「きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険 - (2012/12/06 (木) 21:55:01) の編集履歴(バックアップ)


きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険

【きせっこぐるみぃ ちぇすてぃとぬいぐるみたちのまほうのぼうけん】

ジャンル きせかえアドベンチャー
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発・発売元 エム・ティー・オー
発売日 2003年1月1日
価格 4,800円(税込)
分類 バカゲー判定
ポイント 一見女の子向けの着せ替えゲームだが...

概要

  • ジャンルは公式に「きせかえアドベンチャー」となっているもののシステムはロールプレイングゲームである。戦闘の要素はない。
  • プレイヤーは主人公チェスティとなり特技の裁縫で人々を手助けしていく。
  • キャラクターデザインに『パネルでポン』の藤井まきこを迎えファンシーな世界観の女児向けゲーム、のようだが...

特徴

  • 本作最大の特徴が着せ替え品の制作と着せ替え。
    • フィールド上で採集できる「ワタの種」や様々な石などを対応した加工場で加工していくことで糸や布といった素材を作り、それらを組み合わせることで衣類や小道具ができる。
    • また所定の組み合わせで、喋るぬいぐるみを作ることができ完成したぬいぐるみは主人公の後ろに連れて歩ける。
    • 完成した着せ替え品は主人公およびぬいぐるみに着せることができる。(どう見てもサイズが違うけど主人公もぬいぐるみも服を共用している。)着せ替え画面で大きな立ち絵を見れる他、フィールド上のちびキャラにまでしっかり反映される。
    • アイテム「染料」を使うことで持っている着せ替え品の色を何度でも変えることができる。それぞれ32色も用意されている。
    • 着せ替え品は74種類。最大7つまで同時に装備でき、重ね着の順序も入れ替えられる。
    • ただし下着が見えている状態だと着せ替えを終了できない。

バカゲー要素

  • 一見女の子向けのゲームなのだがどう見てもオッサンホイホイな萌え狙い衣装が数々ある。
    • 袖のない「レオタード」。もしやと思って染料で紺色に染めるとなぜか胸に名札がつく。どう見てもスクール水着ですありがとうございます。
    • 半袖のシャツも白に染めるとなぜか胸に名札が。そして「水着の下」を穿くとやはりブルマ体操服。
    • 「ウサ耳帽子」と「ネコ耳帽子」が両方ある。ウサ耳帽子は本編中で作らされるイベントがあるのでもしやと思った人もいるはず。
    • メイド服ももちろんある。

評価点

  • 着せ替え品の質と自由度の高さ。
    • グラフィックがしっかりしており何を着てもそれなりにキマる。
  • 作り込みが丁寧。
    • フィールドのグラフィックなどもしっかりしている。
    • ストーリー面に於いても内容は短いものの個々のキャラが立っており作りの粗さは見られない。
    • キャラクターも先述のキャラクターデザインのおかげてかなり可愛い。
  • 着せ替え画面で主人公の下着姿が拝める。

問題点

  • 本編のボリュームが薄い。
    • といっても本編中は自由に着せ替え品を作れず、本編後の着せ替えがメインのようなものなのでアリか。
  • 面倒な部分が多い。
    • まず本編中。戦闘のないRPGなので仕方のないことだが言われたところにおつかいに行くばかりの内容。
      • ある場所に行くように指示される→行こうとすると大人に止められて「子供だけで行くな」と言われる→特定の大人に許可をとりにいく。という流れが3回もあり非常にかったるい。
      • 中には「村の人全員に話しかける」といった完全に作業のおつかいもある。
    • 本編クリア後は全ての着せ替え品を作れるようになるのだがどういう組み合わせで何ができるのかほぼ手探りで探さなければいけない。
      • 一度作ったものは作り方が「レシピ」として記録されて何度でも見直せるのだがレシピを全部埋めるのは全くと言っていいほどヒントがなく攻略情報でも調べない限り困難。
      • 素材の組み合わせは最大のもので4つだが同じ素材を複数使わないといけないものや既に完成している着せ替え品をさらに加工することで完成する着せ替え品まであるのでかなりの組み合わせがある。
    • 本編クリア後は「買い物」ができるようになり普通は手に入らないアイテムを手に入れられるものの、そのシステムが非常に面倒くさい。
      • 同じ品のまとめ買い、まとめ売りができない。買う/売る→品物を選ぶ→確認メッセージという流れを一個一個やらないといけない。
      • 通貨という概念がなく物々交換なのだがこちらから売ると何と交換されるのかが品物によって異なり、要らないものを売って目的の品物を買うために二重に売ってから買うなどの手順を踏まないといけなかったりする。先述の通りまとめ売り、まとめ買いをできない仕様が面倒くささに拍車をかけている。
      • 通貨というもののありがたみが実によくわかる。
    • 素材を揃えるのが面倒。
      • 素材入手は買うか自分で作るかなのだが買うのも先述の通り面倒。自分で作るにしても、フィールドで手に入るものはまさに自然のままのものであり目的の素材を得るために何段階も加工する必要があったりする。
      • さらに同種の素材でも最大6つまでしかまとめて加工できない。しかも素材選択時に6つある枠に一個一個何を加工するかを選択しなければいけない。
  • せっかく自由に着せ替えできてフィールド上でもそれを眺められるのに、主人公の髪型が「大きな三つ編み」でありそれのせいで後ろ姿が見れない。