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黄金の絆 - (2012/04/26 (木) 19:13:01) の編集履歴(バックアップ)
黄金の絆
【おうごんのきずな】
概要
通称『絆』『オゴーナ』『オギャー』。
「絆」をテーマにした(らしい)3DアクションRPG。
大量の敵を殲滅したり、主人公より遙かに巨大なボスと戦ったり、「ペンシルシェーディング」と呼ばれる柔らかタッチの描画が特徴。
依頼された戦闘クエストや「絆クエスト」と呼ばれるイベントクエストをクリアすることで、本編のストーリーに挑戦できる形式になっている。
問題点
ゲーム中の問題点
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非常に長いロード時間。
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もっとも長くかかるのがダンジョンに入る際のロードで、
最大40秒
。メニュー画面を呼び出すだけでも数秒読み込む。
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町に入る際は15秒程度のロードで操作できるようになるが、読み込みが完了しておらず、町人が遅れてポツポツと出現してくるなんてことが起こる。
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メニュー画面は街でしか開けない。このため、戦闘中は使用アイテムの入れ替えや装備の変更ができない。
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成長はステータス上昇のみで、新しい技の習得などの要素がない。
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雑魚敵は大量に出現するが、動きがとても悪く攻撃頻度が低い。一度に攻撃してくるのはわずかな数の敵だけで、大半の敵はほとんど棒立ちと言っていい状態。
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攻撃の当たり判定が大雑把で、個性の強い敵も少ないなどアクション性に大きく欠ける。
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ゲームバランスが悪く、シナリオ進行に合わせ敵の攻撃力が極端に向上する。
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さらに、最初のダンジョンで雑魚にHP全快の状態から一撃で倒されたという報告もある。調査によると、敵の中には他の雑魚と全く同じ姿でありながら、3倍くらいの攻撃力(≠3倍のダメージ)を持つものが紛れ込むことがあるらしい。無双シリーズで例えるなら「一般兵の中に、全く同じ姿で呂布が潜んでいた」と言えば一発で分かるだろう。
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主人公がダメージを受けたときの無敵時間がないため、一撃で死なずともかのクロスソードやデスクリムゾンのように不条理なタコ殴りを受けて死亡することも。なんなんだこのゲーム。
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攻撃などの戦闘エフェクトが大変しょぼい。
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特に効果音は「攻撃がミスした場合もヒットした場合もほとんど音が変わらない、ジャキンジャキンとうるさい剣撃」「巨大ボスが踏みつけてくるのに地響きどころか一瞬ボスッという音が鳴るだけ」といったように、迫力を完全に殺してしまっている。
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ラスボスと隠しボスを含め「巨大ボス」が5体登場するが、骨組みの部分が完全に使い回されており、攻撃モーションなど基本的な造形がどれも全く一緒。派手な攻撃は少なく攻撃が単調な上に体力が無駄に高いので、嫌になるほどの作業が長ったらしく続く。
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ムービーや通常時の3Dグラフィックはさほど問題ないのだが、大半の会話は声も付いておらず、文字と3Dキャラの簡単なアクション、効果音だけで表現される上に動きも稚拙。
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「キャラクターが突如斬り掛かる」シーンが「横にスライド移動して戻る」だけで表されていたりなど、一部におけるテキスト内容とキャラクターの動き・演出の乖離が余りにも酷い。
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ストーリー上重要な会話でもこの人形劇のような会話で済ませてしまうことも少なくなく、特にオープニングやエンディングにまでその稚拙なボイスなしの会話シーンが挿入されている。
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こんな出来にも関わらず価格は7140円とフルプライス。通販サイトAmazonでは一か月で価格が大暴落した。
広報などにおける問題点
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トレーラーでのコピー曰く「Wii史上初、本格派ARPG登場」。まさに(笑)である。
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公式サイトでは一時期ソース内に無関係の他社ゲームの名称を混ぜて検索に引っ掛けようとしており、それを知ったネットユーザーに悪印象を残した。
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公式サイトそのものの作りにも自己主張の激しい開発者紹介欄や改行のおかしい文など、不出来が何箇所か指摘されている。
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さらに、見た人もいるだろうがTVCMはスタッフの正気を疑うほど飛びぬけたもので、悪い意味でインパクトを残してしまった。
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ちなみに未公開となったCMのうち、一つは非常にまともな出来である。現在は公開終了中。
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なぜこちらのCMを未公開にしたのか、理解できない処置である。
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もう一つのほうはあまりに意味不明すぎて、未公開にして当然の処置ではあるが。
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公式掲示板がなぜか2ch風。
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当然のごとくお祭り状態で、公式掲示板として全く機能していなかった。
余談とその後の展開
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こんな出来ではあるが、無料配布されたチラシは非常に熱が入っており、あたかも良作のように見える出来であった。
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社長は3年の開発期間と4億の開発費をかけたと述べており、ブログ上で開発会社をこき下ろした。
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メーカーが初めてクソゲーと認めた作品であるかもしれない。
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ファミ通のレビューでは17点という低評価を受け、発売後は特集「あのゲームが失敗した理由」にも載った。ちなみにクソ格ゲーの代表「ウィンディ×ウィンダム」やKOTY2009据置部門ノミネート作「戦国天下統一」なども同じく名前が載せられている。
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なお、ゲームラボの日本クソゲー大賞に選ばれた。ただし第一の判定根拠はかの四八(仮)に26点をつけたファミ通レビューである。
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崩壊へのカウントダウンなる冗談じゃないキャッチの謎企画が始まる。そして…。
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「the rpg(仮)」なる、ユーザーからのアイディア・デザインを募りそれをゲームに盛り込むという企画を発動。「WiZmans World」(ワイズマンズワールド)と改名し、最終的に2010年2月25日に発売にこぎつけた。
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今の時代には珍しい、全てがドット絵のゲーム。難易度も温すぎず難しすぎずの調整が施されており、戦い方を考えさせるRPGとしてはなかなか。見た目やストーリーから人を選ぶ点はあるものの、こちらはそれなりの出来である。
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余談だが、2ちゃんねるのゲハのコテハンである「まこ8(マコハチ)」が出演したり、募集されたアイディアとデザインの9割がネタ投稿だったりと、無茶苦茶カオスな有様を見せていた。