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プラネットジョーカー - (2013/01/07 (月) 07:28:33) の編集履歴(バックアップ)
プラネットジョーカー
【ぷらねっとじょーかー】
概要
戦闘ロボットを操作し謎の軍隊と戦うシューティングゲーム。
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かつてセガサターンにおけるクソゲー四天王の1角と呼ばれたソフトで、「惑星戦士」の異名を持っていた。
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アニメーションは、代々木アニメーション学院が担当。
問題点
演出上の問題点
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デモが無駄に長い。
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自機であるロボットは、複数の機体から選択できるが、区別が付かないものやボディが分断されているように見えるものもある、というか太腿のグラフィックが存在しない。
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後方斜め見下ろしの、立体的な視点を採用。おかげで直射系ショットが内側に収束するため、どうやっても画面左右上端に届かない。
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時々自機が、90度回転して進行方向を変える。これだけでもシュールだが、発射された弾まで一緒に方向を変える。
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爆発が無音。ボスも、もっさりした光や炎のエフェクトと静寂と共に沈む。書き文字で表現するとすれば、ピカーというかメラーというか。
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そもそも攻撃が命中しているのかどうかすら画面ではハッキリしない。
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1面と2面のボスは、どちらも1度倒されると画面の奥に消えて行き、またすぐに戻ってくる。外見も攻撃パターンも変化しない。
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あるボスの死亡演出は、爆発も何もなく、無言でゆっくり画面手前側に歩いてきてフェードアウト、そのまま戻ってこないというもの。何があった。
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最終面で中ボスを倒すと、次のボスが現れる。で、そいつを倒すと…それがラスボスだった。「こいつで最後だ!」というような演出がまるで無い。BGMも直前の中ボスと同じ。
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声優の演技がアレでナニ。
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主人公には2人の部下がいるのだが、一緒に戦ってくれるわけでもなく、デモ画面にしか出てこない。しかも必ず途中で戦死する。仇と目されるボスは驚異的に弱い。
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エセ外人喋りの部下は、繰り返し「何があった!状況を報告しろ!」と言ってるのに、仕事後に飲みに行く約束がダメになった事ばかり気にしている。一応、職業軍人である。
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インド人の部下だけは、このゲームとしては聞くに堪えうる演技である。
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この2人は主人公の後に付いて編隊を組んで飛んでいたはずなのだが、2人を殺した「凄く大きな敵」にそれまでまったく気付かない主人公。なんでだ。
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通信役の眼鏡キャラは、登場人物の中でも最悪の棒読み。眼鏡は左右どちらかが必ず真っ白に反射している。「大根」などと呼ばれる。
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ゲームオーバー時、コンティニューのカウントダウンが日本語で「きゅう、はち、なな…」と読み上げられる。勿論棒読み。
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そして女性声優陣の声で一斉に「げーむおーばー」。
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OPとEDにそれぞれ歌が流れるが、どちらも何と歌っているのかわからない。バリアやボムなど特殊武器を使った際のボイスも妙に聞き取りづらい。録音が悪いのか?イベントシーンでのボイスは明瞭だが…。
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ちなみに本作に参加した声優陣は、現在はアナウンサーとして活躍している加藤美由紀氏以外は、全員が業界から姿を消している。
その他の問題点
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ステージクリア後のスコア計算がやたら遅い。1分近く待たされる事なんてザラ(スキップは可)。
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マウス対応とのことだが、そもそもマウスでシューティングゲームをプレイすること自体無謀。
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ステージは全部で7面あるのだが、イージーモードでは4面をクリアするとゲームオーバーになる。
評価点
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やはりクソゲーのお約束というべきか、BGMだけはやけにかっこいい。ヘボ演出やグラフィックとの温度差が激しいが…。
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しかしBGMはループせず、途切れて最初からかかり直しになる。
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とりあえずシューティングとしての体裁は保っている。
総評
あらゆる部分で作りこみの甘さが目に付く作品。その一方で、笑える点を探すのが意外と困難であり、デス様のような超電波級のクソゲーと比べると、今一つ(クソゲーとしては)物足りない印象はある。
このゲームの(クソゲーとしての)レベルが相当なものであるのも事実だが…。
余談
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ゲームディスクをパソコンに読み込ませると、1枚絵がいくつか用意されていることがわかるが…壁紙にでも使えというのだろうか?
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このゲーム、一言で言えば同人ソフトに近い印象を受けるが、実は当時ナグザットはゲームの制作チームを募集しており、その実験的な試みにより商品化した第1弾のソフトが本作であった。
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要はアマチュアの制作チームがナグザットに持ち込んだゲームをそのまま商品化したようなものである。
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しかし実は、本作が同人ソフトというのは全くの嘘であり、出来があまりにも悪いので素人の作品という事にしてしまえとの事でそうなったらしいという説もあるが定かではない。