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*ザ・マスターズ・ファイター 【ざますたーずふぁいたー】 |ジャンル|格闘アクション|&image(themastersfaiter.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069TVX/ksgmatome-22/ref=nosim)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|シネマサプライ|~| |開発元|Unico Electronics|~| |発売日|1997年11月20日|~| |定価|6090円|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|パクリキャラのバーゲンセール&br()崩壊したゲームバランス&br()''あそらく''&br()あなたにテコンドーを教えてやろうか?|~| *概要 海外で出された「Masters Fury」の移植という触れ込みの格ゲー。 格ゲーファンからは「ザマス」の愛称で、ごく一部で親しまれている。 *特徴 -SNKの格ゲーのインスパイア、というよりほぼパクリ。 --キャラクター、技、設定その他、SNK等の格ゲーからパクったとしか思えない(キャラについては別項目参照)。 -これでオリジナルより操作性等が優れていればまだ良かったのだが、同時期の他の格ゲーに劣りまくっている。 -グラフィック(特にドット絵)が荒く、スーファミ初期並み。 --というか、実際小さいキャラグラフィックを無理やり拡大して使用しているため汚くなってしまった。 -声に関しては、キャラの一人は代々木アニメーション学園の生徒が当てており、しかもそれが酷い演技。また、ラスボスの勝ちボイスはある意味必聴。 --ミスターデスの勝ちボイスは「うぉぉぉ、しゃしゃしゃしゃしゃあ~!」とこのゲームでは珍しく気合の入った声であるが、1ラウンド取った時は「うぉぉぉ、しゃしゃしゃ」と途中で切れてしまい、2ラウンド取った時もボイスの途中でロード画面に入ってしまう。 -システムに問題がある。 --キーボタンの初期配置がおかしい(オプションで直せるが)。 --コマンド操作がシビアなのと、キャンセル技が無い(キャンセル技とは、たとえばストIIでいう、近距離立ち強パンチ(又はしゃがみ強パンチ)のコマンドを入力した後、そのモーション中に昇竜拳の技を入力することで「アッパー昇竜拳」というような連続技を繰り出すテクニック。上級者向きだが奥の深いテクである)。 --当たり判定がいい加減で、ガードを突き抜けることもよくある。さらにダメージも安定せず、''当たってもダメージゼロということもある。'' --飛び道具が何故か中段判定。 --ヒットバック(攻撃がヒットすると攻撃者が少し後退する)が存在しない。このため、壁際で技を繰り出していれば簡単に勝ててしまう。 ---ロン・ヴェイの「龍鱗壁」を壁際でヒットさせると、10割あるいは9割削って気絶というとんでもないことになってしまう。 --特定の技は確実に気絶させられるので、これを連発すればハメ殺せる。 --格闘ゲームには必須と言える、必殺技をガードした時の削りも無い。 --KOすると、相手は一度ダウンするのだが突然起きあがり、その後、改めて負けポーズをとる。条件とかはなくて毎回こうなる。ちなみにこの間、勝利者は操作可能で、KOキャラには投げ技のみ決めることが出来る。さらに敗者側も操作可能で投げ技なら勝利キャラに決める事が可能(タイミングが難しいが)。 --得点の入り方がおかしい。技と得点が一致しない上、ラウンドボーナスが無いというのは前代未聞。技をヒットさせる以外は得点が加算されない。どんなに早いタイムで倒しても体力を多く残してもパーフェクト(本作ではエクセレント)で勝っても意味がない。 --セーブに関しても、1ブロックしか使ってないのに異様に時間がかかる。 -マニュアルに誤植がある。 --登場キャラのミスターデスの紹介文に「''あそらく''死んだ人間か~」などという誤植があり、しかもご丁寧に''誤植訂正の紙まで同封されていた。'' *キャラクターについて -北沢タクヤ --主人公。見た目は『餓狼伝説』のキム・カッファンで中身は『龍虎の拳』のリョウ・サカザキ。 --格闘スタイルは「テコンドー+我流柔術」ということだが、どう見ても極限流空手。 --必殺技は虎煌拳、飛燕疾風脚、暫裂拳、(飛ばない)覇王翔吼拳に加え投げ技の膝地獄がある。テコ・・・ンドー・・・?主人公なのに昇龍拳系の無敵対空技を持っていないのが悲しいところ。 --勝利メッセージの''あなたにテコンドーを教えてやろうか?''は有名。礼儀正しいんだか高圧的なんだかよくわからない不思議な雰囲気の台詞である。というかお前のは空手だろうが。 -ロン・ヴェイ --主人公のライバル的ポジション。見た目は『ワールドヒーローズ』のドラゴンか『ストリートファイター』のフェイロン。 --格闘スタイルは「カンフー+殺陣」。「ブーメラン+実践空手道」を上回る衝撃である。 --必殺技の「龍麟壁」はどう見ても麻宮アテナのサイコリフレクターなのだが、前述の通り''壁際でヒットさせると即死あるいは9割削って気絶''という恐ろしい性能を誇る。まさにサイコ(キチガイ)な技である。 --超必は乱舞系なのだが、ロック技ではないため絶対に途中でスカってガードされ、止めのサマソ(もちろんガードされる)で巨大な隙を作るという謎な技。 -カン・ティ・コン --タクヤの祖父でティ・ジャウ神拳の使い手。見た目は『餓狼伝説』のタン・フー・ルー。 --技のモーションはタン・フー・ルーの他、『龍虎の拳』のリー・パイロンからも盗用しているものがある。 --超必殺技は何故か1ラウンドに付き1回しか使えない。 --無理がたたったのか、EDで寿命が尽きて死んでしまう。 -ミシェール --一言で言えば、''「『鉄拳』のミシェール・チャンのコスプレをした『龍虎の拳』のユリ・サカザキ」。'' --なので、技のモーションはことごとくユリ・サカザキに酷似している。 --このキャラの魅力はなんといっても、代アニの生徒が当てたやる気のないボイス。とにかく全然やる気の無いボイスなのだ(''「らいとにんぐかったぁ」って感じで平仮名表記したくなるような'')。 -ガンプ --ケニアの動物保護官。本作では数少ない、パクリじゃないオリジナルキャラ? ---強いて言えば、外見は『餓狼伝説』のリチャード・マイヤで設定は『ファイターズヒストリー』のザジィ・ムハバ+『餓狼伝説』フランコバッシュ、と言ったところだろうか。他のキャラほど露骨ではないので、断言は出来ないが。 --必殺技はレバー1回転投げ、超必殺技がレバー2回転投げなのだが、このゲームでは正確に1回転(2回転)させないとコマンド入力を受け付けないので非常に出しにくい。立ちスクリューなんて絶対無理。 -ビル・ガーデス --見た目は『龍虎の拳』のジャック・ターナーをハゲにしたような感じ。 --設定では元は暴走族のリーダーだったのだが、ある組織の幹部であるアザールに壊滅させられ、結局は組織の一員として働いていることになっている。ここもジャック・ターナーそのまんまである。 ---ビルステージもご丁寧に『龍虎2』のジャックステージそっくりになっている。ここまで忠実にパクるとは。 --技のモーションもジャックのパクリだが、一部の技は『ワールドヒーローズ』のマッスルパワーに良く似ている。 --こいつもレバー1回転(2回転)投げを持つが、ガンプ同様非常に出しにくい。 -J --二階堂紅丸の髪形をした女ムエタイ使い。でも技のモーションは不知火舞に酷似。 --設定は、弟と2人暮らしで弟だけでも幸せにしたいが為に汚い裏の仕事も行い、今では「麻薬女王」の名で知られるようになったという、『龍虎の拳』のキングも入ったカオスなキャラである。 --技は竜巻旋風脚みたいな必殺技が凄い。本作では極端に技の威力が低いのだが(投げなら20回以上決めてようやくKO)、この技は3回、全ヒット(合計9ヒット)させるだけでKOできる。だが、それ以上に怖いのは''全ヒットすると問答無用で気絶すること''。気絶したところにもう1回決めれば気絶から気絶、そこにもう1回入れればKO。''つまり攻撃力云々は関係なく1回決めれば勝ちが確定してしまうのだ。'' ---ただT660は気絶すると姿勢が低くなって当たらない。そして坂本は、ただ立っているだけなのに何故か当たらない(頭のところで脚がクルクル回るだけ、何故だ?)。 --超必殺技も(別の意味で)凄い。いわゆる昇龍裂破系で3連続で対空系の技を繰り出すのだが、繋がる箇所が全くない。つまりヒットさせても威力はカスで反撃確定という酷い技である。まあ竜巻旋風脚だけあればいいのだが。 --そしてEDで弟の正体が明かされるが・・・。 -坂本辰之助 --見た目は『サムライスピリッツ』の柳生十兵衛。でも武器は木刀である。しかし木刀を使う殺し屋って・・・? --必殺技の木刀を叩きつける技は、当てれば相手を問答無用で気絶させられるのだが、コマンド受付が非常に厳しく出しにくい。 --超必殺技はは「4(真後ろのみ)溜め64646+P」という出しにくいコマンドなのに、ゲイザー系でまず当たるわけがない技。 --EDでは組織のっとりに成功して莫大な財産を得るが・・・。 -アザール・ウィッツ --見た目は「ガイルの服を着たMr.BIG」。技はガイル+『龍虎の拳』のジョン・クローリー。 --何故かキャプテン・サワダの「忍法神隠し」をパクったワープ技も使う。 --超必殺技は坂本同様、真横溜めなのにゲイザー系という、どうやって当てるのかわからない謎の技。 -ミスターデス --主人公と技が酷似した暗殺者。見た目は『龍虎の拳』のタクマ・サカザキであろうか。 --取説で紹介文で「''あそらく''死んだ人間か~」という誤植があったのは先述の通り。 --技は上方向や下方向に軌道を変更する変な飛び道具に、一度飛び上がってから急降下連続蹴りする技に、へぼい暫裂拳とへぼい幻影脚を使う。超必殺技は覇王翔吼拳ポーズで、小さな気弾を撃ち出す違和感ありすぎの技(でも威力高い上に100%気絶する。当てりゃ勝ち)。 -カイン・ザハート --組織のボスだが、見た目は『龍虎の拳2』に登場した若き日のギース・ハワードそのまんま。 --カインステージも黒服がいない事をのぞけば『龍虎2』のギースステージとほとんど同じ。設定によると大切なものは己自身だそうだ。さらに使う技(烈風拳はないが、印象深いスライディングやマイナー技のエクスプロージョンボールは持ってる)や負けポーズまで同じ。 --超必殺技は乱舞で、本作では珍しくちゃんと最後までヒットする。でも投げ間合いでしか発動しないうえに発動するとジャンプしてから相手を攻撃するので、まずヒットしない。しかもコマンド長すぎ。 -T-660 --ラスボス。JのEDでその正体がJの弟だと明かされる以外は正体不明で、何でラスボスなのかもわからない。 --見た目は『KOF』のチョイ・ボンゲだが、立ちポーズや技のモーションは『ストII』のブランカそのまんま。 --しかも超弱い。 --一応プレイヤーも使用可能で、その場合最後の同キャラ戦の敵の名前が「T-661」となる。 *評価 -ファミ通のレビューで40点満点中''13点''の低得点を叩き出した。 --参考までに、同時期のゲームでは[[修羅の門]]が12点、[[デスクリムゾン]]が13点。 *余談 -メディアミックス展開を図っていたらしく、小説・コミックが収録された書籍、ドラマCDおよびイメージソングCDもある。しかし出来は言うまでもない。 -開発元のUnico Electronicsは、1994年にアーケードで「Dragon Master」を出しているがこれもストII等からのインスパイアが激しい。
*ザ・マスターズ・ファイター 【ざますたーずふぁいたー】 |ジャンル|格闘アクション|&image(themastersfaiter.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069TVX/ksgmatome-22/ref=nosim)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|シネマサプライ|~| |開発元|Unico Electronics|~| |発売日|1997年11月20日|~| |定価|6090円|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|パクリキャラのバーゲンセール&br()汚すぎるグラフィック&br()崩壊したゲームバランス&br()''あそらく''&br()あなたにテコンドーを教えてやろうか?|~| *概要 海外で出された「Masters Fury」の移植という触れ込みの格ゲー。 格ゲーファンからは「ザマス」の愛称で、ごく一部で親しまれている。 *特徴 -SNK・カプコン等の格ゲーのインスパイア、というよりほぼパクリ。 --キャラクター、技、設定その他、SNK・カプコン等の格ゲーからパクったとしか思えない(キャラについては別項目参照)。 -これでオリジナルより操作性等が優れていればまだ良かったのだが、同時期の他の格ゲーに劣りまくっている。 -グラフィック(特にドット絵)が荒く、スーファミ初期並み。 --というか、実際小さいキャラグラフィックを無理やり拡大して使用しているため汚くなってしまった。 -声に関しては、キャラの一人は代々木アニメーション学園の生徒が当てており、しかもそれが酷い演技。また、ラスボスの勝ちボイスはある意味必聴。 --ミスターデスの勝ちボイスは「うぉぉぉ、しゃしゃしゃしゃしゃあ~!」とこのゲームでは珍しく気合の入った声であるが、1ラウンド取った時は「うぉぉぉ、しゃしゃしゃ」と途中で切れてしまい、2ラウンド取った時もボイスの途中でロード画面に入ってしまう。 -システムに問題がある。 --キーボタンの初期配置がおかしい(オプションで直せるが)。 --コマンド操作がシビアなのと、キャンセル技が無い(キャンセル技とは、たとえばストIIでいう、近距離立ち強パンチ(又はしゃがみ強パンチ)のコマンドを入力した後、そのモーション中に昇竜拳の技を入力することで「アッパー昇竜拳」というような連続技を繰り出すテクニック。上級者向きだが奥の深いテクである)。 --当たり判定がいい加減で、ガードを突き抜けることもよくある。さらにダメージも安定せず、''当たってもダメージゼロということもある。'' --飛び道具が何故か中段判定。 --ヒットバック(攻撃がヒットすると攻撃者が少し後退する)が存在しない。このため、壁際で技を繰り出していれば簡単に勝ててしまう。 ---ロン・ヴェイの「龍鱗壁」を壁際でヒットさせると、10割あるいは9割削って気絶というとんでもないことになってしまう。 --特定の技は確実に気絶させられるので、これを連発すればハメ殺せる。 --格闘ゲームには必須と言える、必殺技をガードした時の削りも無い。 --KOすると、相手は一度ダウンするのだが突然起きあがり、その後、改めて負けポーズをとる。条件とかはなくて毎回こうなる。 ---ちなみにこの間、勝利者は操作可能で、KOキャラには投げ技のみ決めることが出来る。さらに敗者側も操作可能で投げ技なら勝利キャラに決める事が可能(タイミングが難しいが)。 --得点の入り方がおかしい。技と得点が一致しない上、ラウンドボーナスが無いというのは前代未聞。技をヒットさせる以外は得点が加算されない。どんなに早いタイムで倒しても体力を多く残してもパーフェクト(本作ではエクセレント)で勝っても意味がない。 --セーブに関しても、1ブロックしか使ってないのに異様に時間がかかる。 -マニュアルに誤植がある。 --登場キャラのミスターデスの紹介文に「''あそらく''死んだ人間か~」などという誤植があり、しかもご丁寧に''誤植訂正の紙まで同封されていた。'' *キャラクターについて -北沢タクヤ --主人公。見た目は『餓狼伝説』のキム・カッファンで中身は『龍虎の拳』のリョウ・サカザキ。 --格闘スタイルは「テコンドー+我流柔術」ということだが、どう見ても極限流空手。技のモーションは『餓狼伝説スペシャル』のリョウから殆どを盗用。 --必殺技は虎煌拳、飛燕疾風脚、暫裂拳、(飛ばない)覇王翔吼拳に加え投げ技の膝地獄がある。テコ・・・ンドー・・・?主人公なのに昇龍拳系の無敵対空技を持っていないのが悲しいところ。 --勝利メッセージの''あなたにテコンドーを教えてやろうか?''は有名。礼儀正しいんだか高圧的なんだかよくわからない不思議な雰囲気の台詞である。というかお前のは空手だろうが。 -ロン・ヴェイ --主人公のライバル的ポジション。見た目は『ワールドヒーローズ』のドラゴンか『ストリートファイター』のフェイロン。 --格闘スタイルは「カンフー+殺陣」。「ブーメラン+実践空手道」を上回る衝撃である。 --必殺技の「龍麟壁」はどう見ても麻宮アテナのサイコリフレクターなのだが、前述の通り''壁際でヒットさせると即死あるいは9割削って気絶''という恐ろしい性能を誇る。まさにサイコ(キチガイ)な技である。 --超必は乱舞系なのだが、ロック技ではないため絶対に途中でスカってガードされ、止めのサマソ(もちろんガードされる)で巨大な隙を作るという謎な技。 -カン・ティ・コン --主人公の祖父でティ・ジャウ神拳の使い手。見た目は『餓狼伝説』のタン・フー・ルー。 --技のモーションはタン・フー・ルーの他、『龍虎の拳』のリー・パイロンからも盗用しているものがある。 --超必殺技は何故か1ラウンドに付き1回しか使えない。 --無理がたたったのか、EDで寿命が尽きて死んでしまう。 -ミシェール --一言で言えば、''「『鉄拳』のミシェール・チャンのコスプレをした『龍虎の拳』のユリ・サカザキ」。'' --なので、技のモーションはことごとくユリ・サカザキに酷似している。 --このキャラの魅力はなんといっても、代アニの生徒が当てたやる気のないボイス。とにかく全然やる気の無いボイスなのだ(''「らいとにんぐかったぁ」って感じで平仮名表記したくなるような'')。 -ガンプ --ケニアの動物保護官。本作では数少ない、パクリじゃないオリジナルキャラ? ---強いて言えば、外見は『餓狼伝説』のリチャード・マイヤで設定は『ファイターズヒストリー』のザジィ・ムハバ+『餓狼伝説』のフランコ・バッシュ、と言ったところだろうか。他のキャラほど露骨ではないので、断言は出来ないが。 --必殺技はレバー1回転投げ、超必殺技がレバー2回転投げなのだが、このゲームでは正確に1回転(2回転)させないとコマンド入力を受け付けないので非常に出しにくい。立ちスクリューなんて絶対無理。 -ビル・ガーデス --見た目は『龍虎の拳』のジャック・ターナーをハゲにしたような感じ。 --設定では元は暴走族のリーダーだったのだが、ある組織の幹部であるアザールに壊滅させられ、結局は組織の一員として働いていることになっている。ここもジャック・ターナーそのまんまである。 ---ビルステージもご丁寧に『龍虎2』のジャックステージそっくりになっている。ここまで忠実にパクるとは。 --技のモーションもジャックのパクリだが、一部の技は『ワールドヒーローズ』のマッスルパワーやJ・カーンに良く似ている。 --こいつもレバー1回転(2回転)投げを持つが、ガンプ同様非常に出しにくい。 -J --二階堂紅丸の髪形をした女ムエタイ使い。でも技のモーションは不知火舞に酷似。一部にユリ・サカザキのモーションも混じっている。 --設定は、弟と2人暮らしで弟だけでも幸せにしたいが為に汚い裏の仕事も行い、今では「麻薬女王」の名で知られるようになったという、『龍虎の拳』のキングも入ったカオスなキャラである。 --技は竜巻旋風脚みたいな必殺技が凄い。本作では極端に技の威力が低いのだが(投げなら20回以上決めてようやくKO)、この技は3回、全ヒット(合計9ヒット)させるだけでKOできる。だが、それ以上に怖いのは''全ヒットすると問答無用で気絶すること''。気絶したところにもう1回決めれば気絶から気絶、そこにもう1回入れればKO。''つまり攻撃力云々は関係なく1回決めれば勝ちが確定してしまうのだ。'' ---ただT-660は気絶すると姿勢が低くなって当たらない。そして坂本は、ただ立っているだけなのに何故か当たらない(頭のところで脚がクルクル回るだけ、何故だ?)。 --超必殺技も(別の意味で)凄い。いわゆる昇龍裂破系で3連続で対空系の技を繰り出すのだが、繋がる箇所が全くない。つまりヒットさせても威力はカスで反撃確定という酷い技である。まあ竜巻旋風脚だけあればいいのだが。 --そしてEDで弟の正体が明かされるが・・・。 -坂本辰之助 --見た目は『サムライスピリッツ』の柳生十兵衛。でも武器は木刀である。しかし木刀を使う殺し屋って・・・? --ニュートラルポーズが高速でぷるぷる震えていて気持ち悪い。 --必殺技の木刀を叩きつける技は、当てれば相手を問答無用で気絶させられるのだが、コマンド受付が非常に厳しく出しにくい。 --超必殺技はは「4(真後ろのみ)溜め64646+P」という出しにくいコマンドなのに、ゲイザー系でまず当たるわけがない技。 --EDでは組織のっとりに成功して莫大な財産を得るが・・・。 -アザール・ウィッツ --見た目は「ガイルの服を着たMr.BIG」。技はガイル+『龍虎の拳』のジョン・クローリー。 --何故かキャプテン・サワダの「忍法神隠し」をパクったワープ技も使う。 --超必殺技は坂本同様、真横溜めなのにゲイザー系という、どうやって当てるのかわからない謎の技。 -ミスターデス --主人公と技が酷似した暗殺者。見た目は『龍虎の拳』のタクマ・サカザキであろうか。 --取説で紹介文で「''あそらく''死んだ人間か~」という誤植があったのは先述の通り。 --技は上方向や下方向に軌道を変更する変な飛び道具に、一度飛び上がってから急降下連続蹴りする技に、へぼい暫裂拳とへぼい幻影脚を使う。超必殺技は覇王翔吼拳ポーズで、小さな気弾を撃ち出す違和感ありすぎの技(でも威力高い上に100%気絶する。当てりゃ勝ち)。 -カイン・ザハート --組織のボスだが、見た目は『龍虎の拳2』に登場した若き日のギース・ハワードそのまんま。 --カインステージも黒服がいない事をのぞけば『龍虎2』のギースステージとほとんど同じ。設定によると大切なものは己自身だそうだ。さらに使う技(烈風拳はないが、印象深いスライディングやマイナー技のエクスプロージョンボールは持ってる)や負けポーズまで同じ。 --超必殺技は乱舞で、本作では珍しくちゃんと最後までヒットする。でも投げ間合いでしか発動しないうえに発動するとジャンプしてから相手を攻撃するので、まずヒットしない。しかもコマンド長すぎ。 -T-660 --ラスボス。JのEDでその正体がJの弟だと明かされる以外は正体不明で、何でラスボスなのかもわからない。 --見た目は『KOF』のチョイ・ボンゲだが、立ちポーズや技のモーションは『ストII』のブランカそのまんま。 --しかも超弱い。 --一応プレイヤーも使用可能で、その場合最後の同キャラ戦の敵の名前が「T-661」となる。 *評価 -ファミ通のレビューで40点満点中''13点''の低得点を叩き出した。 --参考までに、同時期のゲームでは[[修羅の門]]が12点、[[デスクリムゾン]]が13点。 *余談 -メディアミックス展開を図っていたらしく、小説・コミックが収録された書籍、ドラマCDおよびイメージソングCDもある。しかし出来は言うまでもない。 -開発元のUnico Electronicsは、1994年にアーケードで「Dragon Master」を出しているがこれもストII等からのインスパイアが激しい。

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