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アンダーカバーコップス - (2011/04/09 (土) 14:05:50) の最新版との変更点

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*アンダーカバーコップス 【あんだーかばーこっぷす】 |ジャンル|ベルトスクロールアクション|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|アイレム|~| |稼働開始日|1992年|~| |分類|''クソゲー扱いされやすい良作''&br()''バカゲー判定''|~| |ポイント|''ヒヨコも食料だ!''&br()難易度そのものは相当のもの|~| **概要 西暦2043年、大災害によって荒廃しきった地球は悪人が跋扈するなど治安の悪化に悩まされていた。事態を解決すべく、統合軍政府は「シティスイーパー」と呼ばれる傭兵の派遣を依頼した、という設定のベルトスクロールアクションゲーム。全5面。 本作は他のアイレム作品『エアデュエル』『海底大戦争』『ジオストーム』と世界観を共有しており、それらをまとめて敵組織の名前から「D.A.S.四部作」と呼ばれている。また本作のプレイヤーキャラの一人のザン・タカハラは『海底大戦争』の操縦士の一人の高原仁の弟という設定である。 8方向レバー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。基本的な操作体系はファイナルファイトに準ずる。方向レバーを同じ方向に2度押しするとダッシュ可能。空中でキャラごとに異なるコマンドを入力すると、体力を約3割消費して画面上の敵に大きなダメージを与える超必殺技が使える。 プレイヤーはザン・タカハラ(スピード型)、マット・ゲーブルズ(パワー型)、ローザ・フェルモンド(バランス型)から一人選んでプレイする。ローザは恋人募集中という設定であり、その事がOPデモのキャラ紹介や''インストカードに記載されている。'' ゲームの舞台は日本とされているが、とても日本には見えない。「北斗の拳」をモデルにしたかのような荒廃しきった世界観が、良い意味で薄汚いドットグラフィックで表現されている。武器アイテムに投げて使う事の出来る鉄のブロックやジープ、''冷凍マグロ''や、リーチが長く攻撃力も大きい鉄柱や''地中から引き抜いて使う電柱''がある。 本ゲームにおいては体力ゲージの下に☆マークで示される「芸術点」があり、敵を倒したり、ステージ内に落ちている勲章を取ると増加する。レバー↓を入れっぱなしにして連続技やつかみ技を決めると「大技」に変化し、これで敵を倒すと通常1点の芸術点が2点入る。また、ボスを「超必殺技」で倒すと大きく芸術点が増える。ステージをクリアすると、''ステージ内に出現したザコやボスのボコボコにされた顔が映し出されつつ''得点及び芸術点の精算画面になる。芸術点がステージごとに設定されたボーダーラインを上回っていると、「合格」とみなされ、体力が回復する(フル回復ではない)。下回っていると「不合格」とみなされ、体力は回復しない。「合格」判定を2度出す度にエクステンドとなる。体力回復やエクステンドを狙うためにも、ステージ内で芸術点を意識して稼ぐ事は必須である。 敵キャラは変な奴ばかりである。ムエタイ選手か何かのようにマゲを結っている「ドゥービィー」の他、バットで攻撃してきて、こちらがダウンするとゲラゲラ笑い声を上げる敵キャラ「マカク」、ピョンピョンと片足で飛んでいるかと思うと突然えびぞりキックで攻撃してくる女(?)の「フォックス」などなど。変なマスクを装備した「はさみまん」と呼称されるキャラは、両手にハサミを持ち、背負ったジェット噴射装置を生かした上空からの高速突撃攻撃を仕掛けてくる。強敵だが、やられると''「だめだぁ~!!」''と特徴的なボイスを残し爆死する。 ボスキャラはイカレっぷりにさらに磨きがかかっている。 -1面のボス「パークス」は初めは人間の姿だが、ダメージを与えると「お手伝い用の人間ロボット」の姿を露わにする。画面右にはプレス機があり、掴まれるとプレスに投げられてしまう。その状態で押しつぶされてしまうと即ミスとなるが、逆にプレイヤー側がボスを画面右に投げ、プレス機で押し潰すと即ステージクリアとなる。 -2面のボス「フランソワーズ」はピンクの服を着た太った女性。背負った削岩機で地面を叩きつけ、上から降ってくる物でプレイヤーを攻撃する。体力が減ると泣き叫びながら画面をうろつき回るようになる。 -3ボスは片言の日本語で「コニチワ!」とか言うモグラ男だし4ボスは妙な奇術師だし、ラスボスに至っては自ら肉体改造したマッドサイエンティストなのだが、背中から飛び出したアレな突起物が光弾を撒き散らす有様。まあR-TYPE出してたところだし…。 何より異質なのは体力回復手段である。''画面上をうろつくヒヨコ、ネズミ、ニワトリ、カエル、カタツムリ、豚を拾うと「DELICIOUS!」「GOOD!」というボイスと共に体力が回復する。''事実、''インストカードに「ヒヨコも食料だ!」という文言がローザがヒヨコを手にするイラストと共に書かれている。''一応、地面に落ちているティーセットなどの調理品を拾って回復というお馴染みの手段もある(常識的な話をすればどちらもおかしいのだが)。 ゲームの難易度は高い。上述の条件次第によってはステージクリア後に体力が回復しないという仕様に加え、プレイヤー側の縦横両方向の攻撃判定がザコよりも弱いので、パンチの連打だけでなく、ダッシュ技、つかみ技、ジャンプ技を使い分けないとクリアは出来ない。敵の攻撃力も全体的に高い。なかでも上述の「はさみまん」は動きが素早い上に攻撃判定が強く、鉄柱や電柱が無い場合、同時押し必殺技か超必殺技を使わないと倒すのは非常に難しい。&br() ボスも、パークスはいいとして(弱くはない)、フランソワーズから先は攻略パターンを確立しなければ手も足も出ない。相手の攻撃判定が基本的に強い上に似た行動パターンを持つボスがいないせいである。しかもどいつもこいつも体力が減ると行動が変わるため少なからずパターンを崩される。 本作を開発したスタッフは後に「[[メタルスラッグ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/103.html]]」シリーズを開発している。「[[メタルスラッグ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/103.html]]」シリーズでは本作のローザEDの歌詞や特有の回復手段を彷彿させる演出がある。また、他の「D.A.S.四部作」の演出やグラフィックの書き込みも受け継がれている。 **家庭用移植等 1995年にバリエ(開発はアイレム)からスーパーファミコンへの移植版が販売されている。キャラが多少小さくなった他は内容はほぼ業務用と同一で、グラフィックの描き込みや操作性も良好であるが、2人プレイができない。SFC末期に発売されたので流通量が少なく、現在入手は非常に困難である。また、1993年12月10日にGBでアイレムから『アンダーカバーコップス 破壊神ガルマァ』が発売されているが、ベルトアクションからカードバトルになっている。 余談だが「コミックゲーメスト」にて本作の漫画版が連載されていた。作者の古葉美一氏は後の18禁エログロ漫画家で有名な「氏賀Y太」氏である。
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