あ行 / か行 / さ~す / せ・そ / た行 / な行 / は行 / ま~わ行
このWikiやゲーム業界的な意味としては、夏に発売されるクソゲーのことを指す。スピッツの楽曲や、ロックフェスティバルとは関係ない。「夏の怪物」とも呼ばれるが、意味合いは同じである。
多くの人が普段よりもまとまった時間を作れる夏休みというものはゲーム業界にとっても大きなチャンスであり、ユーザーに一本でも買ってもらおうと、夏休みを満喫する子供向けのキャラゲーを始めとする膨大な数のゲームが発売される。大抵の「夏の魔物」は、そんなチャンスを狙ったゲームが夏休みに発売を間に合わせるべく、本来の完成度以下のまま見切り発車で発売されてしまったり、デバッグを怠ってバグゲーになってしまったりした結果生まれる。
もちろんその被害を被るのは、ゲームを掴まされた子供たち、そしてそんなクソゲーに我が子の為と金を割いてしまった親御さんたちである。
KOTY的にはビッグなクソゲーの登場に期待がかかる時期であり、過去においても大賞を争うクソゲーが数多く登場している。また、携帯機部門では妙に夏の魔物率が高い。
ゲームの難易度をプレイヤーの任意で変更できる機能のこと。かつては短時間でプレイ出来るようなアクションなどに主に搭載されていたものだが、最近ではRPGやシミュレーションなどでも良く搭載されている(*1)。
「これがない=即クソゲー」ではない(実際任天堂のアクションゲームで難易度調整があることはほとんどない)が、あると遊びの幅が広がるのは事実である。
例えば「THE 地球防衛軍2」は5段階(+α)の難易度調整が可能でライト層からマゾゲーマーまで楽しめるようになっている。
きちんと調整がなされていれば実質難易度の段階分だけステージ数が増えると言ってもよいため、開発者にしてみれば期間と費用を抑えつつボリュームを増やすことが可能である。
問題なのは高難度にも関わらず調整できない、あるいは変更しても違いがわからない、極端に変わりすぎるといった作品である。
その他、設定した難易度によってエンディングが変わったり(*2)、特定以上の難易度に設定していないと発生しないイベント(*3)があるようなゲームも特にライト層からは嫌がられがち。
ちなみにEASY、NORMAL、HARDという区分は最初からあったわけではなく、初期のゲームではTYPEA、TYPEBといった区別やゲームスピードの調整といったスタイルが主流であった。
タイトルにカウントとなる数字が入る作品(例:DQIX・FFXIII)のこと。「外伝」の対義語に当たる。スポーツゲームでは西暦の下二桁が入ることも多い。
シリーズが長期化すると大抵はマンネリズム、と言うか飽きという大きな壁にぶつかる。そこで行われるシステムやストーリー面の改革で大きく打って出る事もあるが、これが派手にコケるとシリーズ全体のイメージ低下に関わる他、場合によってはそのシリーズの打ち切りの憂き目を見る事となる。また、賛否両論なり黒歴史ゲーなりでこのWikiに書かれる事にもなる。酷い物では下手に内容を変え過ぎた結果収集がつかなくなりクソゲー化するパターンもある。特に、長期に渡り続いた作品では伏線やキャラの謎(生い立ちや正体等)等が回収しきれないまま外伝や新章といった作品が出ることもあり、こういった場合「伏線をまともに回収しないままナンバリングタイトルを終わらせるのか?ナンバリングのタイトルですらまともに伏線を回収できていないのに外伝に手を出してどうする?」と批判される事も多い。
逆に『ドラゴンクエスト』シリーズの様に内容が殆ど変わってないにも拘らず不思議と人気が衰えない物や、『バイオハザード4』の様にモデルチェンジした上である程度結果を出せた物もある。
原典となる作品の公式設定(一次設定)をベースに、ファンの手によって二次的に創作された創作物のこと。
所謂「夢小説」などのネットに掲載されたショートストーリーはその代表例で、既存の作品を題材に描かれた多くの同人誌も二次創作である。
基本的に二次創作を行うのは当該作品のファンかその作品の人気にあやかりたい同人作家なので、作品の人気に比例して二次創作も盛んになるため、二次創作が盛んかどうかは原典となる作品の人気を計る一つのバロメーターにもなりえる。
その二次創作の中で一次設定から連想されるキャラ・世界観のイメージが膨らんでファンの手によって考えられた新たな非公式のキャラクター・世界観などの設定を「二次設定」と呼ぶ。
ポピュラーな二次設定は有名な同人作家が使用したネタやアンソロジーコミックから広まり、定着することが多い。
二次創作、二次設定は人気の作品に必ずと言っていいほど付いて回る現象であり、作中で多くを語らないスタンスを一貫しプレイヤーに多くの脳内補完・妄想を求める『アーマードコアシリーズ』や多くの「P(プロデューサー)」と呼ばれる重度のプレイヤーを生んだ『アイドルマスターシリーズ』、『テイルズシリーズ』や『ヘタリア』は二次創作・設定が盛んな代表例と言える。
近年ではニコニコ御三家(*4)の一角にして同人誌即売会でも大きな勢力である『東方Projectシリーズ』(*5)が有名であり、その二次創作への寛容さは二次創作から生まれたキャラクターがファンから公式のキャラクターとほとんど同レベルに認識される(*6)ほどである。
しかし二次創作・二次設定を快く思わないファンも多く、同じファンでも二次創作の許容・否定、ファン・同人作家ごとのキャラクター像の違いで軋轢が生じるケースは少なくない。
また制作側が作品に二次創作のノリを持ち込むと批判される場合も多く、多少ならまだしも度が過ぎると所謂「俺得作品」となりファンの信用を失うこともある。
このように多少と言わずデリケートな問題をはらんでいるので、そのような話が通じる相手ならまだしも、通じるか通じないかがわからない人の前では二次創作ネタもほどほどに。
テイルズシリーズ派生作品の一部 | 派生作品では二次創作を彷彿とさせるキャラ崩壊が起こることが多く、多くのファンから問題視されている。 |
学園ヘタリア Portable | スタッフが二次創作をベースにキャラのイメージを固めたと発言。公式設定を無視したキャラ像がファンの怒りを買った。 |
ある作品が売れると気分が良くないため、無理やりなこじつけでその作品が出来が悪いように見せかけたり、短所のみを事例に過剰に叩くこと。元々は政治用語で「敵政党の支持を下げ、相対的に自分たちの評価を上げようとする」宣伝である。
これにより、それほど問題のないゲームがクソゲーとされてしまい、正当に評価されないことがある。
一般人はゲームの売上などほぼ気にしないので、こういった行為を行うのは大抵特定のハードなどを妄信的に信仰している人間(いわゆる悪質なアンチ・信者層)である。
amazonなど2ch外部でも暴れ、前者はamazonで発売前のレビューがすべて削除・禁止およびカスタマイメージの追加禁止される事態に、後者は関連サイトが荒らされる・アンチが作成した当Wikiのページが一時凍結されるという事態に至った。
無論、ネガキャンがあったからといってそのゲームへの批判全てがネガキャンになるわけではない。プレイした上で「こういう理由でつまらなかった」という正当な批判には耳を傾けるべき。批判されたからといって「ネガキャンだ」とレッテル貼りしていては、工作員と大した違いはない。
当Wikiの読者の方は、こうした工作や色眼鏡に惑わされず、ちゃんとプレイした上で問題点を挙げてクソゲーとするようにして欲しい。
ちなみにKOTY本スレはルール上こういったネガキャンは一切通じない。
KOTYにおける、「年末(11月・12月)に発売された大物のクソゲー」のこと。
年末にはクリスマスや正月など、子供にとって新しいゲームを入手できる数少ないイベントが集中するため、この時期を狙って多くのゲームがリリースされる(いわゆる年末商戦)。ビッグタイトルも多く、マイナータイトルは苦戦を強いられる?こともあるが、メーカーにとっては貴重な商機である。
しかし、それに合わせるために開発やデバッグが間に合わないまま発売してしまうゲームが少なからず存在する。その一部が通称「年末の魔物」である。
これらは並のクソゲーとは一線を画すほどのクソさを誇り、KOTY据え置き機部門では3年連続で大賞に輝くほどの実力を持っているため、「年末の魔物に期待」という言葉もスレでは良くみられる。特に2009年は夏~秋と不作だったため、襲来が期待されていたようだ。
購入層が限られている『ヨンパチ』『姫』はともかく、色々旬だった『メジャー2』がある種トラウマものの大惨事を引き起こしたことは記憶に新しい。
KOTY的にはいろいろと盛り上がる時期ではあるが、魔物を手にしてしまった子供たちの胸中は…。
子供達をターゲットにしているキャラゲーなどは年末の魔物になり易い。ただでさえ地雷原なのに。