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*THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD
【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず いーえっくす ねおぶらっど】
|ジャンル|対戦格闘|&Amazon(B00005TPIC)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|マーベラスエンターテイメント|~|
|開発元|アートゥーン|~|
|発売日|2002年1月1日|~|
|定価|5,800円（GBA本体セット:15,600円）|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|格ゲーとして破綻&br()メーカー対応が香ばしすぎる&br()マーベラスな正月の悪夢(ナイトメア)&br()タカラ餓狼の再来|~|
|>|>|CENTER:''[[KOFシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/221.html]]''|
**概要
-紹介されていた静止画状態の良さで、GBAでもネオジオ等身と同じようにKOFが出来るとファンは期待を寄せていたが…見事に裏切られた。
**特徴
-主なシステムは『[[KOF'2000>THE KING OF FIGHTERS 2000]]』とほぼ同じなので割愛するが、キャラや背景の素材に『'99』の物を使用している関係上'99ベースと誤解されやすい。
-本作オリジナルの新キャラとして、桜の花弁をベースとした技を使う葉花 萌が追加。
-選択可能なモードはCPU戦はチーム戦とシングル戦の2つが存在する他、チーム及びシングル戦の2つが選択可能な通信対戦モード、プレイヤー一人でどこまで戦えるか競うサバイバルモードと最終戦クリア時のタイムを競うタイムアタックモード、対戦の練習が可能なスパーリングモード、と基本的に選択可能なモードは家庭用KOFを踏襲している。
-チーム編成は基本的に'99を踏襲しているが、草薙 京が主人公に復帰、及び萌の参戦の関係上、主人公チームのみメンバーが変更されている。
--エディット専用キャラは後述するボスキャラの庵とギースの2人。ちなみに原作で主人公だったK'と相棒マキシマはヴァネッサ、山崎と共に隠しストライカーとしての登場。
--尚、各デフォルトチームのメンバーの内一人はストライカー専用キャラとしての参戦となる。
-操作モードはA,B,L,Rの4つのボタンを使用する「4ボタンモード」とA,B,Rの3ボタンを使用する「3ボタンモード」の2種類。それぞれオプションで変更出来る。
**問題点
-問題点、というか問題しかない
--タカラがSFCに移植したSNK作品の方がまだマシなレベルの内容。
--最初ストーリーがないに等しいくらい貧弱、てか中身が無い。
--説明書にはジョー東を「ジョーあずま(正しくはひがし)」と誤表記。
--OPはボスキャラを除く全キャラのバストアップ絵が表示されて最後に萌のバストアップ絵が表示されるだけの手抜き((従来のSNK作品では『リアルバウト餓狼伝説』などに本作同様バストアップ絵が表示されるOPも存在していたが、ちゃんと専用のイラストが表示される等手を抜いていない出来が多い。))。
--恒例の掛け合いもなし、動きもPS版以下のカクカクした動き。
-技のおかしい当たり、喰らい判定。ダメージもおかしな調整。
--リョウ・サカザキのしゃがみ強パンチが1ドットしか減らず、覇王翔吼拳はMAX版よりも通常版の方がダメージが高い。
--チョイ・ボンゲのMAX版鳳凰脚は通常版より威力が低くなっている。
--ロバート・ガルシアのMAX版龍虎乱舞は体力ゲージの8割分のダメージである。なお、通常版の約三倍となる。
--後述する萌の投げ並に異常にダメージが大きい必殺技の星読。
--等々、上位版の技の方が威力が低いなんてものもある。
-今時の格ゲーなのに対戦チーム毎にステージが固定されている上にラウンド開始時の演出もカット。
--それらのステージの中に『'99』でエレベーターの演出がストーリー等と相まって盛り上がる下水道ステージも存在するが、その演出もカット。
-ファミコン並のBGMの音源のショボさ。ボイスもこもりまくりで種類も皆無に等しい。タカラの熱闘以下。
--当のボイスもベースとなったKOF'2000の物を使用せず、何故か以前の作品の物ばかりを使用((例えば京に至っては荒噛みの「ボディが甘いぜ！」等の台詞が『'96』の「燃えろ～」や「喰らえ!」になっている等。))。何故本来の作品の物を使用しなかったのか。
--おまけにOP等一部のBGMの音量も何故か小さく、聞き取りづらい事この上ない。
-見てて楽しくないデモが飛ばせない。
--デモ用のBGMが用意されておらず、全て立ちグラフィックと台詞だけでデモが進行していく((本来のKOFでは『'95』等に立ちグラフィックになる場面は存在するものの、ちゃんとデモ絵は存在していた。))。状況説明だけで進行しているのも当然で、はっきり言って面白くない。
--一応チーム毎にEDも用意されているが、一枚絵が存在せず、やはり立ちグラフィックと台詞だけで進行していくので味気ない。特定のチーム(といっても2チームだけだが)専用のED曲が用意されているのが救いか。
-中ボスの八神庵とラスボスのギース戦は3対1なのだが、ボス側に補正もかかってなければ体力ゲージ3本ということもなく、同じキャラを3回ダウンさせるという納得のいかない設定。
--しかも、一度倒すとまた何事も無かったかのように対戦前デモが入るので余計に萎えてしまう。
---今までのシリーズ本編でのボスおよび一部イベント戦では3対1になってしまう関係で、ボス側に能力の大幅強化補正が掛かったり、2003ではボス等の1人で戦う側のライフゲージが3本分になっていたり等していた。
--そもそも、餓狼伝説シリーズならまだしも「KOFなのにラスボスがギース」という時点で何かが間違っている。
---とどめに、ギースと戦うのにも関わらず、BGMがおなじみの名曲ではない。
-通信対戦をするとボタン設定が強制的に先に通信を始めた方のものになってしまう。
-プレイヤー一人でどこまで戦えるか競うサバイバルモードと最終戦クリア時のタイムを競うタイムアタックモードも追加されているが、それぞれクリアしても何も得点無し。
-バグ多すぎ。
--キムの鳳凰脚から鳳凰脚へ繋がる。三本ゲージがある状態から即死させることができる。
--テリーのライジングタックルは落下中にも攻撃判定があり、隙が皆無。
--勝利ボイスがチャン・コーハンにしかない。
--チャンの身長が他のキャラと同じくらいの身長。
--キャラクターセレクト画面でカーソルを動かすと処理落ちする。
--飛び道具を当てると必ず処理落ちする。
--コマンド通りに入力しても技が出なく、キャラが操作通りに動いてくれないこともある。
---例えばダッシュのコマンドを入力してもなかなかキャラがダッシュをしてくれない、後述の萌の外袖の入力判定等。
--バグの代名詞であるフリーズはやっぱりある。
--クソ格ゲーに付き物の永パは当然実装。
--足払いがカウンターヒットすると追撃が可能。スパーリングモードではカウンターヒットの設定が可能なので、そのモードに限り永久パターンが使い放題に。
-CPUも基本的にしゃがみKだけで勝ててしまう。
-初心者向けという触れ書きで追加された「3ボタンモード」では強キックのコマンドが→+強パンチなのだが、密着して出す場合にコマンド的に通常投げがやたらと暴発しやすく、強キックを密着して確実に出すにはダッシュから出さなければならない為、結局通常の4ボタンが実践的というオチ。
-鳴り物入りで主人公チームに追加されたオリジナルキャラ「葉花萌」もいろいろアレな性能。
--ボイスが「つくよみ！」な星読」や、発生が遅すぎて全然対空になっていないサマーの「燕飛」、庵の葵花の様な連続入力技だが、1段目と2段目が全然繋がらない「外袖」など変な性能の技の数々。
--ボイスは真サムのチャムチャムでお馴染みの元女優・千葉麗子なのだが、真サム同様、演技が棒読み気味。「えい↓」「やー↓」
---ちなみに続編では必殺技は大幅に修正・仕様変更され、ボイスはともかく殆ど別キャラとも言うべき変貌を遂げている。
-特定のチームでクリアするとボスキャラの庵とギースが使える様になる…のだが、ギースの性能がカリスマ性に欠ける『'96』基準の性能。当て身投げの発生が遅く、烈風拳も飛びません。
--しかもCPUの強さも中ボスの庵の方が明らかに強敵で、前述のボス戦の仕様と相まって、非常にダルい。
--またキャラクター選択画面や対戦画面の顔グラもギースだけ『'96』の素材の流用(他のキャラは萌を除いて全て『'99』の物を流用)で、彼だけ明らかに浮いている。
--そして森気楼氏による公式イラストも他のキャラは『'99』の実写風のイラストを使用しているのにも関わらず、彼だけ『'96』当時のアニメ調のイラストを使用。やはり浮いている。
--一応隠し技として『'96』には無い「デッドリーレイブ」が追加されている分、全てが『'96』性能という訳ではないのだが…
-アドバンスセットとして限定GBAとのセットも同時発売なのだが、肝心の本編の出来がアレなので、例によってGBAのおまけと言われる始末。
-メーカーの行動が非常に香ばしい。
--バグ情報・非難の書き込みの山。さらに社員が一般人を装ってKOFのファンサイトで宣伝を行っていたのではないかという情報も。
--しかし、証拠隠滅のために掲示板を閉鎖&リニューアル。
--ただ、SNKが倒産直後で混乱状態((当時はまだSNKの知的財産権がプレイモアに一括譲渡されていなかった。))だったことと、GBAなのでソースを泣く泣く削ってバグだらけになった可能性が高いので仕方ないかもしれないが…。
--ちなみに本作の開発下請けを担当したアートゥーンは主に3D系アクションゲームを手がけていた開発メーカーであり、それまで2D格闘ゲームを手がけた経験は全く無かった。
---一応誤解を招かないように言うが、アートゥーン開発の他のアクションゲーム等はまともな出来である（ブリンクス・ザ・タイムスイーパー、ヨッシーの万有引力、ブルードラゴン等）。要は「''全く格ゲー開発のノウハウのない会社に何故KOFを任せてしまったのか''」という、メーカー選択を誤った形。
---同社にとっても黒歴史なのか、当時のアートゥーン公式サイトの[[開発作品紹介の欄>http://web.archive.org/web/20091217140700/http://www.artoon.co.jp/jp/game.htm]]には本作だけが存在しなかった（ちなみに同社は現在AQIに統合されたため、[[AQI作品紹介の欄>http://www.maql.co.jp/development/list.html]]ではブリンクス以前の発売ソフトである本作は元から掲載対象外）。
//↑元が99なので少し違うのでは？
//本作の基本システムは2000のシステムを採用し、背景とキャラに99を使用している作品です。この事は多分勘違いだと思います。
//↑触ってみましたが2000が基本ですね・・・・
**評価点
-携帯機にしてはネオジオ版と遜色ないグラフィック、ACと同じ等身のキャラを再現している点。
--ただし、あくまでも静止画だけは良いという意味ではあるのだが…
-システムの元のKOF2000のバランスを崩した元凶のストライカージョーを含むダウン追い打ち効果のあるストライカーの消滅。
--といってもストライカーリョウはダウン追い打ち効果が残ったままなのだが…
-ギースと萌の書き下ろしのバストアップ絵。
--前述した通り、本作の素材は基本的に'99の流用であるのか、新たに追加された2名は'99風のバストアップ絵が新たに書き下ろされている。
-続編では聞けない紅丸チームのBGM(本作では主人公チームの曲として使用。)
--EX2では紅丸が参戦していないのか、主人公チームのBGMは原作では対戦時にしか聞く事ができなかった京のテーマに変更。
-オリジナルのチャンのストライカー動作。
--本家KOFではボディプレスで攻撃する物だが、何故か本作ではローリングアタックで画面端から端まで突進する物に変更されている。
-続編では見れないレバー入れ特殊技と各種通常投げの名前がコマンド表で見れる点。特に萌の通常投げとレバー入れ特殊技は本作でしか見られない。
…ぐらいしかない
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm438661)
**その後
尚、続編の『THE KING OF FIGHTERS EX2 HOWLING BLOOD』は、発売元は同じだが製作元がサン・テックに交代し、旧SNK社員もスタッフに加わった。~
容量の都合故か一部キャラのリストラ、微妙な難点やバグなどがあるものの、こちらはやりこみ要素などもあり遊べる良作として評価されている。さらにストライカーばオーダー時の次キャラが自動的にストライカーになるという変更点があり2000や2001ほど理不尽な強さは無い。ラスボスもギースではなくオリジナルボスが登場する。~
だが、六年後にマーベラスは[[PSPでまた原作レイプ移植を仕出かし>海腹川背Portable]]新たな悲劇を生みだした。この時の発言からして全く反省していないようだ。
----
//ザ・キング・オブ・ファイターズ ザキングオブファイターズ キングオブファイターズ イーエックス ネオブラッド（検索用、消さないこと）
*THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD
【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず いーえっくす ねおぶらっど】
|ジャンル|対戦格闘|&Amazon(B00005TPIC)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|マーベラスエンターテイメント|~|
|開発元|アートゥーン|~|
|発売日|2002年1月1日|~|
|定価|5,800円（GBA本体セット:15,600円）|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|格ゲーとして破綻&br()メーカー対応が香ばしすぎる&br()マーベラスな正月の悪夢(ナイトメア)&br()タカラ餓狼の再来|~|
|>|>|CENTER:''[[KOFシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/221.html]]''|
**概要
-紹介されていた静止画状態の良さで、GBAでもネオジオ等身と同じようにKOFが出来るとファンは期待を寄せていたが…見事に裏切られた。
**特徴
-主なシステムは『[[KOF'2000>THE KING OF FIGHTERS 2000]]』とほぼ同じなので割愛するが、キャラや背景の素材に『'99』の物を使用している関係上'99ベースと誤解されやすい。
-本作オリジナルの新キャラとして、桜の花弁をベースとした技を使う葉花 萌が追加。
-選択可能なモードはCPU戦はチーム戦とシングル戦の2つが存在する他、チーム及びシングル戦の2つが選択可能な通信対戦モード、プレイヤー一人でどこまで戦えるか競うサバイバルモードと最終戦クリア時のタイムを競うタイムアタックモード、対戦の練習が可能なスパーリングモード、と基本的に選択可能なモードは家庭用KOFを踏襲している。
-チーム編成は基本的に'99を踏襲しているが、草薙 京が主人公に復帰、及び萌の参戦の関係上、主人公チームのみメンバーが変更されている。
--エディット専用キャラは後述するボスキャラの庵とギースの2人。ちなみに原作で主人公だったK'と相棒マキシマはヴァネッサ、山崎と共に隠しストライカーとしての登場。
--尚、各デフォルトチームのメンバーの内一人はストライカー専用キャラとしての参戦となる。
-操作モードはA,B,L,Rの4つのボタンを使用する「4ボタンモード」とA,B,Rの3ボタンを使用する「3ボタンモード」の2種類。それぞれオプションで変更出来る。
**問題点（というか問題点しかない）
--タカラがSFCに移植したSNK作品の方がまだマシなレベルの内容。
--最初ストーリーがないに等しいくらい貧弱、てか中身が無い。
--説明書にはジョー東を「ジョーあずま(正しくはひがし)」と誤表記。
--OPはボスキャラを除く全キャラのバストアップ絵が表示されて最後に萌のバストアップ絵が表示されるだけの手抜き((従来のSNK作品では『リアルバウト餓狼伝説』などに本作同様バストアップ絵が表示されるOPも存在していたが、ちゃんと専用のイラストが表示される等手を抜いていない出来が多い。))。
--恒例の掛け合いもなし、動きもPS版以下のカクカクした動き。
-技のおかしい当たり、喰らい判定。ダメージもおかしな調整。
--リョウ・サカザキのしゃがみ強パンチが1ドットしか減らず、覇王翔吼拳はMAX版よりも通常版の方がダメージが高い。
--チョイ・ボンゲのMAX版鳳凰脚は通常版より威力が低くなっている。
--ロバート・ガルシアのMAX版龍虎乱舞は体力ゲージの8割分のダメージである。なお、通常版の約三倍となる。
--後述する萌の投げ並に異常にダメージが大きい必殺技の星読。
--等々、上位版の技の方が威力が低いなんてものもある。
-今時の格ゲーなのに対戦チーム毎にステージが固定されている上にラウンド開始時の演出もカット。
--それらのステージの中に『'99』でエレベーターの演出がストーリー等と相まって盛り上がる下水道ステージも存在するが、その演出もカット。
-ファミコン並のBGMの音源のショボさ。ボイスもこもりまくりで種類も皆無に等しい。タカラの熱闘以下。
--当のボイスもベースとなったKOF'2000の物を使用せず、何故か以前の作品の物ばかりを使用((例えば京に至っては荒噛みの「ボディが甘いぜ！」等の台詞が『'96』の「燃えろ～」や「喰らえ!」になっている等。))。何故本来の作品の物を使用しなかったのか。
--おまけにOP等一部のBGMの音量も何故か小さく、聞き取りづらい事この上ない。
-見てて楽しくないデモが飛ばせない。
--デモ用のBGMが用意されておらず、全て立ちグラフィックと台詞だけでデモが進行していく((本来のKOFでは『'95』等に立ちグラフィックになる場面は存在するものの、ちゃんとデモ絵は存在していた。))。状況説明だけで進行しているのも当然で、はっきり言って面白くない。
--一応チーム毎にEDも用意されているが、一枚絵が存在せず、やはり立ちグラフィックと台詞だけで進行していくので味気ない。特定のチーム(といっても2チームだけだが)専用のED曲が用意されているのが救いか。
-中ボスの八神庵とラスボスのギース戦は3対1なのだが、ボス側に補正もかかってなければ体力ゲージ3本ということもなく、同じキャラを3回ダウンさせるという納得のいかない設定。
--しかも、一度倒すとまた何事も無かったかのように対戦前デモが入るので余計に萎えてしまう。
---今までのシリーズ本編でのボスおよび一部イベント戦では3対1になってしまう関係で、ボス側に能力の大幅強化補正が掛かったり、2003ではボス等の1人で戦う側のライフゲージが3本分になっていたり等していた。
--そもそも、餓狼伝説シリーズならまだしも「KOFなのにラスボスがギース」という時点で何かが間違っている。
---とどめに、ギースと戦うのにも関わらず、BGMがおなじみの名曲ではない。
-通信対戦をするとボタン設定が強制的に先に通信を始めた方のものになってしまう。
-プレイヤー一人でどこまで戦えるか競うサバイバルモードと最終戦クリア時のタイムを競うタイムアタックモードも追加されているが、それぞれクリアしても何も得点無し。
-バグ多すぎ。
--キムの鳳凰脚から鳳凰脚へ繋がる。三本ゲージがある状態から即死させることができる。
--テリーのライジングタックルは落下中にも攻撃判定があり、隙が皆無。
--勝利ボイスがチャン・コーハンにしかない。
--チャンの身長が他のキャラと同じくらいの身長。
--キャラクターセレクト画面でカーソルを動かすと処理落ちする。
--飛び道具を当てると必ず処理落ちする。
--コマンド通りに入力しても技が出なく、キャラが操作通りに動いてくれないこともある。
---例えばダッシュのコマンドを入力してもなかなかキャラがダッシュをしてくれない、後述の萌の外袖の入力判定等。
--バグの代名詞であるフリーズはやっぱりある。
--クソ格ゲーに付き物の永パは当然実装。
--足払いがカウンターヒットすると追撃が可能。スパーリングモードではカウンターヒットの設定が可能なので、そのモードに限り永久パターンが使い放題に。
-CPUも基本的にしゃがみKだけで勝ててしまう。
-初心者向けという触れ書きで追加された「3ボタンモード」では強キックのコマンドが→+強パンチなのだが、密着して出す場合にコマンド的に通常投げがやたらと暴発しやすく、強キックを密着して確実に出すにはダッシュから出さなければならない為、結局通常の4ボタンが実践的というオチ。
-鳴り物入りで主人公チームに追加されたオリジナルキャラ「葉花萌」もいろいろアレな性能。
--ボイスが「つくよみ！」な星読」や、発生が遅すぎて全然対空になっていないサマーの「燕飛」、庵の葵花の様な連続入力技だが、1段目と2段目が全然繋がらない「外袖」など変な性能の技の数々。
--ボイスは真サムのチャムチャムでお馴染みの元女優・千葉麗子なのだが、真サム同様、演技が棒読み気味。「えい↓」「やー↓」
---ちなみに続編では必殺技は大幅に修正・仕様変更され、ボイスはともかく殆ど別キャラとも言うべき変貌を遂げている。
-特定のチームでクリアするとボスキャラの庵とギースが使える様になる…のだが、ギースの性能がカリスマ性に欠ける『'96』基準の性能。当て身投げの発生が遅く、烈風拳も飛びません。
--しかもCPUの強さも中ボスの庵の方が明らかに強敵で、前述のボス戦の仕様と相まって、非常にダルい。
--またキャラクター選択画面や対戦画面の顔グラもギースだけ『'96』の素材の流用(他のキャラは萌を除いて全て『'99』の物を流用)で、彼だけ明らかに浮いている。
--そして森気楼氏による公式イラストも他のキャラは『'99』の実写風のイラストを使用しているのにも関わらず、彼だけ『'96』当時のアニメ調のイラストを使用。やはり浮いている。
--一応隠し技として『'96』には無い「デッドリーレイブ」が追加されている分、全てが『'96』性能という訳ではないのだが…
-アドバンスセットとして限定GBAとのセットも同時発売なのだが、肝心の本編の出来がアレなので、例によってGBAのおまけと言われる始末。
-メーカーの行動が非常に香ばしい。
--バグ情報・非難の書き込みの山。さらに社員が一般人を装ってKOFのファンサイトで宣伝を行っていたのではないかという情報も。
--しかし、証拠隠滅のために掲示板を閉鎖&リニューアル。
--ただ、SNKが倒産直後で混乱状態((当時はまだSNKの知的財産権がプレイモアに一括譲渡されていなかった。))だったことと、GBAなのでソースを泣く泣く削ってバグだらけになった可能性が高いので仕方ないかもしれないが…。
--ちなみに本作の開発下請けを担当したアートゥーンは主に3D系アクションゲームを手がけていた開発メーカーであり、それまで2D格闘ゲームを手がけた経験は全く無かった。
---一応誤解を招かないように言うが、アートゥーン開発の他のアクションゲーム等はまともな出来である（ブリンクス・ザ・タイムスイーパー、ヨッシーの万有引力、ブルードラゴン等）。要は「''全く格ゲー開発のノウハウのない会社に何故KOFを任せてしまったのか''」という、メーカー選択を誤った形。
---同社にとっても黒歴史なのか、当時のアートゥーン公式サイトの[[開発作品紹介の欄>http://web.archive.org/web/20091217140700/http://www.artoon.co.jp/jp/game.htm]]には本作だけが存在しなかった（ちなみに同社は現在AQIに統合されたため、[[AQI作品紹介の欄>http://www.maql.co.jp/development/list.html]]ではブリンクス以前の発売ソフトである本作は元から掲載対象外）。
//↑元が99なので少し違うのでは？
//本作の基本システムは2000のシステムを採用し、背景とキャラに99を使用している作品です。この事は多分勘違いだと思います。
//↑触ってみましたが2000が基本ですね・・・・
**評価点
-携帯機にしてはネオジオ版と遜色ないグラフィック、ACと同じ等身のキャラを再現している点。
--ただし、あくまでも静止画だけは良いという意味ではあるのだが…
-システムの元のKOF2000のバランスを崩した元凶のストライカージョーを含むダウン追い打ち効果のあるストライカーの消滅。
--といってもストライカーリョウはダウン追い打ち効果が残ったままなのだが…
-ギースと萌の書き下ろしのバストアップ絵。
--前述した通り、本作の素材は基本的に'99の流用であるのか、新たに追加された2名は'99風のバストアップ絵が新たに書き下ろされている。
-続編では聞けない紅丸チームのBGM(本作では主人公チームの曲として使用。)
--EX2では紅丸が参戦していないのか、主人公チームのBGMは原作では対戦時にしか聞く事ができなかった京のテーマに変更。
-オリジナルのチャンのストライカー動作。
--本家KOFではボディプレスで攻撃する物だが、何故か本作ではローリングアタックで画面端から端まで突進する物に変更されている。
-続編では見れないレバー入れ特殊技と各種通常投げの名前がコマンド表で見れる点。特に萌の通常投げとレバー入れ特殊技は本作でしか見られない。
…ぐらいしかない
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm438661)
**その後
尚、続編の『THE KING OF FIGHTERS EX2 HOWLING BLOOD』は、発売元は同じだが製作元がサン・テックに交代し、旧SNK社員もスタッフに加わった。~
容量の都合故か一部キャラのリストラ、微妙な難点やバグなどがあるものの、こちらはやりこみ要素などもあり遊べる良作として評価されている。さらにストライカーばオーダー時の次キャラが自動的にストライカーになるという変更点があり2000や2001ほど理不尽な強さは無い。ラスボスもギースではなくオリジナルボスが登場する。~
だが、六年後にマーベラスは[[PSPでまた原作レイプ移植を仕出かし>海腹川背Portable]]新たな悲劇を生みだした。この時の発言からして全く反省していないようだ。
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//ザ・キング・オブ・ファイターズ ザキングオブファイターズ キングオブファイターズ イーエックス ネオブラッド（検索用、消さないこと）
