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*百鬼夜行
【ひゃっきやぎょう】
|ジャンル|RPG|&amazon(B000068HIS)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|ユース|~|
|発売日|1989年2月23日|~|
|分類|''クソゲー判定''|~|
|ポイント|8割が作業ゲー&br()クリアさせる気のない3Dダンジョン&br()ひゃっきだいおおさま|~|
**概要
ユース制作のRPG。主人公の忍者が街で情報収集をしながら仲間を集めて敵の親玉である百鬼大王を倒すのが目的。
**問題点
-夜になると出現する魔物が強すぎる。
--このゲームには朝→昼→夜→朝と一定時間毎に時間のサイクルがあるのだが、殆どの店は夜に入る事が出来ない。
---その上夜だけ異様に長い。嫌がらせか。
-ストーリーの中心である自己視点型の3Dダンジョンが異常なまでに広い。
--長方形の約1500マスにも及ぶまさに迷路と呼ぶに相応しい超難関ダンジョン。救済処置である「ちず(今自分のいる場所がわかる)」と「にんい(ちずと同様の効果を持つ術)」は数歩歩くか敵とエンカウントするとすぐに効果が切れるのであまり役に立たない。さらにちずはこのダンジョン内でしか入手できない。
---「ちず」の効果がエンカウントすると切れるというのは間違い。戦闘後、一歩あるけば再度表示される。
--おまけに出現する敵もゲーム開始直後では歯が立たないのでこのゲームの8割近くがレベル上げに費やされる事になる。
--入口は複数箇所あるので何かあった時に脱出しやすい(?)のが唯一の光か。
-役に立たない道具が多い。
--3Dダンジョンの扉を開ける事が出来る道具で「やすり」と「はりがね」というものがあるが、これらは一定確率ですぐ壊れる。使っても壊れない上位互換の「くぎぬき」の影に隠れてしまっている。
--HP回復アイテムである「むようそう」はHP10回復。ゲーム開始時の忍者のHPは50で、少しレベルを上げるとすぐ100に近くなる。雀の涙もいいとこである。
-特定の店の中でBボタンを押す事で道具を売る事ができるが、説明書にその記述が一切ない。
-仲間である商人と泥棒の使い道がない。
--一応、商人はそろばん(道具)を持たせることで道具を高く売れるのだが上記の問題点と相まって使われない事が殆ど。
--泥棒は器用度が高いだけで攻撃力防御力共に水準以下。
---説明書には「泥棒がいないと開かない扉がある」とあるが忍者でも開けられる。もうどうしようもない。
-器用度(命中率に依存するパラメーター)があり、普通にレベルを上げても上昇せず寺に寄付しないと上昇しない。
--しかもその寺が一箇所しかなく、レベル毎に上昇値は決まっている。
--さらに器用度が上がらない状態で寄付すると「ありがとうございます」の記述とともにガメられてしまう。
-おかしな誤字脱字。
--「しにいそぐとこはなかろう」「ひゃっきだいおおさまのかおおをおがんでからしんだらどうじゃ」…?
**評価点
-BGMは割りと良い。
--特に夜の森はゲームに相応しい明るくも暗い曲になっている。
-パーティの編成は自由なので好きな組み合わせでプレーできる…といった自由度はある。
**余談
このゲームの開発元であるユースは現在XUSE(ザウス)というエロゲーメーカーになっている。
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