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スーパープリンセスピーチ - (2011/09/03 (土) 17:30:52) の編集履歴(バックアップ)


スーパープリンセスピーチ

【すーぱーぷりんせすぴーち】

ジャンル アクション

対応機種 ニンテンドーDS
発売元 任天堂
開発元 トーセ
発売日 2005年10月20日
定価 4,800円
分類 ゲームバランスが不安定
ポイント ヌルゲー判定
単調すぎて飽きやすい
マリオシリーズ関連作品リンク

概要

マリオシリーズでは初のピーチ単独主演作品である。不思議な傘「カッサー」をお供に「喜・怒・哀・楽」の4つの感情を使い分けながら、クッパに捕まったマリオとルイージの救出に向う。

問題点

  • 難易度が易しすぎる。
    • 低年向けということもあってか、難易度がかなり低めに設定されている。
      • 体力がゲージ制になり余裕ができたので、無茶がきくところも多数ある。さらに、落下即死やゲームオーバーが無くなったため、アクションゲーム独特のスリルがほとんど無い。
  • 飽きやすい。
    • 全体的に同じようなステージが多い。同じ背景や仕掛け、同じ敵などが延々と配置されている。特に強制スクロールが多い(しかもかなり遅め)ので、時間もかなりかかる。
    • また、各ステージに3人のキノピオが配置され、それを救出するようになる。この要素は、最初は全くスルーしても何の問題もなかったのだが、ラストステージがキノピオを全て救出していないと入れないという設定である(しかもそのステージまでではそのことは知らされていない)。ステージを途中で出ても、キノピオの救出がセーブされるのがまだ救いだが。
      • その上、キノピオ救出が単調すぎる。喜怒哀楽を活用して邪魔となるものを排除して救助、というパターンがほとんど。頭を使わせるもの、テクニックがいるものは全くない。中には終盤であるのにわざわざ途中で配置されているものも
    • 一応ミニゲームやパズルなどがあるが、それらを遊ぶには、本編で集めたり、お店で金を出して買ったりしなければ遊べない。しかも高額。
    • クリアした後は隠しステージが出現する。1エリアは最初から隠しステージが出現しているのだが、2エリア以降はもう1回ボスを倒さなければ出現しないという面倒設定。もうその頃にはやる気などなくなっている。
  • お店の商品の値段がかなり高額。
    • ミニゲームはレベルごとに売られている上、レベルが1つ上がるにつれて50コインも値段が上がる(レベル1は100、レベル2は150…)。
    • お店で能力(溜め打ちができる、しばらく空中浮遊できるなど)や体力増加などを買うようになるが、どれも非常に高額。しかも中にはその能力を使わなければキノピオを救助できない箇所もある。
      • そのため、コインを稼ぐだけの作業が多くなる。
  • ストーリーが完結していない。
    • カッサーの回想の話がマリオやルイージを救出するということと全く絡んでいない。
      • その上、カッサーの話も過去を回想したままで終わっている。
      • というか、傘に姿を変えられたというのに傘のままでハッピーエンドはさすがにどうか…。
  • ルイージの扱いが酷い。
    • ルイージを救出する際に、何故か「緑のおっさんを救出した?よ!」と出る。ルイージはピーチに名前を覚えられていないのか、それともスタッフの悪意かは分からないが…。
      • またラストボスを倒してマリオを救出する時、ルイージはマリオの元に走ろうとするが、ピーチに跳ね飛ばされて倒れる始末。
      • もっとも、ルイージの扱いが悪いのはもはやお約束なのだが……。

評価点

  • グラフィックや音楽が良好。
    • 下画面に現れるピーチの表情など、細かいバリエーションも豊富。また、出すぎず引っ込みすぎずというBGMが多く、卒なくプレイすることができる。

総評

非常に単調で簡単、面倒なことから飽きやすく、完全なヌルゲーである。このゲームのポイントである喜怒哀楽システムは使い勝手は良いのだが、そのシステムが十分に活かされていない。またカッサーの登場の必要性、ルイージの扱いなどゲームにはあまり関係ない面でも問題点が多い。初のピーチ主役作品にしては残念な出来である。

余談

喜怒哀楽の4つの感情を使い分けるというシステムだが、先駆的作品として、1987年にコナミから発売されたMSXのアクションゲーム『ウシャス』が非常によく似たゲーム性を持っている。