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仮面ライダー クライマックスヒーローズ - (2012/07/06 (金) 14:50:08) の編集履歴(バックアップ)
仮面ライダー クライマックスヒーローズ
【かめんらいだー くらいまっくすひーろーず】
ジャンル
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対戦格闘
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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エイティング
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発売日
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2009年8月6日
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定価
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6279円
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分類
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ガッカリゲーでは済まないクソゲー判定
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ポイント
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何もかも薄い ギャラリーダメ過ぎ 打撃音が軽すぎで爽快感なし
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仮面ライダー対戦格闘シリーズリンク
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概要
平成仮面ライダーシリーズ10周年記念番組『仮面ライダーディケイド』に合わせて発売されたソフト。
仮面ライダー関連の家庭用ゲームとしては久々のタイアップ作品(家庭用ではパチンコゲー、アーケードでガンバライドなどは出ていた)であり同番組同様、10大作品のライダーが共演する事が本ソフトの売りとなっている。
仮面ライダーの格闘ゲームは、『1号』、『V3』、(以降は放送に合わせて)『クウガ』~『カブト』と9作発売されていたが、『電王』『キバ』はゲーム化されなかったため、両番組のライダーは本作が格闘ゲーム初出演となる。
前評判
ライダー格ゲーは、『アギト』まではKAZeが制作していたが、『龍騎』以降はデジフロイドに交代した。
このデジフロイドのライダーゲーは、番組内容に関する台詞やアクションといった小ネタは満載なのだが、格ゲーとしてはどれも大味な造りであり、評価は低かった。
しかし06年の『カブト』だけは、ネタ・ゲーム性共に非常に評価が高く、「デジフロの奇跡」「スタッフはワーム怪人に擬態されてるんじゃないか」とまで言われた。
当然翌年のライダーゲーにも期待は寄せられたのだが…なぜか2年続けてゲームは発売されなかった。
そして09年。『ディケイド』の番組が歴代ライダーを次々に登場(リ・イマジネーションではあるが)させて話題となる中、遂に3年ぶりのライダーゲーが発表される。
カブトゲーの出来に魅せられた人々や『電王』以降の番組のファン達は、待ちに待ったゲームの発表に歓喜した。
「あのカブトゲーを更に上回るソフトになって欲しい」「色々なライダーを使って夢の対決を実現させたい」…そういった期待が煽られていった。
しかし情報が明らかになるに連れ、次第に不安が広まり始める。
制作会社がどこかは明かされず、グラフィックはデータカードダス『ガンバライド』からの明らかな流用。バトルは3Dではない。
更に主役10人以外の登場キャラについては全く触れられない。カブトのように一向に最強フォームが紹介されない者がいる…。
そしてこれらの不安は、見事に的中してしまう事になる。
問題点
キャラクター
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登場キャラが少なすぎる。対戦モードでは、主役10人以外で使用できるのはゼロノス・名護イクサ・ディエンド・ダークディケイドのみ。
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「仮面ライダーダークディケイド」は、このゲームオリジナルのキャラクター。ディケイドからファイナルフォームライドを除いた劣化コピーキャラ。
しかもダークとついてはいるが対戦などで使用してもストーリーモード以外特殊なセリフは一切なく、ただ元の声を低く暗い感じに加工しただけ。
セリフ内容自体は一切変更なし。
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また、セリフに変更は無いせいでボイスにマッチしたセリフがストーリー時以外皆無なため非常にセリフがダサい事になっている。
さらに超必殺技が本物と同じくコンプリートフォームでのキックなのだがこちらは色の変更すら無いという超絶手抜きっぷり。
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オートバジン(バトルモード)、ガタック、G3-Xはストーリーモードの特定の面でしか使用できない。
しかもフォームチェンジや、それに代わる特殊能力も無い。
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この3キャラは必殺技も持たない。ガタックはクロックアップや原作での必殺技であるライダーキックorライダーカッティングは使用不可能だし、オートバジンは原作にあるバスターホイールによる射撃ができない。
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もちろんガタックのフォームは地味なマスクドフォームと企画限定であったハイパーフォームしかない。
G3-Xも設定上かなり難しいのだがせめて必殺技はつけて欲しかった。
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特にオートバジンは、公式ブログで「本作に登場するキャラはライダーだけじゃない!」と写真入りで紹介しておきながらこの扱いである。
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ダークライダーたち(リュウガ、ダークカブト、ネガ電王)は、やはりストーリーモードの特定の面で敵として登場するのみ。
しかもダークディケイド同様「本物の劣化コピーキャラ」である。
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王蛇に至ってはOPにも出ているというのに、実際はディエンドの技で召喚されるのみである。
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また、ファンからは龍騎の相方でありもう1人の主役でもあるナイトの方を何故出さなかったという声も出た。
なおガンバライドには王蛇よりも早く参戦していたため余計にこのおかしな点が目立つ事になった。
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と言うか、そもそもガンバライドの流用ならもっとキャラを出せたのでは。
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怪人キャラは一切出てこない。後の『W』では出ていたためバッシングを喰らった。
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「電王」~「ディケイド」以外の番組のキャラは、全員TVの役者とは違う声優が声を当てている。
若干似てる・似せようと頑張ってる人もいるが、殆どがキャスティングの時点で似せる気ゼロである。
まあ一応響鬼の声を当てた声優はそれなりの評価を受けたが…
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特にガタックの声がとても似ていない、声以前にキャラが違う。
海外のファンからも低評価が下されてるらしく、以後のシリーズからも変わってないので動画サイトのクラヒーシリーズの動画のコメント欄の英文のコメントを翻訳すると「似てない」「変な音」酷いのは「迷惑な音」などと言われる始末。
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「電王」「キバ」のキャスティングもイマジンたち、キバットやタツロットを演じた声優陣は同じ人物なのだが、野上良太郎、桜井侑斗などを演じた俳優陣は別人。
キバに関しては主演俳優が既に一定の名前を挙げていたのでこれはしょうがない。非常に残念だが。
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しかし平成ライダーシリーズ開始から既に10年経過しており、当時の役者を揃えるのは難しいため、これは仕方のない事だろう。
大きな問題はやはり大味なシステムとキャラ、フォームの少なさ。
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ちなみにスタッフロールに声優名は表示されるが、誰が何の役を演じているのかはまったく表示されない。声優に詳しい人でないと判別は不可能。
一応ウィキペディアには載っており結構名前がそこそこ知られてる声優も多い…なのになんだ…?あの棒読みは…
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まあ、ディケイド番組内で『リ・イマジネーション』というオリジナルライダーに近い存在(似ても似つかない場合もある)が無数にいる事が判明したので、彼らもその一種と考える事も出来なくもないが…。
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「フォームチェンジ」を活用したバトルを売りにしていたが、これは悪い意味で公式の情報通りであった。
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フォームチェンジを売りにしている割には、登場しないフォームが多く存在する。理由としてはガンバライドからグラフィックを流用した事が原因かと思われる。
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数話しか使用されなかった基本フォームの能力を全て持つフォームや中間フォームならまだしも、作中で大きな活躍をした「最終・最強フォーム」が存在しないライダーも居る。
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「子供が知らない・喜ばないフォームは入れない」と言う姿勢ならまだ良かったかもしれないが、何故かクウガのアメイジングマイティフォーム、アギトのトリニティフォーム等、いまいち出番の少ない影の薄い形態は登場している。
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一部のフォームは必殺技デモのみで操作が出来ない。ライナーフォーム、アメイジングマイティなど。
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クウガ・電王・キバは、バトル開始前にフォームチェンジを3つのうちから1つ選ぶ仕様になっており、劇中で見られた「複数のフォームを状況に応じ切り替えて戦う」ことができなくなっている。
Wii版のWは全てではないにせよそれが可能になっているので「何故最初からそうしなかった!!」と余計にバッシングを受けるようになった。
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おそらく『W』との開発時間が同一進行だったため差別化させるためにしたものと思われる。おいおい…。
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ファイズはアクセルに、ブレイドはキングに、響鬼は紅に、キバはエンペラーにしか変化できない。
特にキバに関してはドガバキエンペラー除く全フォームがガンバライドで既に登場していたためエンペラーしか登場しない事が余計に叩かれた。
せめてアギトのトリニティのようにドガバキフォームで出すぐらいは出来なかったのだろうか。
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なおキバのガルルセイバー、ドッガハンマーはエンペラーフォーム時に特殊攻撃として使用可能だが、原作同様エンペラー状態でのバッシャーマグナムは使用できない。
なるほどしっかり小ネタを仕込んできている。
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と言ってもおそらく技数の都合で、深くは考えていないと思われる。
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そしてカブト、ガタック、ダークカブトはライダーフォームのみで即ちフォームチェンジが無い。
マスクドフォーム・ライダーフォームの使い分けが重要だったカブトゲーとは大違いである。やはりガンバライドからグラフィックを流用したことが原因か。
必殺技・ネタ
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必殺技の選定基準も不可解。アギトは原作で1度しか使われず、最強技でもない上に敵を逃がしている「バーニングボンバー」。
龍騎はファイナルベントはおろかシュートベントのメテオバレット(一応演出内には登場)でもない技(劇場版の最後?)である。
演出も何かがおかしくなっており、戦う事を望まないはずの五代雄介が出会い頭にアメイジングマイティキックを叩き込んで「よし!」と満足したりしている。
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まあドラゴンファイヤーストームは表現の問題で出せないのでしょうがない。当時よりも今は規制が厳しいためか。
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だが後の『オーズ』では最後の部分がおかしくなってるが一応再現されており、単なる手抜きであることが分かる。
また、ガンバライドでは色々工夫されてるとはいえ一応再現されてる。ガンバライドは規制の表現がよく分からないという問題もあるのだが…。
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アギトバーニングフォームが超必演出中に、バーニングライダーパンチという凄まじいパンチを打つのだが、打つ時は打撃音が後述のままであるため、原典のすさまじい破壊力の感じが全く再現出来てない。
擬音で表すと「ボスッ」というなんとも酷いもの。
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それまでのデジフロライダーゲーは必殺技の再現だけはしっかりしていただけに、この技のチョイスは多くのファンを落胆させた。
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ハードがPS2に移行した『555』以降定番であったはずの、戦闘前後の台詞ネタも殆ど無い。
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対戦モードではクウガとアギト、電王とゼロノス、キバとイクサ、ディケイドとディエンドの組み合わせでしか特殊セリフをしゃべってくれない。
ストーリーモードではG3-X対クウガ・アギト、龍騎VSリュウガ、カブトVSガタック・ダークカブトの場合、特殊セリフは出る。
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打撃音などが爽快感がわかないほど酷い。まるでダンボールを叩いてるかの様とさえいわれる。
超必殺技の爆発もショボすぎる。軽く煙が出る程度。
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演出は仕方ないにしても、フォームチェンジや電王ライナーフォーム必殺技「電車斬り」などで効果音でさえ間違っているかあるいはオミットされている場合が多い。
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攻撃等のモーションに非常に流用が多く、キャラごとの個性ある攻撃が殆ど無い。これは特にガタック達に当てはまる。
おまけにこの流用のせいで例えばカブトが攻撃を決めた後にディケイドの攻撃後の癖である手を2度叩く動作をやりかけたり、やったりする等、かなり適当でファンからみれば激怒物。
グラフィック
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キャラのポリゴンが止まっているときも妙にカクカクしていて揺れている。
必殺技発動時も動きがあまりにも単調と言うかここも妙にキャラのグラフィックが揺れている。
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お世辞にもステージの背景のグラフィックは褒められたものではない。
これまでのライダーゲーでは綺麗なほうだがPS2末期、どうにかならなかったのか。
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今作は少しステージやモデリングがキザキザしてる。
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ポリゴンも元々ガンバライドのグラフィックが褒められないので手直しもしない結果、褒められないレベルに。
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しかし『カブト』よりは一応進化はしており雰囲気は再現されている。また3作目の『オーズ』は一部キャラがガンバライドから手直しされている(劣化したポリゴンもあるが…)。
最初からやりましょう。
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一部キャラの必殺技時の動きがカクカクであったり、機械的な動き丸出しである。本当に酷いのはPS1、64レベルのカクカク。
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例を挙げるとキバエンペラーの「エンペラームーンブレイク」時のキバの動き、ファイズアクセルの「アクセルクリムゾンスマッシュ」時の攻撃を食らっている相手の不自然な挙動。
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ただし格闘中の動きは監修もあり、まあまあの再現。しかし必殺技は出来の良さが分かれてしまっている。一部は監修したのか疑問なレベル。
ゲームモード・システム
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ガードに耐久値があり一定以上ガード状態でダメージを受けるとガードが解けるのだが、これが1コンボ丸々当てただけでガードが解けてしまう貧弱仕様。
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これまでのライダーゲーにはあった、攻撃の上中下の打ち分けが無い。これによって射撃キャラクターが非常に有利になってしまった。
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G3などの銃使いライダーは弱いと言われる本編とは大違いだ。カブトゲーでも銃使いであるドレイクは遠距離攻撃が非常に強かったのだが。
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サポートキャラを召喚する事ができるが、相手がサポートキャラを召喚している間はこちらはFFRや召喚などが行えない。
ちなみにこれはディエンドの王蛇召喚にも適用されるので、元々の性能と相まってディエンド無双と化す。
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スライディングの当たり判定が異常で起き上った瞬間にやればほぼ確実に当たり、そこから吹き飛ばし強攻撃→スライディングのお手軽で強力なループコンボが可能。
しかも吹き飛ばし攻撃を当てるとヒット数がリセットされる為威力が安定して高く、あっという間に相手は死ぬ。
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尚、サタケイド曰く永久が無いように調整したとのことだが明らかに大ウソである上に調整不足である。
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電王のアシスト技であるデンライナーが異常なまでに便利。
スペシャルアタックでは大威力の光弾が大量に降り注ぎ、スペシャルガードでは一瞬で相手に光弾直撃する。おまけにダメージもデカい。
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しかもフォームチェンジ中は使い放題の為、基本的にチェンジしてデンライナーを呼んでれば大抵の場合勝てる。
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メインのストーリーモードは、100面以上あるという触れ込みだが…実際はストーリーらしきものがある面はほんの一部で、後は全て「ライダー○○を使ってライダー××を倒せ!」というだけの面。
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そのストーリーも「最初はライダーがディケイドを怪しく思い戦いを挑んでくるがカードを見せると納得、仲良くなる」というテンプレである。
しかも半端にディケイドを絡ませたせいで最強の敵を目前にしながら何故かライダー同士で戦ったりと訳がわからない。
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「○秒以内でクリアしろ!」など条件が指定されている面もあるが、その条件のバリエーション自体が乏しい為、途中から只の作業と化す。
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しかもクリアできる順番に無意味にルート分岐がある上、画面上ではルートが確認しづらい。
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『555』以降毎回あった筈のフリーバトルモードが無くなっている。従って1人プレイでは、好きな相手を選んで対戦する事ができない。
にもかかわらず士(ディケイド)は「好きなヤツと戦えるぜぇ」とウソの発言をしている。
一応目当てのキャラが出るまでキャンセルし続ければ出来るが…。
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番組に関する様々な情報を閲覧できる「ギャラリー」というモードもあるが、これも問題だらけ。
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ライダーの原作での名台詞を再生できる機能があるのだが、なぜか1つの台詞を2~4分割して収録している事が多い。
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むしろ声がほとんど違う時点でこんな機能はいらないであろう。
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更に、イクサの台詞がファイズの項目に間違って入っている。
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各番組の概要を紹介する項目もあるが、ストーリーモードで流れるデモをそのまま流用しただけ。しかもボイスなし。はっきり言って
この項目自体いらないだろう
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余談だが紹介の内容でも「キバ」はかなり酷い説明をされている。
ソフトに付属するアンケートハガキに「電王が出ていたから」「ディケイドが出ていたから」という項目は存在するが、「キバが出ていたから」というのは存在しない等。
ボイスもマスコットのキバットの方が主役のキバより多いという有様。だがこれは渡の声が違うためむしろこれでよかったという声がとても多いので大した事ではない。
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「写真」「カード」は、ストーリーモードで勝利するたびに1つずつ入手できるのだが、どれを入手できるかはランダムであり、既に入手済みのものを何度も入手してしまう。
『アギト』を最後に、入手済みのカードはもう手に入らない仕様になったはずなのになぜ退化させるのか?
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しかも「写真」は、只の劇中写真を見られるだけで、ボイスやサウンドなどが仕込まれているわけでもない。これまた退化である。
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「カード」はガンバライドで発売されているデータカードダスの映像を閲覧できるだけ。ますます意味がない。『剣』の時も同じ事をやって叩かれた。
その他
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一番解らないのは、オリジナルの主題歌を歌っているのがライダーとは関わりの無い古谷徹だという事である。
古谷徹氏は「機動戦士ガンダム」のアムロや「ドラゴンボール」のヤムチャで知られる大御所声優なのだが、平成仮面ライダーには全く縁のない人物である。
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曲調も昭和ライダーがいるわけでもないのに昭和テイストなのは一部から批判の声も上がる。
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最初は平成ライダー風に合わせて曲を作ったのに、あえて古くさいテイストにしたことがブログに記載されている。
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だがむしろこんな出来のゲームにはもったいないぐらいいい曲で最後の良心とさえ言われることもある。
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OPデモはこれまであったようなCGを使った演出ではなく、ゲーム内画像を流すだけ。しかし、主題歌のおかげかそれなりには見れるレベル。
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『ディケイド』をはじめ、番組の主題歌や挿入歌は一切収録されていない。そもそもBGMからしてオリジナルばかりである。
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『アギト』以降のゲームでは、敵を追い詰めると挿入歌が流れるという演出もあったのに、それすら失われた。
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公式HPにはドリームマッチという企画があり発売前に夢のキャラクター対決(クウガ・ドラゴンフォームと電王・ロッドフォームのロッド対決など)が行われていたが、そのどれもが酷い出来。
両者の性能、腕に差がありすぎて終始一方的な展開で終わるという負けたキャラのファンにはショックとしか言いようが無い有様。
しかもたった3回しかやっていない。使われてないキャラもまだいるのにである。
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説明書が誤植だらけで、発売当日に公式サイトに正誤表が載る有様。ゲーム中にチュートリアルがあるのがせめてもの救い。
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ついでに言うと同梱のアンケートハガキにも「アギトのゲームはPS2」と誤記されている(実際はPS1)。
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ちなみに「次に出して欲しいソフト」の項目に「ディケイドのゲーム」「電王のゲーム」という表記はあるが、「キバのゲーム」という表記は無い。
ただ、ゲームの発売当時には既にシリーズが完結していたキバと違って電王はテレビシリーズ終了後も映画で続編が制作されている現役の仮面ライダーなので、この扱いの差も当然であろう。
ヘイワナセカイ
キャラゲーとしてはネタ度・再現度・キャラ数とどれも薄く、では格ゲーとしてはどうかといえば(子供向けという事を差し引いても)キャラのバランスが悪いなど、歴代ライダーゲーの中でもかなり中途半端な出来。
あからさまに中途半端さが目立つのにブログ上ではスタッフは満足しており、元気度は常時100%超えなのが腹立たしい。
本作のプロデューサーは自らをサタケイドと名乗っており、まさしくライダーゲーの世界を破壊したと言っても過言ではない。
一応こうなった理由として、従来のライダーと違い『ディケイド』の放送は7ヶ月だけと決まっており、その上番組終了前に出すため、開発期間が従来のゲームより短かったと予想される。
クソゲーと言うよりはどちらかと言えば期待より遥かに出来が悪かったというガッカリゲーである…と言われていたが、最近になりあまりにも薄いゲーム内容にクソゲー判定を下すライダーファンがほとんどである。
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本作は末期状態のPS2市場だったのだが2000万台の普及率やディケイドのブームも手伝ったかこの内容で9万本を記録。
しかし移植の『W』は内容の酷さでファンが失望したのがあり3万本売り上げを落とし、値下がりも早かった。
参考動画
ライダー大戦はWii版へ…
後にWiiにて移植版にあたる『仮面ライダー クライマックスヒーローズW』が発表された。
発売後ほぼ間もなくの移植にファンは怒りを覚えたが、サタケイドはなんら悪びれもせず自らこのゲームを有料体験版と言い放ちファンを激怒させた。
移植にあたりバージョンアップしており、Wの名の通り仮面ライダーWが参戦するほか、開発中の画面では『カブト』のワームサナギ体が確認された。
さらに前作で使えなかった、G3-X、リュウガ、オートバジン、ガタック、ダークカブト、ネガ電王が参戦決定、さらに公式の発言は新たな参戦者の存在を匂わせていた。
その後、一定の売り上げは安定して出せたために、オーズ、フォーゼと、新ライダーがスタートする度に発売。
作品を重ねるごとにキャラクター・必殺技のバリエーションが増えて徐々に評価は上がっていき、『オーズ』以降は十分遊べるレベルの作品との評価を受けるようになった(本wikiに載ってしまっているのは『W』までで、『オーズ』からはめでたくゲームカタログwikiへと移行している。このまま良作・名作まとめに載れればいいが)。
そのため本作はさらに評価を落としていくハメになった。