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*北斗の拳 (FC)
【ほくとのけん】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000068HCJ)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|東映動画|~|
|開発元|ショウエイシステム|~|
|発売日|1986年8月10日|~|
|価格|4,900円(税抜)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|しょぼいグラフィック&br()背景バグってない!?&br()「あべし」を取ってパワーアップ&br()リンとバット嘘付きすぎ|~|
|>|>|CENTER:''[[北斗の拳シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1036.html]]''|
**概要
もはや知らない人のほうが少ないであろう有名漫画&アニメ『北斗の拳』を題材にしたアクションゲーム。全5面。
**特徴
-十字キー+2ボタン(パンチ、キック)で操作。ジャンプは対戦格闘ゲームのように↑で出る。
-プレイヤーはケンシロウを操作して、画面上に次々と出現するザコキャラのモヒカンをパンチやキックで倒していく。ステージ最後に待ち構えるハート・シン・ジャギ・サウザー・ラオウといったボス敵を倒すとステージクリアとなる。
--ボス敵に対して原作通りの行動(一部異なる)を取ると画面が暗転して、ケンシロウがボス敵に必殺技を叩き込んで敵の体力に関係なく倒せる。例えばハート戦ではキックを何発か当てるとハートの腹がへこみ、そこにパンチを叩き込むと「北斗柔破斬」が発動する。
-ピンク色の敵キャラをパンチで倒すと爆裂し、''取るとパワーアップとなる「あべし」という文字が出る''。取る個数によって、敵の飛び道具にタイミング良く攻撃を当てると跳ね返せるようになる、攻撃が空中でも出せるようになる、攻撃が自動的に連打となる、移動速度が上がる、リンが必ず正しい扉を教えてくれるようになる(例外あり)、といった効果が得られる。最大パワーアップ時には原作のように上着が破ける演出あり。
--キックのほうがリーチが長く使い勝手が良いが、「あべし」はパンチで倒さないと出ないので、適度に使い分けていく必要がある。
**問題点
-ザコ敵がダメージをうけたとき「''かもしもしもしもしもし…ry''」といって破裂する。うるさい。
-このゲームは当時は非常に珍しい''左スクロール''である。
--それはまだ良いとして、普通に進んでいるだけではいつまで経ってもゴールに辿り着けない。
---ではどうやってゴールに向かうのかというと、''マップ上の「正しい扉の前でAB+上」を入力…隠しコマンドのように複雑である''。
---また、扉の正誤はノーヒントであり、違う扉に入ると戻される。扉にバットやリンが出現し「ここが正解の扉」というのを教えてくれるような演出もあるが、上述の「あべし」を取ってパワーアップしていない限り、''入ったところで大抵は違う扉である''。
---さらにこの扉はサウザーステージ以外に存在し、最終面では6箇所もある。''また最終面ではパワーアップしていても正しく無い扉を教えられる場合もある''。総当たりするなり、場所を覚えるなりするのは必須である。
---挙句、時間がかかりすぎると永パ防止措置として、空から無数の武器が降り注ぐ。かわすのは絶対に不可能であり、強制的に1ミスとなる。
-ボスキャラクターをそれぞれ特定の方法で倒すとケンシロウが原作でトドメを刺した技が黒バックに白字で表示され、ボス敵が爆裂するという演出がある。
--それはいいのだが、原作では爆裂していないシンやサウザーもそうなってしまう。
--''特定の方法はノーヒント''。原作がヒントになるのは、ほぼ原作通りの方法で出せる1面のハートと、かろうじて原作通りと言える2面のシンくらい。
--なお、シンには2通りのトドメ技がある。原作で北斗百裂拳に近い技で倒しているが名前が登場しないため、北斗百裂拳と同じく連打系の北斗千手壊拳の2つが採用されている。ちなみに同様の理由で[[セガ・マークIII版>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/723.html]]でもシンのトドメは北斗百裂拳であった。アニメで北斗十字斬と命名されている。
-ゲームの難易度は高め。後半になるとザコの飛び道具の数がやたら増える。プレイヤーの体力はザコを10人倒すか、正しい扉に入る事によってのみ、少しではあるが回復する。
-グラフィックは当時を考えてもかなり粗い。''1面で背景で出てくる廃ビルは汚すぎて何かのバグのように見える''。
-BGMは1ループがかなり短いが、一応ステージごとに違う曲となっている。
**評価点
-「あべし」の断末魔を世に広めたこと。
--元々この断末魔を発したのはジャッカル配下の元プロボクサーという無名のザコキャラであり、「あべし」は「ひでぶ(ハート様)」や「うわらば(アミバ)」等に比べればマイナーな断末魔だったが、本作により認知度が高まり、今や『北斗の拳』を代表する断末魔になった。これがこのゲーム最大の功績…かもしれない。
//ゲームが出るより前から「ひでぶ」「あべし」「たわば」が三大断末魔だったような。
//雑誌の紹介とかで「ゲームで有名になった」みたいなことが書かれてたような…。まぁ150万本も売れたんならね…。
**評
約1カ月前に発売されたセガ・マークIII版と比較すると、本作はグラフィック、サウンド、ゲームバランスいずれも大味である。それでも当時の原作やアニメの絶大な人気や、「ファミコン初の北斗ゲー」という事もあって、売上150万本のミリオンヒット作になったとされている。
**プレイ動画。
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=czqEo6s-GHg)
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