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マリオパーティ8 - (2012/03/11 (日) 23:49:46) の編集履歴(バックアップ)
マリオパーティ8
【まりおぱーてぃえいと】
ジャンル
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パーティゲーム
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対応機種
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Wii
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発売元
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任天堂
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発売日
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2007年7月26日
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価格
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5,800円(税込)
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プレイ人数
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1~4人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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分類
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シリーズファンにとって黒歴史
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ポイント
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致命的なテンポの悪さ ゲームとしての底の薄さ
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
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マリオパーティシリーズ8作目。
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今作はwiiリモコンを積極的に使うようなゲームデザインとなっており、それに合わせて従来より「パーティゲーム」としての意味合いを強くされたゲーム性になっている。
評価点
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グラフィックの向上。
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ハード性能が向上したことにより、キャラのグラフィックなど全体的に綺麗に。
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黎明期のタイトルながら、Wiiトップレベルのグラフィックといえる。定評がある水の質感はもちろん、建物の質感もよりリアリティのあるものとなっている。
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演出面もそれに合わせて向上。スター入手時などエフェクトや演出がより派手になった。
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プレイキャラクターは過去最多。ハンマーブロスやゲッソーなど風変わりなキャラクターも追加されている。
賛否両論点
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逆転要素の多さと戦略性の少なさ。
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初期こそ実力重視で逆転要素が少なかった本シリーズだが、今作はその逆で、実力のない人でも1位が取れるように様々な逆転要素が用意されている。
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パーティゲームとして間違った方向性ではないものの、裏を返せば駆け引きする戦略性がないに等しいということでもある。過去作に登場したコインやスターを横取りするテレサなども今作では登場しない。
問題点
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とにかくテンポが悪い。今作において最大の問題点である。
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過去作で完成されていたインターフェースが必要以上に改悪されている。
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Wiiリモコンを使うことに重点を置いているのか、どのような動作をするにも必ず選択肢が現れリモコンでポイントして選択肢を決定することが必要。しかしそれが分岐点での移動方向など、わざわざ使う必要がない場面にすら入っており、操作自体が著しく煩わしい。
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サイコロを叩く動作すらボタン一つで行うことができず、叩くためには叩く前に表示される「アイテムを使うかサイコロを叩くかの選択肢画面」で選択する動作をしないといけないという面倒っぷり。
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初期の作品の為仕方がない面もあるがレスポンスも反応もあまりいいとは言えない。
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ミニゲーム終了時には敗者が色々と酷い目に合う長めのムービーが流れる。初代のオマージュと思われるが、これがゲーム終了時ならともかく、頻繁にプレイすることになるミニゲームで入れる必要性が全くない。しかも飛ばせない。
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勿論このムービー中にコイン変動などのリザルト画面は表示されず、表示されるのはしっかりムービーが全部終わった後である。なので尚更入れる必要性を感じない。
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キャラクターの動きすらサイコロを叩くときの動き、移動などすべての動きが既に常時処理落ちしているかのような緩慢な動き。設定で早くしても結局遅いまま。
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なぜか過去作にはあった「CPUの行動をスキップする」オプションも削除されてしまった。
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やりこみ要素が大幅減少。
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従来ではパーティゲームとはいえど1人でも十分に楽しめるほどの大量のやりこみ要素が用意されており、1人でじっくりと遊びこむことも可能であった。
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しかし今作ではあくまで「パーティゲーム」であることに特化したのか、「ゲーム中に登場しないタイムアタック用ミニゲーム」などのやりこみ要素が無くなった。
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申し訳程度に一人用モードが搭載されているが、以下の理由により評価は芳しくない。
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一人用モード(ストーリーモード)が純粋につまらない。
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ゲームテンポの悪化のせいか、異常に長く感じる。過去作のストーリーモードの2倍ぐらいの所要時間が必要。
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ゲーム内容はCPUがあからさまにサイコロの出目やアイテムを調整してると言わんばかりの理不尽なゲーム展開が特に目立つ。
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偶然起こった物ともいえるが、今作の場合このようなケースが多すぎるのが問題。
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上記のゲームテンポの悪さもあり、プレイヤーはただ延々とストレスがたまっていくだけで何の面白味も得られない。隠しマップなどがあるためやらないと解禁できないのも作業感を強くしている。
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ミニゲームの出来が悪い。
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今作のミニゲームは過去最多の収録数といえば聞こえはいいのだが、実際は人数を変えただけで全く同じような内容のミニゲームやこれまた同じような内容の運ゲーばかりと、明らかな水増しが目立っておりバリエーション面や個性で過去作に大きく劣っている。
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水増しだけならまだいいのだが、ミニゲーム自体の質も悪い。どのゲームも名前と外見を変えただけで内容は過去作の劣化のような物であり、新鮮な感じは感じられない。
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ミニゲーム自体は非常にすぐ終わるのでますます印象に残らない。
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Wiiリモコンを振る必要のあるミニゲームが多く用意されているが、振っても反応しないことがある。特に輪投げのミニゲームで顕著。
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キャラクターの動きが妙に固い。特に目立つのがゲーム終了時の動きで、例えるなら素人の下手な演技に近い動きになっている。
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他のジャンルのゲームなら大してやり玉に上がる要素ではないのだが、パーティゲームのような盛り上がることが目的のゲームでは明らかに駄目である。某所では棒人形と揶揄された。
総評
今作は従来よりも「パーティゲームであること」に重点を置かれたつくりになっている。
しかし、余りに演出面など場を盛り上げる要素に重点を置きすぎて詰め込み過ぎた結果、逆に盛り下がるほどにゲームテンポが悪くなってしまった。
パーティゲームにおいて「退屈に感じる」「長くて気軽に遊べない」ということは非常に致命的なことである。
やりこみ要素の大幅減少や理不尽なストーリーモードなどゲーム自体は底が浅く一人で楽しもうにも楽しめない。
一人でも複数でも楽しめないどっちつかずな結果に終わった今作は、ファンからシリーズ1飽きが早く来るゲームとして汚名を着せられることになった。
テンポさえ良ければもう少し評価は変わっていただろうと言われているだけに残念である。