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アルゴスの戦士 (PS2) - (2013/03/03 (日) 19:30:51) の編集履歴(バックアップ)
カタログへの移転が提案されています。詳細は記事移転議論スレにて。
開始日:13/3/2、初回〆日:13/3/8
アルゴスの戦士
【あるごすのせんし】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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テクモ
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発売日
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2002年12月5日
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定価
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6,800円(税抜)
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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ボリューム極薄で陳腐きわまりないストーリー 一応アクションとしてはそれなり クリア後のお楽しみ
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概要
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テクモのアーケードの名作アクション、『アルゴスの戦士』。そのPS2版である。
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原作については、Xbox用の『テクモクラシックアーケード』またはWiiバーチャルコンソールでプレイ可能。
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デビルメイクライシリーズ、鬼武者シリーズなどの、いわゆるラジコン操作式のアクションゲーム。コンボアクションを主体にしてるのも同様。
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ゲームシステム、ストーリー共に大幅な改変が加えられており、「盾を使って戦う」という部分以外に原作との共通点はあまりない。
システム
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原作の象徴とも言えるアクションが神盾「ディスカーマー」を用いたチェーンアクション。本作でもその要素は受け継がれている。
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ディスカーマーは円形盾の形状をしている。鎖が付いており、戦闘時はこれを伸ばして戦う。
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主人公はこれ以外の武器は一切持っていない。数あるゲーム作品の主人公でもかなり珍しい「盾しか持っていない主人公」である。
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見た目通り伸ばして広範囲を攻撃したり、遠くの敵を引き寄せたりできる。
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また、新アクションを習得すると、特定のポイントに引っかけて上ったり崖を渡ったりできるようになる。
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まぁ全体的な雰囲気としては『ゼルダの伝説 時のオカリナ』辺りをイメージしてもらえれば、大体合っている。
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「イコル」というゲージを消費して召喚獣を呼び出すこともできる。なにを召喚するかは現在装備しているディスカーマーによって異なる。
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ステージは全7面。
問題点
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ボリュームが恐ろしく薄い。
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普通にプレイして10時間かかることはまずないと思われる。アクションに慣れている人なら余裕で5時間切れるレベル。
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ステージに仕掛けが少なく、進んでいって敵と戦って、また進んでという展開が多い。このためアッサリ感をぬぐえない。
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一応4段階の難易度調整など、繰り返しプレイを前提にさせている部分はある。それを込みにしても薄すぎるが。
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そもそも周回プレイを前提にさせている癖に隠しボスもいない。やりこみ要素は秘石コンプぐらい。
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一応最終的なクリアタイムで評価が下されるのでタイムアタックもできるが、もっとステージ数が多くてやり応えのあるアクションゲームは山ほどある。あえて本作でやる理由はさほどない。
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また、難易度調整にも問題がある。何度も死んだとき、EASYでプレイできるようにさせてくれるのはいいのだが、以降そのデータではNORMALに戻せなくなる。
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一度クリアしてから再びNORMALで始める必要がある。なぜこのような面倒な仕様にしたのか…。
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ストーリーが薄くて駆け足。
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あと、登場人物もかなり少ない。以下登場人物紹介。一応ネタバレ含むので収納。
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登場人物
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ゼーン
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記憶喪失の主人公。戦うことしか知らない。
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「剣術に関しては並ぶものなし」らしいが、本編では盾しか使わない。まぁ強いから別に構わないが。
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実はエキドナの息子。過去に行方不明になってアルゴ王国に流れ着いた…らしい。
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ハルモニア
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一応ヒロイン。アルゴス王国創始者、「アルゴ」の子孫である。
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ほぼ常に捕まっており、特に抵抗したり演説したりする場面もない。終盤ではヒロインの座を主人公の母親に奪われてしまう。
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エキドナ
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ティターンの魔女。その正体は「クレオパトラ」。
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前述の通り実はゼーンの母親。実に都合良くゼーンの手の甲に残っていた王家の紋章でそれを確信する。
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「クロノスに肉体を乗っ取られて涙ながらに実の息子に殺してくれと頼む」というヒロインポジションをハルモニアから奪った張本人。その意味では間違いなく魔女である。
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イカロス
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漆黒の翼と青い肌を持った異形の魔人。ちなみにティターンの幹部はこの二人だけである。後は自意識があるかも怪しい魔獣ぐらいしかいない。
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その正体は「アリストテレス」。アレクサンダー大王の侵攻に対し、アルゴ王国の軍師として戦ったが、裏切りに会いティターンに魂を売り渡した
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終盤でハルモニアはアルゴとアリストテレスの間にできた子供の子孫であったことが明らかになる。つまり、敵味方ほとんど全員身内だった。
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不死の身を嘆き主人公に自分を殺すように頼む。その頼みを受け地下洞窟まで追いかけると5本の首に胎児の頭がついた不気味なドラゴンと戦う羽目になる。そして倒すと彼の黒い羽が…どうも彼のなれの果てだったらしいが、それらしい演出が皆無なので全く意味が分からない。
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クロノス
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一応ラスボス。序盤からその存在は明示されているが、ひたすら影が薄い。
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ハルモニアの肉体を奪って復活しようとするが、別にエキドナでも構わなかった。ハルモニアはさらわれ損である。
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その存在が語られるだけの歴史上の人物なども含めればもう少し多くなるが、明確にストーリーに関わってくるのは上の5人でほぼ全部である。
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一応言っておくとこれは特にストーリーに関わる人物だけを抜粋したわけではなく、本当にこれだけしかいないのである。モブキャラクターすら、一番最初にチラッと登場する兵士ぐらい。
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また、基本のストーリーが異常に駆け足であり、展開が非常に早い。
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さらに本編を追うだけでは語られない設定があり、それらについては随所に落ちている石版や手紙で補完する必要がある。
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これ自体は『キングダムハーツ』などでも例のある手法なので特に問題はないが、問題はこの「語られない設定」がやけに多く、本編だけでは意味不明になる可能性が高いこと。
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こういう表現方法はまずストーリーの骨格を「見せて」から裏設定を「読ませる」から面白いのであって、ほとんどを「読ませる」のでは面倒なだけである。
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カメラワークに問題がある点も。
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特にに空中ステージのアルカディア。ギリギリの距離を要求される事が多い。その割に距離感がつかみにくく、何度も落ちるハメに。しかも一回落ちるとかなり戻される。
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また、この手のラジコン操作式の宿命として、視点切り替えの境界線近くで戦うと頻繁に視点が切り替わり戦いずらくなる事がる。
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攻撃の創作性にとぼしい。
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コンボは手軽にできるのだが、一方で技を自分なりに繋げていくことができない。せっかく打ち上げ攻撃などがあるのに、打ち上げ後の硬直が長く、またキャンセルも基本システムとして装備されてない。このため結局、各ディスカーマーに用意された技で締めるしかない。
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パッケージ裏には『あらゆるものを破壊 魂を揺さぶる
「超破壊」
』というロマンあふれる文章があるが、大嘘。
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実際には壊せるオブジェクトが普通より若干多いか、といったレベル。壊せないものは何をどうやっても駄目なのは他のゲームと同じ。
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むしろ、このせいで全てのアイテムを回収するために、しらみつぶしに壊して回る必要があり、かえって手間を増やしている。
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また、オープニング、説明書でも詐欺をやらかしている。
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オープニングではゼーンが石造りの召喚獣にまたがり、空中戦を繰り広げるシーンが描かれるが、こんなバトルは一回もない。
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そもそもこの召喚獣、ゲーム中では一切登場しない。いわゆる没案の一つだと思われるが、それを堂々とオープニングに登場させたり説明書に書くのはどうなんだ。
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コレに限らず、本編では全く登場しないシーンだらけであり、ハッキリ言って整合性は皆無。
モンスターに襲われ、溶岩に飲み込まれる町→町なんてゲーム中にはない。無人の遺跡を探索するだけ。火山は一応あるが、山の中腹なのでこの町の跡とは到底思えない。
天空に浮かぶ遺跡で祈りを捧げるハルモニア姫→ハルモニアは本来地上にいなければおかしいはず。そもそも地上がエラいことになっているのに、小鳥と遊んだり酷くのんきである。
街中でモンスターと戦うゼーン→前述の通り町のステージなんてない。サイクロプスが複数登場するが、コイツはゲーム中では常に1体ずつしか出てこない。
無数のモンスターを前にディスカーマーを振り回し一掃するゼーン→このシーンではざっと百体はいるように見えるが、ゲーム中では10体出てくる場所すらない。
複数頭仕立ての戦車に乗り迫り来る謎の敵→ゲーム中には出てこない。本当に謎の敵であった。
--ひょっとしてこれはアレだろうか。「画像はイメージです。実際のゲーム内容とは異なる可能性があります」というヤツだろうか。
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エンディングが手抜き。
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本編の映像とストーリー中で使われるハルモニアの歌を組み合わせただけ。見栄えはいいが、手抜き臭がする。
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敵の種類がすさまじく少ない。
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雑魚はたった5種類。しかも、蜘蛛は1ステージしか登場せず、サイクロプスは登場ポイントが限られる中ボスに近い扱いなので、実質3種類を使い回している。一応色違いや部位の違いで水増しはしてるのだが…。
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一番弱い芋虫(ロルファ)が最終ステージまで登場する有様。一応色違いで能力が強化されたり、飛び道具が追加されたりするが、根本的な解決にはなっていない。
評価点
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盾を使ったアクションの完成度が地味に高い。
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ディスカーマーは三種類あり、攻撃範囲は狭いが射程の長い「冥」、モーションは遅いが一度に広範囲を攻撃できる「天」、攻撃範囲は近距離中心だが連続攻撃でき攻撃力は最大の「海」。それぞれ一長一短で使い分けが必要。
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特性とは別にそれぞれ固有アクションがある。こちらもまたいろいろと使える。「冥」は敵を引っ掛けた状態で振り回し近づいた敵を弾き飛ばす事ができる、そして最後は投げる。「天」はディスカーマーを伸ばしたままの状態で、一定範囲を自由に操る事ができる。また竜巻を起こす事ができる。敵がどんどん吸い込まれていくのは何気に楽しい。「海」は放った後、宙に停止さる事ができ、その後ゼーンが通った後をなぞるように戻ってくる。ジグザグに走ればジグザグに戻ってくる訳だ。
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各ディスカーマーでコンボができ、その派生は多彩。基本的に二つのボタンの組み合わせなので、お手軽にコンボが楽しめる。
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最初こそ少ないが、ディスカーマーは成長させる事でバリエーションが増えていく。どのディスカーマーを育てるかはプレイスタイルしだい。
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このコンボ。技表で確認できる。技が増えたのが表で確認できるのだ。この手の技のバリエーションの多いゲームでは、一部の格闘ゲームやアクションゲームで全ての技がゲーム中にもマニュアルにも表記されてないものがある。その点では全ての技が載っているのはありがたい。
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それぞれのディスカーマーには必殺技とも言える、使い魔が召還できる。それぞれ特色があり、また使用するイコルによって三段階のバリエーションがある。攻撃力や攻撃範囲が違い使い分けが必要。また召還中は無敵が発生し、また敵のモーションを中断させる事ができる。また唯一コンボの途中をキャンセルできる技。攻撃力も高いが、付属効果が何かと便利。
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またこれらの切り替えはボタンで瞬時にでき、全く硬直がない。これがボス戦での咄嗟の切り替えにものを言う。例えば各使い魔は「天」の使い魔は攻撃範囲がもっとも広く命中率が高い。だがボス戦でモーションの遅い「天」を使う事はまずない。そこで攻撃回避やモーション停止を狙って、咄嗟に切り替えたりするのだ。
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アイテムはどれもディスカーマーで回収できる。いちいち走る必要がないので手間がかからない。
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ボスキャラは多彩で、迫力あるもの。
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乏しいザコキャラに対し、ボスはなかなか動きが豊か。それぞれ特色ある攻撃をしてくる。また攻略方が示唆されてる作りになっており、攻略しがいがある。
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グラフィックはこの時代…というよりPS2全体で見ても冗談抜きに最高クラス。
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背景の造詣がよく、ギリシャ風建築物やエーゲ海沿岸の風情がよく表現されている。
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特に空、水の表現は他の追随を許さないレベル。
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プレイ画面にマップが表示されており、迷いにくい。
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マップのあるゲームはよくあるが、メニュー画面を開かないといけないことが多い。グラフィックが綺麗な本作。場所によっては画面からだけでは道がよく分からないものもあるので、プレイ画面上にマップがあるのはありがたい。
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音楽も良質。古代ギリシャを意識した勇壮で幻想的な良曲揃い。透明感のある曲が多い。
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グラフィックに対してロード時間は皆無。
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非常にテンポ良く進められる。ただ、固定視点と一画面に登場する敵の数の少なさが理由と思われるので、あまり褒められたものでもないが…。
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クリア後に追加される「ピザーマモード」が高評価。
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簡単に言うと「ピザ屋アルゴスの配達員ゼーンがピザが無料になる30分以内にピザを届けにいく」というカオスなストーリー。
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全編台詞が書き直されており、かなり笑える。まさかのパロディモード。さらにディスカーマーは全てピザになっている。ちなみに冥がマルゲリータ、天がバジル、海がシーフードである。
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「ピザで敵を殴っていいのか」と思えるが、その辺りはゲーム中でも突っ込まれている。
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ネタ要素は他にもあり、ある条件でクリアーすると、ネタディスカーマーが使えるようになる。もちろん本編でも使える。
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たとえばさらに最高難易度で総合評価Sでクリアすると「寿司アーマーモード」出現。他には、ピザモードでのピザ、ギター、ハンバーグ、丸まってる状態のロルファ、どんぶりに入ったうどんがある。
余談
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特徴でも評価点でも問題点でもないので書かなかったが、なぜか全編英語ボイス+日本語字幕である。
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それにしても、全編英語な事といい、極小ボリュームといい、どこか某「レベルを上げて物理で殴ればいい」を思い起こさせる特徴である。ただ、本作はあちらほど酷い完成度ではなく、英語ボイスも普通だが。
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海外版が発売されているが、海外版ではゼーンの名前が変わっている。その名はライガー。実は日本版原作のラスボスの名なのだが、原作の北米版はライガーが主役の名称となっていた。
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何気に原作のリスペクトがある。封印を解く円錐形の置物は、原作のステージクリア時にあるものと同じだったりする。
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後にWii版も発売されている(テクモ最後のWiiソフトでもある)が、PS2の操作性をWiiに合わせただけという時点で…お察しください。