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ジーキル博士の彷魔が刻 - (2011/12/01 (木) 18:12:58) の編集履歴(バックアップ)
ジーキル博士の彷魔が刻
【じーぎるはかせのほうまがとき】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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東宝
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開発元
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アドバンスコミュニケーション
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発売日
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1988年4月8日
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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何故ゲームにした? 市民から執拗に妨害を受けるジーキル博士 プレイヤーがハイド氏に変貌必至
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概要
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小説『ジキル博士とハイド氏』をモチーフとしたアクションゲーム…と思われるよく解らないゲーム。
システムそのものを抜き出せば斬新で、面白そうとすら思えるが、説明不足のため投げ出したプレイヤーが多い。
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主人公・ジーキル氏が市民や爆弾魔の妨害を避けつつ教会へと向かうのが目的。
妨害によるストレスが一定以上になると、モンスターをビームで駆逐するハイドモードに移行する。
問題点
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歩行が非常に遅い。英国紳士は走らないとでもいうのだろうか?
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他の紳士、貴婦人はものすごいスピードで走り回っているが。
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何故か最終面では少し速くなる。結婚式の時間が近くて焦ってる?
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市民の妨害(敵の攻撃)は町ぐるみでジーキル氏を殺しにかかっているとしか思えないほどに凶悪且つ執拗。ジーキル博士が何をした!?
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特に最終ステージの猛攻は鬼と言う表現がぴったり。プレイヤー自身がハイドモードに突入してしまうことうけあいである。
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以下に敵の一部を紹介する。まさに四面楚歌である。
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紳士と貴婦人:突然ジーキル博士に体当たりを浴びせてくる。紳士や貴婦人とは思えない恐ろしいスピードである。
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パチンコを持った少年:突然現れてはジーキル博士に向かってパチンコをうってくる。
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犬:ジーキル博士に突撃してくる。飛び越えても何回かはわざわざ方向転換して再突撃してくる。
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猫:普段は当たらないが、爆発音に驚くと全身の毛を逆立てて攻撃してくる。
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鳥:ジーキル博士に向かって糞を落としてくる。
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蜂:ふらふらと飛び回る。ある特徴を持つ唯一の敵。
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蜘蛛:決まった範囲をランダムに上下する。下にいれば通れないし上がったので通ろうと思ったら突然降りてきたりする。
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音痴な貴婦人:♪を飛ばしており、当たるとダメージを受ける。コインを渡すと歌うのをやめてくれる。
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爆弾魔:すれ違いざまに爆弾を置いて逃げていく今作最凶の敵。
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その他:樽、狩人が打ち落とす鳥、窓から物を投げあいながら喧嘩している人々などなど。
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一方で、英国紳士であるジーキル博士の攻撃はステッキを突き出すのみ。おまけにこれで倒せるのは蜂のみである。
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腰ぐらいの高さで突き出すだけなので蜂が腰の高さまで降りてきてくれないことには当たらない。出も遅い。
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蜘蛛が倒せればかなり楽になるのだが…蜂が倒せて何故蜘蛛が倒せない?
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片っ端から飛び蹴りを浴びせるあいつ?とは大違いである。
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最凶の敵「爆弾魔」。
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すれ違いざまに爆弾を置いて逃げていくのだが、この爆弾が異常なまでに高威力・広範囲となっている。
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見た目よりも当たり判定は数倍広い。おまけに連続ヒットすることが多く、一撃でストレス0の状態からハイドモードに突入することもしばしば。
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ステージごとに設置から爆発までの時間が異なるのだが、一面が速く、次第に遅くなっていく。
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一面では前に歩き続けても回避できないが、二面では出来る。そのため一面より二面以降の方が回避は楽である。
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ただし、遅くなっていくのは途中までで、最終面付近ではまた爆発が速くなる。
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出現頻度も高い。また、グラフィックも普通の紳士より紫っぽいだけで非常に曖昧。
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こいつの出現で人々はパニックになっているという設定らしく、こいつが現れることで貴婦人や猫なども牙を向いてくる。
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クソゲーと言われる原因のひとつが、ゲームオーバーの条件が解りづらいと言うものである。
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ゲームオーバーの条件は以下の3つである。
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1:HPが0になる。
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2:水の中へ落ちる、もしくは屋根の上から落ちる。
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3:ハイドモードでジーキルモードよりも進む。
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問題はこの3つ目の条件である。
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ハイドモードは強制スクロールであり、ジーキル博士と同じマップ(ただし、左右反転している)を左に進みながら敵を倒し、ストレスゲージを0に戻すことによってジーキルモードに戻ることが目的である。
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攻撃はBで目の前にパンチし、「上+B」でサイコウェーブという飛び道具を撃つことができる。
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目も前の敵もサイコウェーブで倒せるのでパンチの使い道はあまり無い。
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一方で飛び道具であるサイコウェーブはかなりおかしな軌道(表現不能)で飛ぶため、狙って当てるのは難しい。
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なぜかサイコウェーブで落ちているコインが回収できる。
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前述のように、ハイドモードではジーキルモードで進んだ距離以上に移動すると死んでしまうので、それまでに一定量のモンスターを退治しなければいけないのだが、ジーキルモードの難しさもあって初めてプレイした人なら大抵はすぐにゲームオーバー条件を満たしてしまう。
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おそらくこのゲームを前提知識なしでプレイした人の大半はスタート直後の爆弾魔でハイドモードになり、その後すぐに条件3によってゲームオーバーになるハメになると思われる(下記のAVGN#EP:2でもそうなっている)。
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また、このゲームオーバーの演出(落雷に打たれる)があまりに唐突に出現するため、プレイヤーには何が起こったか解らず、
妨害にキレたジーキル氏が、突然変身して突然雷に打たれる謎のシーンにしか見えない。
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なお、詳しいルールはここを参照すると解りやすい。
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エンディングは2種類あるが、ハイドモードへの移行を極力避けるとバッドエンドになる。
早い話がグッドエンディングのほうが簡単に到達できる。
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曲数が少なく後半になっても変わらない(雰囲気は良い)と、クソゲーの要素を手堅く押さえる。
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クソゲーレビュー番組AVGN(旧ANN)が最初期に扱ったゲームの一つ(EP02 2004年製作・2006年youtube公開)。ジェームズ・ロルフ氏はこの回にて、「ポン(ピンポンゲーム)の方がマシだ」「このクソに近づかないでくれ」「1円であっても買うもんじゃない」「プレイするな」「エミュでもやるな(≒貰ってもやるな)」「粉々に叩き割れ」と散々な評価を下している。
また同番組の他のラインナップと見比べても、かなり放送時間が短い(「やりたくないから」と言う理由)。
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肝心のゲームプレイ時間も2分あるかどうか、というほど短い。かつてやったときあまりの意味不明ぶりにトラウマが出来てしまったようだ。
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2010年10月に配信されたEP95にて6年越しの再レビューを敢行している。
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何故か海外版ではステージ数が減り、その分同じステージを何回かやらされるらしい。日本語版と一面が違うのはそのため。
再レビュー