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*ガンフロンティア 【がんふろんてぃあ】 |ジャンル|縦スクロールシューティング|~| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |販売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1990年|~| |分類|&bold(){賛否両論ゲーム、或いは鬱ゲー}|~| //|ポイント||~| **ストーリー かつてアメリカで起こったゴールド・ラッシュのように、金を求めての宇宙開拓が始まった22世紀。開拓地の1つ惑星グロリアは、突如として宇宙海賊「ワイルドリザード」に襲われ、開拓民の多くが殺されもしくは奴隷として過酷な労働にさいなまれていた。&br()そのとき、何処からともなく2機の戦闘機がグロリアへ降り立ったのであった・・・。 **概要 近未来の惑星を舞台にしながら、荒野を眼下に空飛ぶ拳銃が撃ち合う、という西部劇をディフォルメしたような画面展開が持ち味の縦シューティング。&br() 一般的なショット&ボム方式のゲームだがボム周りの仕様が少々変わっている。地上ザコを破壊すると出る金塊を1個取るごとに小ボムが補給され、小ボムが一定量集まると大ボムに変化する仕組み。&br()大ボムを持っていなくてもボムを撃つことは出来るが効果範囲は狭くなっている。またシステムの都合上ミスってもボムがあまり増えない。 水煙のもうもうと上がる滝口から現れ、雷雲の中で決戦する2ボス、砂浜に着くと敵歩兵と戦車がぞろぞろ上陸する3面の船、映画館を壊すとラストシーンが地面に投影される4面、 絶望的な戦力の集う光景を眼下に突き進む5面冒頭、というような演出面では稼働当時から好評を得ており、1991年のゲーメスト大賞では編集部特別賞を受賞していた。 BGMは珍しく原曲を外部のコンポーザーが手がけており、タイトーお抱えのサウンドチームとして知られるZUNTATAは今回編曲担当だったようである。 **難点 ただしこのゲームの難易度は現在から見てもかなりのいやらしさを誇っている。 全体的にゲームスピードが遅く、自機もザコ敵の弾も遅め。殆どの敵弾は棒状で当たり判定も大きい。加えてある程度狙いがアバウトで、自機の移動する方向へそらすように撃ってくるため誘導が難しく、中途半端な動作ではあっさり弾に追い込まれる。&br() また一部の空中ザコは撃ち損ねると弾を撃ちながら自機の周りにまとわりついてなかなかスクロールアウトしてくれない。敵弾の遅さも相俟って絶えずプレッシャーをかけてくる。&br() そこへミサイル戦車など速めの弾を撃つザコに狙われるとボムしない限りお手上げ、なことになりがちである。 それらに加えて、無駄弾を撃つとだんだんゲームランクが上昇する仕様が曲者となっている。前半面で調子に乗ってショットを垂れ流しまくっていると、3面あたりで常にザコや敵弾に包囲されるという胃の痛い代償を覚悟しなければならない。&br() それでなくても、5面(6面はラスボス戦のみなので事実上の最終面)はステージの長さといい敵の物量といい4面以前とは別格となっており、ランクが上がろうと下がろうと関係ないという地獄である。&br()BGM、シチュエーションともに非常に燃えるのだが、難易度の面も熱過ぎるため今でも語り草になっている。&br() 最後にこのゲームはミスると特定のポイントまで戻されるルールのため、残機に任せて押すような強引な手は全く通じない。 **鬱要素 -全残機を没収された状態でラスボスとの一騎打ちを強いられる。代わりに2発までならラスボスの弾が当たっても耐えられるが、負けるとコンティニュー不能で強制的にバッドエンド(ゲームオーバー)を迎えてしまう。 --この一騎打ち、こっちは6発しか撃てず、敵がセコいことにバリアみたいなのを回転させてこっちの弾を防ぐため、負けてこれまでの苦労がパーになりやすい。 --とは言え、グッドエンドはタイトー系シューティング屈指の英雄的な内容なので、鬱ゲーとまで言い切れるかは微妙である。 -アトラクトデモで、ワイルドリザードによる侵略の様子を切々と語る少年の顔がかなり恐い。これも鬱かというと少し違うが。 **裏話 [[こちら>http://www6.ocn.ne.jp/~t-1008dx/]]にて、本作品をはじめとする「プロジェクト・ガンフロンティア」を手がけた仙波氏による裏話を観ることが出来る。&br() 「低予算でシューティングゲームの自社開発ラインを開拓する」という目的を持っていたようである。&br() 当時のタイトーシューは東亜プランなどへの外注作が多く、自社開発ではダライアスIIやナイトストライカーのように特殊筐体を用いたバブリーな代物が多かったのは確かである。
*ガンフロンティア 【がんふろんてぃあ】 |ジャンル|縦スクロールシューティング|~| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |販売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1990年|~| |分類|&bold(){賛否両論ゲーム、或いは鬱ゲー}|~| |ポイント|敵の挙動にクセが強い&br()見た目も難易度も絶望的な5面&br()映画のようなゲームとも評される|~| **ストーリー かつてアメリカで起こったゴールド・ラッシュのように、金を求めての宇宙開拓が始まった22世紀。開拓地の1つ惑星グロリアは、突如として宇宙海賊「ワイルドリザード」に襲われ、開拓民の多くが殺されもしくは奴隷として過酷な労働にさいなまれていた。&br()そのとき、何処からともなく2機の戦闘機がグロリアへ降り立ったのであった・・・。 **概要 近未来の惑星を舞台にしながら、荒野を眼下に空飛ぶ拳銃が撃ち合う、という西部劇をディフォルメしたような画面展開が持ち味の縦シューティング。&br() 一般的なショット&ボム方式のゲームだがボム周りの仕様が少々変わっている。地上ザコを破壊すると出る金塊を1個取るごとに小ボムが補給され、小ボムが一定量集まると大ボムに変化する仕組み。&br()大ボムを持っていなくてもボムを撃つことは出来るが効果範囲は狭くなっている。またシステムの都合上ミスってもボムがあまり増えない。 水煙のもうもうと上がる滝口から現れ、雷雲の中で決戦する2ボス、砂浜に着くと敵歩兵と戦車がぞろぞろ上陸する3面の船、映画館を壊すとラストシーンが地面に投影される4面、 絶望的な戦力の集う光景を眼下に突き進む5面冒頭、というような演出面では稼働当時から好評を得ており、1991年のゲーメスト大賞では編集部特別賞を受賞していた。 BGMは珍しく原曲を外部のコンポーザーが手がけており、タイトーお抱えのサウンドチームとして知られるZUNTATAは今回編曲担当だったようである。 **難点 ただしこのゲームの難易度は現在から見てもかなりのいやらしさを誇っている。 全体的にゲームスピードが遅く、自機もザコ敵の弾も遅め。殆どの敵弾は棒状で当たり判定も大きい。加えてある程度狙いがアバウトで、自機の移動する方向へそらすように撃ってくるため誘導が難しく、中途半端な動作ではあっさり弾に追い込まれる。&br() また一部の空中ザコは撃ち損ねると弾を撃ちながら自機の周りにまとわりついてなかなかスクロールアウトしてくれない。敵弾の遅さも相俟って絶えずプレッシャーをかけてくる。&br() そこへミサイル戦車など速めの弾を撃つザコに狙われるとボムしない限りお手上げ、なことになりがちである。&br() 1面からして、ショットパワーが上がるコインを持ったザコが突撃してくる、いきなり後ろから戦車が現れて撃ちまくってくる、後半の空中ザコが迎撃しづらい角度で飛び込んでくる、という風に非常にクセのある敵配置となっている。 それらに加えて、無駄弾を撃つとだんだんゲームランクが上昇する仕様が曲者となっている。前半面で調子に乗ってショットを垂れ流しまくっていると、3面あたりで常にザコや敵弾に包囲されるという胃の痛い代償を覚悟しなければならない。&br() それでなくても、5面(6面はラスボス戦のみなので事実上の最終面)はステージの長さといい敵の物量といい4面以前とは別格となっており、ランクが上がろうと下がろうと関係ないという地獄である。&br()BGM、シチュエーションともに非常に燃えるのだが、難易度の面も熱過ぎるため今でも語り草になっている。&br() 最後にこのゲームはミスると特定のポイントまで戻されるルールのため、残機に任せて押すような強引な手は全く通じない。 **鬱要素 -全残機を没収された状態でラスボスとの一騎打ちを強いられる。代わりに2発までならラスボスの弾が当たっても耐えられるが、負けるとコンティニュー不能で強制的にバッドエンド(ゲームオーバー)を迎えてしまう。 --この一騎打ち、こっちは6発しか撃てず、敵がセコいことにバリアみたいなのを回転させてこっちの弾を防ぐため、負けてこれまでの苦労がパーになりやすい。 --とは言え、グッドエンドはタイトー系シューティング屈指の英雄的な内容なので、鬱ゲーとまで言い切れるかは微妙である。 -アトラクトデモで、ワイルドリザードによる侵略の様子を切々と語る少年の顔がかなり恐い。これも鬱かというと少し違うが。 **裏話 [[こちら>http://www6.ocn.ne.jp/~t-1008dx/]]にて、本作品をはじめとする「プロジェクト・ガンフロンティア」を手がけた仙波氏による裏話を観ることが出来る。&br() 「低予算でシューティングゲームの自社開発ラインを開拓する」という目的を持っていたようである。&br() 当時のタイトーシューは東亜プランなどへの外注作が多く、自社開発ではダライアスIIやナイトストライカーのように特殊筐体を用いたバブリーな代物が多かったのは確かである。 『バトルガレッガ』が本作のフォロワーとして有名。ランクゲー繋がりでもある。

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