてしまう''。 ---全バッドEND遭遇を目指すプレイでも、''総プレイ時間は1時間もかからない''。どうあがいても本作で楽しめる範囲はその辺が限界である。 ---おまけのミニゲームに関しても、「いくらおまけでもこれはない」というべきショボさで、ほとんどあってない様な存在である。 --「''やっつけ気味に作った超短編テキストアドベンチャーのフリーゲームを500円で発売''」といえば、本作のボリュームの薄さがお分かり頂けるだろうか? -システム周りが微妙に不親切。 --シナリオ中におけるシステム周りに関しても不便な面が目立つ。 ---「もっさりとしたテキスト送り」「任意セーブができず、エンディングに到達する度に最初からやり直さなければならない」と、地味にプレイ環境が悪い有様。 ---しかも残念な事に、''上記のプレイ時間は、このシステム周りの不親切さも視野に入れた上での計算である''。 --今時のテキストアドベンチャーにあるべきものも搭載されていない。 ---「エンディングリスト」「イベントスチル・BGM鑑賞」は一切未搭載。常識的な感覚だと、この位は普通入れるものと思うのだが…。 **評価点、及び賛否が分かれそうな点 -シナリオ内の舞台設定に関しては悪くない。 --ブタを筆頭とする擬人化された動物達が住む空間は、何ともいえぬ独特の雰囲気を醸し出している。 ---絵本風に描かれたイベントスチルの数々も味があっていい感じ。さらにはシーンが切り替わる度に専用のスチルが表示され、スチルの使い回しがほとんどない。 ---「どんな危険な環境に陥っても無気力な姿勢を崩さず、終始無表情で覇気がまるでない」という、脱力感溢れるブタの容姿が舞台設定のシュール色に拍車を欠けている。 ---立ち絵の類は一切用意されておらず、イベントスチルしか専用絵がないのは寂しいところ。しかし、シナリオそのものが短すぎる故に、立ち絵を入れる意義が皆無という皮肉さが泣ける。 -割と多彩な「ブタの死に様」。 --多くのプレイヤーはハッピーENDを目指すよりも、バッドENDにおける「ブタの死亡シーンの数々」に面白みを見出すだろう。 ---死に方の一例としては「ナイフで刺殺される」「化学物質に触れて溶かされる」「理性を完全に失い、そのままゴミ施設へと処理される」など、結構陰湿かつ現実的なシチュエーションで死んでいく。 ---しかし、所詮はCERO:B指定のゲームなので、その手では有名な海外アニメ「サウスパーク」や「ハッピーツリーフレンズ」並((双方共に、可愛らしいキャラ達が容赦なく惨殺されまくる事で有名な作品。前者に関しては日本でアニメ映画上映された際、余りの過激さの為にR-15指定(15歳未満の観覧禁止)にされた程。))の豪快な死に様は控えめに収まっている。 ---本作の残酷描写に関しては、「適度なグロさが堪能できる」とも「中途半端にグロさがオミットされて物足りない」ともとれ、この辺は賛否が分かれるかもしれない。 **総評 はっきりいってしまうと、「DSiウェアを有料公開のフリーウェアと勘違いしているのでないのか?」と思える出来。いくら500円相当でも、このボリュームの薄さは到底抱擁できない次第。~ とはいえ、ボリュームの薄さ以外での致命的な問題点がなく、「絶対的なクソゲー要因」というものに欠けている。せめてボリュームを現状の数倍に増強すれば、値段相当の作品になっていたかもしれない。

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