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*姐(あねさん) 【あねさん】 |ジャンル|ベルトアクション|&image(COVER-Ane-san.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000ZPSNO/ksgmatome-22/ref=nosim)| |対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|~| |発売元|NECアベニュー|~| |発売日|1995年2月24日|~| |定価|7800円|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|女性版「超兄貴」&br()伝説の「怖い顔グランプリ」|~| **概要 -NECアベニューがPCエンジン末期に放った異色作。レディース((女性を主な構成員とする暴走族の俗称))の抗争をモチーフにしたファイナルファイト風スクロール格闘ゲーム。 --葉山宏治の音楽やアクの強い強烈なグラフィックなどから見るに「超兄貴」の女性版を狙って作ったものと思われる。 **ストーリー いじめられっ子だった主人公・愛は一匹狼のレディースである姉の優子にいつも助けてもらっていた。 そんな優子に対し「須賀飛露Z會」というチームから誘いの声がかかり、それを断り続けた結果、後に「一番紅い一日」と呼ばれる抗争に発展し、優子は行方不明になってしまう。 数年後、愛は仲間と共にチーム「EDEN」を結成。姉の優子を探すべく関東各地のレディースチームに戦いを挑む。 **ゲームの流れ -主人公の「愛」とそのマブダチ二人の中から一人を操作キャラに選び、次に攻め込むチームを選ぶ。 --ステージは前後2部に分かれており、それぞれの最後にボス(前半ボスが副長、後半ボスが総長)が待ち受けている。 ---倒したボスはマブダチとなり、以降は操作キャラに選べるようになる。((後述の通信販売で特定のアイテムを買っている必要があるなど、条件を満たさなければマブダチにならないキャラもいる。)) -残機等は存在しない。体力が0になるとそのキャラはしばらくの間使用不能となり、別キャラで再挑戦することになる。操作キャラが全滅するとゲームオーバー。 -ステージをクリアすると主人公の自室に切り替わる。セーブとロードもここで行う。 --「通信販売」でアイテムを購入((中には超兄貴のビデオと思わしきアイテムも…))してステータスを強化したり、部屋の内装やBGMを変えたり、寝て体力を回復したりできる。 ---販売しているアイテムには一部「不幸のアイテム」があり、購入するとマブダチが増えなくなる。 ---眠ると珍妙なグラフィックをバックにフルボイスで謎のポエムを聞かされる。どうやら主人公の見ている夢らしい。 --自室ではボーナスゲーム(ミニゲーム)に挑戦することも出来る。 ---''「怖い顔グランプリ」''ボタン連打によるガンの飛ばし合い。元々のアクの強い顔に凄みが加わっていく様は、伝説に残る恐ろしさ。 ---''「チキンレース」''通信販売でバイクを購入すれば挑戦可能。事故らないギリギリの所での停車テクを競う。ゴール地点には''DEADEND''の落書きと花束が… **特徴 -とにかくカオスなグラフィック --前述の通り「超兄貴」の女性版を目指している事もあってか、強烈なグラフィックが目に付く。 --美少女ゲームの移植に定評のあるNECアベニューが開発しているせいなのか、普通にエロさや可愛らしさを感じるグラも同居しており、それが余計にカオスさを増している。 --そういう意味では「超兄貴」の二番煎じに留まらない程度の個性を出す事には成功しているとも言える。 **評価点 -個性的で細かいキャラのモーション --ゲームとして純粋に評価できる数少ない部分。戦闘中のキャラのモーションはなかなか細かく作られており、基本コンボも個性的。 --オーソドックスな性能であるはずの主人公でさえ「フリッカー気味のジャブ→ストレート→パチキ→全力のローキック」という、いかにも喧嘩らしい独特のコンボ。 --他にもつかみからの攻撃が「髪引っ張り」だったり、倒れた相手を蹴りまくれたり、ヤンキーらしい喧嘩を堪能できる。 --中にはマイクを片手に踊りながら戦う美少女((芸能関係の学校に通うアイドル崩れで、必殺技は追っかけによる援護攻撃。))や、バレリーナのような動きで戦うブ○((ルックスの問題でバレリーナを挫折したという悲惨な設定。))など、いろんな意味で個性的なキャラもいる。 -葉山宏治の音楽 --バイクの爆音演奏から''「なめとんのかコラァ!」''のシャウトで始まるOPを始め、妙艶かつダイナミックに独特の世界観を表現しきったBGMは健在。 --各キャラごとに専用BGMも用意されており、シンナー片手にイカレた目つきで襲い掛かってくるキャラは''「ラリパッパ ラリパッパ」''というやばすぎる歌が流れ、前述のバレリーナのような動きで戦うブ○には「白鳥の湖」のディスコ風アレンジが流れるなど、いわゆる葉山節を存分に堪能できる。ファンならばそれだけでも価値があるだろう。 **問題点 -肝心のアクションパートの完成度が低すぎる。 --亜流ファイナルファイトというレベルではなく、本当に適当にやってるだけでクリアできてしまう。せっかくの個性的なモーションもほとんど意味がない。 --ジャンプ攻撃の判定が強すぎるため、ほぼジャンプ攻撃だけでもクリアできてしまう。 ---ダウン追い討ちを入れやすくするためなのか、ダウンする攻撃を当てても吹っ飛ばずにその場でダウンする。それはまだしも判定の強いジャンプ攻撃でも吹っ飛ばずにダウンするため、起き上がりにジャンプ攻撃を重ね続けるだけでもハメれてしまう。 --ザコの種類が少なく、どのステージも代わり映えしない。せめてチームごとの特徴くらいは出して欲しかったところ。 --敵も味方も体力ゲージが短めで、受けるダメージは大き目のため、ボス戦も盛り上がらないままにアっというまに終わってしまいがち。 -意味不明なエンディング --最後は無事に姉と再会するが、真の敵はまだ存在しており「伝説はここから始まる」といった感じで終わるのだが… --次の瞬間には唐突に主人公が結婚式を挙げ、仲間たちに祝福されている。あまりにも脈絡がなさ過ぎて意味がわからない。オチだけ考えて最後に追加したのだろうか? **総評 -超兄貴以上に人を選ぶ題材であった上にせっかくの個性的な要素もゲーム性に全く結びついておらず、ただ変なだけで終わってしまったゲーム。 --ゲームの個性的な部分というのは骨子がしっかりしているからこそ評価されるものなのだろう。超兄貴を参考にしていながら、その売りを読み間違えたゲームとも言える。基礎部分をしっかり作りこんでいれば、もう少し違った評価が得られたかもしれない。 **余談 [[美食倶楽部バカゲー専科>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1150.html#id_e0cf6b55]]にて、本作と同じレディースを扱った作品である『美神伝説Zoku』を本作の後継作として紹介しているが、発売日は本作の方が後である。また両作品は別にシリーズでも続編でもなく、単に同じジャンルを扱ったという以上の接点はない。 #region(動画) &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10578187) &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10578412) &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10578571) #endregion
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3028.html]]に移転しました。''

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