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**SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座
【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ100 ざ おとこたちのきじゅうほうざ】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B000FA1CPC)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|オーパス・スタジオ|~|
|発売日|2006年6月29日|~|
|定価|2100円(税込)|~|
|分類|''完全にクソゲー判定''|~|
|ポイント|システムが「全て」酷い&br()声優以外全てが手抜き|~|
**概要
- シンプルシリーズ史上最大級のクソゲー。通称&bold(){「キジュー」}
--SIMPLEシリーズは他にも小粒なクソゲー、[[タイトル詐欺>SIMPLE2000シリーズ Vol.52 THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS]]があったが、これは&bold(){記念すべき100本目}なのに完全にやらかしてしまった作品。
--SIMPLE2000シリーズの次番(vol.101)である「お姉チャンポン」はいわゆる完全版の類ではあるが、人気シリーズの一作でありシステム面でも多数の改良を受けた作品。その他にも、後にシリーズ化した良作である「原始人」(vol.99)「歩兵」(vol.102)なども前後に控えていた中、どうしてこのクソゲーが記念すべき100作目に選ばれたのかには強い懐疑の念が絶えない。
-この出来は流石に安いからと言って擁護できるレベルのものではなく、2006年のクソゲーオブザイヤーにもノミネートされた。
**問題点
-タイトルの通り主人公が操作するのは機銃砲座、&bold(){よって移動はできない}。
--もちろんそんなゲームは他にもあるが、その他の仕様が酷い。
-ミッションは「生存ミッション」「殲滅ミッション」「主砲ミッション」の三種類がある。
-- 生存ミッションでは制限時間が尽きるまで生き残ればよい。
--- 画面外にいる敵は攻撃を仕掛けてこないという特性がある。よって、敵が接近してきたらすかさず照準を動かして敵を画面外にし続ければノーダメージである。
---制限時間がくればそのまま&bold(){「敵を一発も撃たずにクリアできる。」}これホントにシューティングゲームなのか。
---一応、撃たずにクリアできる仕様のSTGもなくはないが、それでも本作のように逃げ回るだけで達成できるわけではない。
--- それでもシナリオ上は敵戦艦が噴き飛んだり、敵エースが撃墜されたりする。&bold(){矛盾しまくり。}
--殲滅ミッションではプレイヤー脇をすり抜けようとする敵戦艦を撃沈する。
--- 一隻でも逃すとミッション失敗なのに、&bold(){タイムオーバーまでゲームオーバーにならない。}
--- それなのに&bold(){ポーズをかけてもリトライが無い。}
--- そのため、たとえ戦闘前半で失敗しやり直しが確定しようが中断できず、強制的に最後まで続けさせられる。
-- 主砲ミッションは&bold(){「△ボタン連打でエネルギーチャージ→満タンになったら○ボタンで発射→ミッションクリア」} 5秒でクリアできる。
--- 最終ミッションもこれ。5秒で終わってしまう。感動もへったくれもない。
-細かいところもいろいろおかしい。
--演出のほとんどは画面効果が無く「一枚絵+説明」。ドラマCDよりひどい。
--- しかも、それまで宇宙船をポリゴンで表示していたのに一瞬で一枚絵に切り替わる。
--- エンジン全開で自分の乗る船が飛び出し、周りの敵が驚いているという場面なのに&bold(){画面は微動だにしない。}
-- フォントがフリー素材。
--「この・・・通信は・・・電波妨害・・・されている・・・」 それは通信妨害とは言わない。
- 豪華声優(永井一郎・銀河万丈・郷里大輔etc)等を揃える。だが、&bold(){どう考えてもそこで予算が尽きたとしか思えない。}
-- 声優から推測できるだろうが、「ガンダムっぽいもの」をやりたかったようだ。だが、そのためには声優に頼る以前にやることがあるだろう。
- スタッフロールで流れる&bold(){プログラマは「一人」}。スクリプターも2人。気合入れる場所と手を抜く場所を完全に間違っている。
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