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DJMAX TECHNIKA - (2011/12/27 (火) 02:18:41) の編集履歴(バックアップ)


DJMAX TECHNIKA

【でぃーじぇいまっくす てくにか】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
開発元 PENTAVISION
稼働開始日 2010年12月21日
分類 ゲームバランスが不安定
様々な要因によるとっつき辛さ
ポイント 他の音ゲーとは比べものにならない即死っぷり
初心者対策が不十分

概要

PENTAVISIONが製作、販売している韓国発の音楽ゲーム。
元々はPC用のオンラインゲームだったがその後携帯電話やPSPにシリーズを展開し、好評を博す。 ここまでに製作されたシリーズは全て「上から降ってくるノートに合わせてボタンを押す」というコナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)の音楽ゲームとよく似た方向性の物であったが、アーケード向けに製作された本作はシステムが大きく変わっている。
画面は真ん中で上下に2ライン分割され、その2ライン上にノート(丸形の一般的なノート、判定ラインの移動に合わせてなぞるロングノートなどが存在する)が配置される。そしてこのゲームの特徴の一つである「動く縦の判定ライン」。これは上ラインの左端から右に向かって移動、右端まで行くと今度は下ラインの右端から左に向かって移動、左端まで行くとまた上ラインの左端から・・・を繰り返す*1
その判定ラインとノートが重なった瞬間にタッチするシステムである(分かりにくい人はYoutubeや公式HPを参照)。

問題点

とっつき辛さ

  • ムダに派手な筐体
    • 派手さで言えばKONAMIの『beatmaniaIIDX』も中々だが、TECHNIKAはそれを超えている。
    • まず、足場にはIIDXよろしく振動するステージが備わっている。ここまでならまだ良かったかもしれない。問題はゲームをプレイする画面とは別に筐体上部に晒し用のモニターか装備されていることだろう。上級者の上手いプレイが流れる分には良いかもしれないが、初心者の未熟なプレイも問答無用で流されることとなる。ある程度その手の耐性が付いている人ならば何の問題も無いが、大半の初心者は自分のプレイが晒されることに緊張し、コインを入れるのを躊躇うだろう。
  • 親しみ辛い判定ライン
    • 概要にも書いたこの判定ラインだが、やはりその独特さ故に慣れるのには時間がかかる(タッチするタイミングもだが、特に上下ライン間の移動時など)。音楽ゲームの経験者ならば話は別かもしれないが、全く音楽ゲームをやったことが無いような一般層は早々に挫折し、去ってしまうだろう。
  • 楽曲の殆どがオリジナル
    • 新規のプレイヤーを取り込む手段として「人気のJ-POP等の版権曲を収録する」ことがある(代表例として太鼓の達人、jubeatなど)。しかしTECHNIKAには収録されていない。
      • 厳密に言えばされていないこともないが、それは主に韓国で名の知れたアーティストである「CLAZZIQUAI PROJECT」の楽曲で、韓国リリース時には有効だったかもしれないが、日本においては完全に無意味である。
      • ちなみに韓国版TECHNIKAには「初めだけは難しい」等のK-POPの版権曲が収録されていたが、日本版では削除されている。
      • KONAMIの音楽ゲーム楽曲を収録すれば、現存の音ゲープレイヤーを取り込めたかもしれない。

隠し曲の仕様

  • 隠し曲は通常プレイでは解禁出来ず、Platinum Mixingモードでノルマをクリアする事によってプレイ可能になるが、3回選曲すると消えてしまう為、再度Platinum Mixingモードで取り直さなくてはいけない。

ゲージの仕様

  • TECHNIKAのゲージシステムは「ゲージが無くなったら即終了」という、KONAMIの『GUITARFREAKS』『drummania』と同じシステム。しかし、ミスをしてしまったときの減少幅が他作品に比べて大きいため、密集地帯で1ミスでもすればそのまま速攻で死亡することがよくある。
    • 『GUITARFREAKS』『drummania』というよりは『IIDX』のHARDゲージと言った方が適切だろうか?

曲数設定

  • 殆どの音ゲーは筐体内部の設定を弄ることによって曲数を変更することが出来るが、TECHNIKAは3曲固定で変更不可
    • これは1プレイの料金が安い韓国のゲーセン情勢に合わせた仕様だと思われるが、せっかく日本でリリースするのだから融通を利かせても良かったのでは?

以上のような点から店によっては全くと言っていいほどインカムが奮わず、早々に撤去されてしまった所も。

評価点

楽曲

  • 楽曲はCLAZZIQUAI PROJECTとDJMAXのオリジナルの曲が収録されているわけだが、殆どの曲は質が高いと言える。
    • また、PVの作り込みがどの曲も凄まじく、画面に花を添えている。
    • 一部の楽曲は日本語ボーカル使用に差し変わっている。

ゲーム面

  • 問題点の項においてとっつき辛いと散々指摘したが、慣れればかなり面白い。いわゆるスルメゲーである。

総評

ゲーム自体は面白いのだから、もっと初心者対策、他の音ゲープレイヤーの取り込みを行えば充分ヒットするのではないかと思われる。