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バーコードワールド - (2012/11/30 (金) 22:54:19) の編集履歴(バックアップ)


バーコードワールド

【ばーこーどわーるど】

ジャンル RPG
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 サンソフト(サン電子)
開発元 サンソフト(サン電子)
エポック社
発売日 1992年12月18日
定価 7,200円
分類 クソゲー判定
ポイント ただ戦い続けるだけ
すぐ逃げる敵
バトルBGMが鬱曲

概要

エポック社から発売されヒットした電子ゲーム『バーコードバトラー2』(以下『BB2』)と連動するソフト。BB2とファミコン本体を付属の専用接続ケーブルで繋ぎ、BB2で入力したバーコードデータをソフトに転送する。
ソフトは、BB2の対戦をそのままビジュアル化した対戦モードと、RPGであるシナリオモードの2つがプレイできる。ただし、いずれのモードも最初にBB2を用いてデータ入力を行う必要があるため、BB2がないとプレイできないとパッケージに明記されている。
中古で接続コードなしのソフトを購入した場合、対戦モードはおろかシナリオモードでの新規データプレイも不可能となる。

問題点

  • 戦闘時のBGMは1種類のみ。対戦でもシナリオでもボス戦でも同じ、陰鬱な曲。聞いていると気が滅入ってくる。
    • フィールドの曲はなぜか意味もなく2種類ある。
  • 戦闘画面の右下には、「HPタイマー」というランプがある。HPが減ってくると点滅が激しくなるのだが、実は減り具合は無関係で、元々HPの低いキャラは最初から激しく点滅している。そもそもHPは敵も自分も画面に表示されているので何の意味も無い
  • シナリオモードは20種類のステージからなっている。敵のいる星で戦闘を行い、勝利すると次の星へ進める。そしてマップの最奥部にある星でボスを倒すと、その面はクリアとなる。全ての面をクリアすると、最終ボスの待つ隠し面へと進める。
    • しかし、どの面もボスへの道は1本道。さらに特定の面をクリアするとデモが入るぐらいで、他にイベントは何一つない。ただ「敵を倒して次の星へ」を繰り返し、「ボスを倒して次の面へ」。これだけである。単なる作業であり、何の面白みも無い。
    • ダンジョンもトラップも分岐点も選択肢も一切なし。
      • しかも、敵の行動も数パターンしかない。その上、後半の敵はすぐ逃げる。逃げられるとこちらがその星から追い出されるので、倒すまで何度も戦いを挑まなければならない。逃げられないように祈るしかない。
  • 職業はBB2同様、戦士と魔法使いがある。BB2では、魔法使いは武器と防具を使えない代わりに魔法を使えるというバランス取りがなされているのだが、本作のシナリオモードでは魔法使いも平気で武器防具を装備できる。つまり戦士は用なしである

総評

  • 本作を一言で表すと、「バーコードバトルをFCでできるようにすることだけで力尽きたソフト」となるだろう。
    RPGとしてはもうガタガタで、プレイヤーのことなど眼中にないかのようだ。
  • 当時BB2をプッシュしていた『月刊コロコロコミック』は、本作についても発売前は特集記事を組んでいたものの、肝心の内容自体が薄いものだから紹介できるネタが少なく、ショボさが見え見えだった。そして発売後は1度触れただけで、以後はまったく扱わなくなった。
  • 本作がリリースされた翌年、SFCで『バーコードバトラー戦記 スーパー戦士出撃せよ!』が発売されたのだが…。