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くにおくん 熱血コレクションシリーズ - (2013/06/06 (木) 09:33:17) の編集履歴(バックアップ)


くにおくん 熱血コレクションシリーズ

【くにおくん ねっけつこれくしょん】

ジャンル オムニバス




対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 アトラス
開発元 ミリオン(ライセンスのみ?)
BRS
発売日 1:2005年08月25日
2:2005年10月27日
3:2006年02月23日
価格 各5,040円(税込)
レーティング CERO:全年齢対象
分類 クソゲー
劣化移植
ポイント 音声の質悪し
画面のちらつき
ソース盗用疑惑
くにおくんシリーズリンク

概要

  • ファミコン版くにおくんシリーズのうち2作品を1本に移植したGBAソフト。熱血コレクションシリーズとして3本発売された。
    『PocketNES』というGBA用FCエミュレータを使ってそのまま移植したものである。
  • 収録作品は以下のとおり。
    • 1:『ドッジボール部』、『すとりーとバスケット』
    • 2:『それゆけ大運動会』、『サッカー編』
    • 3:『時代劇だよ全員集合』、『いけいけ熱血ホッケー部』

※PocketNESについて
『PocketNES』は、スウェーデンのプログラマーであるFlubbaが作ったGBA用FCエミュ(参考)。
画面のちらつきが多すぎる、一部マッパーのゲームが遊べない、などの様々な問題を抱える不完全なものである。

問題点

  • 本シリーズも当然ちらつきが多くてやりにくく、また対戦は人数分のカートリッジとGBAシリーズの本体が必要となる。
    • ちなみにファミコンミニシリーズは任天堂独自のエミュレーターで移植しており、1カートリッジで通信可能、ちらつきや点滅表現の軽減、ハイスコアや作成したステージのセーブが出来て、1本2000円となっている。
  • 熱血コレクション3での『くにおくんの時代劇だよ全員集合』のセーブが不可、後に公式サイトでも「セーブできません」という表記が追加された。当時のくにおくんファンからは反発を買った。
    • 本作に使われているソフトは3作ともセーブ可能な基板ではなくROMのみ搭載している基板となっている。
    • ちなみにセーブできない原因はPocketNESのSRAM関連の処理にGPLライセンスを使用したルーチンが組まれていたため、ライセンス違反を避けそこだけまるごと削除したためと思われる。こんなとこだけ律儀でも・・
  • DSとPSPが発売されているにもかかわらずGBAでくにおくんを出したことも問題。くにおくんシリーズはなぜかテクノス時代から今までも次世代機種にあまり適応できないという傾向がある。多分技術力不足かも。
    • 公式サイトでも手を抜いており、熱血コレクション1と3のみページがあり、2だけがページが作られていない。
      • 任天堂による紹介も1だけしかない。参考

  • 劣化移植で済ますには問題が多い。劣化の要因とされる『PocketNES』のソース盗用についても、それ自体が大いに問題である。熱血物語ex以降の完全新作を望んだファンたちの期待をこんなもので壊してしまった。
  • PocketNESのソースを流用して作られた、収録ゲーム数もたった2本だけの熱血コレクションが、(ファミコンミニと比べないにしても)5040円という高い値段で売られることにも疑問が残るだろう。パチモノのFCでさえ10本入りのものがあるのだが…。

余談

  • 本作で商業的に失敗したため、くにおくんシリーズを含むテクノス作品の販売権はアトラスからアークシステムワークスに移ってしまっている。
  • 『じゃじゃ丸Jr.伝承記』『燃えろ!ジャレココレクション』『ハドソンベストコレクション』でもPocketNESのソースが盗用された。
    • 熱血コレクションシリーズに関しては、アトラスから作者へ連絡があった模様。