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クライムファイターズ - (2011/08/01 (月) 19:31:08) の1つ前との変更点

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*クライムファイターズ 【くらいむふぁいたーず】 |ジャンル|ベルトアクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|1989年|~| |分類|''ゲームバランス不安定''|~| |ポイント|激ムズ…。&br()ジャンプが出来ない&br()自機が運動不足&br()目押し重要&br()エクストラステージはほぼ無理ゲー&br()|~| ---- #contents(fromhere) ---- //2作目はゲームカタログに移したほうがいいと思う **概要 犯罪都市シカゴで連続美女誘拐事件が発生し、市警は急遽、特捜班『クライムファイターズ』を組織し、救出に向かわせたという設定のベルトスクロールアクションゲーム。キャッチコピーは『CITYでは命が100あっても足りない』。全8面+エクストラステージの全9面。 **システム 8方向レバー+3ボタン(パンチ、キック、バックキック(バックキックは4P版では不可能))で操作。~ 敵を倒すと持っていたナイフ、バット、銃が手に入る。~ 敵はHPが約1になると「木偶」と呼ばれる状態になり、何故か攻撃してこなくなる。~ 本作は[[T.M.N.T. スーパー亀忍者]]にしてもそうだがBGMの出来は泉陸奥彦(BGM担当)だけあって高水準。背景グラフィックがかなり凝っており、ダウンした敵に対し踏みつけ攻撃や銃による追い撃ちが出来るなど、暴力描写のえげつなさも高い。 **問題点 -が、肝心のゲーム内容が「[[ダブルドラゴン]]」を意識したにしては粗悪である。 -キャラ自体は小さく迫力不足である。 -何故かジャンプがない。ていうかジャンプがあってもあまり必要になる場所はあまりない。跳び膝蹴りやジャンピングソバットみたいな攻撃技は一応ある。 -ゲームの難易度は理不尽に高い。初期状態のプレイヤーはリーチも短く威力も無い素手である。『ファイナルファイト』のように一度に複数の敵をパンチで攻撃できるわけではないので、一体づつコツコツダメージを与えていく必要がある。 --基本的にパンチもキックも当たり判定がとても狭く出があまり速くなく隙が大きめ。体力は多いが。そして足もあまり速くなく回避力もかなり低い。しかも、ボタンを押しっぱなしにしてるときは移動が不可能である。 --「正面から殴り合うとまず反撃される」というゲーム性そのものはくにおくんでもダブドラでも共通の仕様であり、当時を鑑みれば特に問題とは言えない。強いてあげれば敵の出現数がダブドラより格別に多いことであろうか。 -回復アイテムは一切存在せず、クレジット追加(4Pバージョンのみ)かステージクリアによってのみ体力は回復する。この仕様もゲームの難易度の高さの一因となっている。 -特定の敵を倒すと「銃」が入手できるが、この銃、威力は低いが射程は無制限で、かつ弾数が無限である(弾数無制限は2P版のみ)。ステージクリアするか攻撃を受けるかしない限りはずっと使えるので、銃を入手すると後は作業ゲーになる。ボスはやたらに強いので(後述)、銃を落とすと苦しい展開となってしまう。そんな大味過ぎるバランスに疑問を感じたプレイヤーも少なくない。 -プレイヤーは時折勝手な行動をとって(そのときは操作不可能)ドアに潰されて自分でダメージを受けるという間抜けな主人公。(3面でこうなる部分がある) -前述したとおり攻撃の当たり判定も結構狭く連打攻撃を当てている時に敵キャラは偶に縦軸を移動することが多いため、敵キャラ一体一体との非常にシビアな縦軸調整が必須・目押しに常に労力ばかりがかかり、致命的なまでに爽快感に欠けている。精神的にプレイが苦痛。 -普通にプレイしていては絶対わからないような隙や半安全地帯を見つけないとわずかなダメージしかまともに与えられないほど強い上に体力が多すぎるボス。普通に殴りあおうとすると一方的にボコボコにされるため、パターンを完璧に把握しないとまず途方に暮れる。 -棒を回転させている間は全方向攻撃状態でその後はあはあ言っているときにしか攻撃のチャンスがない1面ボス、素手で立ち向かったんじゃほぼ勝ち目がない6面ボス、どんな戦法をとっても相打ちか返り討ちにしかならない7面ボスなど。 -8面をクリアするとエンディングでその後エクストラステージ…となるはずが、なんと''その前にネームエントリーと''いうやる気の感じられない仕様がある。しかもこのネームインが終わってもスコアが初期化されない。 -「エクストラステージ」では''1ボスから8ボスまでが一斉に逆襲しに来る''展開。そして主人公は丸腰であるという展開。しかもボスを一人倒すごとに大男が一人追加される。テストプレイをしたのか疑わしい。 --初めは「こんなのクリアできるか!」と思うが、ボスにも「木偶」が使えるので一人ずつその状態にして最後に倒せば(当然常人には無理だが)なんとかクリア可能。 -この作品より前に登場した「ダブルドラゴン」の主人公は当時にしてはたくさんの技を持つ高性能キャラであった。 -あげく、前述の極端に厳しすぎる内容で2周エンド。徹底的にプレイヤーに辛く当たっているとしか思えない。 --但し2周目ではステージごとのアイテム継続が可能なので難易度は実は一周目よりは少し低くなっている。 -敵としてハードゲイ男、足を押し付けてくる病犬、ムチを持ったSM嬢のような連中が出現し、「危ない街」の雰囲気を演出するのに一役買っている。 -結局、似たような敵の出現数でありながら、爽快感を重視した作風のファイナルファイトに道を譲る羽目に。 **実はそんなに悪くない作品!? -だが一部では隠れた秀作と言う人も少なくない。それにこのゲームの攻略を紹介しているサイトも少なくもあるので世間的にはあまり悪い扱いはされていないようだ。 **続編は… -続編のクライムファイターズ2はまともな出来になったが後半ボス難易度が高い設定になっている。 --「「2」と銘打っていても実際はならず者のビジランテと巨大ギャングの抗争であってストーリーにつながりはない」という世界観が変わっているが、ゲーム全体の難易度も下がっていて、体力回復アイテムがあり、同じように全ボスによるリターンマッチがあるが、2人ずつ登場する形式に修正され丁寧に作られている良作である。 #region(参考動画) &nicovideo2(sm12202345) #endregion
*クライムファイターズ 【くらいむふぁいたーず】 |ジャンル|ベルトアクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|1989年|~| |分類|''ゲームバランス不安定''|~| |ポイント|激ムズ…。&br()ジャンプが出来ない&br()自機が運動不足&br()目押し重要&br()エクストラステージはほぼ無理ゲー&br()|~| ---- #contents(fromhere) ---- //2作目はゲームカタログに移したほうがいいと思う **概要 犯罪都市シカゴで連続美女誘拐事件が発生し、市警は急遽、特捜班『クライムファイターズ』を組織し、救出に向かわせたという設定のベルトスクロールアクションゲーム。キャッチコピーは『CITYでは命が100あっても足りない』。全8面+エクストラステージの全9面。 **システム 8方向レバー+3ボタン(パンチ、キック、バックキック(バックキックは4P版では不可能))で操作。~ 敵を倒すと持っていたナイフ、バット、銃が手に入る。~ 敵はHPが約1になると「木偶」と呼ばれる状態になり、何故か攻撃してこなくなる。~ 本作は[[T.M.N.T. スーパー亀忍者]]にしてもそうだがBGMの出来は泉陸奥彦(BGM担当)だけあって高水準。背景グラフィックがかなり凝っており、ダウンした敵に対し踏みつけ攻撃や銃による追い撃ちが出来るなど、暴力描写のえげつなさも高い。~ 本作はアタリの「ガントレット」の筐体を使用した4Pバージョンが市場に多く出回ったこともある。 **問題点 -が、肝心のゲーム内容が「[[ダブルドラゴン]]」を意識したにしては粗悪である。 -キャラ自体は小さく迫力不足である。 -何故かジャンプがない。ていうかジャンプがあってもあまり必要になる場所はあまりない。跳び膝蹴りやジャンピングソバットみたいな攻撃技は一応ある。 -ゲームの難易度は理不尽に高い。初期状態のプレイヤーはリーチも短く威力も無い素手である。『ファイナルファイト』のように一度に複数の敵をパンチで攻撃できるわけではないので、一体づつコツコツダメージを与えていく必要がある。 --基本的にパンチもキックも当たり判定がとても狭く出があまり速くなく隙が大きめ。体力は多いが。そして足もあまり速くなく回避力もかなり低い。しかも、ボタンを押しっぱなしにしてるときは移動が不可能である。 --「正面から殴り合うとまず反撃される」というゲーム性そのものはくにおくんでもダブドラでも共通の仕様であり、当時を鑑みれば特に問題とは言えない。強いてあげれば敵の出現数がダブドラより格別に多いことであろうか。 -回復アイテムは一切存在せず、クレジット追加(4Pバージョンのみ)かステージクリアによってのみ体力は回復する。この仕様もゲームの難易度の高さの一因となっている。 -特定の敵を倒すと「銃」が入手できるが、この銃、威力は低いが射程は無制限で、かつ弾数が無限である(弾数無制限は2P版のみ)。ステージクリアするか攻撃を受けるかしない限りはずっと使えるので、銃を入手すると後は作業ゲーになる。ボスはやたらに強いので(後述)、銃を落とすと苦しい展開となってしまう。そんな大味過ぎるバランスに疑問を感じたプレイヤーも少なくない。 -プレイヤーは時折勝手な行動をとって(そのときは操作不可能)ドアに潰されて自分でダメージを受けるという間抜けな主人公。(3面でこうなる部分がある) -前述したとおり攻撃の当たり判定も結構狭く連打攻撃を当てている時に敵キャラは偶に縦軸を移動することが多いため、敵キャラ一体一体との非常にシビアな縦軸調整が必須・目押しに常に労力ばかりがかかり、致命的なまでに爽快感に欠けている。精神的にプレイが苦痛。 -普通にプレイしていては絶対わからないような隙や半安全地帯を見つけないとわずかなダメージしかまともに与えられないほど強い上に体力が多すぎるボス。普通に殴りあおうとすると一方的にボコボコにされるため、パターンを完璧に把握しないとまず途方に暮れる。 -棒を回転させている間は全方向攻撃状態でその後はあはあ言っているときにしか攻撃のチャンスがない1面ボス、素手で立ち向かったんじゃほぼ勝ち目がない6面ボス、どんな戦法をとっても相打ちか返り討ちにしかならない7面ボスなど。 -8面をクリアするとエンディングでその後エクストラステージ…となるはずが、なんと''その前にネームエントリーと''いうやる気の感じられない仕様がある。しかもこのネームインが終わってもスコアが初期化されない。 -「エクストラステージ」では''1ボスから8ボスまでが一斉に逆襲しに来る''展開。そして主人公は丸腰であるという展開。しかもボスを一人倒すごとに大男が一人追加される。テストプレイをしたのか疑わしい。 --初めは「こんなのクリアできるか!」と思うが、ボスにも「木偶」が使えるので一人ずつその状態にして最後に倒せば(当然常人には無理だが)なんとかクリア可能。 -この作品より前に登場した「ダブルドラゴン」の主人公は当時にしてはたくさんの技を持つ高性能キャラであった。 -あげく、前述の極端に厳しすぎる内容で2周エンド。徹底的にプレイヤーに辛く当たっているとしか思えない。 --但し2周目ではステージごとのアイテム継続が可能なので難易度は実は一周目よりは少し低くなっている。 -敵としてハードゲイ男、足を押し付けてくる病犬、ムチを持ったSM嬢のような連中が出現し、「危ない街」の雰囲気を演出するのに一役買っている。 -結局、似たような敵の出現数でありながら、爽快感を重視した作風のファイナルファイトに道を譲る羽目に。 **実はそんなに悪くない作品!? -だが一部では隠れた秀作と言う人も少なくない。それにこのゲームの攻略を紹介しているサイトも少なくもあるので世間的にはあまり悪い扱いはされていないようだ。 -ちなみにカプコンのファイナルファイトの2面スタート~地下鉄内は本作の1~2面に似ており、少なくとも本作の影響を受けていると思われる。 **続編は… -続編のクライムファイターズ2はまともな出来になったが後半ボス難易度が高い設定になっている。 --「「2」と銘打っていても実際はならず者のビジランテと巨大ギャングの抗争であってストーリーにつながりはない」という世界観が変わっているが、ゲーム全体の難易度も下がっていて、体力回復アイテムがあり、同じように全ボスによるリターンマッチがあるが、2人ずつ登場する形式に修正され丁寧に作られている良作である。 #region(参考動画) &nicovideo2(sm12202345) #endregion

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