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G-SAVIOUR - (2013/01/28 (月) 04:34:56) の編集履歴(バックアップ)
G-SAVIOUR
【じーせいばー】
ジャンル
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3Dシューティング
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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サンライズインタラクティブ
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発売日
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2000年9月14日
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定価
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7,800円
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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PS2初のガンダムゲー 映像偏重 ある意味
黒歴史
ガンダム20周年記念作品
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ガンダムゲームリンク
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概要
PS2初のガンダムゲーム。ただし発売元はバンダイではなくサンライズインタラクティブである。開発も同社が行っているが、アトリエ彩も協力している。
ハリウッドの実写版ガンダム『G-SAVIOUR』の外伝的位置づけになる。以下、映画版については二重かぎ括弧を用いる。
登場人物は実写真で、フルボイス(英語)。
宇宙世紀223年、プレイヤーは世界の調停者『イルミナーティ』のパイロット、リード・フォックスとなりプロジェクトレイブン阻止の為に出撃する。しかし、G-SAVIOURはレイブンの圧倒的力の前に敗北、大破してしまう。
数週間後その際の怪我から回復したリードはJ-SAVIOURの予備機で良いから出撃させてほしいと望む。それに対して指令は、リードの乗機はあくまでG-SAVIOURであるとして、セイバーチームによって修理と徹底的な改修を施された「G3-SAVIOUR」を与えるのだった。
特徴
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ゲームとしてはターゲット、射撃、撃破、進行というオーソドックスなシューティングゲーム。
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メインウェポンは弾数無制限、近接攻撃は距離で自動的に選択される。スーパーウェポンはG3-セイバーのみに存在し、タイプによって異なる。
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サーカスモーションアタック(SMA)という自動攻撃が存在
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ボタン一つで発動し、周囲に弾をまきちらしながら前に進む。発動中は無敵。シューティングによくある必殺技のようなもの。
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ゲームとしてはこういった「画像の迫力」を謳い文句にしている。
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ステージクリア時、残った耐久、メインウェポンの命中率、撃破率でランクが決まる
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高難易度をクリアしたり、高いランクを得ると隠し要素がアンロックされる。
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プロペラントの仕様(一定時間ホバーをし続けるとオーバーヒートする)、シールドの仕様、緊急回避、クリアのランク制度とそれに伴うアンロックなど、その後のガンダム系アクションゲームと比べても基礎的で無難な仕様が多い。
評価点
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美麗な3D。PS2最初期の作品ではあるが映像的には中期頃の作品と比べても大きくは遜色ない。
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機体の線はかなり多めだが、よく表現している。ステージも初期作品としてはオブジェクト等良く作ってある。
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ただし、中後期のものと比べるとジャギーがかなり目立つ。またテクスチャーの色みが若干チープ。CG映画用に作られた線の多い機体を表現するためにアンチエイリアス等を妥協した感がある。
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ただし最初からアンチエイリアスを使っていないゲームもPS2初期作品には多数存在しており、これも同様の可能性がある。また、サンライズインタラクティブは1998年に設立された歴史の浅い会社であるため、省容量で綺麗に見せるノウハウが不足していた可能性はある。
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それでも一部処理落ちが発生する。ただし難易度HARDで敵の数が極端に多く写りこんだ場合くらいであり、問題点となるほどのものではない。
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宇宙世紀に基礎を置いたステージが複数登場
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0079年に落着したコロニー、エンジェル・ハイロゥ、キリマンジャロ基地と、旧作品の遺構がステージとして登場する
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ファンサービスともいえる一方、原作ではバラバラになったのになぜか原形をとどめているエンジェル・ハイロゥ、150年経過しても崩落していないスペースコロニー(中にはなぜか一年戦争時代のMSの残骸が…)など、突っ込みどころは多い。
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J-SAVIOURという量産機や、『G-SAVIOUR』本編ではちょっと登場しただけの地上モードも使用可能。
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音楽は良質。ただし戦場にしては透き通った音を多用したものが多く、ゲームにマッチしているかは意見が分かれる。
問題点
ゲームコンセプトの問題
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実質的な疑似3Dゲーム。というのも
ジャンプができない
。よって2次元機動のみ。
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延々と水平角に弾を打つだけの固定砲台、まっすぐ飛ぶだけのガトリングなど非常に地味なものがある。くるぶし程度の高さのバリケードさえ超えられず引っかかる。
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この点について、飛べないガンダムゲーは他に『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』がある。ただしこちらはそもそもが戦術重視のゲームである。そしてヘリ程度の飛行物体は登場する。
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G-SAVIOURはヘリなども登場しない。かろうじてMSの頭と同じくらいの高さに浮いている砲台がある程度。
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宇宙世紀200年代ということもあり、ムービーでは自機も味方の増援も敵も普通に飛行しているのでなおさら違和感は強い。
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ラスボスについて
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「レイブン」(絵と名前は説明書に最初から出ている)は可変MSで、ラスボスは3連戦。MS形態を2回撃破後にMA形態で戦闘になる。
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MA形態での攻撃はと言えば「突っ込んでくる」だけ。Zガンダムのスイカバー状態の敵を避けながらチマチマ削るのはもはやMS戦闘というより闘牛である。
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もっとも、実際にはそのようにライフルを撃ちこんでもシールドで殆どダメージを与えられないので、バグを利用するかSMAでゴリ押しで終わらせるのが速かったりする…。
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MA形態なのに地べたすれすれを飛んで牛のごとく突っ込んでくる姿は結構シュールではある。
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バグが存在する。戦闘開始直後に右ステップを1回行うとレイブンが自機の周りを延々と周回するだけになる。
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動かない限り永久に回り続けるので、あとは撃ち続ければそのうち終わる。
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腐ってもPS2レベルのシューティングでこういった致命的なバグが発見されるのは珍しいが、そもそも開始前からステップキーを入れて即回避しないと0.5秒でスクラップにされるため、初手がかなり限られている。なので発見されたバグといえる。
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ステージ数は全8戦とやや少なく、内容は薄い
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ただ移動して敵を倒して進んでいくだけの単調なステージしかない。8つ全てが最深部に到達してボスを倒す、というタイプのミッション(うち2ミッションは時間制限付き)で、バリエーションに乏しい。
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機体も決して多いとは言えず、4機+アンロック2機。
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G-SAVIOUR宇宙モードと地上モード、G3-SAVIOURとそのバリエーション2種、J-SAVIOUR。
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移動と視点変更について操作周りが微妙。左スティックで移動と旋回、右スティックで視点移動と操作にやや癖がある
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見ての通り照準が無い(そもそもこのゲーム、
レティクルがない
)。実際のところ細かい照準はつける意味がなく、画面内に収まると勝手にターゲットロックが働くという、シューティングとしては微妙な仕様。
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加えて、左スティック左右の入力が、歩行時は旋回、ホバー時は横移動となっている。歩行時は横移動できず、ホバー時は旋回出来ない上、しかも障害物に当たると勝手に旋回しだす。なお、歩行時は横移動の代わりにステップ移動があるが、方向キー+L2という微妙なキー設定。
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キーコンフィグは出来るものの、どちらかといえばキー配置の問題ではない。また、キー2,3ではライフルの上下という動作があるが意味不明。動かすとライフルを上下に撃つことが出来、ロックオンキーを押すまで自動ロックが働かなくなる。しかし前述の通り照準に当たるものがないため、ロックしなければ結局当たらない。視点が上向きになるわけでもなく、謎仕様としか評価できない。
ゲームバランスの問題点
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雑魚が防御されなければ一撃なのは好悪あるとして、ボスは硬いだけで単調な敵が多い。
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敵AIが貧弱で、ただ弾をまきちらすだけの敵が殆ど。ボスも同様。自分も敵も、立ち止まれば当たるが平行に動いていれば当たらない。偏差射撃も何もない。
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難易度が上がっても同様で、敵の数とまきちらす弾が増えるだけ。
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雑魚敵の攻撃でも2,3発食らえばスクラップになる鬼仕様。反面ビームシールドは無限で、前方からのダメージを0にしてくれる。被弾すると削れていくが使用をやめれば回復する。
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シールド無しでダメージを食らった場合かなり大きな隙が生じる。無敵時間もほぼないため、1発当たったら2発3発と直撃して一瞬でスクラップになる事もしばしば。
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シールドを貼り続けて削れたら後ろに引いて回復、チマチマ倒して進んでいくというのが鉄板。というかそうしないと一瞬で死ぬ。
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高ランクを取るには1発の被弾も許されない。どんなに命中率を上げて撃破率を高めても、一発食らえば全て水泡に帰す。シビアというより理不尽。
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一番怖いのは敵MSではなく
榴弾砲
。一度に複数発飛んでくるうえ爆風有り。ダメージ範囲が広く回避が難しい上、食らった場合シールドを貫通するほどの威力。
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機体はどれもこれも没個性。スーパーウェポンはG3の3種類にしかなく、ほか3機はただのパラメーター差があるだけ。耐久は前述の通りなので意味をなさず、足の速さも接地していたらカニ歩き出来ないため意味がなく、機体性能の強さはホバーの長さが全てという状況。
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スペシャルウェポンも個性を見いだせたとは言い難い。
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強行型がホバー無制限等で強すぎるため、他の機体がいらない。アンロックも機体レベルで関与するのはG-SAVIOUR宇宙モードでHARDクリアをすると出現する地上モードだけ。
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そのほかのアンロック要素はCGが見れるようになるだけ。
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近接攻撃は地雷。
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歩行状態で敵と一定の距離になると勝手に切り替わる。周りに他の敵がいようが、
相手が機雷
だろうがお構いなし。
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繰り出しが遅い上に命綱のシールドが攻撃時には消える。威力は高いのだが
そもそも雑魚は一撃
なので意味がない。一方ボスはかなりの回数当てても死なない。
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敵の近接攻撃を食らえば一瞬で死ぬので、ハイリスクローリターン。
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はっきり言って、ない方がマシなレベルである。ホバー時には出ないので敵に近付くときはホバーにして出さないようにするのもあり。
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サーカスモーションアタックも地雷に近い
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弾をまきちらして突進するのだが両脇の攻撃範囲が狭く、雑魚相手だと目こぼしがかなり出る。無敵が切れた途端後ろから撃たれて…というケースが多い。
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ラスボス戦でバグを使わない場合はそれなり役に立つ。うまく壁際にはめて3連発すれば勝てる。
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全体的に演出が貧弱。質はそこまで悪くないのだがバリエーションが著しく乏しい。
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攻撃が命中した雑魚敵は凍りついたようにピタリと固まる。爆風で倒そうがビームで貫こうが一切変わらない。倒れたりといったモーションもなくただ爆発する。
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近接攻撃の場合、演出的には胴から敵を真っ二つにする。雑魚の場合上半身がちゃんと崩れる等演出は細かいのだが、この1種類しかない。
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自機とボスがダメージを受けた場合も、モーションはのけぞるだけ。ダウン等は一切なく、のけぞり姿勢も方向で若干差があるだけ。
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なお、序盤のボスはのけぞり時の隙が大きく、適当な距離から撃ちまくれば相手はのけぞり続けてそのまま勝てるというお粗末さ。
ストーリー関連の問題点
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親作品『G-SAVIOUR』の
出来が悪く、黒歴史化している
。詳しくは後述する。
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その『G-SAVIOUR』の世界を下敷きにしていることにより世界観に入り込みにくい。
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機体デザインは良好。よってこのゲームの機体もデザイン的には悪くない。
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ゲーム自体のストーリーも微妙。全体的な構成が悪く、矛盾点や突っ込みどころが多い。
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2回もクーデターを起こされる東京。そのたびに捕まるサイド1使節団。
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主役機はすでに量産機に性能で後れを取っている。それに重ねてトラブルが起こっているという状況にもかかわらずそのまま出撃。
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1年前にガーノー提督は死んでいるのにその腹心というバイス准将。
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「プロジェクトレイブン」が一体何を目指していたのか説明不足。
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以下ネタばれ
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最終戦でレイブンはMWで、それを動かしていた「ライシス」はレイスの人格コピーらしいことが判明する。
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レイスは主人公リードの教官時代の教え子で、友と呼べる存在であるとリードは劇中で言う。またMWの可能性にも言及していた、とリードは述べている。
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MW(モビルウェポン。無人MS)の実用化はすでに完了しており、自我に近い物を持つ完全自立式のMWが目標であるとしても、そのあたり一切語られない為想像する以外にない。
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そもそも実態や目標を把握せずに阻止に動いていたとしたら間抜け以外の何物でもないのだが、どうやらベン指令さえ把握していないようだ。
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レイスの位置づけも完全には謎のまま。「自発的にコピーを開発したのち不審な死を遂げた」のか「自発的にコピーしたうえ、記録上死んだことにして雲隠れした」のか「勝手に人格を使われた挙句消された」のかではそれぞれ大きな差があるのだが、どれとでも取れる状態になっている。
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少なくともリードは1つ目と取っている節がある。しかし最終ステージ前のベンとアサカのやり取りからはそれ以外の可能性も強く疑わせる。
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ライシス率いる「グレムリーシープ」の副隊長リチャード・ライト(ミッション7ボス)の言動も不可解。ライシスがただのコンピューター基板であるとしたら、その地位を狙ったり実力を認めたうえで「あの方」とまで言うのは理解しがたく、立場を考えればライシスが機械であるということを知らないと言うのはあまりに不自然。
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もっとも妥当なのは、ライト含め「グレムリーシープ」全体がMWであるということだが、劇中では一切語られない以上憶測でしかない。
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最後の「Gセイバーの物語は終わらない」というメッセージも含めて、続編の構想が窺われる。しかし主役機のG-SAVIOURはすでに喪失してしまっており、仮に同型機があるとしても前述の通り型落ちなのに、ここからどう展開するのかまじめに考えていたのかは甚だ疑問である。
そのほか細かい問題点
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ゲーム内も説明書も全体の校正が不十分。
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説明書の機体紹介で、他はである調であるのにJ-SAVIOURだけですます調になっている。
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操作等もですます調なので、「機体紹介だけである調」と見るのが妥当かもしれない。
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「宇宙世紀」について、ゲームのオープニング映像ではSpace Century(S.C.)になっているが、ゲーム本編のボイスや映像特典ではUniversal Centuryとなっており全体的に不統一。
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G-SAVIOURのモード呼称について、ゲーム内字幕では宇宙モード、説明書では宇宙用モードと一致しない。ちなみにプラモデルでは無重力戦仕様と、全体としてSPACE MODEの訳語が統一されていない。地上モードも同様で、英語TERRAIN MODEの訳が一定しない。ゲーム内では地上モードだが重力下モードなどの訳も存在。さらにプラモデル式にすれば重力戦仕様、あるいは陸戦仕様となる。
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サーカスモーションアタックについて、ゲーム内のコンフィグなどは英語のままなのでC.M.A(Circus motion attack)なのだが、説明書などではSMAが使われている。全個所そうなっていることから校正ミスというより、sakasuでSにわざわざしたらしい。
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近接攻撃時のビームサーベルのモーション、エフェクトがアーマードコア>のブレードのそれと全く同じ。
映画『G-SAVIOUR』について
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映画『G-SAVIOUR』はハリウッドのCG技術を駆使して造られた特撮作品で、ガンダムの映像作品としては今日まで唯一の実写である。製作費は10億円。
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舞台は宇宙世紀222年。U.C.世界では最も先の年代にあたる。
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CG映像は綺麗なものの、従来のガンダムからあまりに乖離した上に理解しにくい世界観、視聴者置いてきぼりのストーリー展開、一向に起こらない戦闘(初出撃は母艦にぶつかりそうなデブリの破壊)、ようやく起こった戦闘はモッサリしている(全体的にスピードが遅い、ビームサーベルの斬り合いで下半身が動かない等違和感が強い)、そして最後は尻切れトンボと、出来は「2時間版トレーラー」というような代物。
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セットや衣装はかなりチープで、MSコクピット(実写セット)も貧相な計器がゴテゴテ置かれていて全天周モニターですらなく、MSらしさが全くない。CG部分との落差は擁護しようが無く、全体の質を泥沼に引っ張っり込んでいる。
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それ以前の世界とを繋ぐような設定を作っていたり、終盤に少しだけ登場するIセイバー、及び陸戦仕様と、その後の展開を意識した造りがなされている。しかし肝心の映画がそのためのトレーラー化していては…。
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そもそも当初『G-SAVIOUR』は宇宙世紀は宇宙世紀でも「Space Century(S.C.)」という別世界という設定だった。それが後付けでユニバーサルセンチュリー(U.C.)に組み込まれたという経緯がある。ゲームでもこの混乱を引きずっているのは先述のとおり。
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それでいて宇宙世紀の公式年表からは省かれているというあんまりな扱いをされている。Gジェネレーション等他の作品への出演も無い。
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短い戦闘時間の割に登場する機体の種類が多すぎ、視聴者が違いを理解できる限界を超えている。また全般的にそれらの説明が不足している(というより一切無い)。「ガイア」方が使う旧式MS「フリーダム」もバリエーションが細かく書き分けられているのだが、多くは認識する前に画面から消えていく。
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プラモデル展開も失敗に終わった。販売されたのはG-SAVIOUR無重力戦仕様だけである。キット割で素体と無重力戦仕様のパーツがある程度別ランナーに配置され、加えて脚部やリアスカートには明らかに重力戦仕様向けと思しきハードポイントがあるため、バリエーションを出すつもりで設計したのはほぼ間違いない。
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キット自体は腰部スラスターなど大型部品の保持力が若干弱い以外は良好な出来。ただし数年来再販がかかっていないため新品は入手困難。
総評
PS2のグラフィックス性能とCGの質に頼り切った作品であり、ゲームとしての面白さやストーリー性に欠ける出来である。バグ等はほぼなく仕様通りに完成しているにもかかわらずの出来であり、ゲームコンセプト自体が失敗している。なお、クソゲーである点は疑い無いが、映像を見るための代物と割り切ればほんの少し楽しめる部分はある、というレベルである。
発売・開発元のサンライズインタラクティブは名前の通りサンライズの子会社で、版権や映像技術には強みがあったが、他社はもちろん、ガンダム系アクションゲームを多く手掛けていたベック(現:B.B.スタジオ)系統の作品と比べても技術力不足が目立つ。そもそもこの会社は、後のサンライズ ワールド ウォー from サンライズ英雄譚でも似たようなことで失敗している。
『G-SAVIOUR』全体としても、映画もゲームも今後の展開を意識しすぎたまさに捕らぬ狸の皮算用。後の事ばかり考えて大失敗したと言える。肝心の映画は不評、プラモはG-SAVIOUR無重力戦仕様が出たきり、そしてゲームの出来は良くない、その後の広がりもない、というガンダム世界の黒歴史。
公式サイトがすでに消滅
という状況は伊達ではない。