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*E.T. The Extra-Terrestrial [#y36d422b] 【いーてぃー・じ・えくすとら・てれすとりある】 |ジャンル|ADV|&image(et_j.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002VK8YA/ksgmatome-22/ref=nosim)| |対応機種|ATARI2800|~| |開発・発売元|ATARI|~| |発売日|1983年|~| |分類|''擁護不可能のクソゲー判定''|~| |ポイント|作業ゲー&br()問題点以前に技術力がアレ&br()E.T.に見えないE.T.&br()エリオットがE.T.と何故か融合&br()落とし穴&br()バグ搭載、中には起動すらしないものも混じってる&br()Electronic Gaming Monthlyで最下位&br()アタリショックの引き金と言ってもいい作品&br()しかし''「失敗に終わった意欲作」''と評価する声も&br()''北米版クソゲーワースト1位([[参照>http://anotherway.jp/archives/000835.html]])''|~| //「技術力が低かった」訳では無いと思うのですが・・・ |&ref(E.T.01.jpg)&br()|&ref(E.T.02.jpg)&br()| **概要 10歳の少年エリオットと地球外生命体(&bold(){E}xtra&bold(){T}errestrial)との種族と星を超えた絆を描いた「E.T.」。~ 1982年にスティーブン・スピルバーグ氏が世に送り出し、映画史にその名を刻んだ名作映画をATARIが版権を取り直々にゲーム化。~ しかしその出来は&bold(){クソゲー史にその名を刻む}あまりにお粗末なものとなってしまった。 **ゲーム内容 -UFOのパーツを探すという作業ゲー。 --E.T.とは思えない主人公、雑な背景等の低レベルなグラフィック(まあATARI2800のゲームとすれば許容できる範囲ではある)。 --謎の"首を伸ばす"動作(一応「空中浮遊」等の特殊行動に必要なアクション)。 --穴に落ちてしまうと、空中浮遊でのろのろと脱出しなければならず、ゲームが酷く単調に。 --E.T.の体力が尽きると何故か''エリオットが融合して復活。'' -実は説明書にワープ・アイテムサーチ等の特殊行動や記号・アイテムはちゃんと書かれており、それを読めば割と普通にプレイできる。その為「とっつきにくく、操作に癖があり、把握も困難だが面白い」という声もある。 --しかし当時''説明書を読まないとプレイが難しいゲーム''という物は殆ど無かった事、$50と高め(当時の平均は$25~$35位)であった事が災いし、ボロクソに叩かれる結果となってしまった。「ファミコンで例えるなら''下知識無しに[[ボコスカウォーズ]]をプレイする様な物''」とも。 ---実際、日本でも「マイコン★ボックス」(1984発行)という雑誌のATARI2800レビューでは「アタリ独特のもので、ストーリー性もあって、おもしろい」と結構好意的に評価されている。 ---ただ、中身がE.T.らしいかというと、&bold(){まったくそうではない}。 //コマンドの説明や擁護意見もあった方が公平かな?と思ったので追加しました。蛇足かもしれませんが・・・ -苦労してパーツを集めた後は本来仲間の宇宙船を呼んでクリアとなるのだが、その宇宙船が来ないというバグに陥る事がある。 --更に酷いものになると、ゲームデータが破損して2度とプレイできなくなるというバグもあるらしい。 -この内容の上、中には''起動すらしない''という正に商品未満の代物まで紛れ込んでいた。 **米国で先行(1982年)発売された後の顛末 -大量の在庫を抱え込んでしまい、砂漠に放棄したという都市伝説まで作られた。 --他のソフトにリサイクルされたという意見もある。使い切れなかった物は放棄されたかも? ---一部は日本国内向けにほぼそのままリサイクルされたらしい…。 -このゲームはクリスマスのキラータイトルであり、なんと''500万本''(ATARI2600自体は全米で1000万台)も作られた。 --一応150万本売れたのだが、版権や諸々で大損害だった。''何という年末の魔物…。'' --このゲームのおかげで、アタリ社の信頼は一気に地に落ちて、アメリカのゲーム業界は氷河期と化す。 ---実はこの前からもずっと前兆はあったのだが詳しくは→[[アタリショック>http://koty.sakura.ne.jp/index.php?%CD%D1%B8%EC%BD%B8%2F%B0%EC%C8%CC%CD%D1%B8%EC%A1%CA%A4%A2%A1%C1%A4%B5%B9%D4%A1%CB#ja328fc1]] -アメリカでのこのソフトの評価は、歴代ソフトのワースト候補をきめる際の常連となってしまっているほど。 --SeanbabyはElectronic Gaming Monthly150号において歴代ゲームワースト20のワースト1位にしている。 --FHM誌の代理編集人Michael Dolanも歴代ワーストゲームの1位にこのゲームを選んでいる。 --PC Worldも、筆者Emru Townsendによる「質問した内の3人に1人はこのゲームをすぐに思い出していた。何故かを理解するのは難しくない」というコメントを添えて、歴代ワーストゲームのリストトップに『E.T.』を置いている。 --X Playで唯一0点をつけられてしまった。 -版権などの契約で時間を使ってしまい、製作時間はわずか''6週間''(当時の平均の製作時間は5ヶ月~半年)。 --このゲームを作ったハワード・スコット・ウォーショウは2日間で大まかなアイデアをまとめたが、時間の少なさで殆どを削ってしまった。 --ウォーショウは後に「私は6週間でこのゲームを作ったということに対してはいい仕事をしたと思う。ただし、ユーザーは製作時間なんて気にはしない。クソゲーと呼ばれることに対しては悪く思ってはいない」と述べた。彼は時間という魔物と戦ったのだ。 -CMが広告詐欺としかいえない出来→http://www.youtube.com/watch?v=KfyDk5iXwi4 / http://www.youtube.com/watch?v=o8JtRmnISUg -結果、このゲームが北米版クソゲーワースト1位となってしまった。 **評価点 -起動画面のETの1枚絵は(ATARI2800という事を考慮すれば)中々のクオリティ。本編はアレだけど。 -版権をキチンと取得している。 --ただそれに時間がかかりクオリティが酷い事になってしまったことも否めない。 **余談 -[[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/E.T._(%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%AA2600)]]では何故か(アタリ2600)と付けられている。 --Wikipediaは出典が必要であり、ATARI2800は情報が少ないためこのような記事名になったと思われる。 --一方で2600(ATARI2800の海外版)の他にもGBやGBAでも出ている英語版では何故か(video game)になっている。 //ATARI2600は北米だけじゃなくて欧州でもそのままの名前で出てるよ。2800なのは日本だけ。 //それ以前に北米のATARI社が北米向けに発売した製品をなんで日本の2800向けに作られたみたいな話をしているのか理解不能。『マリオブラザース』をNES(ニンテンドーエンンターテイメントシステム(アメリカ版ファミコン)用だと書く気か? //国内発売の作品なら国内でのハード名で書くべきです。 -AVGNでスピルバーグ作品のゲームが取り上げられた際にもこのゲームは登場したにはしたが、起動はされなかった。ジェームス・ロルフ氏でも語れない程の作品ということだろうか。 **動画 ※貼り付けが拒否されている動画なのでURLのみ http://www.youtube.com/watch?v=2DTjLG3usQo#t=2m08s //ATARI2600はゲーム自体がアレなので商品として失格はないと^^; //ゲーム全体が"アレ"って事は無いと思いますが・・・
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2901.html]]に移転しました''。

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