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BIOHAZARD 5 - (2013/01/20 (日) 23:10:24) の最新版との変更点
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//バイオハザード5 オルタナティブ エディション(wiki内検索用なので消さないで下さい)
*BIOHAZARD 5
【ばいおはざーど ふぁいぶ】
|ジャンル|アクションアドベンチャー|&amazon(B000AJHCS4)|&amazon(B001MJ07MY)|&amazon(B002HWR46W)|
|対応機種|プレイステーション3&br()Xbox360&br()Windows XP/Vista/7|~|~|~|
|発売・開発元|カプコン|~|~|~|
|発売日|【PS3/360】2009年3月5日&br()【Win】2009年9月17日|~|~|~|
|定価|【PS3/360】8,800円&br()【Win】7,340円(共に税込)|~|~|~|
|分類|''賛否両論ゲー''&br()ファンにとっては黒歴史?|~|~|~|
|ポイント|''決して悪くない作品なのだが…''|~|~|~|
|>|>|>|>|CENTER:''[[バイオハザードシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/524.html]]''|
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#contents
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**概要
バイオハザードシリーズのナンバリングタイトル5作目。主人公は『[[BIOHAZARD CODE:Veronica>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1290.html]]』以来の登場となるクリス・レッドフィールド。~
プロデューサーは前作『[[biohazard 4>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/406.html]]』の[[小林裕幸]]氏から竹内潤氏が引き継ぎ、[[稲船敬二>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1261.html]]氏が監修を務めた。~
『[[BIOHAZARD>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/481.html]]』、『[[BIOHAZARD 2>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/485.html]]』に携わった安保康弘氏(ディレクター)や内海秀明氏(サウンドデザイナー)らも参加している。~
なお、理由は不明だが何故か「''洋ゲーを意識して作られた''」とよく言われる。~
360版のみ、メタルケースの特別パッケージに一部BGMのオリジナル版が収録された「セレクショントラック」が付属する((セレクショントラックに収録されたBGMは、サウンドトラックではアレンジされたデジタルバージョンが収録されている。))、数量限定版『Deluxe Edition』が発売されている。~
Windows版ではコンシューマ版よりも敵の数が増える「Unlimitedモード」が追加。~
マウスでの操作にも対応しており、ある程度のスペックがあれば、高解像度・高フレームレートでの快適なプレイが可能。~
一方で、オフラインでの協力プレイやVERSUSモードなど削除された要素もある。~
今作は海外版でもランチャーで設定することにより日本語化・字幕表示が可能となっており、国内版に比べて安価であることや対応MODの豊富さ、残虐表現の規制解除などから人気が高い。
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**プロローグ
>アフリカの大地に伸びる道を行く一台の車。やがて車はキジュジュ自治区内の近くに停車し、一人の男が降り立った。
>クリス・レッドフィールドである。クリスが辺りを見回していると、女性が近づいてきた。
>「ようこそアフリカへ、シェバ・アローマよ」
>差し出された手を握り返し、クリスは今回の作戦でも相棒がいることを知る。多くの任務をこなす中、失った仲間も少なくない。
>この世界は命をかけてまで守る価値があるのだろうか?その自問に、今はまだ答えはない。
>だが、クリスにはこれだけは分かっていた。
>''俺にはやらなければならないことがある。''
//公式サイトより
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**評価点
-グラフィックが美麗。国産PS3・360ゲーム最高レベル。
--モーションも細部まで練られている。例えば敵として登場するワニは捕食時の行動として、食いついた獲物を確実に仕留めるため、獲物に噛みついたまま水中でぐるぐる回るワニの性質「デスロール」を見事に再現している。
-前作から大幅に増えた武器の数々。中にはガトリング銃などと旧作ファンをニヤリとさせる武器も。武器は前作同様、改造を行える。ステージに持っていける数には限度があるものの、使わない装備はストックしておくことが可能。
-前作で好評だった体術を強化。倒れた際の追い討ちも可能になり、更に使いやすくなった。
-武器やアイテムの切り替えを十字キーの上・下・左・右に振り当てることができるようになった。これにより一々メニューを開く必要がなくなった。
-『[[OUTBREAK>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1712.html]]』以来のオンライン協力プレイを実装。こちらでは後述のAIの問題に悩まされることが無いのでユーザーからの評価は上々であった。またシリーズで初めてオフラインでの協力プレイも実装された。
-より充実したやり込み要素。
--『4』ではミニゲームのおまけであったフィギュア集めは、特定の条件を満たすことで解禁され、専用ポイントを消費して購入する仕様になりコンプする楽しみが増した。また弾数無限が『4』では一部の武器だけだったが、本作では条件を満たせば殆どの武器を無限にできるようになった。
--勿論、シリーズ恒例のコスチュームチェンジも健在。
-「Sad but true」や「Wind Of Madness」を始めとしたオーケストラを用いた壮大な戦闘曲が好評。
--サウンドトラックでは一部の楽曲はアレンジされたデジタルバージョンとなっており、オリジナルのオーケストラ版は360のみの発売だった『Deluxe Edition』付属のセレクショントラックに収録。
--普通に本編にて流されるBGMも恐怖心を煽るものからプレイヤーを焦らせる緊張感あるBGMまで用意されており評価が高い。
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**賛否両論点
***敵
-近代装備を身に付けた武装兵の存在。
--敵の装備はマシンガンである。弾速もプレイヤーの銃と同程度。これが大量に現れ、互いにバリケードに隠れて顔を出しながら撃ち合う事になる。
--追加シナリオでは、何処とも分からない頭上や視界外から蜂の巣に。囲まれているので、射線を遡って位置を確認する余裕はあまり無い。
--TPSやFPSではお約束のシチュエーションではあろうが、このゲームの武装兵は行動パターンや攻略手順が洗練されているとは言い難い。
--シューターではできて当然の「倒した敵から銃や弾薬をいただく」といった事も不可能。ランダムドロップの弾薬やハーブしか取れない為場合によっては弾切れが頻発する。
--終いには汎用敵ザコが何度となくロケットランチャー(範囲爆発、ほぼ即死)を使用するように。最後にはランチャー兵が同時に三体、全身防弾アーマーを着て現れる。銃器ザコはバリケードから頭を出した所を撃ち抜くのが対処法だったのだが、このアーマーはほぼあらゆる攻撃を無効化するため、頭部を狙ってマグナム弾、電撃榴弾、大型爆発物の何れかを当てる事でのみ倒せる。''しかもその攻略法を示すヒントは無い''。
-中盤ボス、「ンデス」(巨人)が鬼畜。
--このエリアは固定銃座の照準のみを操作するガンシューティングになるのだが、通常武器禁止に巻き込まれる形で回復アイテムも使用不能になり、大ダメージからの復帰操作も禁止される。最大難度では攻撃を1,2発喰らうと死ぬため、ここのせいでコンプリート難度が極端に高い。
-終盤に出て来る「リーパー」が初見殺し。
--基本攻撃の掴み技をくらうと即死。構え状態で掴み判定を貼り付けたまま移動し、横に投げ範囲が広いので通り抜けが出来ず(判定が広い事は何度か掴まれるまで分からないだろう)、他のクリーチャーの掴みの様に相棒が割り込んでの救助が不可能な為、やたら難易度を上げている。別に構わないが、ついでに言うと死ぬまでの演出が長い。
--弱点の部分が一定時間で見え隠れし、それ以外の部分を撃つとガスで照準が歪ませられる。また、それぞれの弱点を4回撃つと大ダメージを与えられる状態になるが、弱点が隠れるまでの時間が短いので慣れてないプレイヤーが倒すのは至難。こんなヤバイのが終盤ステージでは同時に二体現れ、時間が経つとガトリング兵(小ボス級の遠距離ユニット)も二体出て来るので非常に難しい構成になっている。
--なお、爆発物で吹き飛ばすか、この弱点を狙撃する以外の手段ではほとんどダメージすら与えられず基本的にノックバックもしない。ほぼ常時全身無敵である。ちょっと待って。何これ。
***シナリオ
#region(ネタバレあり)
-クリス、ジル、ウェスカー、スペンサーの扱いに不満の声が出ている。
--クリスは本作ではキャラが薄くなっており、シナリオでの見せ場も従来に比べると少なく今ひとつ地味な存在になってしまった感がある。
---また長い年月が流れたとはいえ『1』や『CODE:Veronica』時代とは似ても似つかぬほど筋肉がムキムキのゴリラみたいな姿になっていたためファンからは「同姓同名の別人では?」「クリスではなくゴリス」などネタ半分で言われたりもした。
--その相棒であるジルはというと、発売前の広告は「ジルの墓に詣でるクリス」という図式が公開され、多くのユーザーはジルが死んだと思い「何てことをしてくれたんだ!」と嘆き怒る声が多数上がった。
---ただし、映画やゲームのシナリオに十分慣れ親しんだファンの場合、「これはジルを何らかの特殊な形で登場させるための下準備だろう」と察しがついた人もいた。
--結局のところ、ジルは今作でも登場した。ただし、髪の色が金髪になり、風貌が変化した上、超人的な動きをみせるようになったことから戸惑いの声も上がった。
--ウェスカーは過去のシリーズの時点で既に超人といえるほどのアクションを見せていたが、今作では銃弾をマトリックスばりの超高速で避けたり、ミサイルを片手にも持って投げつけたりするシーンがあるためやりすぎだと批判されることも。
--この超回避はゲームの処理上、「暫く逃げ回ってこちらを見失わせるか、特定タイミングでカウンターを取るかしない限り、何をやっても完全無効」である。正直、強いというより退屈で鬱陶しい。
-登場人物もあっさり死亡する者や会話にしか出てこない者も多いため、シリーズファン・シリーズ未経験者関係なく物足りない評価をされている。
--特にシリーズ通じて謎に包まれたアンブレラの黒幕であるオズウェル・E・スペンサーが初めて姿をあらわにしたのは多くのユーザーの注目を集めた。しかし本編では回想のみの登場でありウェスカーの出生の真相を告げた後に即殺されてしまうので、どのように絡むか期待したファンは肩透かしを食らうことになった。そのため、後発の『オルタナティブエディション』の「LOST IN NIGHTMARES」に回想シーンの内容が収録されることとなった。
--ちなみに本作が発表された時点では「(ラスボスはスペンサーでウィルスを生んだ理由は永久の命を欲していたのだ)」と思っていたファンが多い。理由に関しては当たっていたが。
#endregion()
***マーセナリーズ
-良い点
--前作よりステージが大幅に増えた。
--体術で敵を倒すとタイムボーナスが入る。これにより戦略性が増した。
-悪い点
--キャラは増えたが同じキャラクターのコスチューム違いになっただけでありキャラクター単位で数えれば実質4人になってしまっている。
--ウェスカーの頭部射撃後の体術の隙が少ない為にスコアランキングでは彼一人が抜きん出てしまっている。
--前作に比べ即死攻撃を行う敵が多いため、一部のステージはかなり理不尽な難度になっている。
--前作では一人一人に専用BGMが用意されていたが、本作では全員共通BGM。
***過去作との比較
-『4』からこれといった進歩が少なく、協力プレイと相棒・シェバと一緒に戦うということしか主だった要素がない。
--それも相棒との連携前提でゲームを組み立てているせいで、挟み撃ちにしないと異常に硬い敵や、横から助けて貰わないと脱出できない長演出即死投げ(ステージの都合で、相棒が傍に居ない時でも頻繁に使って来る)など、マイナスになっている部分も散見される。
--進歩がないどころか、『4』よりも総合的な完成度で劣っているという意見も少なくない。
---先述した敵の近代武装や一部敵の即死攻撃率のバランス等。
--アイテム画面での組み合わせ操作でリロードが可能。一瞬で装墳される為、通常のリロードや武器改造でリロード速度を上げる意味が無くなっている。4ではバランスの一環で敢えて出来なくしていた事をどうして出来る様にしたのか。
---今作はアイテム画面を出していてもゲームはポーズ状態にならず進行しているが、どのみちちょっと慣れるだけで一瞬でリロードが可能になる事には変わりない。
--仕掛けも協力が必要なものが多いが、片方が足場の固定役でもう片方が渡る役目など単純なものばかりで捻りが無い。
--アクション部分も敵に捕まっている相棒を早く助けることができるぐらいで「協力している」というより「2人でやっているだけ」という部分が多い。
-「バイオらしさ」が失われたと言う批判をされている。
--今作の敵はマジニという存在である。原理的には4で登場したガナードと同じで、プラーガに寄生された人間たち。
---しかし今作はそのマジニと銃撃戦をしたり、マジニが主人公の乗るジープをバイクに乗って追いかけたりするシーンもあるため、古くからのシリーズファンは違和感を感じやすい。マシンガン&防弾アーマーを支給された大量のテロリストと、遮蔽物に隠れながら延々(ゲームの終盤3分の1くらいずっと)撃ち合う等最近のシューター作品を意識したステージ構成。それ自体が特別つまらない訳ではないのだが、''『バイオハザード』にそれを求めるユーザーが何人居るのか''と言う話である。
---ステージの殆どが朝や昼といった明るい空間なのでシリーズならではの「暗闇の怖さ」が殆ど無い。『4』ですら序盤の最後辺りや後半の孤島の研究所で夜の村落や暗闇の研究室の恐怖を味わわせてくれたというのに。炎天下の白と黒のコントラストを狙ったという話ではあるのだが、元々真っ暗な夜が舞台だった過去作と比べ、雰囲気が違いすぎてしまう。
---数少ない夜のマップが、前述の「ンデス」戦のステージであるのだが、残念ながら自由に歩き回ることはできない。
--シリーズおなじみのセーブポイントであるタイプライターが登場しないのもバイオらしさを損なう理由の一端となっているだろう。
---一応、中盤で過去のシリーズに登場したクリーチャーの改良版が登場する。
---セーブは任意でゲームを中断する事で行うことができ、そのマップのスタート地点から再スタートする。中断によるペナルティは一切なく、クリア後の評価にも影響しない。また、一度クリアしたチャプターは、チャプターセレクトで何度でも自由にプレイができる。ゲーム開始時に自由に装備の変更や売買も可能で、再スタート時には取ったアイテムも復活する。詰む事こそなくなり、ステージに持っていけるアイテムに限度はあるものの、限られたアイテムをやりくりして進めるという面白さは損なわれている。オンライン仕様に合わせたが故なので仕方ないことではあるのだが。
-難易度はアマチュア・ノーマル・ベテランの3つから選べ、ベテランで全チャプターをクリアするとプロフェッショナルが選べるようになる。今作のプロフェッショナルは、チャプターセレクト、アイテム引き継ぎ、協力プレイなどの新要素があるとはいえ、前作に比べてかなり難易度が高くなっている((アーマーを装備していないと、ザコマジニの攻撃ですらDyingになるなんてことはザラ。))。
-前作で不満の多かったQTE(クイックタイムイベント)((デモシーンでワンボタンアクションを強要するシステム。))が本作でも起用されている。オンライン時は双方が成功しなければ死亡する事もあるので初見のプレイヤーには辛い。
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**問題点
***味方CPU
-前作『4』のNPCであったアシュリーと比べ、今作の相棒であるシェバの立ち回りが悪い。
--強敵に真っ先にやられにいったり、視界の邪魔になったり、自分から発見されに出て行くなど、AIがあまり賢くない。
-シェバに出せる指示は分かりやすくいうならオフェンシブとディフェンシブの&bold(){2種類のみ}。
--前者は「よく攻撃してくれるがクリスを置いて勝手に敵やアイテムのほうへ走り去る(そして死ぬ)」。後者は「クリスから離れないが敵が目の前にいても滅多に攻撃しない」。クリスのそばから離れずに積極的に攻撃してくれる指示は&bold(){存在しない}。
--「ここで待て」が選択肢にないのが痛い。''何の訓練も受けていない大統領の娘でもできた事なのだが…。''
---ところがこの指示、''オンライン時は普通にある''。オフライン協力はともかく、どうしてシングルプレイにも対応させてくれなかった?
-一人プレイの場合相棒のCPUが弾を浪費する。シリーズの例に漏れず、本作の弾薬も消耗品であり有限である。ガンガン撃つので火力が低い武器を持たせている場合、頻繁に弾が切れたと悲鳴を上げる。放置するとナイフ一丁で敵と交戦し始める可能性があるので、弾を分けてやらざるを得ない。
--味方への行動設定で緩和は可能。自分が突っ込んでいけば軽く盾代わりに死んでくれる。
---その代わり命中率が非常に高いという特徴があるので、一発の威力が高く連射できないライフルなどを渡すと大活躍してくれるが…。
-仕掛けやイベントに吸い寄せられるように行動する事が多く、その際に敵からの攻撃を受けたり、敵の出現ラインを踏んだり、アイテムを整理したくても言う事を聞いてくれない事も多い。
--例えば自分がライフルを持って狙撃役になり無防備な状態で、相棒がどんな強力な武器を持っていようとも、近づいてきた敵の対処すらまともに出来ない。
--今作は即死攻撃、極端なダメージ減衰や完全無敵など、超性能を実装した敵が多い。無駄弾を使ったり、視界外で捉まって死んでたりと何かとストレスに。
-ちなみに2周目からはクリスを相棒にしてシェバでプレイできるが、クリスのAIも頭が悪いうえに体が大きいので視界の邪魔になる。
***その他
-ダウンロード版以外はフルインストールに対応していないため、気になるほどではないがロード時間はやや長め。
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**総評
前作からの大きな変更がない分、安定感のある続編として仕上がっており、単体でみればそれなりに遊べる。問題点も無視しようと思えばできるレベルである。~
実際に『4』をやった事が無いユーザーからは概ね好評で、「''なんでこんなに悪く言われているのか分からない''」と言われている。~
しかし「次世代機のバイオハザード」としては幾分パンチに欠け、『4』から更に進化した作品を望むユーザーの期待に沿う出来には至らなかったようだ。~
「下手に内容を変えるよりは…」という意見もあるが、大きな進化が無い分、逆に細かな粗が目立ってしまった感じはぬぐえない。~
特に海外では「グラフィック以外の全ての出来が悪いTPS」と嘆かれ、不名誉な賞をいくつか受賞しクソゲー認定されている。~
ただし前述のように本作の評価はユーザーによって正反対であり、限られた目線から評価するのは安直すぎるだろう。~
そういう意味で、賛否両論作品とするのが最も適当かと思われる。ちなみに売り上げ自体は好調で、シリーズ最高を記録している。~
もちろん、シリーズタイトルは前作の影響を少なからず受けるため、必ずしも売上がその作品自体の評価と言える訳ではないが。
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**余談
-今作に登場するマジニの情報によって黒人差別を主張する声が出たためネットで議論が起きた。
--「この動きに対応してシェバというキャラクターが生まれたのでは?」 と噂されることも。
--それ以前にシェバやそれ以外の味方は生まれていた。そもそも今作の黒人は白人であるウェスカーの野望の被害者。
--問題定義をした黒人のブログでも議論は起き、「白人のゾンビはいいのか」といった意見も出た。この騒動に関しては黒人の人たちが差別問題もあって過敏になってしまったのだろう。
-Xbox360版のCMには芸能人の温水洋一、栗山千明両名が出演。一方、PS3版のCMは作中シーン中心の構成となっていた。
-2009年3月16日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』において、本シリーズをやり込んでいるシルバーゲーマーとして有名な加山雄三、鈴木史朗の両氏が即行で買ったゲームである事が判明している。
-2011年2月17日 発売された『MARVEL VS. CAPCOM 3』にクリス・レッドフィールドとアルバート・ウェスカーが本作の姿で参戦した。ちなみにウェスカーは『LOST PLANET 2』DLC版で登場している。ジル・バレンタインも『MARVEL VS. CAPCOM 2』とは全く違った性能で本作の姿でDLCとして登場した。
-ニンテンドー3DSで発売された『BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D』では、クリスと回想シーンのジル、ウェスカー(別衣装でウロボロス感染版)が登場している。
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*BIOHAZARD 5 Alternative Edition
【ばいおはざーど ふぁいぶ おるたなてぃぶ えでぃしょん】
|ジャンル|アクションアドベンチャー|&amazon(B002R8KRAG)|
|対応機種|プレイステーション3|~|
|発売・開発元|カプコン|~|
|発売日|2010年2月18日|~|
|定価|4,990円|~|
|廉価版など|PlayStation3 the Best:2010年11月11日/2,990円&br()DL版:2012年3月29日/1,900円&br()ツインパック:2012年3月15日/5,490円|~|
-2つの新エピソードと新モードを追加した完全版。新要素分のトロフィーが20個追加されている。無印版に収録されていた特典映像はない。
-セーブデータは無印版のものを使用できる。また、無印版を持っている場合は追加要素をDLCとして購入できる。
--追加エピソードの1つである「LOST IN NIGHTMARES」は、本編でわずかしか語られなかった部分を補完する内容であり、従来のバイオの雰囲気が出ているとファンからの評価は高い。
---過去作のように扉を開ける際に演出が入ったり、特定の操作を行うと従来のラジコン操作に切り替わるというギミックもある。
---弾の数が相当少なく、中ボス格の敵が多数出現するため、ストーリーをクリアしたノリでプレイすると痛い目を見る事になる。
---ちなみにオンラインは現在ほとんど人がいないため、オフラインで2人でハラハラしながらするのが一番いいだろう。
--新モードの1つである「THE MERCENARIES REUNION」では久々にバリーとレベッカが参戦しており、ファンを大きく喜ばせた。
-PlayStation Move対応
--2010年9月14日のアップデートにより対応(ベスト版は最初から対応済み)。同年10月21日には同封版である『PlayStationMove BIOHAZARD 5 Alternative Edition スペシャルパック』も発売した。
--もともとモーションコントローラによる操作はWii版『4』で好評を得ており、またMove自体の性能の高さも相まって直感的且つ快適な操作が可能となっており、プレイヤーからの評価は上々。
-2012年3月15日に発売されたツインパックはBest版の『Alternative Edition』と『BIOHAZARD REVIVAL SELECTION』のセット。
-2012年3月29日からダウンロード版の配信が開始された。1900円という破格の安さであり、この値段でこのボリュームなら十分に良作と言えるだろう。またフルインストールなのでパッケージ版と比べてロード時間が早く、特にSSDを使用すればパッケージ版の7秒前後から2秒前後にまで短くなる。
-こちらは無印に比べると比較的賛否は分かれない。追加要素が概ね好評なので、十分楽しく遊べる出来だろう。
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