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*DEAD OR ALIVE PARADISE
【でっど おら あらいぶ ぱらだいす】
|ジャンル|バカンス|&amazon(B00313IMPS)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|テクモ|~|
|開発元|テクモ(Team NINJA)|~|
|発売日|2010年4月2日|~|
|価格|5,229円(税込)|~|
|分類|''劣化・微妙な出来の移植''|~|
|ポイント|作業ゲー&br()面倒なシステム&br()グラフィック大事なのに微妙なグラフィック&br()インターフェイスは向上|~|
|>|>|CENTER:''[[DEAD OR ALIVEシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1307.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』(DOA)シリーズの派生タイトルとしてXbox360で発売された、『DEAD OR ALIVE EX 2』(元々これ自体が極度に不親切な超作業ゲーだった。本体に負荷のかかるリセット技を使っても1000時間以上かけないとコンプ不可と言われる)をベースにPSPでリメイクした作品。~
可愛い水着やセクシーな水着を着たDOAシリーズの美女達を撮影することができる。仲良くなった女の子のグラビアを真似することもでき、「あの子がこんなことを?」的なグラビアが盛りだくさん。携帯機でお手軽に楽しめるということでファンの期待は大きかったのだが…。
**難点
''面倒なグラビア集め''
-本作最大の特徴である、グラビアシーンを集めるのがかなり面倒くさい。誰もいないスポットでないと見ることができず、さらに奇数の日・偶数の日で変化するグラビアや一人の時のみ出てくるグラビア、果てには''あるスロットで大当たりを出すと見られるグラビア''(しかもその為には他のグラビアを多く集めなければならない)などまである始末。
-ちなみにグラビア数は真似グラビアを含めると''1人150以上''((真似のグラビアは30前後。))あるため、グラビアを集めるだけだとほとんど作業ゲーと化す。1人解放されれば後も解放される、などといった救済要素は皆無のため、全部集めるのも至難の業。
-パートナーと仲良くなるにはプレゼントをしなければならず((相手によって好き嫌いがあるため、よく考えて選ばなければならない。))、仲良くならねば真似グラビアも見られない。資金を集める手段はミニゲームとカジノのみ。しかしミニゲームは総じてレベルがやや高めで、練習モードすら無いため慣れないとなかなか稼げない。しかも一部の女の子(レイファンなど)は負けると逆に仲良し度が下がったりしてしまう。カジノは当然運が良くないと破滅((裏技めいた方法ではあるが、後述のようにセーブのタイミングを利用すれば時間はかかるものの一切の損失なく資金稼ぎが可能になった。))。
というか、この辺りの問題は元ゲーから存在したのだが。
''カットされた要素''
-容量の都合か、2にあったミニゲームの「マリンレース」と「ウォータースライダー」は丸々廃止。
-一部の水着も削除されている。
-日焼けの概念に爪の色を変えるマニキュアが削除。これによりサンスクリーンやサンオイルのアイテムなどはことごとく削除。
''突っ込みどころ満載のグラフィック''
-グラビア撮影をしていると、何度もおかしいと思えるところが見つかる。例えばボートに乗ったキャラのグラビアでは、水面にキャラの影が映っているのにボートの影は映らない。
-そして人影がかなりいい加減。髪の毛や足先などが反映されておらず、全員全く同じである。
-一部の背景絵は角度を変えると、旧世代のポリゴンのように2Dになったり(平べったくなり)する。
-写真に撮ったシーンは鑑賞は勿論、PSPの壁紙としても使用できる…のはいいのだがPSPの性能故に解像度に限界があり、どうしても静止画はジャギーが目立ってしまう。このため表情などがほとんどわからなくなってしまうことも多い。
-携帯機故にお手軽に楽しめるのは良いにせよHD機で出したゲームをPSPでリメイクというのはやはり無理があったようだ。
-ビーチバレーにおいて、プレイヤーのブロックミスによる失点の確率がCPUに比べて明らかに高い。
--CPUは吹き飛ばしSのキャラのスパイクも半分近く止める。一方、プレイヤーは吹き飛ばしCのキャラのスパイクでさえ半分近くしか止められない。
**評価点
-PSPのみの要素でテクモのパチスロにおける人気ヒロインRioがゲストでミニゲームのディラーを勤めている。さらに条件を満たすと彼女でも本編を楽しむことが可能。
--これにより彼女のグラビアシーンと水着は全て新規の物になっている。
-前作より快適さが圧倒的に増した。
--2で問題とされていた常時オートセーブという意地悪な制限がなくなったことで、リトライができるようになった。
---セーブのタイミングを把握することで、カジノでの資金稼ぎが非常に楽にできる。
--一度見たグラビアシーンも、記録された後はいつでも観賞できるようになっている。
---水着は入手したものから自由に選べる親切仕様。ただし、アクセサリーの着脱は本編でないとできない。
--各アイテムの値段が安くなっている点も地味に大きい。
-1人1人の好きな色・食べ物・飲み物はいつでも確認できるようになった。
**総評
総合的に見ると、ゲームとしての出来は2より大きく劣っているのが否めない。ただし、快適さという点で言うなら本作が上回っている。携帯機であるということも併せて、軽く楽しむだけなら悪くはない。~
質を取るなら360版、快適さ・Rioを求めるならPSP版と言ったところか。
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