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逆転裁判4 - (2013/06/06 (木) 22:54:30) の最新版との変更点

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*当記事は逆裁の近況を報告するための速報性を持った記事ではありません。 //「その後の展開」であるのは間違いないのに何でもかんでも消せばいいってもんじゃない。とりあえず「5発売」の情報だけは復活。文句があるなら意見箱に来て議論してね。 //ルール「発売前の作品の情報の記載は、全面禁止とします」 //再び記述を追加するのであれば規制を依頼します ---- *逆転裁判4 【ぎゃくてんさいばんふぉー】 |ジャンル|>|法廷バトル|&amazon(B000NMRWX8)| |対応機種|>|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|>|カプコン|~| |発売日|>|2007年4月12日|~| |価格|>|通常版:5,040円 / 限定版:9,240円|~| |廉価版|>|NEW Best Price! 2000&br()2008年4月24日/2,100円|~| |分類|>|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|>|主人公の交代失敗&br()穴だらけの消化不良シナリオ&br()前作キャラは尽く改悪&br()微妙な新システム&br()続編として見なくても微妙&br()公式でも半黒歴史状態|~| |>|>|>|CENTER:''[[逆転シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/948.html]]''| |>|>|>|CENTER:&color(purple){ゲーマガ特集/期待外れだったゲームベスト10}&br()[[サンダーフォースVI]]/[[ファイナルファンタジーVIII]]/[[聖剣伝説4]]/''&color(black){逆転裁判4}''/[[ローグギャラクシー]]/[[スーパーマリオサンシャイン>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1298.html]]/&br()[[アンリミテッド:サガ]]/[[デビルメイクライ2]]/[[ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/519.html]]/ブラッド オブ バハムート| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 「法廷バトル」でおなじみの『逆転裁判』本家の4作目。キャッチフレーズは「''嘘を暴く快感''」。~ 「新章開廷」をコンセプトに、''主人公を成歩堂龍一(ナルホド)から新人弁護士・王泥喜法介(オドロキ)に交代''するとともに、パートナーや検事などのレギュラー陣を一新。主人公を譲った成歩堂はストーリーの核心に関わる人物として登場した。また、新要素としてメディアで注目され始めていた「裁判員制度」が取り入れられた((プロデューサーの巧舟氏のインタビューなどによると、元々は旧作キャラクターは一切出演しない予定だったが、上層部の意見で成歩堂と裁判員制度を登場させることになったらしい。)) 。~ しかし、これらのことが結果的には「''大失敗''」「''黒歴史''」といわれる要因を生み出すことになった。 ---- *問題点 **ストーリー ***ストーリー全体を通しての問題 逆転裁判はざっくり言ってしまえば、「推理物のテキストADV」である。~ 何よりもストーリー(ひいてはテキスト)が最も重要な要素であることは言うまでも無く、その出来が悪いということが何を意味しているかは説明するまでも無いだろう。 -今作最大の問題点は、全編を通して''事件の矛盾、登場人物の不可解な行動、明かされない謎''が多いことである。事件を解決しても辻褄が合わなかったり、納得できる説明がなかったりすることが多い。 -サブキャラとして前作主人公の成歩堂が登場する。だが、チャチな理由で法曹界を追放された上に偽証や盗撮を平気で行う男に堕落しているなど、''前作までの人物像を徹底して破壊''。しかも本来主人公であるはずの王泥喜の出番をかなり喰っている。 -『逆転裁判』シリーズは独立した各シナリオの中に伏線が仕込まれており、最終話までプレイすると全体で1つのストーリーができあがる構成になっているが、今作ではシナリオ間の整合性が取れておらず、全体の流れにほころびがある。 --最も顕著なのが第1話の被害者の行動。彼は最終話になって初めて正体が明かされるキーパーソンの1人なのだが、彼の取った行動があまりにも不可解で、全ての真相が分かった後でも''何をしたかったのかが分からない''。 --このため今作のストーリーは、「ある人物が思慮の浅い行動をとったせいで、殺人の濡れ衣を着せられた人物が奇行に走り、成歩堂を始めとする関係者がとばっちりを受け、プレイヤーがその尻拭いをさせられる」という妙なものになってしまった。 ***シナリオ個々の問題 -各シナリオを個別に見た場合にも問題はあるが、その中でも第3話の破綻っぷりは群を抜いており、プレイヤーは盛大に置いてけぼりを食らう。 --事件概要の時点でいくつも矛盾を見出だせるのだが、裁判中ではスルーされるか後半でようやく問題にされる。矛盾を暴くことが目的のゲームで、プレイヤーの目の前にある矛盾が見過ごされていく様に一度違和感を覚えてしまうと、第3話の法廷パートは大半がグダグダに感じられるだろう。 #region(第3話の問題点(ネタバレあり)) ---- 物語構成というメタ的な視点からの第3話法廷パートは、閉廷時の裁判長の発言などから「証拠不十分な相手との戦い」がテーマのひとつと推測できる。~ そんな第3話の事件では、有効な目撃証言が得られない。弁護側の突っ込みどころがかなり少ない中で苦戦を強いられる話なのだが、その結果、ずいぶんと全体像のいびつな事件となってしまった。 ''・事件概要''~ 事件はあるコンサート会場で起こる。出演者のマネージャーが会場の楽屋で何者かに撃たれ瀕死の重傷を負うが、現場に居合わせた刑事が目を離した隙に姿を消し、ほどなくしてせり上がった舞台装置の上で死体として発見される。そして、''被害者の隣で気絶していた''出演者が逮捕されるのだが…。 -まず、殺人犯がそんなことをして何のメリットがあるのかが分からないうえに、短時間で誰にも目撃されず1人で実行するのは無理がある。 --舞台装置は全高数メートルという大きなものでせり上がるのに時間がかかるし、こんな物が動こうものなら大きな音がするはずである。しかも''被告人は10代前半の小柄な少年、被害者は大柄な男性である''。楽屋から舞台まではそれなりの距離があるのにどうやって運んだのだろうか?殺人犯が犯行後死体の横で暢気に寝転んでいるというのもおかしい。~ この奇妙な状況については、最初に「犯人は歌の歌詞に合わせた犯行(いわゆる見立て殺人)をしたかったからだと考えられる」という不十分な説明がされただけでろくに話題にも上らない。弁護側は一応「真犯人が犯行時刻をずらすために行った」と説明をつけたのだが、''言い出しっぺの検察側は理由を一切説明しない''。 -凶器は''「撃てば大人の男性でも肩を痛めるほど反動が大きい大型拳銃」''で、その反動の大きさについては作中でも幾度となく語られている。とても小柄な被告人に扱えるものではなく、仮に撃つことができたとしても肩を痛めているはずである。逆に言えば、被告人が肩を痛めていないことは無実の証拠となるはずなのだが、その点には一切触れることができない。 --それでいて真犯人は最終的に肩を痛めているのが露見したことで逮捕された。分かっているならなぜそれを最初に調べない?ちなみに、この痛めた肩の伏線は3話冒頭・事件発覚前に張られていたりする。とんだ遠回りをさせられたものだ。 --その経緯についても「争って拳銃を奪ったから変な体勢で撃った。だから腕を痛めた。たぶん。」という王泥喜の失笑ものの推論だけが提示され、誰もそれに疑問を出さない。 --ちなみに、凶器のこの拳銃は2発発砲されており、「一発目は外れて、二発目で命中し被害者を殺害」であるのだが、このことについても警察・検察側の見解は''「被告人は子供だから最初は上手く扱えず、一発目は外れた」''というこれまた失笑ものの推論が提示され、それに弁護側は反論すらさせてもらえない。 ''・検察側の起訴理由があまりにもお粗末。'' -''銃声がして人が来る→部屋に1つしかない扉からは出られない→小柄な被告人ならば通気口から出られる→被告人の指紋が通気口のところにあった→だから犯人''といういいがかりなのだが、こんなもの''「指紋がいつついたか証明できていない」と指摘するだけで崩れてしまう''。そもそも、被害者が撃たれたときに被告人がその場にいたという立証がなされない時点でアウトである。 --動機についても、''「被告は被害者と付き合い長いから理由ぐらいあったんじゃないかな?」という非常にいい加減な憶測だけ''である。人を殺人犯呼ばわりすることへの責任の重さはないのか。 ''・終始グダグダに進む審理'' -「事件は限定的な密室で発生。その場所に、被告人が逃走したらしき形跡がある」。これが検察側の最初の立証であり、殺人罪に値する決定的な証拠はまだ無い。前述のとおりとっとと判決が下されそうな中で、弁護側は証人を呼ぶなどして対抗する。 --しかし第3話では、弁護側の証人すら''証言台の上で事実を偽り隠し事をする不審人物ばかり''。いわく「仕事上の契約条件で本当の事情を明かせなかった」との事だが、おかげで審理の回り道が非常に多く、なかなか真相に迫れない。 --そもそも、多少日本語が話せる程度の相手に通訳もロクにつけずに話をさせること自体間違っている。 --さらに、ようやく事実に基づく証言を引き出せたかと思えば、「声を聞いた」程度という決定的とは程遠い内容。だったら初めからそう言えば良いだけの話であり、契約云々で証言を渋る必要は全く無い。 ---結局、初日の裁判で得られる情報はこれだけ。もはや''ただのシナリオの水増しである。'' ''・まだ検察側の立証は不十分なのに、裁判長がやたらと結論を急ぐ。'' -しかも「(個人的な点稼ぎのために)司法長官の息子のお見舞いに行きたい」という理由で。一応後半の展開の伏線ではあるものの、理由付けが不純すぎる。 ''・事件に関連する様々な出来事が、ことごとく不自然。'' -被害者の行動 --こと切れる間際に残した言葉が、犯人ではなく目撃者を示すキーワード。もってまわった非常に曖昧な内容で、明らかにミスリードを誘うものになっていた。しかも、状況からすると「どうして目撃者がいることを知っているのか」が不明。 --自分の国際警察の登録ナンバーをダイイングメッセージとして書き残す。もっと他に書いておくべきことがあったのでは? -「瞬間移動のイリュージョン」 --この事件の起こった背景には「A地点で影武者が歌っている間に本物の歌姫が通気口を通ってB地点へ移動する」というトリックを用いた舞台がある。しかしA地点にすでに影武者がいるのなら本人は最初からB地点に潜んでいればいいはずであり、''移動する必要はまったくない''。 --また、舞台は生音声にこだわり、通気口の中を移動しながら歌姫自身が歌ったものをライブ会場に放送していた(影武者は口パク)。狭い場所でそんなことをしたら歌に不自然さが出てトリックがバレてしまうのではないか。 -あさはかな殺人未遂事件 --初日の法廷の終了間際、証人から「声が同じである」との理由で、ある人物を犯人と断定する証言が飛び出る。それを聞いた真犯人は、焦って口封じを行おうとして失敗(それに関する対応もほとんどなし)。結果、不確かだった証言にある程度の信用性を持たせてしまった。当然、被告人は自由に行動などできるはずもない。 ''・不審な点が多い検事'' -裁判を進めると''検事の職権濫用による行動が事件の引き金になったことが判明する''のだが、それに関するさまざまな不正行為は取り上げられない。少なくとも犯人と近い関係であった検事は協力者であったという疑いがかかってもおかしくないのに、誰もそれを疑問に出さない。 ''・決定打は真犯人の自白。しかし、その展開に無理がある。'' -現場検証の結果、被害者は犯人と格闘した末に殺されたことが判明するのだが、被害者が息を引き取る間際に犯人のことを聞いても「分からない」と答えていた。つまり、犯人は顔を見られずに格闘し、銃を奪い、至近距離から射殺という離れ業をやってのけたことになる。しかし、真犯人は覆面もかぶれない(というかそれだけで誰だか分かる)ほど特徴的な髪形をしている。これらのことから「''真犯人は超能力者である''」などといった珍説まで浮上する始末。 -犯人が行ったことをまとめると「国外持ち出し禁止の特効薬の原料を被告人と共謀して密輸、それに気付いた被害者を殺害」といったものである。つまり、''最初から被告人がすべてを打ち明けていれば解決した事件なのである。''(日本では殺人の方が密輸より重罪であることは言うまでもない)それなのに、被告人は黙っていれば確実に殺人罪を被せられることが分かっていながら、最後の最後まで犯人のことを告発しなかったという、''ある意味この話自体をひっくり返してしまうような致命的な矛盾''を残したままストーリーは終わる。被告人の犯人に対する心情が少しでも描写されていれば(二話では少なくともその最低限のフォローはあった)納得もいくかもしれないが、淡々と事件のお粗末な概要が語られるのみである。 ''・事件の総括もいいかげん。謎の一部をぼかしているというより、ぶん投げている。'' -どのような方法で実際に犯行がなされたかは不明。事件の真相は場当たり的な推論が並べられるだけで、真犯人の名前以外は闇に葬られてしまう。 -プレイヤーに対し最も説明の必要な、真犯人の「動機」が完全に放置されている。 --事件の発端は真犯人が密輸に手を染めた事にあるのだが、重罪と承知で密輸と関わるに至ったそもそもの理由は不明。 --また真犯人は一度も外国に行ったことがないと明言されているのにも関わらず、どうやって外国人の被告人と知り合い、共謀したのかという謎は明かされない。被告人は何故真犯人に協力したのかも解らない。そのため''「真相は全然違うのかもしれない」「被告人の方こそ黒幕だったのでは?」''という憶測が出る事に。 ---この3話がこのように肝心な部分が明らかにされずに終わってしまうことについては、「プレイヤーの想像に任せている」などの擁護意見もあるが、最も説明しなければならない部分を「想像オチ」にするのは常軌を逸しているうえ、この3話ではもはや「想像に任せる」を通り越して''「核心部分は考えるのも説明するのも面倒だから全てプレイヤーの想像に丸投げ」であり、開発陣の職務怠慢に他ならない。'' --そして解決後は、プレイヤーに対し''「終わり良ければ全て良し。細かいことはもう気にするな。」''とでも言わんばかりに、王泥喜たちが''あたかもハッピーエンドのように勝手に盛り上がって勝手に物語が終わってしまう。'' ''・回想シーンがないせいで事件の全体像がつかみづらい。'' -犯行の瞬間や、被告人や犯人の行動を表すシーンや背景の説明が全くないため、ただでさえ疑問点の多いシナリオに対するモヤモヤが晴れず、消化不良の強いエピソードになってしまった。それどころか劇中の1シーンでさえ、''事件に存在しないシーンを表示させてプレイヤーを惑わしている''。 --代わりに多用されるのが事件の中心となるライブシーンである。''スキップ不可能なうえに、裁判中に10回近くは見せられる''。しかも、そこから謎を見つけるのが難しい((「銃声に驚いて一瞬歌がとまる」という重要なヒントがあるのだが、歌声がなく字幕で表示されるため、驚いたかどうかが非常に分かりにくい。また、「被告人が片手でピアノを引いている部分を探せ」という問いもあり、これも非常にわかりにくい。))。 ツッコミが弱く勘違いも頻発する新米弁護士、立証は曖昧で犯罪の片棒すら担ぎかけた検事、職務怠慢の裁判長、嘘や隠し事の多い証人、証拠不十分なまま自白する真犯人…と関係者総出で支離滅裂な第3話の事件は、''ひとつの事件としてはあまりにも矛盾にまみれ、しかもやけに法廷関係者の不道徳と怠慢が目立つ''という、疑問符だらけの仕上がりであった。審理が難航した原因は事件の内容にはなく、関係者が右も左も馬鹿ばかりだったせいに他ならない。~ とはいえこのエピソードは、『逆転裁判4』のシナリオにおいて重要な、逆転シリーズの独自設定「序審法廷制度((事件の増加に対し、通常裁判の前に三日間で審理を行い有罪無罪の方向性をおよそ決定づける劇中の法廷システムの事。))」への切り込み役でもある。後に続く第4話の内容次第では、多少(?)の欠点には目をつぶれたのかもしれない。~ しかし結果的には第4話も、むしろ第3話以上に非難が集中した。詳細は後述する。 -余談だが、「第3話で最もまともだった登場人物は、一貫して地に足の着いた主張をしていた真犯人」などと言われる事もある。台詞やダメージモーションも面白くかつ印象に残るものが多く、意味不明な日本語を繰り返す証人や鉄面皮の依頼人よりもずっと好感が持てる。最後は真犯人に感情移入してしまい、弁護側や検事が憎たらしく見えたというプレイヤーまでいる。 ---- -このように、第3話は''不可解な事件についての説明・解明が一切なされず、決定的な証拠もないのに真犯人が勝手に自白する''という、無駄に遠回りさせられた挙句自己完結する終始プレイヤーを置き去りにしたシナリオになってしまっている。ここまでくると、手抜きどころか''わざとプレイヤーに反感を買うような内容にしたとしか思えない。'' #endregion -''最終話が一番盛り上がらない''。 --はっきり言ってしまうと盛り上がりは第1話が最高潮(その第1話も改めて見るとアレなところが多い)なのだが、そこで感じる面白さとは「これから先起こることへの期待によるもの」であり、この最終話で真相を知ってしまえば全て消え失せることになる。 #region(最終話の問題点(ネタバレあり)) -そもそも、このエピソードの事件からして''偶然''発生したという非常にお粗末な案件である。 --判明した事件の背景が「真犯人が大昔に張って不発に終わった罠が今になって(しかも別の人間に)発動した」という最終話と到底思えないあまりにもしょうもないもの。 -最終話では「裁判員制度」が大きな役割を果たすのだが、あまりにも突っ込みどころが多い。 --裁判員が事件の参考資料として事件に関連する過去・現在の出来事を「ゲーム」として追体験する「メイスンシステム」というものが登場するのだが… ---''このシステム内で起きるできごとは成歩堂の単独調査により作成されたものであり、大半は成歩堂が過去に担当した事件の解明に当てられている''。成歩堂は最終話の真犯人に対する個人的な報復感情が疑われるため、''意図的な印象操作や内容の改竄が加えられているように見える''(少なくともその動機がある)。 ---また、システム内には''「現代で得た証拠を過去の人物に突きつける」「超常能力である『サイコ・ロック』((『2』で初登場。隠しごとをしている人物の心象が「錠前」の形で具現化され、証拠品を突きつけて解除するとその隠しごとを白状させられるというもの。もちろん、前シリーズではあくまで情報収集の一環であり、法廷の証拠としては採用されない物であった。))(現実には成歩堂以外には認知できない)を見せている」''などの内容が含まれているため、再現性も客観性もない。 ---つまり、「メイスンシステム」には真偽が定かでない、正当性の認めがたい表現や証拠品が用いられており、「参考資料」と説明されても納得のいかないものになっているのである。 ---また、この「メイスンシステム」では一応本作の重要部分の全貌を明らかにするのだが、その重要部分のほとんどが''ラスボスと無関係なことばかり''(正確には別の事件の真相探し)のため、全ての真相が明らかになっても一つに繋がらずに''ラスボスの印象が極端に薄くなる''という珍妙なことが起こる。((メイスンシステムですることは、大抵は或真敷一座に関する真相探しなのだが、その或真敷一座とラスボスとの接点は1話の被害者がラスボスの元依頼人だったということだけ)) --''「裁判員制度」自体が間違った(もしくは誤解を招く)描写だらけで参考にならない''。 ---例えば、「法廷に備えられたカメラで別の部屋の裁判員(さらに全国に生中継している)に情報を見せているため、法廷内に裁判員はいない」のだが、この時点で本物の裁判員制度とはまるで別物。「判決は投票で行い、全員一致でなければ判決は下されない」というのも現実の制度とは異なる。 ---''裁判員の選出を成歩堂が行っている''ことも問題である。成歩堂によれば「知り合いに来てもらった」そうだが、''裁判員に事件の最重要関係者の知り合いが含まれている''(というか、その''最重要関係者が裁判員を選出している'')のはどう考えてもおかしい((現実の裁判員制度なら間違いなく「不公平な裁判をするおそれがあると裁判所が認めた者」という不適格事由に該当する。逆に言えば、この人選が成り立っているということは、「不公平な裁判をするおそれがある人物」を裁判所が黙認したということになる。))。しかも事件の関係者まで含まれている(後述)。 ---そして最大の問題点が''「裁判員制度」を導入した理由が「ラスボスを問答無用で有罪にするため」だった''ということ。「現行司法制度では手出しできない強敵を法の弱点を克服した新制度で迎え撃つ」という筋立てなのだろうが、いかんせんラスボスがマヌケなため、「あの男を倒すのにここまでする必要があるのか?」という印象を与えてしまっている。成歩堂に報復感情が疑われることや裁判全体に成歩堂の息がかかっていることを合わせるとこの裁判、''「小悪党1匹を吊るし上げで有罪にした」''としか見えない。 --このように、今作では「裁判員制度」を''「証拠がなくても集団で追い詰めれば有罪にできる」システム''として描いており、宣伝どころか酷いネガティブキャンペーンになってしまっている。成歩堂は幼少時に自身がかけられた「学級裁判」((『1』に登場したエピソード。成歩堂は小学生時代に、御剣の給食費を盗んだとしてクラスメイトから「裁判」とは名ばかりの吊し上げを受けた。この「裁判」には教師まで加わり、成歩堂は誰も味方がいない「究極の孤独」を味わった。最終的には御剣自身の弁護と真犯人である矢張の抗議で成歩堂はことなきを得た。彼ら3人が親友となるきっかけであり、成歩堂が後に弁護士を目指すきっかけともなった、大事な出来事…だったはず。))から何も学ばなかったのだろうか。 ---もちろん、過去の作品にも現実の裁判制度と大きく違う部分がいくつか見受けられたが、それは分かりやすさや爽快感を重視して敢えて大げさに強調したものであり、ゲームとしては特に問題はなかった。しかし今作の場合、ゲームであるとしても酷い。挙句''説明書に本物の裁判員制度のサイトまで載せている''ため無視できない。 --まあ、根本的なことを言えば、''刑事裁判において1人の一般人がほぼ全てを取り仕切っている時点でありえない''のだが。 -''王泥喜の空気ぶりがあまりにもヒドイ''。それに合わせて''プレイヤーがやることも少ない''。 --真犯人の証言に対する王泥喜の尋問は''たった1回きり''で終了し、突きつける必要のある証拠品も少ない。しかも最後の証拠品を突きつけた後は勝手に話がどんどん進んで裁判長と検事がラスボスにとどめを刺し、最終局面を左右するのは裁判員制度(モドキ)。それまで王泥喜はほぼ見てるだけ。 --このせいで王泥喜の駄目さに拍車がかかるだけでなく、話の流れで勝手にラスボスがとどめを刺され終了するためにラスボスの間抜けさと盛り上がりのなさも倍増してしまっている。 -本筋からは外れるが、被害者のアトリエにある絵画の下に隠された絵についても謎が多い。 --王泥喜が扱った事件(第1話から第3話の事件)を象徴する絵が描かれており、被害者が実は成歩堂法律事務所のことを気にしていたことが語られるのだが、外出するのが嫌いな被害者がその情景をどうして知ることができたのかさっぱり分からない上に、第2話・第3話の事件に関しては成歩堂はほぼノータッチ(役に立たないアドバイスと王泥喜を小馬鹿にする発言だけ)だったはず。 --第1話のOP冒頭の絵描きの姿やOPの絵柄がデッサン風なのが一応伏線になっていたのだが、特にストーリーにも絡まず、思わせぶりなだけの無意味なものになってしまっている。 ---このアトリエの絵など、本作には、思わせぶりなことをしておきながら結局何の説明も無しに物語が終わるという点が数多くあり、シナリオに対する不満点にもつながってしまっている。 #endregion -さらには… #region(最終話ラスト・エンディングに関するネタバレ) -''弁護士である王泥喜の母親が裁判員の中に含まれている''。現実の裁判員制度において、事件の関係者やその親族が裁判員に選ばれることは当然だがない。 --成歩堂は「裁判員選別の時点では彼女は記憶喪失であり、実は親族であったとしてもそんなことは知りようがない。だから何の問題もない」などと言っているが、成歩堂自身がその事実を知っていた以上、詭弁以外の何ものでもない。それ以前に彼女は第3話の依頼人の保護者でもあるため、親族云々を差し引いても立派に事件の関係者である。 -最終話にはバッドエンドが存在する。これは過去作にもあったものだが、過去作では「証拠品の提示の間違い」でバッドエンドが発生したのに対して、今作では「意図的に間違った答えを選ぶ」という普通にプレイしていれば絶対に発生しない条件になっている。その内容は''「判決が下ることもなく被告人が死ぬ」''と後味が非常に悪いもの。プレイヤーが選択を間違えた結果、このような結末となる・・・だったらまだ判るが、このように意図的に進ませる仕様ならわざわざ入れる必要が感じられない。 #endregion -「逆転裁判」というゲームは、全シリーズを通して''「謎・矛盾を暴く快感」「絶体絶命の局面から大逆転し、真犯人・ライバル検事などを打ち倒す・見返す爽快感」''といったものが最大の売りなのだが、''本作にはそういった「売り」がほとんどない。'' --もちろん、本作のキャッチコピーである「嘘を暴く快感」にも同じことが言える。 ---逆に''「見せ場・美味しいところを脇役にほぼ全て取られる屈辱感」''、''「大半の謎・矛盾が明らかにされずに勝手に物語が終わる消化不良感・不快感」''などといった''マイナス面ばかりが目立つ''結果となってしまっている。 **キャラクター 今作に登場するキャラクターは誰も成長することがない。それどころか、''元弁護士が犯罪を平気で犯したり、犯罪を引き起こした検事が何の罪にも問われなかったりと倫理上問題のある描写が多い''。そして何より、''前作からの続投キャラが軒並み改悪されている''。ADVというジャンルの関係上、キャラクターは重要な要素の一つであり、今作の問題点の一端を担っているのは間違いないだろう。全て挙げるとページが足りなくなってしまうし大量のネタバレが必要になるので、ここではメインの2人を軽く紹介するにとどめる。 -新主人公・王泥喜について --「優柔不断ですぐヘコむ」という頼りないキャラづけがされており、活躍する場面が非常に少ない。しかも全編にわたって魅せ場を奪われ、背景が全く語られず「空気」と呼ばれるほどに影が薄い。主役交代した意味あったのか?それ故''「主人公(笑)」と称されることも多い。'' --そういった設定自体は珍しくないが、''王泥喜の場合そのせいで完全に背景キャラ化しているから、全く洒落になっていない''。 -ライバル検事・牙琉について --やけに協力的でインパクトが薄く、全くもって倒しがいがない。さらに''ストーリーを進めるにつれて牙琉の汚点(職権濫用など)が次々と露になっていく(そしてそれがほとんどの事件の発端となった)''のだが、それに関する処罰もなければ反省もないため、イケメン完璧設定がひたすら悪目立ちしてしまっている。 -2人の詳細・その他の登場人物については「[[逆転裁判4/登場人物について]]」を参照。''(ネタバレ要素多めなので注意!!)'' **システムその他 ***新要素 -主人公の新能力「みぬく」は、法廷からつまみ出されないのが不思議なぐらいの言いがかり。 --証言中にイベントとして挟まれ、相手のさらなる証言を引き出すために「嘘をつくときは必ず○○をいじる」「事件現場の話になると必ず○○を触る」といった証言中のクセを探し出す能力なのだが、前作までの「サイコ・ロック」が物的証拠で追い詰めて白状させていたのに対して、「みぬく」は''相手の「嘘をつくときのクセ」を指摘するだけ''という、論理性・説得力の下がったシステムになっている((良い言い方をするなら嘘発見器のようなもの。だからと言って説得力があるのかと問われると微妙ではある。そもそも王泥喜の主観でしかないが。))。 ---具体的には、''法廷での尋問中に汗や指の動きなどを見ただけで「あなたは○○しましたね」と言い、急に決めつけられて驚いているスキに「何故○○したのですか」とたたみかけ「怪しい、嘘をついている」と決めつける''といった具合。そして、続けざまに言いがかりをつける王泥喜に、証人が「言いがかりだ」と反論しつつ勝手に白状するというシュールなワンパターン展開が繰り返される。 ---『逆転裁判』シリーズは基本的に「法廷では証拠が全て」という法体制の世界である。現実の裁判でも「誘導尋問」や「論拠不確かな決めつけ」であるとして、それこそ''「異議あり」''となる可能性が高い。「みぬく」が成功しているのは、''検事が一切異議を挟まず、主人公の好きなようにさせているから''なのである((亜内は辛うじて難癖を付けるが、牙琉は完全スルー。))。これではシリーズのアイデンティティの崩壊だろう。 --その「みぬく」ポイントに関しても問題点がいくつかある。 //--このような問題を反映してか『逆転裁判5』では新検事の相棒の鷹が「インチキと判断」し妨害してくる為、みぬくシステムは法廷パートでは使えず探偵パートでの使用になる予定である。 //じゃあ、通報しとくから #region(「みぬく」ポイントの問題点(ネタバレあり)) --最終話に登場する証人の1人の「みぬく」ポイントが''「一瞬だけシャツの腋が汗で濡れる」''というきわめて判りづらいものであるうえに、その証人の外見''(ぶっちゃけて言えばキモい)''もあって、多くのプレイヤーを色々な意味で苦しめた。同作品中最難関とも言われている。 #region("みぬく"最難関参考動画(7:00~)) ---&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2688029) #endregion --ラスボスの"みぬく"ポイントはさらにヒドい。手の甲に浮き上がる「悪魔」のような模様(正確には''シワ'')、つまり''本人の単なる身体的特徴''である。王泥喜はこれを指して「悪魔だったのです」と言い切る(確かに色々な意味で悪魔のような人物ではあるが)。 --これをもってラスボスを被告人が呟いた「悪魔」と言いたいのだろうが、被告人はその一言を呟いた直後に意識不明の重体に陥っており、何を「悪魔」と言ったのかすら不明な状態である((どうでもいいが仮にこのシワが「緊張の証」であると仮定した場合、ラスボスは当時小学生だった被告人相手に緊張したことになる。そのせいでラスボスにはロリコン疑惑がかかっている。))。 --これに対しラスボスは「だから何だと言うのですか? 動揺した証人はみな有罪ですか?」と切り返している。そりゃそうだ。((ラスボスにこのようなことを言わせるということは、今作の開発陣はこの「みぬく」を「所詮はただの言いがかりに過ぎない」と解釈しているともとれるが、その場合なぜ入れたのかということになってしまう。)) #endregion -棒人間を使った再現ムービーにより事件の矛盾が分かりやすくなったが、''それが活用されたのは第2話だけ''(第1話にもあるがこちらは静止画)。あとは従来どおりの上面図やムービーそのものがなかったりと活かせていない。第3話にいたってはスキップできないライブシーンを何回も見せられるため非常にテンポが悪く、プレイヤーをイラつかせる結果となっている。 --『蘇る逆転』では3D動画を使った映像資料の矛盾点の指摘という画期的な物があったのにそのノウハウも活かされていない。 ***BGM -証人を追いつめ、事件の真相に近づくときに流れる「追求」。『逆転裁判』ではおなじみのこの曲は今回も一応存在するが、''流れる回数が異様に少ない''。さらに、本来盛り上がるべき最終話の後編では''なんと1回も流れない''。前述の問題点と加えて最終話が盛り上がらない一因となっている。 --曲自体の出来もいまいちと言われる事もあるが、あくまで使い方が下手なだけ。曲だけ聞けば十分に出来は良い。 ***全体的な「ネタ」の少なさ -旧作では捜査パートにおいて、相手に事件と直接関係ない証拠(『2』以降は人物も)を突きつけても専用のリアクションを取ってくれることが多かった((弁護士バッジなど証拠品としてはほとんど役に立たないもの、相手と何かしら関わりのある人物などにも個別のリアクションを取ってくれる人が多く、プレイヤーを楽しませてくれた。もちろん、状況や相手によっては何を突きつけても無意味な場合もあるが。))。「色々なものを突きつけて反応を見る」というのが楽しみの1つでもあったのだが、今作はそれがほとんどなく、ストーリーを進めるのに関係ない証拠には「知らない・分からない」というワンパターンなリアクションしか返してこないし、人物突きつけもカットされている。容量の問題とも言われているが、''本当にカットするべき場所は他にもあったはず''。 -旧作と比べると、法廷パートの証人・犯人たちのリアクションも全体的に地味で印象に残りにくい。詳細は下の動画を参照。 #region(参考動画・『1』~『3』と『4』のキャラクターのアクションの比較) --&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm283229) --&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm554899) #endregion ---- *評価点 -この手のゲームのお約束として、BGMの質はよい。前述の「追求」以外にも、主人公である王泥喜のメインテーマや或真敷一座のテーマなども素晴らしい出来。 -問題点のある登場人物ばかりではあるものの、一部の人物、特に第3話の真犯人や最終話の被告人などの評価はおおむね良好。((前者を刑事役、後者をヒロインにした方が良かったのではという意見もある。))主人公の王泥喜も(少なくとも作中においては)まともな人物であるし、ラスボスもネタキャラとしては評価されている(製作側の意図したイメージからは大きく離れているだろうが)。 -あまり触れられることはないが、再現ムービーや科学捜査、「ミキサーを操作して証拠を探す」といった探偵・法廷パートでできることが増えたのは純粋に評価できるだろう。また、第2話の「3つの関係ない事件が実は1つにつながっている」ことを解き明かす過程など面白い場面がないわけではない。 -''『逆転検事2』の構成に前作に限らず本作の反省点が露骨に活かされていること''。『逆転検事2』は逆転シリーズ随一のシナリオと評されるほどの作品なのだが、本作の失敗(及び前作の消化不良)がなければあそこまで凝らなかったと大真面目に考えている人もいる。 ---- *その他 -バグの類はない。といってもシリーズにバグがある作品はない(誤字はあるが)。 --シナリオとキャラクターに大いに問題はあるがそれらに眼を瞑れるならゲームとしての体裁はきちんと整っている。''本作が「クソゲー」ではなく「黒歴史ゲー」たる所以''。しかし前述通りテキストADVにおいてシナリオを無視することはそのゲームを殺すに等しいこと。 ---- *総評 新章を謳う本作は、ゲーム全体を通じたテーマとして裁判における「新しい方式」を提示したが、引き換えに法廷バトルの爽快感は過去作と比べて削がれてしまう。しかもそれは結局ユーザーに受け入れられず、むしろ厳しく批判された。~ それ以外にも、シナリオ面では不整合・説明不足などの至らない点が数多く指摘されている。~ 新規巻き直しに対する不安はありつつも、名作・傑作と讃えられたシリーズのファンから非常に大きな期待((例えば限定版予約開始の際には、「e-CAPCOM」(カプコンのオンラインショップ)にサーバーの許容範囲を遥かに超えるアクセスが殺到。トップページ含むサイト内全てのアクセスが不能となり、翌日カプコンが陳謝する事態となった。))を掛けられた本作は、大々的な宣伝の効果などもあって旧作を超える50万本以上の販売数を達成した。しかし、''「黒歴史化orパラレル設定にしてナルホド君を主人公に戻して欲しい」「主人公がナルホド君でなくてもいいから仕切り直して欲しい」''と言われるなど、新シリーズの1作目としては致命的な評価が各所で飛び交っている。~ 人気シリーズをベースにしていることで作品単体としての赤点はギリギリ免れたがファンの期待を見事に裏切ってしまった、''「ガッカリゲー」の典型''である。~ *余談とその後の展開 『逆転裁判』シリーズ過去最高の約50万本という売上を記録しつつも、その後同シリーズの正統続編は長らく作られなかった。~ この一見不可思議な現象については、「本作が低い評価を受けて『逆転裁判』というタイトル自体に悪印象がついているため」「本作でキャラの設定や性格を大幅に改変してしまい、以後の続編で登場させる事が困難になったため」などといった憶測がよく飛び交っていた。 -よく取り上げられるのが本作の後に発売された、旧シリーズを題材としたスピンオフ作品『逆転検事』の日数。 --同作のストーリーは時系列で言うと『3』最終話の約1ヶ月後。『逆転検事』は''3月12日から3月15日の4日間''(1日1件ペースの超過密スケジュール)、続編の『逆転検事2』は''同年3月25日から4月8日までの2週間''で起きた一連の事件を追うことになる。~ これについては、成歩堂が法廷から追放される原因となった裁判が『3』最終話から約2ヵ月後の4月19日に起きたものであり、逆転検事シリーズの期間内にその裁判が起きないようにシナリオが組まれた可能性が指摘されている。 --同作の中には「ガリューウェーブのライブセット」や「ワルホくん」など『4』のネタも少なからず出ている。ブッキングを避けつつも、少なくとも『4』を「なかったこと」にはしていないと思われる。 -その他様々な展開について。 --シリーズにはファンブックのほか、多数のファンアイテムが存在するが、『4』に関してはほとんどなく、あっても旧シリーズとの抱き合わせであることが多い。 ---一例をあげるとドリマガにて掲載された2ページのコーナー『なるほど逆転裁判!』((ディレクター・巧によるコラムと逆転裁判のキャラクターの掛け合いを載せているもの(のちに掛け合いのみになる)))は、1年半にわたって連載される人気コーナーとなり後に公式HPのコラムと合わせて単行本化された。逆転裁判4もゲーマガにて『おどろき逆転裁判!』というコーナーが作られたがこちらは4回で打ち切られ、単行本化されていない。 --この他にも逆転シリーズは多様な展開((『4』と同時期に始まった漫画版や宝塚での舞台化、『レイトン教授』シリーズとのクロスオーバー、実写映画化など))を見せてはいるが、''そのいずれもが主役は『3』以前の成歩堂(宝塚は外国版のフェニックス・ライト(成歩堂)ベース)であり、『4』以降の設定やキャラは全く関わっていない。''格闘ゲーム『ULTIMATE MARVEL VS CAPCOM 3』でもそういう事態が発生している。((成歩堂のプレイヤーカラーはシリーズの登場人物をイメージしたものなのだが、脇役である矢張やライバル検事のゴドー、他作品の筈の『ゴーストトリック』の主人公・シセルをイメージしたカラー(王泥喜と同じ赤)がある一方で王泥喜をイメージしたカラーがない。))
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