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雷電伝説 - (2010/02/19 (金) 17:52:35) の最新版との変更点

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*雷電伝説 【らいでんでんせつ】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|SFC|~| |発売元|東映動画|~| |発売日|1991/11/29|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|''劣化移植を通り越してもはや別物''|~| **概要 AD2090、外宇宙生命体の攻撃にさらされた地球の世界連合軍は優れた技術者たちを集め、敵の撃墜された戦闘機をベースに超高空戦闘爆撃機"雷電"を開発した。しかし、あまりにも優れた機動力、性能であったために実戦に耐えられるパイロットはたった二人のみ。二機の雷電は、地球の存亡を賭けて出撃するのだった、という設定の縦スクロールSTG。 8方向レバー+2ボタン(ショット、ボム)で操作。全8面、1周END。 業務用で人気を博し、メガドライブ、FM-TOWNSなど、多くのハードに移植された初代雷電だが、スーパーファミコンには「雷電伝説」と改題されて移植された。開発はかのマイクロニクス。 他の家庭用ハードでも業務用の仕様を完全再現出来たケースは極めて少ないが、それを差し引いてもこのSFC版は、音、絵、調整、再現度、独自の追加要素、全部門において他移植作品中のワーストを勝ち取った鬼子。 その冗談のような出来栄えの悪さは、今もまさに伝説となって雷電フリークの間で語られる。もう常識レベルの基礎知識とか定番ジョークとか、そういう扱いである。 業務用と違う箇所が多すぎる。それこそ挙げればキリが無い。 -爆発パターンは自機、ザコ敵、中型機、ボス敵を含め、''1種類のみ''である。この時点で既に手抜き臭が漂う。ボス敵はやられた瞬間消滅して、上述の爆発パターンを少しづつズラした場所で繰り返すだけのやられ方である。 -ミスした自機は爆発パターンともに消滅するのみ。業務用の破片撒き散らしの演出どころか、''効果音すらない。'' -ボンバーは1枚絵が画面中央でブレるだけの演出である。しかも''自機がどこにいようと必ず画面中央に投下される。'' -効果音が明らかに違う。レーザーの発射音が「ピュロロピュロロ」と非常にうるさい物になってしまっている。 -ショットが画面上端で消える。当たり判定はある模様。 -BGMの順序が違う。2面で業務用の5面BGM、3面で業務用の2面BGMが流れるが、もはや些細な問題である。 -建物に隠れた敵も破壊できる。 -ホーミングミサイルの仕様が全然違う。業務用は初期段階は最初は2連装単発なのに、本作はいきなり4連装2連射である。グラフィックも緑ではない。 -サブウェポンのミサイルがヒットした際のエフェクトもない。 -ミクラスが青色でなくて何故か赤色である。 -1面ボスの「デザートスパイダー」は画面上に張り付いて連射していれば出現する前に破壊できてしまう。 -3面の大型強襲艦がグラフィックからして違う。業務用は両サイドの砲門+中央の制御部という仕様だが、本作では砲門が1つしかない。しかも''制御部は飾りであり、ただの背景扱いである。''説明書で「一見強そうに見えるが、意外と弱い」と開き直っている。 -複雑な背景を再現するのに技術力が足りなかったか何なのか、''6面が業務用と全く違う物になっている。''飛ばして7面に行けば良かったのに、真っ黒な背景に淡々と隕石が降り続けるだけのオリジナルステージと差し替えられた。しかもボスは''2面ボス「フライングフォックス」を流用。''説明書では「フライングフォックスMK-II」という改良型である、とされているが、グラフィックが多少違うだけで''能力は2面登場時と全く同じ。'' -7面ボスの「アントノフ MA-27」がデザインからして違う。板状の砲台は最初から本体に完全固定され、パイプ部分にザコ敵「タランチュラ」が出現することもない。勿論ボスが弾幕を撃ってくることもない。 破壊すると何故か''140万点''というヤケクソ気味な高得点が入る。 **評 本作のスタッフロールを見ると、本ゲームが僅か7名のスタッフで製作されたことが分かる。人員不足、技術不足もあったかも知れないが、本ゲームのあまりの出来の悪さは「プラットフォームが変わってもマイクロニクスは糞」というイメージをユーザーに植え付けることになってしまった。雷電がスーパーファミコンで遊べる、と期待した多くのユーザーを失望させたことに間違いは無い。
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