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クライムファイターズ - (2012/11/17 (土) 22:53:43) の1つ前との変更点

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*クライムファイターズ 【くらいむふぁいたーず】 |ジャンル|ベルトアクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|1989年|~| |分類|''ゲームバランス不安定''|~| |ポイント|激ムズ…。&br()自機が運動不足&br()目押し重要&br()エクストラステージはほぼ無理ゲー&br()|~| ---- #contents(fromhere) ---- //2作目はゲームカタログに移したほうがいいと思う **概要 犯罪都市シカゴで連続美女誘拐事件が発生し、市警は急遽、特捜班『クライムファイターズ』を組織し、救出に向かわせたという設定のベルトスクロールアクションゲーム。キャッチコピーは『CITYでは命が100あっても足りない』。全8面+エクストラステージの全9面、2週エンド。本作は2P版(汎用筐体)と4P版(ガントレット筐体)が存在する。 **システム 8方向レバー+3ボタン(パンチ、キック、バックキック(バックキックは4P版では不可能))で操作。パンチ+キックでジャンプ。~ ザコをダウンさせると銃を所持していれば銃で、素手ならキックでダウンした相手への攻撃が可能。このダウンした相手への追い打ちは後のコナミ製のベルトアクションに引き継がれる。~ 独特の仕様として、敵はHPが約1になると「木偶」と呼ばれる状態になり、何故か攻撃してこなくなる。~ また4P版ではライフ表示がゲージから数字になり、制限時間は無いが、時間経過でライフが減少する仕様に変更されている。~ 本作はアタリの「ガントレット」の筐体を使用した4Pバージョンが市場に多く出回っており、このバージョンのヒットによりコナミが4人協力プレイ可能筐体のリリースを90年代初期に力を入れるようになる。~ 特定の敵を倒すと武器が入手できる。ナイフや鉄棒などオーソドックスな殴り武器もあるのだが、中でも特色あるのは「銃」。~ この銃、威力は低いが射程は無制限で、かつ弾数が無限である(弾数無制限は2P版のみ)。ステージクリアするか攻撃を受けるかしない限りはずっと使えるので、銃を入手すると後は「近寄られるまで銃をパンパン撃ちまくり、寄られたら間合いを離して死ぬまで繰り返す」作業ゲーになる。ボスはやたらに強いので(後述)、銃を落とすと苦しい展開となってしまう。「そこがいい」と感じる人もいれば、「大味だな」と感じる人もいる。~ 敵はかなり個性的。中にはゲイの男や発情した犬、ムチを持ったSM嬢など、明らかにインモラルな奴らも登場する。しかも結構強敵。「危ない街」の雰囲気を演出するのには一役買っている。~ **評価点 -SEがかなり良い --ドカァ、バキィと表現するのはやや難しいが爽快な音。ナイフを刺した時の音などもこだわりを感じさせる。 -BGM、グラフィック共に質が高い --BGMの出来は泉陸奥彦(BGM担当)だけあって高水準。背景グラフィックがかなり凝っており、ダウンした敵に対し踏みつけ攻撃や銃による追い撃ちが出来るなど、暴力描写のえげつなさも高い。~ **問題点 -難易度の高さ --初期状態のプレイヤーはリーチも短く威力も無い素手である。『ファイナルファイト』のように一度に複数の敵をパンチで攻撃できるわけではないので、一体づつコツコツダメージを与えていく必要がある。 --基本的に自機は体力は多いが、攻撃に一癖ある性能で隙が大きめ。その中ではバックキックが使いやすいのだが、上記の通り4Pバージョンだと不可。足もあまり速くなく、何故かボタンを押しっぱなしにしてるときは移動が不可能である。 ---この作品より前に登場した「ダブルドラゴン」の主人公は当時にしてはたくさんの技を持つ高性能キャラであったので余計そう感じられる。 --「正面から殴り合うとまず反撃される」というゲーム性そのものはくにおくんでもダブドラでも共通の仕様であり、当時を鑑みれば特に問題とは言えない。強いてあげれば敵の出現数がダブドラより格別に多いことであろうか。 --回復アイテムは一切存在せず、クレジット追加(4Pバージョンのみ)かステージクリアによってのみ体力は回復する。この仕様も難易度の高さの一因。 --背景の一部に近づくと、ステージギミックが発動する場合がある。演出的にはなかなか面白いのだが、実はダメージこそ受けないものの強制的に武器を落としてしまうことがあり、ステージによってはその後の展開が非常に苦しくなる。中でも3面は「道路の縁石より画面上部に移動すると、強制的にギミック発動してしまう」仕様になっているため、ひっかかったプレイヤーは多いだろう。 --前述したとおり攻撃の当たり判定も結構狭く、連打攻撃を当てている時に縦軸をずらされてしまうことが多いため、敵キャラ一体一体との戦いに意外に時間がかかることが多い。ダウンさせた後の追い討ち攻撃を上手く使っていく必要がある。 -強い上に、体力が多めのボス。真っ向から殴りあおうとすると一方的にボコボコにされるため、確実に勝つには普通にプレイしていては分かりにくい隙や、半安全地帯を見つけないと苦しい。銃が出るステージならそれで押していけるが、どちらにしろ後述のエクストラステージのためにはパターンを完璧に把握することが必須。 -前半面はまだいいのだが、シビアなタイミングで攻撃と回避を要求される6面ボス、7面ボスなどはさすがにしんどい。相当慣れないと武器無しではきつい。 -8面をクリアするとエンディングでその後エクストラステージ…となるが、その前にネームエントリーが挟まれる。終わってもスコアが初期化されないので、少し不自然に思える。 --「エクストラステージ」では''1ボスから8ボスまでが一斉に逆襲しに来る''展開。そして主人公は''丸腰''。しかもボスを一人倒すごとに大男が一人追加される。テストプレイをしたのか疑わしい。 --初めは「こんなのクリアできるか!」と思うが、ボスにも「木偶」が使えるので一人ずつその状態にして最後にまとめて倒せば(当然常人には無理だが)なんとかクリア可能。タイムの関係上、どれだけ上手く立ち回っても1機失うことはほぼ確定だが。 -あげく、2周エンド。オールクリアを目指すとなると結構な集中力・時間が必要となる。 --但し2周目ではステージごとのアイテム継続が可能なので難易度は実は一周目よりは少し低くなっている。 -結局、似たような敵の出現数でありながら、爽快感を重視した作風のファイナルファイトに道を譲る羽目に。 **実はそんなに悪くない作品!? -一部では隠れた秀作と言う人も少なくなく、このゲームの攻略を紹介しているサイトもある。万人にお勧めできるとは言いがたいが、本作独自の魅力も確かに存在する。 **続編は… -続編として「クライムファイターズ2」が製作されている。 --「2」と銘打っていても実際は「ならず者のビジランテと巨大ギャングの抗争」であってストーリーにつながりはない。4人の異なる性能を有するキャラから選べたり、体力回復アイテムがあったりする。相変わらず武器や特定の通常攻撃が有利なバランス取りだが、ゲーム全体の難易度は下がっていて、全ボスによるリターンマッチも前作同様に存在するが、2人ずつ登場する形式に修正されており、全体的に丁寧に作られている良作である。 -また更なる続編としてタイトルこそクライムファイターズの名を冠しないが『バイオレントストーム』も存在。 --同じくストーリーに繋がりはないが、出せる技が多い、アメコミ調のグラフィック等本作の路線を引き継いでいる作品である。 #region(参考動画) &nicovideo2(smsm5738787) #endregion
*クライムファイターズ 【くらいむふぁいたーず】 |ジャンル|ベルトアクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|1989年|~| |分類|''ゲームバランス不安定''|~| |ポイント|激ムズ…。&br()自機が運動不足&br()目押し重要&br()エクストラステージはほぼ無理ゲー&br()|~| ---- #contents(fromhere) ---- //2作目はゲームカタログに移したほうがいいと思う **概要 犯罪都市シカゴで連続美女誘拐事件が発生し、市警は急遽、特捜班『クライムファイターズ』を組織し、救出に向かわせたという設定のベルトスクロールアクションゲーム。キャッチコピーは『CITYでは命が100あっても足りない』。全8面+エクストラステージの全9面、2週エンド。本作は2P版(汎用筐体)と4P版(ガントレット筐体)が存在する。 **システム 8方向レバー+3ボタン(パンチ、キック、バックキック(バックキックは4P版では不可能))で操作。パンチ+キックでジャンプ。~ ザコをダウンさせると銃を所持していれば銃で、素手ならキックでダウンした相手への攻撃が可能。このダウンした相手への追い打ちは後のコナミ製のベルトアクションに引き継がれる。~ 独特の仕様として、敵はHPが約1になると「木偶」と呼ばれる状態になり、何故か攻撃してこなくなる。~ また4P版ではライフ表示がゲージから数字になり、制限時間は無いが、時間経過でライフが減少する仕様に変更されている。~ 本作はアタリの「ガントレット」の筐体を使用した4Pバージョンが市場に多く出回っており、このバージョンのヒットによりコナミが4人協力プレイ可能筐体のリリースを90年代初期に力を入れるようになる。~ 特定の敵を倒すと武器が入手できる。ナイフや鉄棒などオーソドックスな殴り武器もあるのだが、中でも特色あるのは「銃」。~ この銃、威力は低いが射程は無制限で、かつ弾数が無限である(弾数無制限は2P版のみ)。ステージクリアするか攻撃を受けるかしない限りはずっと使えるので、銃を入手すると後は「近寄られるまで銃をパンパン撃ちまくり、寄られたら間合いを離して死ぬまで繰り返す」作業ゲーになる。ボスはやたらに強いので(後述)、銃を落とすと苦しい展開となってしまう。「そこがいい」と感じる人もいれば、「大味だな」と感じる人もいる。~ 敵はかなり個性的。中にはゲイの男や発情した犬、ムチを持ったSM嬢など、明らかにインモラルな奴らも登場する。しかも結構強敵。「危ない街」の雰囲気を演出するのには一役買っている。~ **評価点 -SEがかなり良い --ドカァ、バキィと表現するのはやや難しいが爽快な音。ナイフを刺した時の音などもこだわりを感じさせる。 -BGM、グラフィック共に質が高い --BGMの出来は泉陸奥彦(BGM担当)だけあって高水準。背景グラフィックがかなり凝っており、ダウンした敵に対し踏みつけ攻撃や銃による追い撃ちが出来るなど、暴力描写のえげつなさも高い。 **問題点 -難易度の高さ --初期状態のプレイヤーはリーチも短く威力も無い素手である。『ファイナルファイト』のように一度に複数の敵をパンチで攻撃できるわけではないので、一体づつコツコツダメージを与えていく必要がある。 --基本的に自機は体力は多いが、攻撃に一癖ある性能で隙が大きめ。その中ではバックキックが使いやすいのだが、上記の通り4Pバージョンだと不可。足もあまり速くなく、何故かボタンを押しっぱなしにしてるときは移動が不可能である。 ---この作品より前に登場した「ダブルドラゴン」の主人公は当時にしてはたくさんの技を持つ高性能キャラであったので余計そう感じられる。 --「正面から殴り合うとまず反撃される」というゲーム性そのものはくにおくんでもダブドラでも共通の仕様であり、当時を鑑みれば特に問題とは言えない。強いてあげれば敵の出現数がダブドラより格別に多いことであろうか。 --回復アイテムは一切存在せず、クレジット追加(4Pバージョンのみ)かステージクリアによってのみ体力は回復する。この仕様も難易度の高さの一因。 --背景の一部に近づくと、ステージギミックが発動する場合がある。演出的にはなかなか面白いのだが、実はダメージこそ受けないものの強制的に武器を落としてしまうことがあり、ステージによってはその後の展開が非常に苦しくなる。中でも3面は「道路の縁石より画面上部に移動すると、強制的にギミック発動してしまう」仕様になっているため、ひっかかったプレイヤーは多いだろう。 --前述したとおり攻撃の当たり判定も結構狭く、連打攻撃を当てている時に縦軸をずらされてしまうことが多いため、敵キャラ一体一体との戦いに意外に時間がかかることが多い。ダウンさせた後の追い討ち攻撃を上手く使っていく必要がある。 -強い上に、体力が多めのボス。真っ向から殴りあおうとすると一方的にボコボコにされるため、確実に勝つには普通にプレイしていては分かりにくい隙や、半安全地帯を見つけないと苦しい。銃が出るステージならそれで押していけるが、どちらにしろ後述のエクストラステージのためにはパターンを完璧に把握することが必須。 -前半面はまだいいのだが、シビアなタイミングで攻撃と回避を要求される6面ボス、7面ボスなどはさすがにしんどい。相当慣れないと武器無しではきつい。 -8面をクリアするとエンディングでその後エクストラステージ…となるが、その前にネームエントリーが挟まれる。終わってもスコアが初期化されないので、少し不自然に思える。 --「エクストラステージ」では''1ボスから8ボスまでが一斉に逆襲しに来る''展開。そして主人公は''丸腰''。しかもボスを一人倒すごとに大男が一人追加される。テストプレイをしたのか疑わしい。 --初めは「こんなのクリアできるか!」と思うが、ボスにも「木偶」が使えるので一人ずつその状態にして最後にまとめて倒せば(当然常人には無理だが)なんとかクリア可能。タイムの関係上、どれだけ上手く立ち回っても1機失うことはほぼ確定だが。 -あげく、2周エンド。オールクリアを目指すとなると結構な集中力・時間が必要となる。 --但し2周目ではステージごとのアイテム継続が可能なので難易度は実は一周目よりは少し低くなっている。 -結局、似たような敵の出現数でありながら、爽快感を重視した作風のファイナルファイトに道を譲る羽目に。 **実はそんなに悪くない作品!? -一部では隠れた秀作と言う人も少なくなく、このゲームの攻略を紹介しているサイトもある。万人にお勧めできるとは言いがたいが、本作独自の魅力も確かに存在する。 **続編は… -続編として「クライムファイターズ2」が製作されている。 --「2」と銘打っていても実際は「ならず者のビジランテと巨大ギャングの抗争」であってストーリーにつながりはない。4人の異なる性能を有するキャラから選べたり、体力回復アイテムがあったりする。相変わらず武器や特定の通常攻撃が有利なバランス取りだが、ゲーム全体の難易度は下がっていて、全ボスによるリターンマッチも前作同様に存在するが、2人ずつ登場する形式に修正されており、全体的に丁寧に作られている良作である。 -また更なる続編としてタイトルこそクライムファイターズの名を冠しないが『バイオレントストーム』も存在。 --同じくストーリーに繋がりはないが、出せる技が多い、アメコミ調のグラフィック等本作の路線を引き継いでいる作品である。 #region(参考動画) &nicovideo2(smsm5738787) #endregion

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