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SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー - (2011/04/19 (火) 02:09:56) の編集履歴(バックアップ)


SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー

【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむふぃふてぃしっくす ざ すないぱー】

ジャンル シューティング
対応機種 プレイステーション
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ソル
ベストメディア
発売日 2001年3月22日
定価 1,500円(税抜)
分類 バカゲー判定
ポイント ワンショット・ワンキル。ただそれだけ
すぐプレイでき、すぐ終わる
強いて言うなら池田秀一ファン向け?
SIMPLEシリーズリンク


ストーリー

消防士だった主人公ハリー・C・スペンサーは火災現場から偽札製造の証拠物証を発見する。 だがそのためにマフィアや悪徳警官達の陰謀に巻き込まれ、婚約者を殺されてしまう。 復讐を誓ったスペンサーは2年間軍事訓練を積み、スナイパーライフル一丁を抱えてかつての街へと帰ってきた。

概要

  • SIMPLEシリーズがB級映画路線にいくきっかけを作ったソフト(?)
  • 色々と「確信犯」的演出が見られる。
    • 主人公スペンサーの声優は池田秀一。またゲームはフルポリゴン。そのため、なにかとノットトレジャーハンターと比較される。
    • オープニング→ミッション説明→ミッション→幕間→エンディング、というドラマ調の演出は凝っている。
      • ただし「全8話」。全8ミッションでありサクッと終わる。
    • 失敗時のやり直しだけはターゲット説明からなので少し長いが、ほとんどの演出を×ボタンでスキップ可能。

ゲーム内容

簡単に言えば「時間内に目標を探し出して狙撃する」というもの。なのだが…。

  • まず目標が簡単には見つからない。まるで「ウォーリーを探せ!」である
  • 肝心の狙撃では、ライフルの弾速が非常に遅い
    • そのため、歩いている相手を狙うときは移動速度を考えて偏差射撃をしなくてはならない。
    • 一般的な狙撃ライフルの速度は音速を超える。本ゲームのようにノロいことはほとんどない。
      • 但し音速を越えていようと当然距離が離れていれば着弾は遅れるので、そのせいだと解釈できないこともない。
        この理屈で考えた場合、主人公は約1kmというゴルゴ13レベルの長距離狙撃*1を行っていることになってしまうが。
      • 風の影響・弾道変化等もない。まぁリアルと名乗っていながらかけ離れているよりはマシか。
  • 時間帯によって狙撃の状況は変わるが、狙撃地点は限られた場所しか選べない。
  • 基本的に一発しか撃てない。早まったらそれっきりである。正にワンショット、ワンキル。
    • 防弾車を狙う第7話や最終話では複数回撃てるが、弾着まで次弾が撃てないという困った仕様。
  • 街中のマフィアを掃討する「裏」プラクティスモードはガンシューティング風味になり撃ち放題。ただし、弾速が遅いのは同じ。
    • 一回クリアすると選択方法が分かる。
  • 最終話のように特殊な方法で相手を倒すこともあるが、パッケージのような「窓越しの狙撃」はない。
  • 周回プレイすると相手の位置が変わったり、敵がまったく別のものに変わったりする。
    • ただし内容が内容なためかで気づく人は少ない。一応説明書にも記載されてはいるのだが。
    • 二週目では大きな変化はないが、セーブデータが「再放送」扱いになる。
    • そして三週目では「異星人編」がスタート。それまでとは打って変わって「地球に侵入し、人間に化けたエイリアンを特殊スコープで見つけて倒せ!」という「ゼイリブ」風の展開になる。
  • ストーリーは薄めのハードボイルドで特に言うところはない…かと思いきや、最後にちょっとだけオカルトな超展開がある。

まとめ

  • ゲーム性はお世辞にも高いとは言えない作品だが何かと人気があり、12万本を売り上げている。
  • 一方で「CONTINUE」誌のクソゲーオブザイヤー2001を取得している。
  • SIMPLE2000シリーズで続編『THE スナイパー2 ~悪魔の銃弾~』が出ている。もちろん池田氏主演。
    • のちに2本入りの『SIMPLE2000シリーズ 2in1 THE武士道~辻斬り一代~ & THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~』という謎の抱き合わせ販売があった。
  • 「B級映画をとことん狙ったバカゲー」と見るのが適切。レンタルビデオの替わり的な感覚?
  • 本作、ゴルゴ13ラストバレット。日本の狙撃ゲーはどこかヘンなところがあるようだ。