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*センチメンタルグラフティ2 【せんちめんたるぐらふてぃつー】 |ジャンル|恋愛シミュレーション|&amazon(B00006LJFX)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |発売元|NECインターチャネル|~| |発売日|2000年7月27日|~| |定価|6,800円|~| |分類|''特定ファンにとって黒歴史のゲーム''|~| |ポイント|[[OPでいきなり前作主人公死亡!>http://www.youtube.com/watch?v=BfZ2NHhL45U]]&br()ヒロイン全員が中古&br()誰も攻略したくない、全員そっとしとこう|~| ---- #contents(fromhere) ---- //シナリオが電波なだけではクソゲーとはいえないような・・・他に問題点ないの? *概要 -[[センチメンタルグラフティ]]の2年後を舞台にした続編。 -全国各地を旅しながら12人を相手に恋愛をするという異様な設定が笑いのネタとなった前作と違い、東京を舞台に心に傷を負ったヒロインと交流、恋愛するという、正統派の恋愛アドベンチャーに回帰している。 -前作はともかくとして、アニメ版「センチメンタルジャーニー」は好評価を得ていたこともあって、次世代機での続編発表の際はそこそこ期待が集まった。 -2000年1月27日とアナウンスされていた当初の発売予定は遅れに遅れ、ちょうど半年後の7月27日にようやく発売となった。 -結婚出産のため休業中だった岡田純子に代わって、有島モユが安達妙子役を勤めた。 -専門誌の一つであるドリームキャストプレスが、最終号で山本るりかのヌードを表紙に起用し、ユーザーを仰天させた。 *評価点 -プラットフォームがドリームキャストに移ったことにより、グラフィックが格段に向上し、甲斐智久ファンを納得させた。また発売延期の間にVGA対応に仕様がグレードアップした。 --初回版には甲斐智久のデジタル画集『サードウィンドウ』が付属する。 -日本各地12人全員をまたにかける不自然な状況がなくなり、特定のヒロインに一途に接することも可能になった。また舞台を東京に集約したことで、ヒロイン達の横のつながりが出来、ストーリーに絡むようになった。 -後にライトノベル「迷い猫オーバーラン!」シリーズをヒットさせる松智洋がシナリオ監督を担当。感動的なストーリーに関しては評価する声も多い。 *問題点 -''前作主人公の葬式''から始まるという、批評的に大コケした前作を切り捨てるかのごとき、せつなさ炸裂のストーリーとなっている。 --ヒロイン全員が前作の主人公と付き合っていたという設定は残ったため、見方によっては''全員が中古''という状況が生まれた。 ---心に傷を負ったという設定から、ヒロイン達はみな暗く無愛想。前作では序盤から全員とラブラブだったのと対照的に、今作では序盤は誰からも相手にされない展開となり、前作を攻略したファンを落胆させた。 ----しかもヒロイン達は物語の展開において唐突に怒ったり泣いたりする。 ---ドリマガの女性レビュアーには『''「誰も攻略したくない、全員そっとしとこう」と思った恋愛アドベンチャーって初めて''』と評された。 ---ただしエンディングに関してはバッドエンドは存在せず、Happy/Better/Goodの3種類のどれかに必ず行き着く為、全く救いがない訳ではない。 --また、たった1枚の手紙の為に野宿も辞さず全国12都市を駆け回るという、常識はずれなバイタリティを持っていた前作の主人公に対するファンも、極一部にではあるが存在した。 -ゲームとしては街中を散策してヒロインとのイベントを見つける古典的システムだが、これは当時としても時代遅れの仕様で、どこで何をすればいいかわからない場面が多く攻略チャートが必須。通常イベントの進め方を間違えることによって重要イベントの存在が消去され、シナリオの進行が不可能になる事もある。 -またヒロインの的を絞れることによって、12人つまみ食いの不自然さが薄れた反面、同じヒロインの同じイベントを繰り返し見るケースが増えた。 *総論 -ゲームとしては古典的ギャルゲーの範疇に収まっており決してクソゲーとまでは言い切れないものの、アニメ版までの無邪気で明るいヒロイン像が大きく歪められてしまった事により、特定ファンにとっては黒歴史といえる内容となった。 --実際、「センチ2は本当の続編ではない((センチ1のシナリオライターである大倉らいたが製作から降ろされた事に由来))」として一部ファンの間では発売前から不買運動も起きていた。それでもサクラ大戦2ですら初週6万本というギャルゲーバブル崩壊の中にあって初週5万本の売り上げを記録したのだから、不買運動は功を奏さなかったというべきだろう((というか、かなりの確率でその一部ファンも売り上げに貢献した事だろう。))。 *その後の展開 -さらなる続編として『センチメンタルグラフティ~約束』『センチメンタルプレリュード』の2作が発売された。 --前者は番外編的なビジュアルノベルであり、後者はセンチ1のシナリオライター・大倉らいたを復帰させたものの発表から発売まで4年もの間を開けてしまい、どちらも大きな話題になる事はなくシリーズの終焉を迎えた。 --一時期はポスト『ときめきメモリアル』を嘱望された作品ではあったが、やはりセンチ1が発売される直前までのムーブメントであったといえよう。 -この作品に深く関与した制作会社・マーカスは『センチ2』発売後に捲土重来の夢叶わず、倒産した。 --ちなみにマーカス勤務だった窪田正義はその後「六月十三」とペンネームを変え、夫人と共にワンダーファームを設立したものの、目ぼしい功績は『おとぎストーリー天使のしっぽ』で平野綾((当時小学生で現在はアイドル声優。))をデビューさせたこと位である。 ----
*センチメンタルグラフティ2 【せんちめんたるぐらふてぃつー】 |ジャンル|恋愛シミュレーション|&amazon(B00006LJFX)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |発売元|NECインターチャネル|~| |発売日|2000年7月27日|~| |定価|6,800円|~| |分類|''特定ファンにとって黒歴史のゲーム''|~| |ポイント|[[OPでいきなり前作主人公死亡!>http://www.youtube.com/watch?v=BfZ2NHhL45U]]&br()ヒロイン全員が中古&br()誰も攻略したくない、全員そっとしとこう|~| ---- #contents(fromhere) ---- //シナリオが電波なだけではクソゲーとはいえないような・・・他に問題点ないの? *概要 -[[センチメンタルグラフティ]]の2年後を舞台にした続編。 -全国各地を旅しながら12人を相手に恋愛をするという異様な設定が笑いのネタとなった前作と違い、東京を舞台に心に傷を負ったヒロインと交流、恋愛するという、正統派の恋愛アドベンチャーに回帰している。 -前作はともかくとして、アニメ版「センチメンタルジャーニー」は好評価を得ていたこともあって、次世代機での続編発表の際はそこそこ期待が集まった。 -2000年1月27日とアナウンスされていた当初の発売予定は遅れに遅れ、ちょうど半年後の7月27日にようやく発売となった。 -結婚出産のため休業中だった岡田純子に代わって、有島モユが安達妙子役を勤めた。 -専門誌の一つであるドリームキャストプレスが、最終号で山本るりかのヌードを表紙に起用し、ユーザーを仰天させた。 *評価点 -プラットフォームがドリームキャストに移ったことにより、グラフィックが格段に向上し、甲斐智久ファンを納得させた。また発売延期の間にVGA対応に仕様がグレードアップした。 --初回版には甲斐智久のデジタル画集『サードウィンドウ』が付属する。 -日本各地12人全員をまたにかける不自然な状況がなくなり、特定のヒロインに一途に接することも可能になった。また舞台を東京に集約したことで、ヒロイン達の横のつながりが出来、ストーリーに絡むようになった。 -後にライトノベル『迷い猫オーバーラン!』シリーズをヒットさせる松智洋がシナリオ監督を担当。感動的なストーリーに関しては評価する声も多い。 *問題点 -''前作主人公の葬式''から始まるという、批評的に大コケした前作を切り捨てるかのごとき、せつなさ炸裂のストーリーとなっている。 --ヒロイン全員が前作の主人公と付き合っていたという設定は残ったため、見方によっては''全員が中古''という状況が生まれた。 ---心に傷を負ったという設定から、ヒロイン達はみな暗く無愛想。前作では序盤から全員とラブラブだったのと対照的に、今作では序盤は誰からも相手にされない展開となり、前作を攻略したファンを落胆させた。 ----しかもヒロイン達は物語の展開において唐突に怒ったり泣いたりする。 ---ドリマガの女性レビュアーには『''「誰も攻略したくない、全員そっとしとこう」と思った恋愛アドベンチャーって初めて''』と評された。 ---ただしエンディングに関してはバッドエンドは存在せず、Happy/Better/Goodの3種類のどれかに必ず行き着く為、全く救いがない訳ではない。 --また、たった1枚の手紙の為に野宿も辞さず全国12都市を駆け回るという常識はずれなバイタリティを持っていた前作の主人公に対するファンも、極一部にではあるが存在した。 -ゲームとしては街中を散策してヒロインとのイベントを見つける古典的システムだが、これは当時としても時代遅れの仕様で、どこで何をすればいいかわからない場面が多く攻略チャートが必須。通常イベントの進め方を間違えることによって重要イベントの存在が消去され、シナリオの進行が不可能になる事もある。 -またヒロインの的を絞れることによって、12人つまみ食いの不自然さが薄れた反面、同じヒロインの同じイベントを繰り返し見るケースが増えた。 *総論 -ゲームとしては古典的ギャルゲーの範疇に収まっており決してクソゲーとまでは言い切れないものの、アニメ版までの無邪気で明るいヒロイン像が大きく歪められてしまった事により、特定ファンにとっては黒歴史といえる内容となった。 --実際、「センチ2は本当の続編ではない((センチ1のシナリオライターである大倉らいたが製作から降ろされた事に由来。))」として一部ファンの間では発売前から不買運動も起きていた。それでもサクラ大戦2ですら初週6万本というギャルゲーバブル崩壊の中にあって初週5万本の売り上げを記録したのだから、不買運動は功を奏さなかったというべきだろう((というか、かなりの確率でその一部ファンも売り上げに貢献した事だろう。))。 *その後の展開 -さらなる続編として『センチメンタルグラフティ~約束』『センチメンタルプレリュード』の2作が発売された。 --前者は番外編的なビジュアルノベルであり、後者はセンチ1のシナリオライター・大倉らいたを復帰させたものの発表から発売まで4年もの間を開けてしまい、どちらも大きな話題になる事はなくシリーズの終焉を迎えた。 --一時期はポスト『ときめきメモリアル』を嘱望された作品ではあったが、やはりセンチ1が発売される直前までのムーブメントであったといえよう。 -この作品に深く関与した制作会社・マーカスは『センチ2』発売後に捲土重来の夢叶わず、倒産した。 --ちなみにマーカス勤務だった窪田正義はその後「六月十三」とペンネームを変え、夫人と共にワンダーファームを設立したものの、目ぼしい功績は『おとぎストーリー天使のしっぽ』で平野綾((当時小学生で現在はアイドル声優。))をデビューさせたこと位である。 ----

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