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*炎の料理人 クッキングファイター好 【ほのおのりょうりにん くっきんぐふぁいたーはお】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVRG)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|1998年5月21日|~| |定価|5,800円(税抜)|~| |分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|ミスター味っ子&br()Gガンダム&br()北斗の拳|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -原作クラッシャーとして知られるアニメ監督・今川泰宏氏の作品『ミスター味っ子』『機動武闘伝Gガンダム』のパロディネタ満載のバカゲー。 --Gガンダムを知らない人は[[こちら(ニコニコ大百科の1記事)>http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%89%E5%A4%A7%E6%81%A5%E3%81%9A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84%E5%91%8A%E7%99%BD%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3]]を参照。 --主人公はGガンダムの主人公ドモン・カッシュに、その父親はドモンの師匠のマスターアジアにそっくり((父親の声優は''『味っ子』の味皇を演じた藤本譲''))。 ---主人公のCVは檜山修之氏。CVをドモン役の関智一氏、あるいは『味っ子』の主人公・味吉陽一役の高山みなみ氏にしなかったのは大人の事情なのか最後の良心なのか。 --主人公が本気を出すと金色のオーラを発する((Gガンダムでは明鏡止水の境地に達すると機体が黄金になる。))。 --父親と主人公が会うと、いきなり殴り合いを始める((Gガンダムの流派東方不敗の師弟再開シーンで同様の展開がある。))。 --(ストーリー的な意味での)ラスボスは主人公とヒロインの「愛の力」で消し飛ばされる((Gガンダムではラスボスを主人公とヒロインの「石破ラブラブ天驚拳」で撃破した。))。 --主人公の兄が忍者に変装している((Gガンダムでは主人公の兄が忍者に変装した。))。 -『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『中華一番!』といった人気漫画のネタも多々登場する。 **構成 -ストーリーパート(1枚絵+フルボイスの紙芝居、たまにアニメーションする)と料理バトルパートからなる…のだが、このストーリーモードの作画が''ハッキリ言ってヘタ''。 --キャラの顔は不安定な上にデッサンが常に狂っているし、胴体とのパースもおかしく、いやに漫画チックでありゲームの絵に向いていない。 ---その不安定さや下手さたるや80~90年代の少年漫画雑誌の期待されてもいない新人漫画家の初連載の絵のような状態であるといえばちょっとは伝わるだろうか? --更に、主人公やその父がラスボスに攻撃を浴びせるシーンでは、''肝心の技のグラフィック自体が無く、要するに何をしたのかがさっぱりわからない''。 --打撃の効果音も妙に軽い。「ボスッ」とか、そんな感じ。 ---しかもこの効果音、主人公とヒロインがじゃれ合うシーンでも使われており、こっちはこっちで本気で殴ってる音にしか聞こえない。 --一方、バトルパートのSDキャラグラフィックは作り込まれており、キャラごとに細かいアクションが用意されている。 ---なおこのパートでは、ヒロインの「クミン」のみ、料理を作る時に顔グラのカットインが入るのだが、''1枚絵とは別人にしか見えない萌え系のイラストになっている''。作画者からして違うのだ。 -そもそもストーリーモードはプレイするシーンは少なく、プレイ時間の大半はイベントシーンを見せられる。 --ネタバレになるが、最後の対戦相手は主人公の父親・味魔王。決着後、ラスボスに当たる巨大な怪物((Gガンタムで言えばデビルガンダムに相当。))が出現し、最後の戦いが始まる。兄やライバル達と共に最凶の敵に立ち向かい、死闘の末にヒロインを救い出し、勝利する。クライマックスらしく盛り上がるシーンである。 ---……が、なんと''その一連の流れは全てイベントで済まされる''。要するに前哨戦だけ操作して、最終決戦は見てるだけなのである。 -無駄に豪華な声優陣 --主人公・ハオ役の檜山修之、父親・味魔王役の藤本譲氏、ヒロイン・クミン役の田村ゆかり氏をはじめ、三石琴乃・鈴置洋孝・二又一成などやたら豪華な声優陣が声を当てている。 ---しかも''ストーリー・料理バトルパート共にフルボイス''という大盤振る舞い。キャラボイスがないシーンは1つもない。 ---声優陣の演技は非常に良く、モブキャラにすら棒読みは一切無い。よってストーリーモードの変な作画と合わさって『絵はおかしいのに声は一流』というカオスなことになっている。 **ゲームの流れ -料理シーンでは、食材である鶏などを攻撃して倒し、調理する。 --しかし対戦相手を攻撃してダウンさせると作った料理を奪えるためそちらの方が効率が良いという無茶苦茶っぷり。 --敵料理人は負けると主人公の料理を食べて『味っ子』を彷彿とさせる解説をするが''それはお前から奪った料理だ''ってのはよくあることである。 ---敵は「これは人の作った料理なのか!」などと大袈裟な感想を言うのだが、もしそれが奪われた料理なら酷い自画自賛をする事に。 --ストーリーモードでは、敵の面々は「料理とは力だ!」と事あるごとに主張し、主人公は「違う!料理は心だ!」と叫ぶのだが、''敵の料理を奪った方が良いのだからやっぱり「料理は力」である''。 --挙げ句、勝利時の主人公の台詞は「心の料理、調理完了!」である。''どの口が言うか''。 **余談 -アドリブなのかテキストを表示させないだけなのか、ボイスと文章が一致しない部分が多々ある。例えば文章では「ベラベラ」「ブツブツ」としか表示されないのに実際はちゃんとした台詞を発している、など。 --最初の敵は主人公の料理を食べた際に泣きながらトランス状態に陥る(!?)のだが、よく聞いてみると「''走る!走る!走るぞ…!''」だの「''俺の頭が…頭がぁ''」だの呟いている。一体何を食わせたんだ…主人公。 ---余談だが主人公はこの後、飲食店の親父に「俺の作った料理を(病気で寝込んでいる)奥さんに食わせてやりな。少しは楽になるだろう」などとのたまう。&bold(){病人に何食わせようとしてるんだ。そもそも「楽になる」の意味を間違えてはいまいか。} --料理の解説に至っては『味っ子』ばりの解説をしておきながら、表示されるテキストは「○○○(料理名)解説中」だけである。 -ヒロインは母親を主人公の父に殺された事を切っ掛けに、主人公と共に旅に出る。しかし終盤、主人公の父は殺人はしておらず、理由があって仮死状態に追い込んでいただけである事が判明する…''ではヒロインは母親をその後どうして来たのだろうか''?それきりまったく触れられないが。''もし死んだものと思って埋葬でもしていたら…''? -セーブすると、檜山氏の「''セーブッ中ッッ!!''」という熱いボイスが入る。''うるせぇ''。 -失笑・爆笑・腰砕け・どん引きのパロディネタてんこもりの作風は同メーカーの『魔界戦記ディスガイア』シリーズに受け継がれていくこととなる。 **その後 -『魔界戦記ディスガイア』ではウソ次回予告の1つに本作を元にしたものがあり、また劇中の料理が登場している。 -また『ファントム・キングダム』では魔界厨師、『魔界戦記ディスガイア3』では家諦科凶師チャンプルという、どう見ても本作の料理人を元にしたキャラが登場している。 -さらに『ソウルクレイドル』では作中でハオの名前が登場し、とあるキャラのEDに本人が登場している。 -ディスガイア番外編『ディスガイアインフィニット』では『1』の主人公ラハールがプリンを食べて美味さのあまり『味っ子』並のオーバーリアクションをするシーンがあるが、よもやこのゲームの影響ではなかろうか。 -余談だが、[[ゲーム紹介ページ>http://nippon1.jp/consumer/cooking_fighter/]]も熱い。
*炎の料理人 クッキングファイター好 【ほのおのりょうりにん くっきんぐふぁいたーはお】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVRG)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|1998年5月21日|~| |定価|5,800円(税抜)|~| |分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|ミスター味っ子&br()Gガンダム&br()北斗の拳|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -原作クラッシャーとして知られるアニメ監督・今川泰宏氏の作品『ミスター味っ子』『機動武闘伝Gガンダム』のパロディネタ満載のバカゲー。 --Gガンダムを知らない人は[[こちら(ニコニコ大百科の1記事)>http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%89%E5%A4%A7%E6%81%A5%E3%81%9A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84%E5%91%8A%E7%99%BD%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3]]を参照。 --主人公はGガンダムの主人公ドモン・カッシュに、その父親はドモンの師匠のマスターアジアにそっくり((父親の声優は''『味っ子』の味皇を演じた藤本譲''))。 ---主人公のCVは檜山修之氏。CVをドモン役の関智一氏、あるいは『味っ子』の主人公・味吉陽一役の高山みなみ氏にしなかったのは大人の事情なのか最後の良心なのか。 --主人公が本気を出すと金色のオーラを発する((Gガンダムでは明鏡止水の境地に達すると機体が黄金になる。))。 --父親と主人公が会うと、いきなり殴り合いを始める((Gガンダムの流派東方不敗の師弟再開シーンで同様の展開がある。))。 --(ストーリー的な意味での)ラスボスは主人公とヒロインの「愛の力」で消し飛ばされる((Gガンダムではラスボスを主人公とヒロインの「石破ラブラブ天驚拳」で撃破した。))。 --主人公の兄が忍者に変装している((Gガンダムでは主人公の兄が忍者に変装した。))。 -『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『中華一番!』といった人気漫画のネタも多々登場する。 **構成 -ストーリーパート(1枚絵+フルボイスの紙芝居、たまにアニメーションする)と料理バトルパートからなる…のだが、このストーリーモードの作画が''ハッキリ言ってヘタ''。 --キャラの顔は不安定な上にデッサンが常に狂っているし、胴体とのパースもおかしく、いやに漫画チックでありゲームの絵に向いていない。 ---その不安定さや下手さたるや80~90年代の少年漫画雑誌の期待されてもいない新人漫画家の初連載の絵のような状態であるといえばちょっとは伝わるだろうか? --更に、主人公やその父がラスボスに攻撃を浴びせるシーンでは、''肝心の技のグラフィック自体が無く、要するに何をしたのかがさっぱりわからない''。 --打撃の効果音も妙に軽い。「ボスッ」とか、そんな感じ。 ---しかもこの効果音、主人公とヒロインがじゃれ合うシーンでも使われており、こっちはこっちで本気で殴ってる音にしか聞こえない。 --一方、バトルパートのSDキャラグラフィックは作り込まれており、キャラごとに細かいアクションが用意されている。 ---なおこのパートでは、ヒロインの「クミン」のみ、料理を作る時に顔グラのカットインが入るのだが、''1枚絵とは別人にしか見えない萌え系のイラストになっている''。作画者からして違うのだ。 -そもそもストーリーモードはプレイするシーンは少なく、プレイ時間の大半はイベントシーンを見せられる。 --ネタバレになるが、最後の対戦相手は主人公の父親・味魔王。決着後、ラスボスに当たる巨大な怪物((Gガンタムで言えばデビルガンダムに相当。))が出現し、最後の戦いが始まる。兄やライバル達と共に最凶の敵に立ち向かい、死闘の末にヒロインを救い出し、勝利する。クライマックスらしく盛り上がるシーンである。 ---……が、なんと''その一連の流れは全てイベントで済まされる''。要するに前哨戦だけ操作して、最終決戦は見てるだけなのである。 -無駄に豪華な声優陣 --主人公・ハオ役の檜山修之、父親・味魔王役の藤本譲氏、ヒロイン・クミン役の田村ゆかり氏をはじめ、三石琴乃・鈴置洋孝・二又一成などやたら豪華な声優陣が声を当てている。 ---しかも''ストーリー・料理バトルパート共にフルボイス''という大盤振る舞い。キャラボイスがないシーンは1つもない。 ---声優陣の演技は非常に良く、モブキャラにすら棒読みは一切無い。よってストーリーモードの変な作画と合わさって『絵はおかしいのに声は一流』というカオスなことになっている。 **ゲームの流れ -料理シーンでは、食材である鶏などを攻撃して倒し、調理する。 --しかし対戦相手を攻撃してダウンさせると作った料理を奪えるためそちらの方が効率が良いという無茶苦茶っぷり。 --敵料理人は負けると主人公の料理を食べて『味っ子』を彷彿とさせる解説をするが''それはお前から奪った料理だ''ってのはよくあることである。 ---敵は「これは人の作った料理なのか!」などと大袈裟な感想を言うのだが、もしそれが奪われた料理なら酷い自画自賛をする事に。 --ストーリーモードでは、敵の面々は「料理とは力だ!」と事あるごとに主張し、主人公は「違う!料理は心だ!」と叫ぶのだが、''敵の料理を奪った方が良いのだからやっぱり「料理は力」である''。 --挙げ句、勝利時の主人公の台詞は「心の料理、調理完了!」である。''どの口が言うか''。 **余談 -アドリブなのかテキストを表示させないだけなのか、ボイスと文章が一致しない部分が多々ある。例えば文章では「ベラベラ」「ブツブツ」としか表示されないのに実際はちゃんとした台詞を発している、など。 --最初の敵は主人公の料理を食べた際に泣きながらトランス状態に陥る(!?)のだが、よく聞いてみると「''走る!走る!走るぞ…!''」だの「''俺の頭がぁ…''」だの呟いている。一体何を食わせたんだ…主人公。 ---余談だが主人公はこの後、飲食店の親父に「俺の作った料理を(病気で寝込んでいる)奥さんに食わせてやりな。少しは楽になるだろう」などとのたまう。&bold(){病人に何食わせようとしてるんだ。そもそも「楽になる」の意味を間違えてはいまいか。} --料理の解説に至っては『味っ子』ばりの解説をしておきながら、表示されるテキストは「○○○(料理名)解説中」だけである。 -ヒロインは母親を主人公の父に殺された事を切っ掛けに、主人公と共に旅に出る。しかし終盤、主人公の父は殺人はしておらず、理由があって仮死状態に追い込んでいただけである事が判明する…''ではヒロインは母親をその後どうして来たのだろうか''?それきりまったく触れられないが。''もし死んだものと思って埋葬でもしていたら…''? -セーブ&ロード時には檜山氏の「''セェーブッ中ッッ!!''」「''ロォードッ中ッッ!!''」という熱いボイスが入る。''うるせぇ''。 -失笑・爆笑・腰砕け・どん引きのパロディネタてんこもりの作風は同メーカーの『魔界戦記ディスガイア』シリーズに受け継がれていくこととなる。 **その後 -『魔界戦記ディスガイア』ではウソ次回予告の1つに本作を元にしたものがあり、また劇中の料理が登場している。 -また『ファントム・キングダム』では魔界厨師、『魔界戦記ディスガイア3』では家諦科凶師チャンプルという、どう見ても本作の料理人を元にしたキャラが登場している。 -さらに『ソウルクレイドル』では作中でハオの名前が登場し、とあるキャラのEDに本人が登場している。 -ディスガイア番外編『ディスガイアインフィニット』では『1』の主人公ラハールがプリンを食べて美味さのあまり『味っ子』並のオーバーリアクションをするシーンがあるが、よもやこのゲームの影響ではなかろうか。 -余談だが、[[ゲーム紹介ページ>http://nippon1.jp/consumer/cooking_fighter/]]も熱い。

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