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ストロベリーパニック! - (2012/01/09 (月) 23:05:21) の最新版との変更点

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*Strawberry Panic! 【すとろべりーぱにっく!】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B000G0822M)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|メディアワークス|~| |開発元|ゼロワン|~| |発売日|2006年8月24日|~| |定価|通常版:7,140円&br()限定版:9,240円(共に税込)|~| |分類|''クソゲー判定''&br()''やめよう資源の無駄遣い、どうしようも無い駄作''|~| |ポイント|ヘタクソなキャラデザ&br()グダグダなシナリオ&br()形だけのシステム|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『電撃G's magazine』(以下『G's』)で連載されていた同名企画のゲーム化。内容は三つの女子校が三角状に隣接しており、そこに通う生徒達がキャッキャウフフする、所謂「百合」を題材にしたものである。 -本作発売前後に放映されていたアニメ版と小説版は概ね好評であったが、それ以前に『G's』で連載されていた読者企画版はその開始時から不人気に苦しみ、フリーカップリング66通りやエトワール編→寄宿舎編への強引な方向転換など不可解なテコ入れが繰り返されて迷走を続け、「''ストパニのパニックは編集部のパニック''」と形容された。 -プレイヤーは聖ミアトル女学園に通う渚砂、聖スピカ女学院に通う光莉、聖ル・リム女学校に通う絆奈の3人のうち一人を選択する。 -アニメ版が好評だっただけに、期待して購入したファンは多かったのだが……。 **問題点 -原作とあまりにもキャラクターデザインが違いすぎる。 --まあ原作も『G's』企画版と小説・コミック版でイラストレーターが変更されたのだが、そのいずれと比較しても劣化しているとしかいえない。 --肝心の絵がこれではせっかくのメディアミックスも台無しであるといえよう。 --パッケージには小説・コミック版のイラストレーターを起用しており、これで騙された人もいただろう。 -好評な小説・アニメ版ではなく迷走を続けた『G's』企画版がベースになっている。 --小説・アニメ版はキャラが立った良作であったが、『G's』企画版はあまりにもキャラ立ちが弱く、似たようなキャラ達が似たような行動をしているという明らかな駄作であった。 --『G's』発祥作品の伝統として、本作もストーリー性は皆無である。従って魅力的なキャラクター性が必要になるわけだが、先述の通りキャラ立ちの弱い『G's』企画版がベースのため本作も当然キャラ立ちが弱い。一応各キャラごとに色分けはされているものの、あまりにも平凡すぎるのである。 --アドベンチャーゲームでありながらキャラの魅力に乏しく、しかもストーリー性が存在しないとなれば、つまるところこれ以上ない駄作ということである。 --変わる変わるやってきては主人公を誘惑する相手役の姿を見ながら欠伸をかくというのが本作のプレイ風景であった。要するにただの''作業ゲー''。 -様々な独自システムをアピールし、わざわざチュートリアルまで作って説明していたのだが……。 --モードセレクトシステム。本作では「男の子モード」「女の子モード」の二つのモードを選択してプレイできる。 ---しかし、その実態は一日の最後に書くものが「女の子モード」では日記、「男の子モード」では主人公キャラの兄という設定のプレイヤーへのメールになるというだけのものであった。一応「男の子モード」時のみ見られる「お兄ちゃんエンド」というエンディングもあるにはあるのだが、そもそもが百合物語であるため物議を醸したのはいうまでもない。 --天使と悪魔システム。「人は選択を迫られるときに、心に葛藤が起こります。『人に迷惑をかけてはいけない』という思い、そして『相手に甘えたい』思い。そんな葛藤をシステム化したものです」と謳っているが……。 ---''要するに選択肢を選ぶだけである''。 --ぱにっくシステム。「胸のドキドキが極限に達して、相手以外何も見えない状態。気になる人の顔が目の前に迫ったら?相手に大胆な告白をされたら?そんなとき、あなたはきっとその相手以外のすべてが見えなくなることでしょう。このシステムは、そんなあなたの心の内側を描いたシステムです」と謳っているが……。 ---これも''要するに選択肢を選ぶだけである''。 ---これで独自のシステムとは笑わせるな、と言いたくなる。こんなものが特別に見えるのでは、開発者の頭は余程おめでたいものであろう。 ---ありふれたシステムを言葉でごまかす…お前は[[オススメRPGか!?>里見の謎]] --ストロベリーチャンスシステム。これは先述のシステムに比べればまだマシな方であった。 ---「時折ゲーム中に画面右上に表示される『チャンス?』マーク。これが表示されたときが 『ストロベリーチャンス』システム発動のときです。『チャンス?』マークが表示された後に、R3(L3)ボタンを押すと、ストロベリーチャンスは成功します。ただし、ボタンを押すタイミングが遅かったり、そのチャンス自体がダミーだった場合は失敗となります。このストロベリーチャンスに成功すると、追加ルートをプレイすることができます。ただし、失敗した場合はその回数がカウントされ、一定回数失敗するとそれ以降『ストロベリーチャンス』システムは発動しなくなりますので、慎重に、しかし大胆なプレイが必要となります」 ---ゲームにメリハリをつけるという意味ではこういうのは有りだろう。しかし、''このシステムはダミーが非常に多く、しかもダミーだったかそうでないかを確かめる術は実際失敗して確かめるしかない''。 ---しかもこれに失敗すると攻略不可能なルートもある。 ---なので、「事前にセーブ→ストロベリーチャンス失敗→ロード→リトライ」という行為を繰り返して、それでダミーだったかそうでないかを判断するしかない。テンポ良くゲームを進めるには、このシステムは邪魔以外の何者でもない。 -また、主人公が3人いるのに、誰を選んでも相手キャラの接する態度は殆ど変わらない。 --例えば攻略キャラの一人・南都夜々は渚砂から見れば後輩、光莉から見れば同級生、絆奈から見れば先輩という立ち位置なので、これを生かせばキャラを色々な視点から立たせることができたはずである。 --むしろ、相手役の態度が「可愛い女の子なら誰でもいい」とも見て取れて、マイナス要因になっているともいえよう。 -玉青の声優が清水愛から沢城みゆきに変わっていること。詳しくは、[[こちら>http://archive.asciimw.jp/mediamix/strawberry/game/chara.php]] //--実はアニメ化が決定した際、当初は玉青役には沢城みゆきが選ばれたのだが、沢城みゆきのスケジュールの都合がどうしても取れなくなったという理由から、急遽清水愛が代役に抜擢されたという経緯がある。本作においての玉青の声優交代は製作側にとって、もしかしたら「本来の担当だった声優に戻した」という事なのかもしれない。 //↑上記の事は全部サイトにも書かれている事なのでCO。 --とはいえ清水愛は絆奈の声も担当しており、わざわざ声優を1人増やしたことで制作費が余計にかかってしまっている。ファンの間では清水愛が演じる玉青が非常に好評だったのに、何故わざわざ制作費を余計に増やしてまで変えたのか。 **アニメ版について -2006年4月から9月までの放送。全26話。 -アニメ放送中に本ゲームの宣伝CMが流れた。 -上-に書かれている通り、清水愛が演じた玉青が非常に好評かつ、特に彼女の口癖「○○ですわ」は、えらく受けてAA化されしばしば掲示板サイトで見かけることも有る。 -また、序盤はそうではないが、中盤から終盤にかけてのジェットコースターのような怒涛の展開は印象の残っている人も多いはず。 --「渚砂~~~~~!!愛してるのぉ~~~~~~!!」 --上のセリフを言った静馬は中盤以降、かなりキャラが崩壊しがちになる。声を充てたのは生天目仁美氏で有る。 -と言う訳で、中盤以降の氏の迫真の演技のお陰で、強烈にキャラを記憶している人もいるだろう。 --最終話は玉青ファンなら、涙無しに見られない展開が有る・・・余り好ましくない理由で泣けるのだが。 --因みにEDは実写であり歌っているのは中原麻衣と清水愛である。当時販売されていたCDのPV、DVD第1巻の初回限定版の特典映像には、中原と清水のキスシーンが収録されていたりする。しかもほっぺにチューではなく唇同士の、しかもかなり濃厚なキス。この2人は所属事務所が違うにも関わらず非常に仲がいいらしいのだが、だからと言って幾ら何でもやり過ぎである。 --ちなみにこの2人、キスシーンを収録する事をスタッフに告げられた際に、嫌がるどころか&bold(){無茶苦茶嬉しそうにはしゃいでいた}様子が、DVD第1巻の初回限定版の特典映像に収録されている。 --さすがにこれを地上波で流すのはまずいと思ったのか、実際に放映されたアニメのEDでは、2人のキスは寸止めに終わっている。 --小説版も有るのだが、アニメ版とは異なった終わり方となっている。 --『G's』では小説版準拠のコミック版が読者参加企画版終了直後から連載されたが、休載名目で途中で打ち切られてしまった。 **総評 -迷走続きの『G's』企画版がベース・原作とかけ離れたキャラデザ・印象に乏しいキャラ・意味の無いシステム。即ち、救いようの無い駄作であった。 --これは[[HAPPY★LESSON]]がいつか辿った道でもある。 -それなのに主人公3人×相手役9人の計27通りのエンディングがあるというのは殆ど嫌がらせである。 --さらにノーマルエンドとトゥルーエンドがあることを考えると……''コンプリートした人には勇者の称号を贈りたい''。 -同時期のアニメがなまじ良い出来だっただけに、''騙されて購入した被害者が続出した''。 -一応、アニメでは有り得ないような珍しいカップリングが見られるのが評価点か。ただしシステム上、主人公同士のカップリングは不可能だという問題があるのだが。 ----
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