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Custer's Revenge - (2011/04/28 (木) 08:05:49) の編集履歴(バックアップ)
Custer's Revenge
【かすたーず りべんじ】
ジャンル
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?
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対応機種
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ATARI2600
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発売元
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Mystique
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発売日
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1982年8月13日
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分類
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クソゲー・商品仕様や企業態度に問題のあるゲーム判定 (一覧では前者として扱う)
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ポイント
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仕様がクソ PTA・インディアン団体に喧嘩を売るが如きゲーム まさに誰得 北米版クソゲーワースト3位(参考)
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WARNING!!!!!!!
本作はエロ要素のあるゲームです。
概要
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史上初の家庭用ゲーム機用エロゲーとでも言えばいいか。
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なお「史上初のアダルトソフト」になると1981年の「Softporn Adventure」(AppleII用)が一番最初らしい。
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こちらはショボいテキストアドベンチャーだが、それでも抗議が殺到したとか何とか。
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日本においては82年に出された光栄マイコンシステム(現コーエーテクモゲームス)のマイコンソフト「ナイトライフ」が一番最初と言われる。ただしこれは「性生活支援ソフト」でゲームでは無い。
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カスターとは南北戦争とインディアン戦争で活躍したアームストロング・カスター少佐のこと。
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北軍として南北戦争で活躍した人物だが、インディアンを蛮人と侮って虐殺、部族同盟軍の逆襲によりリトルビッグホーンの戦いで戦死した。その後のインディアンとアメリカ白人との抗争に火をつけた男である。
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妻共々マスコミ上で功績を宣伝したため当時では英雄扱いされていたが、現在はネイティブアメリカン虐殺などの行いが露呈され評判が割れている。
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近年では「ナイトミュージアム2」に登場していたので、知っている人も多いだろう。
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ゲームの内容は「人型のドットを空から降ってくる槍を避けながら進ませ、画面端にいる女性のドットを(自主規制)する」というもの。「回数」が得点になる。
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槍は落ちてくる途中で消えるため、あとは推測して避けなくてはならない。
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一応槍を避けるというゲーム性はあるが、ATARI製ソフトの中では断然ゲーム性に乏しい。
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スクロールもしないしキャラクタに顔が無い。
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というかそもそも、わずか十数ドットで描かれた自称人間はちっとも性的に見えない。
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そのくせカスターのアソコだけはきちんと描写されている。しかも勃つ。
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文字通りの「誰得」ゲームである。
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あまりにもアレだったため、人目に触れない販売形態をとっていても、女性団体・人権団体・教育委員会とありとあらゆる団体から非難を浴びた。
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「インディアンを侮辱し、女性達を侮辱し、親たちを侮辱し、子供達は言わずもがな、俺も同じ気分だ。くだらないゲームだからな」とはAVGNの言であるが、まさにそんな感じのゲームだから当然と言えよう。
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この調子ではATARI社そのものも侮辱していると言える。
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このソフト、子どもが誤って買うことがないよう、皮製のケースに収められ、店のカウンターの奥でひっそり売られていたという。
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こんなソフトだが、話題性も手伝ってか全米で8万本売れた。
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過剰な反対運動が、却ってそのゲームに似つかわしくない
売り上げを寄越してしまうのは、どこの国も同じ。
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当時のATARIはソフトがあればあるほどいい、と制限やプロテクトを設けなかったためソフト会社が乱立しこのようなアレなゲームが多く産み出された。
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本ゲーム制作のMystiqueも「Kaboom!」や「ブレイクアウト」といった名作ゲームのキャラを男と女に変えただけのゲームを乱造して荒稼ぎしていた。
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このような粗製乱造のソフトを黙認していたことが(それだけが原因ではないにしろ)やがて「アタリショック」を引き起こすこととなる。
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当のアメリカ人も、このゲームにはさすがにガマンがならなかった様で、
今でもE.T. The Extra-Terrestrial、Pac-man(ATARI2600)と並んで史上最悪のゲームランキングの上位に食い込む。
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上記のとおり、北米版クソゲーワースト3位にもなっている。
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というかこの三作で「ATARI2600三大クソゲー」とでも言うべき確固たる地位を築いている。
尤も、他にもショボイゲームは正直いくらでもある訳だが。
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かのAVGNでもepisode 32「Atari Porn」で紹介され、ロルフも流石に怒るを通り越してただただ呆れていた。
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こういったソフトの系譜はやがて「非公認ソフト」として裏で生き続けることになる。
外部リンク
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Wikipedia英語、日本語
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動画を見てみればいいが、はっきり言ってなんでこんなゲームを作ってしまったのか理解に苦しむ。