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エキサイティングベースボール - (2011/08/25 (木) 12:57:49) の編集履歴(バックアップ)
エキサイティングベースボール
【えきさいてぃんぐべーすぼーる】
ジャンル
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スポーツ
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対応機種
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ファミリーコンピュータ ディスクシステム
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発売・開発元
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コナミ
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発売日
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1987年12月8日
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価格
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2,980円(書き換え:500円)
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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バカ過ぎるCPU デッドボールで何故か試合終了 リードしてたら何時の間にかホームインしていたランナー ぶっちゃけゲームバランス完全崩壊
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概要
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今や『実況パワフルプロ野球』『プロ野球スピリッツ』等、野球ゲームの雄となったコナミの野球ゲーム第一弾。
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ディスクシステムの野球ゲームでは『ベースボール(ROM版からの移植)』があったものの、ディスクシステムのオリジナル作品としても初めてのゲームとなった。
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そのディスクシステムのメリットを活かして、野球ゲーム史上初となる「チームエディット」機能が搭載され、オリジナルチームをセーブしたり他のディスクと選手のトレードをすることが可能であった。
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当時は『プロ野球ファミリースタジアム』のヒットにより、『燃えろ!!プロ野球』等の様々な野球ゲームが乱発されていた時期でもあった。
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なお、エキサイティング~はコナミのディスクシステムにおけるスポーツゲームの冠名的なものである(燃えろ~シリーズのような形)。
問題点
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CPUがバカ過ぎる。
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例えばCPUが平凡なゴロを打った場合、すぐに捕らずに目の前で待っているとCPUのランナーはひたすら走り続け、ついにはホームにまで走ってしまう。なので適当なタイミングでボールを捕って投げれば簡単にアウトが取れてしまうのだ。
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ぶっちゃけ、ホームラン以外は全部アウトに出来てしまうようなもの。
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というか、Bボタンを押したまま投球すると何故かCPUはバントをしてボテボテのゴロを打って、簡単にアウトに出来るという裏技までも存在するという……。
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守備の面でもあまりにもやる気が無いようにしか思えず、バントでランニングホームランが出来てしまう有様であった。50点差で勝っても嬉しくない野球ゲームって一体……。
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ルール崩壊のバグ。
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ランナーを出した状態で「スタート・A・B」と繰り返して入力すると、ランナーのリードがどんどん広がっていき、しまいにはホームインしてしまう。無論CPUは全然気づかない。
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9回でデッドボールを出すと、何故かその時点で試合が終了してしまう。
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分身魔球。
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ジョイスティックを接続し、ジョイスティックとコントローラーで分けて上下ボタンを押しながら投げると、超高速で上下に移動する魔球が投げられる。
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ちなみに攻撃の時、ジョイスティックとコントローラーで分けて上下ボタンを押しながらBボタンを押すとバッターがデッドボールの格好をする。但し一塁には行けない。
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売りであるチームエディットも、20チームあるオリジナルチーム(フルーツや寿司の名前の選手が羅列)から3勝、つまり60勝してさらにプロの12チームから2勝、合計24勝しなければ優勝できないという長丁場。
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しかも前述のようにCPUがバカ過ぎるので非常にかったるい。
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球の変化率と球速のパラメータが共用のため、速球派の投手が超変化球を投げられる(逆もまたしかり)。
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ピッチャー交代画面で空欄にカーソルを移動させることが出来、そこを選択すると何故か代打の選手がピッチャーとしてマウンドに立つ。
その他
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複数のランナーがいる場合、Aボタンですべてのランナーを一度に進塁させることが出来る。Bボタンでは全てのランナーを一度に帰塁させることが可能。
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10点以上の大差をつけて勝敗すると、試合結果が「ボロカチ」「ボロマケ」になる。
参考動画
総評
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チームエディット等、新しい野球ゲームを作ろうとした姿勢は評価できるが、いかんせんバランスが完全に崩壊している。
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特にCPUのバカさ加減は致命的で、攻撃では簡単にアウトに出来てしまい、守備でもバットさえ振れば簡単に点が取れるという有様であった。
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対人戦であればほぼ問題なく遊べる。ディスクを持ち寄ってオリジナルチーム同士で対戦も可能。
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現在のコナミからは想像できないほどのクソ野球ゲームであり、今や黒歴史と化していると言えよう。
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同時期の『ファミスタ』『燃えプロ』『究極ハリキリスタジアム』等は続編が発売されたが、このゲームは続編が出ることは無かった。まあ、この有様なら出なくても仕方が無いと言えるが。
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ただ、チームエディットなどの要素を考えると、後に出た『激突ペナントレース』シリーズや『実況パワフルプロ野球』シリーズの源流と言えなくもない。