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カイザーナックル - (2011/07/31 (日) 17:00:40) の編集履歴(バックアップ)
カイザーナックル
【かいざーなっくる】
ジャンル
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対戦格闘アクション
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対応機種
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アーケード(F3システム)
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販売・開発元
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タイトー
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稼動開始日
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1994年
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分類
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CPU戦のバランスがかなり不安定なゲーム判定 ゲームバランスそのものはクソゲー判定
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ポイント
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格闘ゲーム史上最強最悪のボス 鬼畜性能の中ボスと表ラスボス I'm a perfect soldier!. 一部EDは好評
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概要
格闘ゲームブームの頃に出た作品のひとつ。強攻撃以上の「超攻撃」「激攻撃」があるなど、いくつか特徴的な部分はあるが、当時はそれほど注目された作品ではなかったが、後に時代が進みインターネットの普及によりカイザーナックルが注目されたと同時に「格闘ゲーム史上最強のラスボス」ジェネラルの存在が知名度を上げる要因となった。
その後、2009年になって『すっごい!アルカナハート2?』が稼動、隠しボス『パラセ・ルシア』がジェネラルレベルの強さであったのは有名である。
難易度
この作品は非常に難易度が高い。
比較的序盤のCPUでも当たり前のように超反応や凶悪なアルゴリズムを持ち、迂闊に攻撃を振ると簡単に潰され反撃される。
そのためパターンを構築は必須、苦手なキャラとは前半のうちに戦う、など対策をしっかり立てないとまず先に進むことすら難しい。
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この作品のCPU戦は最初の対戦相手を選べるが、CPU梨花が通常キャラの中でも屈指の強さになっているため(後半に選んでしまうと、極めて高い頻度でこちらの攻撃に合わせて無敵必殺技の「居合斬」を出し、カウンターしてくるため手がつけられなくなる)、梨花を一人目の対戦相手に選択するのが定石とされる。
ボス
そしてプレイヤーとして使えるキャラクター9人(同キャラ戦含む)全員を倒すと登場するのが、中ボスのゴンザレスと表最終ボスのアステカである。
ゴンザレスは、有名作『ストリートファイターII』で例えると超強化されたザンギエフ。プレイヤーキャラの通常技が何も届かない間合いからでも吸い込めるという格闘ゲーム史上最大級の投げ間合いを持っているため(通常投げでも画面半分ほどという常識外れっぷり)、スキを見せれば即座に投げてくる。その上ガードしても不利になる無敵移動攻撃技も持っている。
アステカは、同じ例えをするなら超速化されたバルログ+ブランカ。攻撃速度が異常に速く、攻撃を見切るのが非常に難しい。リーチも長く必殺技も高性能。凶悪だが中ボスのゴンザレスのほうが攻略が難しい。
このふたりも凶悪に強く、ジェネラルに会う前の高い高い壁となっている。
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ちなみにチートでこの2人を使用すると、性能面等も相まって、下に説明するキャラ、ジェネラルに楽に勝てる。
ジェネラル
ノーコンティニューかつ6回以上の2本ストレートボーナスを取っている状態でアステカを倒した者(アステカを倒す前に対戦を1回でもしていた場合、条件を満たしてもラスボスが出なくなってしまう)の前に登場するのが…ある意味伝説となっている真のラスボスであるジェネラルである。
「格闘ゲーム史上最強最悪のボス」であり、
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仕様書に「好きにして」と書いてあったのでプログラマーが好きにしたら凶悪な性能になった。
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かの『ゲーメスト』において攻略を半ば放棄され、「気合いで何とか……」「今後の格ゲーにこんなラスボスが出ませんように」「ジェネラルを倒した人は連絡下さい」などと書かれる事態に。
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メーカーからは「EASY設定で稼動させて下さい」との通達が出た。だが、それでも強さは相変わらずで、何の解決にもならなかった。
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雑誌『闘劇魂』の特別企画にてジェネラルを倒すというイベントがあった。有名プレイヤー「パチ」が本編であるカイザーナックルを初プレイしたにも拘らずジェネラルまでいくが結果敗北し、地獄を見る羽目になった。「I'm a perfect soldier」、「ホントだよ!!!!」
様々な伝説・逸話が存在する。
その強さを紹介。
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飛び道具
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一度に前、斜め、上の3方向に発射する飛び道具(前のみのものもある)。ジャンプでよけられない上、隙はほとんど無い。こちらの飛び道具を貫通するので相殺もできない。
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スライディング
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3ヒットし、ガードしても相手の方が有利なため反撃不可。これを連発されるだけでも脱出困難。モーションは非常に素早く、画面半分以上を平気で滑ってくる。攻撃判定もメチャクチャ強い。
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ワープ
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発動直後から移動終了まで完全無敵の前方移動技。終わり際に攻撃を重ねてもガードされる。それ以前に反応して技を出すのも難しいほど速い。
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投げ
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ゴンザレスほどではないが、投げ間合いがかなり広い。足払いの範囲外からでも投げられる。
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通常技
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基本性能
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超反応
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ラスボスだけあり、CPUの超反応とアルゴリズムは反則と言いたくなるほど極まっている。
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コンボ
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永久コンボ、即死連続技、気絶確定コンボ持ち。
待っても即死、攻めても即死させられる。このように最強といわれるだけの強さを持ち、倒す倒さない以前にまず体力ゲージを減らすことすら困難なレベルなのである。
現在でも「タイミングよく起き上がりに足払いを重ねる」のが唯一の攻略法であるといわれているがタイミングがシビアであることから無理ゲーと言われている。・・・が、ジェネラルを倒した動画が動画サイトでUPされていることから、あながちクリア不可能ではなく練習すれば撃破可能であるとする声も多く、「武龍」なら「強龍気斬」の空振りからの足払い奇襲で、他のキャラよりは比較的簡単に打開可能であることが判明している。
倒すと、背景の巨大モニターに謎の人物のシルエットが映り、
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「フッ…驚いたな。ジェネラルを倒すとは。今回はこれで手を引こう。だが忘れるな。奴は尖兵にすぎん。我々の力はこんな物ではないということをな。」
という驚愕の台詞が流れる。プレイヤー間からはおそらく血も涙も皆無な人物なのだろうという声が多く、ジェネラル以上の性能を持っている極悪な存在とされていたが、次回作がお蔵入りしてしまったことから黒幕自身が性能を上げようとしたら失敗し自滅したとネタにされている。
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ジェネラルのモデルは後に当事者が、『ストII』のベガを参考にした事を暴露している。
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あれはズバリ、ストIIのベガをパクりました(笑)、ベガも軍人でしたし。まあ、あっちは私設軍隊でしたから、こっちは正当な軍人で行こうという感じでした。
凶悪な性能に加え外見もまさしく格ゲーのラスボスらしい悪役然とした姿ではあるが、性格は意外にも紳士的。午後のティータイムをどのような状況下でも欠かさず取る癖を持ち、プレイヤーキャラの一人であるマルコEDでは彼の願いである「人間になりたい」という夢を密かに叶える人格者としての一面を見せるなど、ただの悪人ではなかった事が判明する。人間になったマルコと教育係の女性科学者を窓際から眺めているジェネラルと科学者の会話シーンに於けるジェネラルの台詞で「たまには良いではないか。夢、憧れ、それらを手にするための努力を彼はしたんだ。怪物が人間になる? ふっ・・・子供じみたおとぎ話だ。だがこんな世の中、おとぎ話が現実になってもいいとは・・・思わないかね? 大体、お前こそ、そうするつもりで男の子のクローン体など用意したのではないか?」という会話から、懐の深さが垣間見える。
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トーク力にも優れているキャラとして有名であり、例を挙げると
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「I'm a perfect soldier」
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「女性の身で戦いとは感心しませんな。近頃の女性はやんちゃで困る。」
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「この辺で引き揚げさせて貰うよ。私も少々疲れたし、そろそろティータイムなのでね!」
と余裕過ぎる台詞がジェネラルの認識力を強める要素となっている。
まとめ
高い難易度、凶悪な中ボス2人組、さらに凶悪なラスボスの存在などにより、極めてクリアが困難なゲームとして一部で恐れられている作品。
その凄まじい難易度で格闘ゲーム史にその名を刻んだタイトルである。ただし、ジェネラルやゴンザレスは知っているがゲームのタイトルは知らないという人も多い。タイトルまでは知っていても主人公キャラの名前がすぐに出てくる人は更に少ない。対戦バランスに関しては「カイザーナックルだから仕方ない」と割り切っている。
その他
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主人公「和也」の声優は矢尾一樹氏で、「やってやるぜ!!」「ダンクーガ(技名)」と叫ぶなど声優ネタがある。
続編等
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難易度を下げた『カイザーナックルEX』、マイナーアップ版の『断仇牙』がロケテストされたがどちらもインカムが上がらずお蔵入りに。結局続編が出ることはなかった。
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タイトー直営のゲームセンターなどではそれらのロケテスト版がひっそりと稼働していることもある。
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本作の続編として企画されていたものが後の『サイキックフォース』である。
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本作で使われているBGMの一つ「SPLENDOR」が、アーケード版の『太鼓の達人11』に収録された。最高難易度の鬼で☆8(最高☆10)と、本作の難易度のように凶悪な譜面ではなかった。個人差が出やすい譜面ではあったが。