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Action 52 - (2010/07/24 (土) 21:19:04) の編集履歴(バックアップ)
Action 52
【あくしょん ふぃふてぃーつー】
ジャンル
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ミニゲーム集
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対応機種
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NES(Nintendo Entertainment System:海外版ファミリーコンピュータ) SEGA GENESIS(海外版メガドライブ)
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発売元 開発元【NES】
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Active Enterprises
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開発元【GENESIS】
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Farsight Technologies
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発売日
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【NES】1991年 【GENESIS】1993年
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定価
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US$199 (1991年当時のレート換算で約26,000円)
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分類
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両機種ともにクソゲー・企業問題ゲー判定 ※一覧では海外のクソゲーとして扱う
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ポイント
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クソゲー・商品未満ゲーのバーゲンセール ボッタクリに等しい内容と価格 メーカー非公認 GENESIS版は多少改善されたがクソの域は出ず
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概要
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Active Enterprises社がアメリカで発売した、アクションゲームを中心としたミニゲーム集。
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発売ハードはNES(海外版ファミコン)及びGENESIS(海外版メガドラ)の2機種。
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但し、同社は任天堂にもセガにもライセンス許可を取っていない。いわゆる先行売り逃げ商品である。
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収録作品はACT01「FIRE BREATHER」からACT52「CHEETAHMEN」までの52本。
問題点
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ハード会社のライセンスを取らず勝手にゲームを作って販売している。もはや企業態度うんぬん以前の問題。
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199ドル(約26,000円)という異常に高額な販売価格。ネオジオのソフトの価格すら可愛く見える値段である。
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一応、販売にあたっては「1作品あたり4ドル未満」と宣伝してお値打ち感を演出していた。
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一部のカートリッジは1時間ほど遊んでると過熱して変なにおいを出す。
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収録作は数こそ多いものの、どのゲームも操作性・グラフィック・演出・BGM等の全てにおいて圧倒的な低クオリティを誇っている。
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Bダッシュとジャンプ力を削除した劣化マリオのようなキャラを使った、展開が遅くスピード感の無いアクションゲーム。(ACT05「OOZE」)
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ステージの右端に到達した時点でゲーム進行不能になる(ACT16「MEGALONIA」)
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死亡判定が何故起きたのかまるでわからない(ACT19「MEONG」)
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スクロールが早すぎて障害物をかわせない。最早所見殺しではすまない(ACT24「MICRO MIKE」)
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背景が一面赤一色にも関わらず敵の弾まで赤色という敵弾の視認が不可能な横シューティングゲーム。(ACT26「ROCKET JET」)
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アクションゲームの癖に動作が緩慢な上、斜め前ジャンプが不可。ジャンプは真上のみにしかできず、しかも微妙に前に進んで着地する。(ACT27「NON HUMAN」)
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アクション系はなぜかBでジャンプ、Aで攻撃という謎仕様。
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その他、ろくに差別化も出来ていないようなシューティングゲームが多すぎる。
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他にも対戦しかできないゲーム、始まった途端死ぬゲーム、さらには起動すらしない文字通り商品未満のゲーム等もあり、まさにクソゲーのバーゲンセール状態となっている。
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説明書に書かれている各ゲーム別の解説を見るとゲーム内容とまるで噛み合わない物もいくつかある(ACT48「TIMEWORP TICKERS」等)。構想だけが先走りしてしまったのであろう。
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また、ほとんどのアクション系のゲームでは高所から飛び降りると空中で突然死する。
もうひとつのAction52
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Active Enterprises社はNESだけでは満足しなかったのか、NES版が売れなかった後もGENESIS版で再度攻勢をかけた。
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中身はNES版とは殆ど別物であり、既存のゲームも手を加えられて擁護不能のNES版よりいくらかマシになっている。 しかし…。
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NES版で腐るほどあったシューティングは減り、代わりにパズルゲームが増殖。「Action」52じゃないのか?
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また、「ただ道路を走り続けるレース?ゲーム」 「降ってくる爆弾を避け続ける横スクロールアクションで、キャラを横に寄せると被弾ゼロでクリア可能」 「有名ゲームの露骨なパクリ」など、NES版と同じく擁護不能のクソゲーが消えたわけではない。
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さらにゲームですらないものもある。
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51番目のゲームに「1st VIDEO GAME」というものがあり、その正体はなんとPONG。…「世界最初のゲーム」とでも言いたかったのだろうか…?
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最後のゲームは「今までのゲームの高難度版」。52じゃない。
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問題のチーターマンは、GENESISになったにもかかわらずクオリティが前作より劣化。あのニコニコで賞賛された神曲も何故かポップ調のへんてこな曲に差し替わってしまった。そしてゲームの内容も、ただでさえ糞だった前作に糞を上塗りしたかのような糞さに。
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改善されている部分こそあるものの、GENESIS版もクソゲーの烙印が相応しいソフトと言えるだろう。ただ、NES版と違って一応クラッシュすることなく全ソフトが遊べるというのは評価したい。というかそれが普通なんだが。
補足
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本作は、Active Enterprises社が(手段はともかく)発売までこぎつけることが出来た最初で最後のゲームである。
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その後、本作をSNES用にリメイクしたものを発売する予定だったが、その前に倒産してしまった。
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収録作の代表作(ACT52「CHEETAHMEN」)にして起動直後に出てくるキャラ、通称「チーターマン」を主役にしたNES用の続編ゲームは一部の動画サイトで人気を博した。
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詳しくは「Cheetahmen II」にて。
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初期の出荷版にはチーターマンの漫画冊子が付属していた。
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もともと同社の狙いは「ゲームで人気をとってグッズで儲ける」というものだったらしい。だが、価格設定の時点で本気だったのかどうかひどく疑問である。
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余談だが、本作発売の1991年にはアメリカでSNES(海外版スーパーファミコン)とスーパーマリオワールドが発売されている。
この為、より一層、本作の操作性の悪さ・稚拙なグラフィック・説明不足なシステム・チープなBGM&SEが際立って見えてしまう事になった。
その後…
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AVGNが2010年になり、レビュー。ロルフは52本のクソゲーを休みなしに遊び続けるという前代未聞の長期戦を強いられた。大方の予想通り、AVGNはこのゲームをいつもどおりのAVGN節でボロクソに批判したが、そのあまりの数の多さに本人も少なからず参っていた様子だった。
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Action52編を前後編に分け、さらにチーターマンに焦点を当ててレビューしている。なんとAVGNはチーターマン2の現物カセットを持っているようだ。Nerdの称号は伊達ではない。