「ドラベース ドラマチック・スタジアム」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ドラベース ドラマチック・スタジアム - (2012/10/12 (金) 20:45:39) の編集履歴(バックアップ)
ドラベース ドラマチック・スタジアム
【どらべーす どらまちっくすたじあむ】
ジャンル
|
超野球
|
|
対応機種
|
ニンテンドーDS
|
発売元
|
バンダイナムコゲームス
|
開発元
|
バンダイナムコゲームス(ファミスタチーム) コスモマークオンライン
|
発売日
|
2007年12月20日
|
定価
|
5,040円(税込)
|
分類
|
クソゲー判定
|
ポイント
|
ストーリーモードなし 酷い出来のグラフィックとBGM ルール崩壊
|
ドラえもんゲームリンク
|
概要
月刊コロコロコミックで2000年~2011年に連載されていたドラえもんの設定を用いた人気野球漫画のゲーム化。
特徴
-
他の野球ゲームとの違いは、原作同様「ひみつ道具」を試合中に使用できること。
-
例を挙げると、「タケコプター」はホームランをアウトにしてしまうことが可能。
-
攻撃時及び守備時にしか使用できない道具もあれは、両方で使えることもできる道具もある。ただ道具は原作同様3つまでしか使用できない。
-
しかし使える道具は原作よりも少ない。まあしょうがないのだが。
-
「必殺打法」と「必殺投法」
-
試合中にタッチペンで線をなぞると特定の選手のみ使用することが出来る。
-
打法は3回、投球は5回の使用制限がある。投球はストライクを取るだけの効果しかないのでいざと言うときに使用することが大事になる。
-
なおこれを使うと力の入った静止画が写される。見る価値はあり。
-
どちらかを使用された場合には止める方法は同じく必殺技を使うしかない。しかしこの仕様には問題がある(後述)。
-
「カップトーナメント」
-
本作はストーリーモードが無い代わりにこのモードがある。ようは様々なチームにトーナメント方式で勝っていくモード。「グリーンカップ」など6つのカップがある。
-
決勝には原作の強敵が構えており、勝つとチームからライバルキャラを引き抜ける。
問題点
-
長期連載されている原作付きのキャラゲーにも関わらずストーリーモードはなし。
-
キャラゲーであるのにも関わらず、使えるチームは江戸川ドラーズのみ。
-
一応、ボスチームの主要キャラクターと隠しキャラのアカえもんが使える。
-
カップは6つあるが、作中で目立っていたドラ一朗の房総タートルズとレツの江戸川ボローズが何故かモブ扱い。
-
グラフィックはFC並みとまで言われるほど貧相。
-
初報では3Dポリゴンで描かれたクロえもんが掲載されていたが、その後情報が途絶え久しぶりに情報が出たと思えば何故かこうなっていた。
-
ゲーム中の顔グラは
非公式
ファンサイトの登場人物紹介のもの。
確実にやる気がない
。
-
ドラベースとしてというより、野球としていろいろと崩壊している。
-
バッターの必殺技がほぼ確実にホームランになる。必殺持ちのバッターに必殺打法を使用されるとどうしようもなく、必殺投法持ちの投手でしか対抗できない。
-
原作では捕手だったキャラに外野をやらせるといきなり肩が良くなったり、一塁手のキャラが捕手をやると肩がよくなるといった意味不明の仕様。
-
外野フライによる犠牲フライが無い。たしかに原作は草野球(ということになっている)だったが犠牲フライはあった。
-
守備側がボールを取ると足がめちゃくちゃ速くなり、速いランナーが遅いはずの選手にタッチアウトにされる。
-
外野が動いていたら内野もみんな同じ方向に動く。
-
SEが酷い。バットの音などに迫力がほどんどない。投手が球を投げるときには「ピュ~」とやる気の無いSEが出る。
-
売りの秘密道具もいつでも使えるわけではなく条件付きで強制発動。
-
すなわち原作の「どんな場面で使うか」の駆け引きが再現できていない。
-
必殺投法と必殺打法には実は相性の概念があるのだがゲーム中での説明は無い。全選手にはパワプロシリーズのように特殊能力を持っているのだが、こちらも説明がない。
-
これらは後々原作の掲載誌にて説明された……説明書かゲーム中で説明すべきでは?
-
打つ、投げるをタッチペンで行うのはまだしも、走塁や守備もタッチペンのみで操作性が悪い。
評価点
-
一応OPは良質。アニメ化されていないドラベースが声無しとはいえアニメになっているところはファンにとっては嬉しい。
総評
システム、グラフィック、BGMなど、どれをとってもクソという「典型的なクソキャラゲー」である。秘密道具や必殺打法など全く再現できておらず、純粋な野球ゲーとしても駄作としか言いようが無い。
KOTY候補にこそ上がっていないが、選評が届きさえすれば大?賞と張り合えたとも言われている。
少なくとも原作再現が出来ていればクソゲーにはならず、ファンにも愛されていたかもしれない。結局ファンはある程度改善された『2』まで長い期間待つことになる。
この様な出来であるが、人気漫画の初ゲーム化ということもあり、クリスマス商戦なども手伝って発売後には品切れが続発した。最終的には20万本程度を売り上げているが、本作の評価がたたってか続編では半減している。