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絶対絶命でんじゃらすじーさん痛 ~怒りのおしおきブルース~
【ぜったいぜつめいでんじゃらすじーさんつう ~いかりのおしおきぶるーす~】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売元
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キッズステーション
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開発元
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六面堂
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発売日
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2004年7月16日
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価格
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5,040円
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分類
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バカゲー判定
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ポイント
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世界観や登場人物がカオス テキストが電波 しかしだいたい原作通り キャラゲーとしては良作?
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概要
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コロコロコミックで大人気となった漫画『絶体絶命でんじゃらすじーさん』(現在はリニューアル)のゲームの第二弾。前作はバカゲーながらも人気となりその続編だが…。
ストーリー
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でんじゃらすじーさんの作者の家が竜巻に襲われ原稿を失ってしまう。締め切りまでに集めないと主人公が消えてしまうらしいので(ただこの話は作者が遊ぶための嘘である。)取り戻すハメになるが…。
バカゲー要素
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まず起動時のオープニングがおかしい。ゲームに出てこない人物が出たり「電源を消してください」の表示がでたり…。
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念のために書いておくが、そもそも原作漫画自体がこのようなノリである。他のバカゲー要素も多くは原作譲りと言ってよい。
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タイトルが2ではなく通でもなく痛。
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街に出てる住民のテキストが一部カオス。ホモがいたり、マザコンがいたり、口のかなり臭い女がいたり、オカマがいたり、トイレでウンコになるオッサンはいるわ…。
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ボスもアホだらけ。何回か倒すとボスをしてる理由がバイトだったり(ちなみにラスボスも)金を主人公に騙し取られたり、来ない様に命乞いしたり…。
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外見もおかしい。特に6番目のボス「ぐるぐる親分」は背中に「ひどいや」と書かれた旗を差して下半身がコマになっているという言葉ではとても説明できないような外見をしている。
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ワープ手段がウンコになりトイレに流される方法。
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街や家に爆弾や100キロの重りがあるのは当たり前。
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とあるキャラは金を返すように要求してくる。
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アイテムは使えるのは「アイテム」コレクションは「ゴミ」だが前作はゴミ扱い。
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スーパーで熊が売っていたりする。
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相変わらず校長の扱いがヒドイ。
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ラスボスの名前が「ラス・ボス」
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今作は物を投げて敵を攻撃するが一般市民まで攻撃判定あり。しかも反撃してくるのもいる。
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エンディングはプレイヤーの努力を全否定。持っていった原稿がボツになる。
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それ以外のエンディングもアイテムを燃やしたり変なのしかない。
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効果音も叫び声とか。
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発売前に本誌で発売をあやまる。
笑える鬱要素
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本作はおかしなエンディングがあるのが特徴。しかし人によっては鬱を感じるかも…しれない。それを紹介する。
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鬱?エンド一覧
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原稿を苦労して集めた主人公。作者と共に小学館に持っていくが「つまらない」の一言で原稿はボツになるエンド。主人公は消えなかったがとある主要キャラは消える。そして一枚絵が出るが主人公たちの後ろにいる担当が鼻をほじりながら「バーカ」と言ってる一枚絵が出る。人によってはムカつく。
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アイテムを集めるが主人公がアイテムを全て燃やすエンド。
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主人公が騙されし小便を一生漏らす呪いにかかるエンド。一見笑えるが実は一枚絵が小便を漏らしてる部分以外は地味に鬱だったりする。
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とあるボスから金を大量に騙し取る悪人エンド。
評価点
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キャラゲーとは思えないほどのエリアの広さや隠し要素も多い。
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じーさんを強化するシステムも好評。
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BGMは世界観に合っていていい。というか純粋に出来が良い。
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グラフィックもなかなか。平均より少し上。
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意外に隠し要素は謎解きがある。
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ゲーム内のミニゲームは意外な中毒性がある。
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アイテムの静止画は3DSより先に立体に飛び出るシステムを採用している。
問題点
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基本ゲームは単純でボス戦もマンネリ化しやすい。
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といかボスの行動パターンも使い回し多し。もともと単純な攻撃しかしてこないのにこれでは…。
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ある条件を満たすと使えるようになる「もろみ酢じーさん」が地味にバランスブレイカー。連続ゲップ攻撃で敵に行動する隙を与えず、そのまま倒すことが出来るため。ボスもこれで一方的にハメ殺すことができる。というかゲップでやられるボスって…。
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さらに条件を満たすと同誌出身の人気漫画およびトレーディングカードゲーム、「デュエルマスターズ」とコラボした「ボルメテウスじーさん」というもろみ酢じーさんのパワーアップ版も使用可能。
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オナラが追加され前後同時に攻撃可能。元になったのはカッコいいドラゴンなのにゲップとオナラって…。
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飛行できるフォームで海に落ちるとゲームオーバー扱い。
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文字が小さく少し読みづらい。
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エンディングも苦労したプレイヤーは場合によってはいらつくかもしれない。
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まあそんな暗いノリじゃないからほとんどないだろうが。
総評
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バカゲー要素や下品さもあるがキャラゲーとしては水準以上。本作のファンは買う価値あり。多少賛否は分かれるがキャラ崩壊はしておらず、原作のノリを大事にしている。
余談
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この後GBAで一作、そしてDSで一作が発売された。
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同誌の漫画『コロッケ!』の主人公、「コロッケ」が本作に友情出演している。また逆に『コロッケ!』のゲームにじーさんが友情出演している。いわば相互友情出演。