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セクシーパロディウス - (2012/06/23 (土) 17:50:26) の編集履歴(バックアップ)


セクシーパロディウス

【せくしーぱろでぃうす】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード(SYSTEM-GX)
販売・開発元 コナミ
稼動開始日 1996年3月
分類 バランスがかなり不安定なゲーム判定
ポイント グラフィック・音楽・演出共に最高峰、しかし難易度までもが…
ランク自重しろ
グラディウスシリーズ関連作品リンク

概要

パロディウスシリーズ通算5作目(アーケードでは3作目)。
『極上パロディウス』の主人公(の一人)であったタコスケが探偵事務所を開きギャルにモテモテ…を目指すゲーム。しかしタコスケ自身は戦わずビックバイパーなどの仲間たちに戦わせる。
「セクシー」の名前どおりお色気演出が多く、選択できる自機の幅も多くパワーアップするごとに喋る、といった非常ににぎやかなゲームではあったのだが、下記の通りの高難易度のために猛烈にプレイヤーを選ぶことに。

自機キャラクター

  • 本作の自機のうち『パロディウスだ!』から続投しているのはビックバイパーのみとなっており、他は『極上パロディウス』の4体と新たに追加された3体の計8体となっている。
  • 本作から登場した自機はオリジナルキャラの「イワン」、まさかの自機化の「オプション」、そして『ツインビーヤッホー!』で登場したエースの愛機「シューティングスター」の3体。
    • ちなみにエースも登場しているのだが、原作のシリアスなキャラが完全崩壊している。またシューティングスターの2P側で登場する「ブラックバイパー」は装備を除いて1P側と殆ど関係ない所詮別キャラとなっている。
    • 「オプション」はパワーアップで他のキャラに変身することが可能(但し所詮真似のためか、オリジナルより微妙に攻撃力が弱く設定されている)。また、制作会社繋がりで『サンダークロス』に登場した「ブルーサンダー45型」にも変身可能。

問題点

  • バトルガレッガ』以上のランクゲー。
    • ランクを下げる方法は皆無。しかし、少しパワーアップしているだけでも目に見えるほどの爆発的な勢いでランクが上がる。
    • そもそもランク以前に基本的な難度も非常に高いため、ランクを上げないための低パワーアップ走行ではザコにもボスにも押される、という八方塞がりなゲームバランス。
      パロディウスシリーズは伝統的にランクゲーであったが本作ほど酷い物はない。
    • (アーケードとしての)前作『極上パロディウス』は前々作『パロディウスだ!』の高難度の反省からか遊びやすい難易度だったのに、前作どころか前々作1周目をも上回る激烈難易度。これはひどい。1周エンドのゲームであるため、2周目が凄まじく難しかった前々作よりある意味酷い。
    • 単純なステージ構成も、2面から袋小路や水流のギミックがある高速スクロール面という初心者殺しぶり。
      • 後日発売されたサントラでは、1面→4面→3面→2面の順にBGMが流れることから、「当初は4面に配置される予定だった高速ステージが、諸事情で2面に配置変えになったのでないか」と推測されている。
    • ランクが上がると、ザコ一体一体が猛烈な量の撃ち返し弾を残しまくる。序盤面からでも容赦なく。
  • 特定のアイテムを取る、もしくは敵を一定数倒したかどうかで次のステージが分岐するノルマ制を採用している。しかし実は初回からノルマ達成が厳しいし、ノルマを達成しようとすると自由に遊ばせてくれないしで不評を買うことに。
    • しかも、基本的にノルマ失敗後のルートの方がボスが強くて難しいというふざけた調整。
    • ちなみに、ノルマを全て成功させないと隠しステージへ進むことはできない。
  • スタッフからの殺意すら感じる、弾幕STG顔負けの物量を誇る最終&隠しステージにはもはや苦笑いしかない。
  • さらに今までのシリーズでは標準だった、家庭用の隠しコマンドもパワーアップとパワーダウンのみになっている。
    • しかもパワーアップコマンドはノルマを成功させた数だけしか使えない。
  • パロ伝統のセクシー要素にしても、今作はかなりはっちゃけている(さすがに局所や乳首は見えないが、裸の女性が結構出てきたりする)ため、プレイする人を選ぶ。
  • ACにありがちな高難易度至高派の一部からは好かれている…が、限度というものがある。あまりの難しさに投げてしまった者も多く、評判も芳しくなかった。そして今作は、パロディウスシリーズにとどめを刺す形となってしまった。
  • 同時期に稼働した沙羅曼蛇2の出来も散々だったため、コナミの横STGそのものにも致命的なダメージを与えてしまったと言える。
+ 参考動画。百聞は一見に如かず

移植版

対応機種 セガサターン、プレイステーション、プレイステーション・ポータブル(パロディウス PORTABLE)
発売元【SS/PS】 コナミ
開発元【SS/PS】 コナミコンピュータエンタテイメント東京
発売・開発元【PSP】 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 【SS/PS】1996年11月1日
【PSP】2007年1月25日
定価 【SS/PS】5800円(税抜)
【PSP】3890円(税込)
備考 『パロディウス PORTABLE』は初代アレンジ版・だ!・極上・PS版実況とセット
また、ライセンスの都合で一部のBGMが差し替えられた
2P同時プレイ不可

その後の展開

  • 本作の後パロディウスシリーズはプレイステーションの戦略シミュレーションゲーム『パロウォーズ』を経て、ドラマCD『究極パロディウス』のリリースによりパロディウスシリーズは終わりを告げた。
  • と思いきや、 なんと2010年後半にパチスロ『極楽パロディウス』にて パロディウス、奇跡の復活。 ホールでは好評で、当たりやすいパワーカプセルボーナスや前述ボーナスでの規定条件達成、もしくはBIG BONUS後でのART当選後のART中にパワーカプセルボーナスを利用しての出玉加速、無限ARTへの突入のしやすさなど打ち手には好評の台となり、純A(大当たりのみで出玉を増やす機種)タイプ機種も発売されるまでとなった。
  • パロディウスシリーズ終了>再開後、ニコニコ動画で「マイムマイム」名義のMADで本作の「ラブリー乙姫」が人気を博した。ちなみに本楽曲は『パロディウスポータブル』でライセンスの都合により別の楽曲に差し替えられた曲である。