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*鉄腕アトム 【てつわんあとむ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HXO)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|ホームデータ|~| |発売日|1988年2月26日|~| |分類|''バカゲー''&br()''バランスに問題あり''&br()''スルメゲー''&br()※一覧ではバランス不安定|~| |ポイント|結構難易度高い&br()バズーカ兵自重しろ&br()謎解き要素は面白い|~| ---- #contents(fromhere) ---- **ウランがアトムの命です ~行くぞアトム ジェットの限り~ -制限時間(ウラン)が残りライフも兼ねている変わったシステムを持っているが、残機制ではなく「バズーカ兵の弾などの即死攻撃を受けたりウランが0になったりした時にお茶の水博士の持っているウランから補充され、自分のウランと博士のウランが両方ゼロになるとゲームオーバー」となっており、かなり分かりづらい。博士を呼ぶことで途中でもウランを補充することが可能。 --このウラン補充にもバグがあるらしく、補充するウランが足りない場合は補充量がおかしくなったり、ひどい時にはアトムのウランが減ったりすることもある。しかもこの補充のバグについては説明書にもしっかり記載されているばかりか「きっと博士も慌ててるのでしょうね」と開き直っているからタチが悪い。 ---バグの存在を誤魔化さなかっただけ正直と言えなくもないが。苦しいながらも説明はつけているし。 --アトムのウランはゲーム中たった2箇所しかないウランスタンドでの購入・もしくは命の水取得で補給できる。博士のウランは命の水を持ってステージクリアするかゲームオーバー時のウランスタンドで購入することで補給できる。 **厄介な操作性と凶悪な難易度 ~そうだアトム 油断をするな~ -若干変な操作性もさることながら、無意味に暗く気味悪い背景と原作とはまったく関係のない展開やキャラクターのオンパレード(頭に天使のわっかを生やし延々とアトムにくっついてくる「リカちゃん」なる意味不明なキャラなど)、唐突なゲーム展開、何よりバズーカの一発で爆散するアトム。原作レイプしている上にゲームとして変で、1面から殆どの敵が即死攻撃してくるため親しみやすさからも程遠い奇作だが、2面以降はわりと普通で面白い。とはいえ、難易度はかなり高い上にコンティニューも簡単にはできない。 -コイン10枚以上あればコンティニューできるのだが、1コインにつき10ウランを購入するため、10枚程度ではすぐウラン切れになって結局ゲームオーバーということも。アトムと博士のウランを満タンにするためにはなんと130枚のコインが必要になる。さらに終盤ではウランを大量購入した方が楽になるので、コインを稼げる場所ではしっかり稼いでおいたほうがいい。 **空を飛ぶのも楽じゃない ~空をこえて ラララ星の彼方~ -空を飛ぶためには、タイミングよく横方向に連続で3回ジャンプする必要がある。何故。 --横方向のみというのが曲者。縦ではダメ。タイミングがずれたり地形に引っかかっても失敗するため、割りと手間がかかる。 --足場もかなり意地悪く組まれており、飛びたい場面に限って大抵は飛ぶのがとても難しい。時間を浪費するだけならまだしも、一撃死の危機と背中合わせの場所すら珍しくない。 --漫画やアニメでは歩くのと大差ない感覚で気軽に飛んでいるように見えるアトムだが、視聴者の知らないところで、実はとても苦労しながら飛んでいたのかもしれないことを僕らに体感させてくれる。 --かように理不尽な飛行システムだが、ゲーム的な処置と割り切る分には良く出来ていたりもする。アクションの一要素として上手く取り込まれているのだ。飛べない場所・飛びにくい場所が多すぎるような気はするものの。 --飛行能力そのものは、ゲーム中でも強く意識されている。1面はアトムが波止場から飛び立つことでクリアとなり、最後(厳密にはその1つ前だが)のステージの最終局面も崩れ行く要塞から、子ども達を連れ飛び立つことで幕を閉じる。 ---そんなギミックがあるために、説明書を持っていないプレイヤーは1面がクリアできないという都市伝説も。 **愉快で珍奇な登場人物 ~街角に ラララ海の底に~ -「わたしリカちゃん」等と意味不明な発言をするキャラは、アバブというカリギュラ教の教祖であり秘密軍艦に捕まっているという設定。その後のステージで再会すると会話できたり、依頼を達成するとウランを補給してくれたりするのだが''ゲーム本編ではカリギュラ教や教祖などの説明は一切ない。''再会するステージにしても立ち並ぶ柱や台座から神殿のようであるが、敵キャラが溢れそこら中に穴が開いている渓谷であり、なぜこのような場所に一人でたたずんでいるのかわからず不気味である。 -氷のステージでは妹のウランと学校の先生であるヒゲオヤジが''氷漬けにされている''。それ以前のステージで新聞を読むと「ウランがさらわれ犯人が北へ逃げていった」という情報が得られる((あるギミックを利用していない場合、「アトム 墓場で死ぬ」という、ギミックを知らないプレイヤーに対する予言になってしまう。))が''どんな理由でさらわれたかはまったくわからない。''助け出すには女王が欲しがる物を持っていく必要があるが、ダイヤはともかく腕時計や老眼鏡、テニスボールなどの場合もありプレイヤーが脱力すること受け合いである。 --欲しがる物については一応ヒントが存在する。 -他にも謎を解かねば先に進めずゾロアス教徒がうろつきゾロアス教の神と勝負させられるゾロアス遺跡、無限ループが広がる砂漠のバザー、穴から魂が飛び出しそれを取るとなぜかコインに変わる魂の谷、エンマ大王とうまく話さないと脱出できない地獄、暗闇に覆われ水と光るブロックしか見えないドクロの迷路など、なぜアトムがそこへ行かなければならないのかを考えにくい展開が連続する。 --ただし、その場所のいくつかは「行かなくてもよい」、というより「行かない方がいい」場所だったりする。 -ほとんどの敵は殴ると一文字ずつ喋る。メッセージの長いものほど耐久力が高いという画期的なシステムである。 --内容は攻略のヒントだったり命乞いだったり、どうでもいいような雑談だったり。大半は下らない内容ながらも、ちゃんと個性的に作り込まれてはいる。 --複数の敵をまとめて殴ると同時にそれぞれが一文字ずつ喋るため、何を言っているかとても分かり難くなる。なんと理にかなっているシステムだろう。%%アトムの耳と電子頭脳なら簡単に聞き取れるはずとか言っちゃいけない。%% **さらばアトム ~今日もアトム 人間守って~ -ゲームオーバー画面が鬱すぎる。 --アトムのお墓(しかも石像付き)が表示されるという物。見てて気分が悪くなった人も多いのではないだろうか。後味の悪さは『[[たけしの挑戦状]]』のゲームオーバー画面にも匹敵。しかも、BGMまで鬱。カセットを投げた人もいるに違いない。この要素の存在で本作は鬱ゲーでもある。 --ステージ3以降でゲームオーバーになった場合は、ステージ毎に異なる博士からのアトムへのメッセージも表示される。ステージ2まではなぜか出ないが、きっと%%開発が間に合わなかったかデータ入れ忘れた%%出立して早々から爆死したアトムに博士も呆れてかける言葉すらなかったのだろう。 **意外と遊べる? ~みんなの友だち 鉄腕アトム~ -前述のように雰囲気や展開こそ原作とのズレが激しいが、ゲームとしてはステージごとに違う仕掛けがほどこされており、謎解きを楽しみながら進めることができる。殴ると一文字ずつ喋る敵を倒して得たヒントを活用したり、特定の場所をパンチすることでアイテムが出現したり、音合わせや数字合わせなど面白さを出すための工夫は随所に伺える。 -1面から即死攻撃する雑魚が出るため即死ゲーかと身構えそうであるが、2面以降は即死攻撃をする敵も少なく触れればダメージぐらいのものなので敵の出現パターンやステージ構成を覚えながら進めることだろう。良く言えば1面で即死攻撃する敵が出てくるとプレイヤーに覚えさせることで注意深く進め、とも受け取れる。 -謎解きも理不尽に難しいというものではなく、ステージによっては''空を飛ぶことでスルーしてクリアする''ことも可能。 -エンディング後も何かボタンを押すことでスコアとウランを継続して1面からプレイできるため、慣れたプレイヤーならタイムアタックや何週できるかに挑戦したりするのもいい。繰り返しプレイすることで上達がわかり、原作と違う雰囲気も味として楽しめるようになるスルメゲーである。 -グラフィックは地味に頑張っている。アトムや博士、ウランといった原作キャラの再現性は高い。ゲームオーバー画面も内容の是非や表示されるテキストはともかく、絵としては良くできていたり。 **クリア動画 &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=81fa-tNdkFY) ----
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