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【いろにいでにけりわがこいは】
ジャンル | 恋愛アドベンチャー | ※初回限定版 |
対応機種 | Windows 2000~7 | |
メディア | DVD-ROM 1枚 | |
発売・開発元 | ういんどみる | |
発売日 | 2010年4月29日 | |
価格 | 9,240円(税込) | |
レーティング | CSA:18歳未満禁止 | |
分類 |
クソゲー判定 ういんどみるファンにとっては黒歴史・ガッカリゲー 2010年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞 |
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ポイント |
主人公がかつてない変態 無駄に多い選択肢 シナリオ空っぽ、設定は投げっぱなし 一部のバカゲー好きには堪らない…らしい 前後おおおおおおん! |
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 | ||
ういんどみる作品リンク |
WARNING!!!!!!!
本作は18歳以上かつ前後不覚者のみ対象のアダルトゲームです。
有限会社アレスのブランド「ういんどみる」の作品。通称「でにけり(*1)」「前後」(詳細は後述)。
当ブランドは、『はぴねす!』のヒットで萌えゲーマーの間で一躍トップブランドとしての地位を確立したブランドである。
その後、姉妹ブランド「ういんどみるOasis」が制作した『祝福のカンパネラ』でも大きな成功を収め、エロゲ界隈では信頼のおけるブランドという評価を得ていた。
元々は萌えだけの作品を作っていた訳ではないとはいえ、直近の作品の実績から誰もが萌えゲーブランドとしてのういんどみるクオリティを期待して本作を購入したに違いない。しかし…。
時は現代。夏が過ぎ去り、秋の盛りを迎えようとしている季節。
所は日本。山間に広がる高原の街、天神市。
整備された洒落た町並みと、自然豊かな田舎の景観とが共存する街で、主人公『神木 悠人』が所属していた、
ごくごく普通の一般的な学園が、格式高き名門女学園である『嶺鳴館学園』に吸収合併されることとなった。
元々、全国津々浦々からあつまった最上級の令嬢が集うとされ、「荘厳優美、華麗で厳粛なる、神秘的な乙女の花園」であった学園に、
時代の荒波を受けて経済的に立ち行かなくなった地元学園が吸収されたことで、
純和風を好む、やや時代遅れな感性を持つ悠人は、大変居心地の悪さを感じてしまっていた。
そんな折、彼の実家である神社が先祖代々持つ役割 ――
『天城家』の跡継ぎを決めるという『決闘の儀』を見届けるという役目が突然舞い込んだ。
かつて天神市一帯を治めていた領主の末裔である『天城家』。
その令嬢である二人、『天城 梨桜』と『天城 桔梗』は、互いの剣に誇りを賭け、文字通りの真剣勝負を繰り広げる。
だが、その『決闘の儀』の際に発生した運命的なハプニングにより、
『スーパーかつスペシャルなお嬢様』である梨桜と悠人が、何故か一緒に住むことになってしまう!
素敵でゴージャスな和洋のお嬢様たちや、のんきで至ってノーマルな幼馴染みたちと繰り広げる学園痛快賑やか恋愛浪漫譚が、
今、開幕する!!
※amazonの商品ページ(amazon限定特典付)より転載。
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タイトル
OPムービー
+ | 参考:公式オープニングムービー |
キャラクター
シナリオ
無駄に多い選択肢
行為シーンにおける問題
「前後おおおおおん!」
「説明しよう!」
宣伝手法
ビジュアル等高く評価出来る面もあるにはあるが、肝心のシナリオ・テキストのお粗末さに無駄に多すぎる選択肢などの要素がそれらを殺して有り余る程の、絵に描いたようなストロングスタイルなクソゲーとなってしまった。
せっかく設定面は豊富なのに本作中では丁寧に描ききることが全くなく、投げっぱなしのせいで消化不良が途轍もないのも問題だろう。多少のキャラ崩壊は珍しいことでもないのだが、それを払拭するのに必須なシナリオ構成がスカスカなのが鼻につく。
また本作がクソゲー呼ばわりされ、2010年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞に選ばれる事態にまでなったのには、中身の無さも問題だが、とにかく「騙し討ち」であったことも大きい。
実際は極端に人を選ぶ内容のドタバタエロコメなのに、公式サイトの情報からも配布ムービーや体験版、パッケージの文章からもそんな雰囲気は全く漏らさず、そもそも同ブランドが基本的に純愛ゲーがメインであり(*9)、極端なコメディにもシリアスにも走らないやわらかな作風で売っていた(*10)ことから、ユーザーもこうなることがまず予測できず、却って反感を強めることになったと言えよう。
ブランドとしてのマンネリを打ち破るためにこういう方向になり、一種のサプライズとしてそういった要素をプロモーションの段階では伏せたと強引ながら好意的に解釈は出来なくもないものの、結局この措置は裏目に出る結果に終わった(*11)。
仮にバカゲーであることを全面に押しつつ、体験版の段階でその雰囲気が掴めるものであれば、まだういんどみるの別路線への挑戦作と解釈して貰えたかも知れない。
現に、プレイしたユーザーの中には「そういうゲームだと理解して割り切った上でプレイする分にはそれなりに楽しめる」という意見も出ている(*12)。
いずれにせよ、このゲームをきっかけにういんどみるを見限ったり、金輪際新作には手を出さない(または様子見する)とする意見も少なくないため、ういんどみるというブランドに深い傷を付けてしまったゲームである事だけは間違いないだろう。
+ | 簡単な概要。未読な方はネタバレ注意 |