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DEAD OR ALIVE PARADISE - (2012/01/02 (月) 05:13:49) の編集履歴(バックアップ)


DEAD OR ALIVE PARADISE

【でっど おら あらいぶ ぱらだいす】

ジャンル バカンス
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 テクモ
開発元 テクモ(Team NINJA)
発売日 2010年4月2日
価格 5,229円(税込)
分類 劣化・微妙な出来の移植
ポイント 作業ゲー
面倒なシステム
グラフィック大事なのに微妙なグラフィック


概要

  • 対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』(DOA)シリーズの派生タイトルとしてXbox360で発売された、『DEAD OR ALIVE EX 2』(元々これ自体が極度に不親切な超作業ゲーだった。本体に負荷のかかるリセット技を使っても1000時間以上かけないとコンプ不可と言われる)をベースにPSPでリメイクした作品。
  • セクシーな水着を着たDOAシリーズの女性キャラを撮影することができる。仲良くなった女の子のグラビアを真似することもでき、「あの子がこんなことを?」的なグラビアが盛りだくさん。
  • お馴染の女性キャラ9人に加え、テクモのマドンナとも言えるパチスロのキャラクター『Rio』がゲスト参戦と注目を集めた。のだが……。

難点

面倒なグラビア集め

  • 本作最大の特徴である、女性キャラの撮影(通称:グラビア)を集めるのがかなり面倒くさい。誰もいないスポットでないと見ることができず、さらに奇数の日・偶数の日で変化するグラビアや一人の時のみ出てくるグラビア、果てにはあるスロットで大当たりを出すと見られるグラビア(しかもその為には他のグラビアを多く集めなければならない)などまである始末。
  • ちなみにグラビア数は真似グラビアを含めると1人150以上*1あるため、グラビアを集めるだけだとほとんど作業ゲーと化す。1人解放されれば後も解放される、などといった救済要素は皆無のため、全部集めるのも至難の業。
  • パートナーと仲良くなるにはプレゼントをしなければならず*2、仲良くならねば真似グラビアも見られない。資金を集める手段はミニゲームとカジノのみ。しかしミニゲームは総じてレベルがやや高めで、練習モードすら無いため慣れないとなかなか稼げない。しかも一部の女の子(レイファンなど)は負けると逆に仲良し度が下がったりしてしまう。カジノは当然運が良くないと破滅。

カットされた要素

  • 容量の都合か、2にあったミニゲームの「マリンレース」と「ウォータースライダー」は丸々廃止。
  • 一部の水着も削除されている。

突っ込みどころ満載のグラフィック

  • グラビア撮影をしていると、何度もおかしいと思えるところが見つかる。例えばボートに乗ったキャラのグラビアでは、水面にキャラの影が映っているのにボートの影は映らない。さらにロングヘアーのキャラの場合はボートなどを髪の毛が通り抜ける場合まである。
  • そしてキャラ自身の影もかなりいい加減。全員全く同じ……というか、それ以前の問題。
  • 一部の背景絵は角度を変えると、旧世代のポリゴンのように2Dになったり(平べったくなり)する。
  • キャラの表情は瞬きをする程度で、笑ったり驚いたりといった変化は皆無。グラビアゲーとしてこれはいかがなものか。
  • そもそもグラフィックがあってなんぼのゲームを携帯機で出したことが最大の突っ込みどころと言える。

評価点

  • 前作より快適さが圧倒的に増した。
    • 2で問題とされていた常時オートセーブという意地悪な制限がなくなったことで、リトライができるようになった。
    • 一度見たグラビアシーンも、記録された後はいつでも観賞できるようになっている。
    • 各アイテムの値段が安くなっている点も地味に大きい。
  • アイテムを使用すると、キャラ毎に違ったリアクションを取ってくれる。各キャラの意外な一面を見ることが出来るほか、アイテムの好き嫌いを見分けるにも役立つ。

総評

  • 総合的に見ると、ゲームとしての出来は2より大きく劣っているのが否めない。ただし、快適さという点で言うなら本作が一応上回っている。
  • 質を取るなら360版、快適さを求めるならPSP版と言ったところか。