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サンリオタイムネット 過去編・未来編 - (2009/10/14 (水) 17:47:15) の編集履歴(バックアップ)


サンリオタイムネット 過去編・未来編

【さんりおたいむねっと かこへんみらいへん】

ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイ
発売元 イマジニア
開発元 トーセ
発売日 1998年11月27日

ある日、主人公の元へ一通のメールが届く。その送り主である老人は、タイムネットの世界を救って欲しいと頼む。 どうやら、タイムネットを司る「時の柱」が何ものかによって壊されたらしい。 そして主人公はタイムネットの世界へ旅立ち、時のかけら(モンスター)を集め時の柱を直しつつ、犯人を突き止める、と言うストーリー。 当時人気絶頂の「ポケットモンスター」同様に、モンスターを捕まえて育てて行くと言う物だが、

  • 全体的にゲームバランスが悪い。
    • やたらモンスターの属性がたくさんあるが、相性はあってないようなものであり、威力が高い技なら殆どゴリ押しでも勝ててしまう
    • レベルは技にも設定されており(技レベルが上がると新たな技を覚える)、技を多く使う程経験値が溜まると言う物だが、お陰でレベル上げが二重苦になる。
    • モンスターに技を覚えさせるためのアイテムである「スキルパック」は、どのモンスターにも自由につけ外しができる上、強力な物も多いため、モンスターの個性を消している(ただ、能力が高いモンスターに強いスキルパックをつけるだけで良い)
    • 敵のレベルが突然跳ね上がることがある。
      • 最初の村にある洞窟に、いきなりレベル10代のモンスターが出る。うっかり迷い込んで全滅した者多数。
      • 通常エンカウントで、レベル20代程度の敵しか出ないはずの所でいきなり40代の敵が出現する。
      • ラスボスのレベルは99。その前に戦うライバルは40代なのに。
  • ダンジョンや町が非常に広い。それでいてエンカウント率が高く、常にソーラーバイク(移動速度が上がる。ポケモンで言う「自転車」)で移動する事を前提として作られているようにも思える。当然ソーラーバイクのない序盤は苦労する。
    • そして町でも普通にモンスターが出現するので、探索が大変。
    • しかも戦闘に入ると、「ポケットモンスター」では確実に逃げられる位差があっても、一度では逃げられない場合が多く、エンカウントを阻止するには店に売っている消費アイテムを使用する必要があるが、膨大に移動する必要がある今作においては、雀の涙程度の効果時間しかない。
  • 顔の潰れたばあさんのモンスター「おしぶババア」、大便に顔と体をつけた「ウンチンボーヤ」(過去編で最初に選ぶ3匹のうちの1匹)、化粧の落とし跡の「ガンタク」等、モンスターもかなり異色で好みが分かれる(普通に万人受けしそうなモンスターもいるが)。
  • また、「サンリオ」とある通り、サンリオのキャラクターが多数出演し、主人公に勝負をしかけてくる者もいるが、どいつもこいつも小汚い口調で襲いかかってくるのでイメージぶち壊し。しかも、前述した奇妙なモンスターたちを出してくるのでさらに不釣合い。
  • 全体的に無駄に難易度が高く、謎解きや隠し要素(ほぼノーヒント)、恐ろしく強いのにニ連戦のラスボス等至る所が理不尽。特に、シナリオを進める上で重要アイテム「ウイングクリスタ」については、公式サイト(現在は閉鎖)で入手法が載せられた程である。
    • フィールドに表示されないアイテムは「おたからたんちき」と言うアイテムで拾うのだが、アイテムのある位置は教えてくれない為、攻略本で場所を知っても虱潰しに歩き回らなければならない。
  • 過去と未来が自由に行き来出来ない。
  • 時の柱を直す為に必要なモンスターは161体で、直さなければ終盤のシナリオが進まないのだが、モンスターの種類も全161種類であるため、紛らわしく勘違いし、挫折する人も多かった。
  • ……等で、「劣化ポケモン」と言われがちだが、状況によって変化する戦闘時の音楽や、フィールド曲などBGMは良好。コアなファンもそれなりにいるようである。
  • 因みに、シナリオは当時まだ無名だった直木賞作家の桜庭一樹氏が執筆していた。