「きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険 - (2012/12/19 (水) 12:49:01) の編集履歴(バックアップ)


きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険

【きせっこぐるみぃ ちぇすてぃとぬいぐるみたちのまほうのぼうけん】

ジャンル きせかえアドベンチャー
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 エム・ティー・オー
開発元 フューチャークリエイツ
発売日 2003年1月1日
定価 4,800円(税込)
分類 バカゲー判定
ポイント 一見女の子向けの着せ替えゲームだが...

概要

  • ジャンルは公式に「きせかえアドベンチャー」となっているもののシステムはロールプレイングゲームである。戦闘の要素はない。
  • プレイヤーは主人公チェスティとなり特技の裁縫で人々を手助けしていく。
  • キャラクターデザインに『パネルでポン』の藤井まきこを迎えファンシーな世界観の女児向けゲーム、のようだが...

特徴

  • 本作最大の特徴が着せ替え品の制作と着せ替え。
    • フィールド上で採集できる「ワタの種」や様々な石などを対応した加工場で加工していくことで糸や布といった素材を作り、それらを組み合わせることで衣類や小道具ができる。
      • 一度作ったものは作り方が「レシピ」として記録されて何度でも見直せる。
    • また「喋るぬいぐるみ」を作ることもでき、主人公の後ろに連れて歩ける。
    • 完成した着せ替え品は主人公およびぬいぐるみに着せることができる(どう見てもサイズが違うが、主人公もぬいぐるみも服を共用している)。着せ替え画面で大きな立ち絵を見れる他、フィールド上のちびキャラにまでしっかり反映される。
    • これは当作品が『大好きテディ』というぬいぐるみ制作ゲームの続編だからである。ちなみに前作の主人公であるメルウィンとライバルキャラだったアリエスも脇役で登場している。
    • アイテム「染料」を使うことで持っている着せ替え品の色を何度でも変えることができ、それぞれ32色も用意されている。
    • 着せ替え品は74種類。最大7つまで同時に装備でき、重ね着の順序も入れ替えられる。
      • ただし下着が見えている状態だと着せ替えを終了できない。
      • それを逆手に取って、浮き輪を装備するとノースカートでも着せ替えが終了出来る。

評価点

  • 着せ替え品の質と自由度の高さ。
    • グラフィックがしっかりしており、何を着てもそれなりにキマる。
  • 作り込みが丁寧。
    • フィールドのグラフィックなどもしっかりしている。
    • ストーリー面に於いても内容は短いものの個々のキャラが立っており作りの粗さは見られない。
    • キャラクターも先述のキャラクターデザインのおかげてかなり可愛い。
  • 着せ替え画面で主人公の下着姿が拝める。

バカゲー要素

  • 一見女の子向けのゲームなのだが、どう見てもオッサンホイホイな萌え狙い衣装が数々ある。
    • 袖のない「レオタード」を紺色に染めたり、半袖シャツを白に染めると、何故か胸に名札がつく
      • 他の衣装をうまく組み合わせればスクール水着や体操服姿に。本当にありがとうございました。
      • 衣装の重ね方次第では擬似はみパンも可能。
    • 「ウサ耳帽子」と「ネコ耳帽子」が両方ある。ウサ耳帽子は本編中で作らされるイベントがあるのでもしやと思った人もいるはず。
    • メイド服ももちろんある。

問題点

  • 本編のボリュームが薄い。
    • といっても本編中は自由に着せ替え品を作れず、本編後の着せ替えがメインのようなものなのでアリか。
  • 面倒な部分が多い。
    • まず本編中。戦闘のないRPGなので仕方のないことだが、言われたところにおつかいに行くばかりの内容。
      • ある場所に行くように指示される→行こうとすると大人に止められて「子供だけで行くな」と言われる→特定の大人に許可をとりにいく…という流れが3回もあり、非常にワンパターンで飽きが早い。
      • 中には「村の人全員に話しかける」といった完全に作業のおつかいもある。
    • 本編クリア後は全ての着せ替え品を作れるようになるのだが、どういう組み合わせで何ができるのかほぼ手探りで探さなければいけない。レシピを全部埋めるのは全くと言っていいほどヒントがなく攻略情報でも調べない限り困難。
      • 素材の組み合わせは最大4つ。とはいえ「同じ素材を複数使うもの」や「別の衣装を素材として更に加工するもの」などもあり、自力で全て探すのは困難を極める。
    • 本編クリア後は「買い物」ができるようになり普通は手に入らないアイテムを手に入れられるものの、そのシステムが非常に面倒。
      • 通貨(お金)の概念が無いため物々交換。こちらから出すアイテムによって入手できるアイテムも変わるため、場合によっては「不用品→別の品→必要な品」といった二度手間をかける必要がある。通貨というもののありがたみが実によくわかる。
      • 同じ品のまとめ買い、まとめ売りができないことも面倒さに拍車をかけている。「買う/売る→品物を選ぶ→確認メッセージ」という流れを一個一個する必要がある。
    • 素材を揃えるのが面倒。購入に関しては先述の通りだが、自分で拾って作るのもまた面倒。
      • フィールドで手に入るものはまさに自然のままのものであり、目的の素材を得るために何段階も加工する必要があったりする。
      • さらに同種の素材でも最大6つまでしかまとめて加工できない。しかも素材選択時に6つある枠に一個一個何を加工するかを選択しなければいけない。
  • せっかく自由に着せ替えできてフィールド上でもそれを眺められるのに、主人公の髪型が「大きな三つ編み」であるため後ろ姿のときに衣装が隠れてしまう。