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月刊コミックボンボン - (2012/12/01 (土) 12:25:59) の編集履歴(バックアップ)


月刊コミックボンボン

概要

講談社から発売されていた児童誌。1981年創刊。小学館の児童誌『月刊コロコロコミック』の競合誌で、価格・版型・厚さも同等であった。日本サンライズ(当時)とはロボットアニメのコミカライズを連載するなど結び付きが強く、ガンダム関連の充実ぶりにおいては他誌を圧倒していた。ガンプラを中心にしてプラモ記事も充実しており、連載漫画『プラモ狂四郎』は大ヒット作となった。

特徴としてはコロコロと比べて比較的ディープな分野を扱うことが多く、ガンダムの他にも『新世紀エヴァンゲリオン*1やGIジョーなどのフィギュア関連、邦画の紹介など児童誌にもかかわらず、かなりマニアックな方面での記事が多かった。掲載されている漫画も対象年齢が高めのものが多く、比較的高い年齢層に受け入れられた作品も多々ある。エロティックさや鬱展開もあるその独特な雰囲気は『ボンボン臭』と呼ばれている。

ゲームの漫画化も数多く行い、マリオの漫画でも珍しいシリアスな展開に定評がありマリオ漫画の織田信長と例えられた程の高評価を受けた本山一城版『スーパーマリオ』、ハードかつ熱い展開で今なおロックマン漫画の傑作とも言われる岩本佳浩版『ロックマンX』、女神転生本来の雰囲気をそのまま盛り込み、凄まじい暴力描写によって児童誌のベルセルクと呼ばれるまでに至った藤異秀明版『真・女神転生デビルチルドレン』、過激なエロシーンで読者を魅了しまくった帯ひろ志版『がんばれゴエモン』、恐ろしい改変と迷言の数々でファンを困惑させた『餓狼伝説?』など、名作・迷作問わず様々な漫画を生み出した。

オリジナルタイトルとしても、児童誌には場違いなほど圧倒的な画力とウィットに富んだセリフ回しで今なお高い人気を誇る『王ドロボウJING』、ロボットジャンルに新ジャンルを築かせたほるまりんの『メダロット』、猫をベースとしたロボットサイボ-グタイトル『サイボーグクロちゃん』など非常に特徴的な作品が多い。

しかし単行本化していない作品もあり、復刊ドットコムでリクエストされることが多い*2

SDガンダムブームが起きた90年代にはコロコロの発行部数を上回る時期もあったが、児童向け雑誌ゆえのディレンマから対象年齢が一定せず、また編集部の迷走から記事や掲載漫画の質が急降下し、それに連動して部数も激減してついに休刊に追い込まれた。

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