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**ゲッツェンディーナー
【げっつぇんでぃーなー】
|ジャンル|アクションRPG|&image(http://t1.gstatic.com/images?q=tbn:Vx9FQE0mwDOeSM:http://auction.thumbnail.image.rakuten.co.jp/%400_auc/image47/5c/c0/00010030347/e3/81/img00131367182.jpg)[[Amazonで買う>http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%82%B3-%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%80%90PC%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%80%91/dp/B0000ZPLS6/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=videogames&qid=1261549274&sr=1-1]]|
|対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|~|
|発売元|ガイナックス|~|
|開発元|スタジオアレックス|~|
|発売日|1994年11月25日|~|
|定価|7800円|~|
*概要
-『電撃PCエンジン』に連載されていた菅浩江の小説をゲーム化したもの。ゲッツェンディーナーとはドイツ語で「偶像崇拝者」の意味がある。
-魔王にさらわれたお姫様。しかし姫を奪還しに来た勇者は魔王と相討ちしてしまう。残された勇者の剣を手に、姫は単身ダンジョンを脱出する。
*問題点
-システム
--クォータービューの見下ろし型横スクロール。剣を振るったり仕掛けを解いたり、その動きは「ランドストーカー」「ブランディッシュ」「プリンス・オブ・ペルシャ」などを思わせる。
--しかし肝心の謎解きは容易いものばかりで、後半は落とし穴ばかりになる。
--展開が非常に短く、ステージは計5面しかない。慣れずとも1時間くらいでエンディングに到達してしまう。
-操作性
--ある意味、この作品をクソゲーたらしめている最大の理由。とにかく動きがもっさりして快適さが殺がれている。
--剣と仕掛けを動かすボタンが同じ(仕掛けを動かすには剣を仕舞う必要がある)。
-バトル
--HP表示は画面右下の宝珠の光の輝きで表わされるが分かりにくい。
--ハメ殺し技があり、これを知っていればラスボスも余裕。
--レベル上げの要素は一切無い。
-ストーリー
--設定はすごくいいのに、明らかに説明不足。小説で補完するしかない。
---その一例。途中で「魔神」と対峙する場面がある。詳細は省くが結局は姫はその魔神を倒してしまう。
---その際少女マンガの王道、髪切りイベントがあるが、唐突にビジュアルが挿入されるだけなのでその理由がさっぱり呑み込めない。
---気が付いたらアクションも無く、いつの間に展開が先に進んでいる。
--ちなみに小説を読めば本作の世界観、姫が魔王にさらわれた理由、姫の心理的な葛藤および成長等がよく理解できるのだが、それらはゲームに反映されていない。
-その他
--キャラデザは「プリンセスメーカー」の赤井孝美、シナリオは「夢幻の心臓」「ソーサリアン」などで有名な富一成が担当している。
--ムービーや音楽はよくできているが、ボイスが無い(というより姫が言葉を発するシーンがない)。
*結論
-本作はそのコンセプトは非常に良いのだが、いかんせんその魅力を十分出せ切れておらず、ボリューム不足は否めない。
-また、土台となった小説がありながら、ゲームでは説明不足かつ唐突な急展開ばかりでプレイヤーの想像に任せがちになってしまい、良くも悪くもガイナックスのゲームという印象を受けてしまう。
-小説を下敷きにしたクソゲーには、有名なものとして「[[時空の旅人]]」や「[[真・聖刻]]」などがある。もっともあちらはクソゲーの方向性が別ベクトルに向かってしまっているが。
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